エンゲージメントとは?重要性・測定方法・取り組み方まとめ

  • | 公開 2022年10月06日
思考
エンゲージメントとは?重要性・測定方法・他社の取り組みまとめ

働き方や価値観の変化で注目されているのが「エンゲージメント」。聞いたことはあるけどよくわからない…という方のために、必要な情報をまとめました!
エンプレス編集部(@pl_enpreth

エンゲージメントという言葉をご存知でしょうか?

近頃ビジネスシーンで注目されているエンゲージメントですが、さまざまなシチュエーションで使われる言葉なのできちんと意味を理解できていない方も多いはず。

これからもっと重要視されていくはずのエンゲージメントは、今のうちに理解を深めておくのがベストです。

「エンゲージメントって初めて聞いた……。」

という方も安心して。初めて聞いた方もすでに知っている方も理解を深められるような情報を集めました。私と一緒にみていきましょう!

こんな方に見てほしい!
・エンゲージメントがそもそも何かわからない
・エンゲージメントについてもっと理解を深めたい
・なぜ今エンゲージメントが注目されているかを知りたい
・人事の仕事をしている or 興味がある

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エンゲージメントとは

エンゲージメント(engagement)とは、「誓約」、「約束」、「契約」などの意味をもつ言葉です。

婚約の意味でつかわれることもあります。エンゲージメントリング(婚約指輪)を例にあげるとわかりやすいかもしれませんね!

さまざまなシチュエーションでつかわれている言葉ですが、カンタンに一言でいうと「つながりや関係性の深さ」を表しています。

ビジネスで使われる3つのエンゲージメント

ビジネスシーンでエンゲージメントという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

ビジネスにおけるエンゲージメントは大きくわけて3種類あります。

「従業員エンゲージメント」、「顧客エンゲージメント」そして「SNSエンゲージメント」の3つがあるため、それぞれ詳しくみていきましょう。

従業員エンゲージメント

従業員エンゲージメントとは、一言でいうと会社と従業員の対等な信頼関係のことです。

従業員が会社のミッションやビジョンに共感し、自発的な貢献意欲をもっている状態のことを指します。

「愛社精神」、「愛着心」とも言い換えられますね。

従業員と会社の方向性が一致し、従業員自らが「会社に貢献しよう!」と情熱をもって仕事に取り組めている状態は、従業員エンゲージメントが高いといえます。

従業員エンゲージメントは3つの要素で構成されています。

従業員エンゲージメントは3つの要素で構成されています
理解企業のビジョンや理念への理解と信用
共感企業のビジョンや理念への共感と愛着
行動意欲企業のために貢献しようという行動意欲

似たような言葉で「ロイヤリティ」や「従業員満足度」、「モチベーション」が挙げられますが、それらはエンゲージメントとは意味合いが異なります。

従業員エンゲージメントを正しく理解するために、違いを明確にしておきましょう。

ロイヤリティ・従業員満足度・モチベーションとの違い

ロイヤリティ

ロイヤリティ(Loyalty)は「忠誠」や「忠義」を指す言葉です。

従業員が会社に対して忠誠心をもっている状態を表します。

会社の方が強い立場にあるため、従業員は自分の仕事の意味や意義を理解していなくても会社の言う通りに働きます。

エンゲージメントは会社と従業員が対等な立場で信頼関係をもつことなので、主従関係であるロイヤリティとは意味が異なりますね。

従業員満足度

従業員満足度は組織で働く上での居心地のよさを示すものです。

一見、「愛着」や「思い入れ」とも捉えられそうですが、会社への貢献意欲はない状態を指します。

例えば「仕事内容にやりがいは感じないけど給料がいいから働いている」、「福利厚生が充実しているからこの仕事が好き」といったように、給与や待遇に対する従業員の満足度を示しています。

モチベーション

モチベーション(Motivation)は「動機づけ」や「やる気」といった意味をもち、会社と従業員との間に間接的に関わってきます。

例えば「週末の デートのために仕事を頑張るぞ!」という従業員がいた場合、これは仕事に対してやりがいを感じているのではなく、あくまでデートのために仕事を頑張るといった理由付けにしかなりません。

自分の仕事に直接やりがいを感じているわけではないので、こちらもエンゲージメントとは意味が異なります。

顧客エンゲージメント

顧客エンゲージメントは、企業と顧客の信頼関係を表します。

企業に対して顧客が信頼と愛着をもっている状態のことです。企業にファンがつく、と言い換えるとわかりやすいかもしれません。

例えば競合企業同士が同時期に似たような商品を発売した場合、ファンは自分の推している企業の商品を信頼して購入しますよね。

さらに、友人や家族に勧めてもらえるかもしれません。

このように、単に商品やサービスだけでなく、企業としてその会社に信頼を持っている状態は顧客エンゲージメントが高いといえます。

企業からの一方的な信頼ではなく、顧客からの信頼も得て双方でコミュニケーションが生じているということですね。

顧客満足度や顧客ロイヤリティとの違い

顧客満足度

顧客満足度とは顧客が企業の提供する商品やサービスに対してどれくらい満足しているかを示す言葉です。

顧客エンゲージメントと似たような場面で使われることが多い言葉ですが、顧客満足度はあくまで単一的な評価でしかなく、顧客エンゲージメントのように企業と顧客での信頼関係を示しているわけではありません。

「この商品はとてもよかったけど、この企業の他の商品には興味がない」このような状態は、ある商品に対する顧客満足度が高いものの「企業に対しての顧客エンゲージメントは低い。」ということになります。

顧客ロイヤリティ

顧客ロイヤリティは顧客が企業に対してもつ「信頼」や「愛着」のことです。

「信頼」や「愛着」と聞くと「エンゲージメントと同じでは?」と思うかもしれませんが、企業と顧客の関係性に違いがあります。

エンゲージメントは企業と顧客双方の間でうまれる信頼であるのに対して、ロイヤリティは顧客から企業に対する一方的な信頼。恋愛で例えると、エンゲージメントは両想い、ロイヤリティは片思いというわけです。

SNSエンゲージメント

近年重要視されているのがSNSエンゲージメント。

顧客エンゲージメントと同じくマーケティング領域で重要視されています。

SNSにおけるエンゲージメントは「いいね」や「RT」、「コメント」など、ユーザーからのアクションのこと。

SNSをつかった企業からの発信に対して、ユーザーがどんな反応をしたかがリアルタイムでわかるのがSNSエンゲージメントの特徴であり、これらのデータは商品開発や広報活動に非常に役に立ち、投稿内容や商品の改善に繋がります。

また、SNSを使って企業が顧客と直接コミュニケーションをとることもできるので、ファン獲得のためにSNSエンゲージメントを高めていくことは今後さらに注目されるはず。

エンゲージメントが高まればコンテンツの評価も高まり、結果として検索順位が上がるなどSEOの観点からも注目されています。

なぜ今エンゲージメントが重視されるのか

エンゲージメントという言葉がビジネス領域で使われるようになったのはアメリカが発端だと言われています。

エンゲージメントが使われるまで企業は従業員(顧客)満足度に重点を置いていましたが、満足度の高さが必ずしも生産性の向上につながるわけではないことに気付き、エンゲージメントの概念が広まるようになる。

それが1990年代ごろの話です。

2000年以降に日本でもエンゲージメントの概念が広がるようになりますが、当時の日本の人事制度には馴染まず、あまり浸透しませんでした。

しかし、昨今の働き方改革や価値観の変化によって日本でもエンゲージメントの重要性が注目されるようになります。

その要因を詳しくみていきましょう。

人材の流動化

これまでの日本は終身雇用制度の企業が多く、「この会社で定年まで働くぞ!」という志をもって入社を決める人がわんさかいました。

しかし、グローバル化や経済状況の悪化により終身雇用制度は崩壊。成果主義の雇用形態へと変化しています。

そのため、優秀な人材はよりよい条件や待遇の企業に次々と転職するようになりました。

従来の人事制度では優秀な従業員を自社に囲っておけなくなってしまったのです。

労働力と顧客の奪い合い

人材の流動化だけでなく、人口減少により労働人口が減少しているのも問題です。

優秀な人材が流れてしまうだけでなく、必要最低限の労働力も確保できなくなるかもしれません。

そうすると従業員1人あたりの労働量が増え、残業や過労に繋がります。企業全体の生産性も低下し、業績アップも見込めなくなるでしょう。

また、顧客の奪い合いも激化しています。経済状況の悪化やコロナウイルスの影響で購買意欲が低下しているだけではなく、常によりよいモノやサービスをスマートフォンで簡単に調べられるため、顧客の獲得がより難しくなりました。

そのため、顧客と強い信頼関係を結び、1人でも多くのファンを増やしていくことに力を入れるようになったのです。

価値観や働き方の多様化

年功序列制度が根強かった日本では、先に説明したようなロイヤリティな関係が仕事をする上での基本。

しかし近年の価値観や働き方の多様化にともない、同じ目標や志をもった仲間とフラットに働くという考えが浸透してきました。

また、勤務形態も従来は出社や勤務時間の固定が当たり前でしたが、コロナウイルスの影響もあり、リモートワークや時差出勤、副業の有無を選択できるようになるなど、個人のワークライフバランスが重視されるようになりました。

SNSにおける企業のありかたも変化しています。

例えば企業がSNSで発信を行う際、製品の情報だけでなく社内の雰囲気や従業員の写真をSNSで掲載して宣伝するなど、広報活動や採用活動の一部にもなっています。

これらの変化に対応するためにも企業は従業員や顧客の価値観を尊重し、一個人として対等に信頼関係を築いていく必要性がでてきたというわけです。

エンゲージメント向上のメリット

従業員エンゲージメント向上のメリット

  • 従業員のモチベーション&生産性アップ
  • 企業の業績アップ
  • 社内の雰囲気が改善される
  • 離職率が低下して優秀な人材が定着する

モチベーションエンジニアリング研究所がおこなった「エンゲージメントと企業業績」に関する研究 によると、従業員エンゲージメントの向上は、「営業利益率」「労働生産性」にプラスの影響をもたらすことが明らかにされています。参考:「エンゲージメントと企業業績」に関する研究結果を公開

従業員エンゲージメントが上がると、業績もアップするということ。

また、従業員エンゲージメントは社内の人間関係にも影響をあたえます。

一緒に働く仲間が同じ方向を向いて自発的に仕事に取り組んでいれば、仲間意識が高まったり職場への愛着心が芽生えます。職場の心理的安全性が高まることで、離職率の低下にもつながるでしょう。

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顧客エンゲージメント向上のメリット

  • 企業の業績&知名度アップ
  • 売上が安定する
  • 新規顧客を獲得できる
  • 企業としての成長を応援してもらえる

企業として愛されれば継続して商品やサービスを利用してもらえるため売上が安定。

市場においての競争力が上がるだけでなく、企業に対して好感を持っている顧客が友人や家族にも商品やサービスを勧め、新たな顧客獲得にも繋がります。顧客の宣伝は企業の宣伝よりも強力な効果を発揮するときがあります。

競合他社との価格競争に打ち勝つためにも、一企業として応援してくれるファンを持つことは企業の発展につながるでしょう。

SNSエンゲージメント向上のメリット

  • 企業の知名度アップ
  • 検索順位が上がる
  • 潜在顧客へのアプローチができる
  • ユーザーの声をリアルタイムで確認できる

SNSエンゲージメントを高めることは、企業の知名度アップや顧客を増やすことに繋がります。

ユーザーからのアクションが多ければ多いほどコンテンツとしての評価が高まり、検索順位が上がったり、リツイートなどで広まっていくからです。

自然と広がっていくことで企業がターゲットにしていなかった潜在層にもアプローチでき、思わぬところで顧客獲得できるかもしれません。

また、ユーザーの声をリアルタイムで確認できるので、マーケティングや生産に即座に反映することもできます。

日本のエンゲージメントは世界最低レベル?

このように、エンゲージメントを向上させるメリットはたくさんあるにもかかわらず、日本のエンゲージメントは世界的にみて最下位レベルと言われています。

日本の労働者の内、何%の人が仕事にやりがいを感じていると思いますか?

2017年におこなったアメリカの大手調査会社ギャラップ社の調査によると、仕事にやりがいや熱意をもって取り組んでいる日本人社員の割合はたったの6%で、発展途上国を含めた139ヵ国中なんと132位でした。出典:state of the global workplace

驚きの数字ですよね。

1990年代からエンゲージメントを重視してきたアメリカは32%と高く、比べると倍以上もの差が開いてしまっています。

しかしながら、先の説明の通り日本でもエンゲージメントの概念が浸透しはじめ、エンゲージメント向上に取り組む企業が増えてきています。まだまだ改善の余地があるということです。

エンゲージメントの測定方法

「エンゲージメントが大事なのはわかったけど、エンゲージメントの高さってどうやって知るの?」と、ここまで読んでくださった方はきっと疑問に思うはず。それぞれみていきます。

従業員エンゲージメントの測定方法

従業員エンゲージメントを測定する方法は大きくわけて2つあります。

項目内容実施頻度
エンゲージメントサーベイ仕事に対しての意識や社内コミュニケーションに問題がないかを確認する毎月~半年に1回
パルスサーベイストレスチェックやメンタルチェックで職場の心理的安全性を測る毎日~月1回

それぞれ役割が異なるので、それぞれを選んで使っている企業もあれば一緒におこなっている企業もあります。

どれも従業員が回答しやすいように、簡単な質問を感覚的に回答できるような仕組みになっていることがほとんどです。

では、実際にどんな質問があるのか、アメリカの大手調査会社であるギャラップ社が、エンゲージメントを測るためにしている12個の質問から4つをピックアップしてみました。参考:state of the global workplace

  • 仕事において何を期待されているか知っているか
  • 職場の上司や同僚など、誰かに一人の人間として気にかけてもらっていると感じるか
  • 会社のミッションや目的を読むと、自分の仕事が意義あるものと感じられるか
  • 直近1年間において、学びや成長の機会を得られたか

このように、従業員が仕事や上司、同僚、会社そのものとどのように関わっているかを問う質問が多いです。

これらの質問に対して「全くそう思わない」~「強くそう思う」の5段階で回答し、エンゲージメントスコアを算出します。

従業員エンゲージメント測定方法

これからエンゲージメント測定を導入する方におすすめのツール3選を紹介。

各社それぞれの指標を用いて測定・分析されているので、参考にしてみてくださいね。

従業員エンゲージメントの測定ツールおすすめ3選

スマカン
エンゲージメントを高めるツール:スマカン
提供会社スマカン株式会社ツール/サービスツール
最低料金初期費用
無料お試し30日間調査目安3~5分

人材情報の一元管理機能をベースにして、活力・熱意・没頭などエンゲージメントを図るためのアンケートが簡単に行えます。取得した情報はそのままデータとして残り、グラフや可視化されて、従業員の心の変化にすぐ気づきフォローができる。そのため離職の防止などにも役立ちます。

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エンゲージメントを高めるツール:wevox(ウィボックス)
提供会社株式会社アトラエツール/サービスツール
最低料金初期費用
無料お試し調査目安3~5分

AIによる解析や予測ができ、グループごとの改善点を教えてくれます。設定次第でコメント欄への匿名入力ができるため、普段話しにくいことや相談しにくいことも話しやすいのが特徴です。

SmartHR(スマートHR)
エンゲージメントを高めるツール:SmartHR(スマートHR)
提供会社株式会社SmartHRツール/サービスツール
最低料金要相談初期費用
無料お試し15日間無料トライアル調査目安

エンゲージメント測定と労務管理を1つのツールで完結できるSmartHR。労務の業務効率化から人材マネジメントまで行えます。

顧客エンゲージメントの測定方法

顧客エンゲージメントを測定する方法は、従業員エンゲージメントと同じように顧客に直接アンケートをとる方法と、SNSにおける顧客のアクションからエンゲージメント率を割り出す方法があります。

顧客ロイヤリティを知る

顧客エンゲージメントを調査するためには、顧客ロイヤリティを知ることが重要です。

「えっ、顧客ロイヤリティと顧客エンゲージメントって関係ないんじゃないの?」と思った方もいるはず。

冒頭で顧客ロイヤリティは片思い、顧客エンゲージメントは両想いと例えましたが、両想いもまずは片思いから始まるものです。

つまり、顧客ロイヤリティがなければ顧客エンゲージメントは向上しないということ。

なので、現状の顧客ロイヤリティを知ることが顧客エンゲージメントを調査するための指標になります。

それぞれ意味は違いますが、密接な関わりをもっているのです。

顧客ロイヤリティは「NPS®(ネットプロモータースコア)」という数値で表すことができ、「この商品やサービスを友人や家族にどの程度勧めたいか」などを10段階で問う質問に答えて計測できます。

NPSのスコアは、【 推奨者の割合 - 批判者の割合 】で算出することができ、値が高いほど顧客の信頼や愛着、満足度が高いといえます。

業種によって平均が大きく異なるので、別業種とスコアを比べるのはおすすめしません。

商品やサービスによって顧客の種類が変わってくるため、あくまで競合他社と比較するようにしましょう。

SNSエンゲージメントの測定方法

SNSエンゲージメントの測定方法は媒体ごとに異なります。

どの媒体も「いいね」や「コメント」などのユーザーからのアクションをもとに、エンゲージメント率を算出していきます。

TwitterとInstagramを例に、計算方法をみていきましょう。

Twitterのエンゲージメント測定方法

以下の6つのアクションが、Twitterのエンゲージメント率を確かめるための項目です。

  • いいね
  • リプライ
  • リツイート
  • フォロー
  • リンクなどのクリック
  • インプレッション

Twitterのエンゲージメント率
= ( いいね数 + リプライ数 + リツイート数 + フォロー数 +クリック数 ÷ インプレッション数 )×100

Instagramのエンゲージメント測定方法

以下の6つのアクションが、instagramのエンゲ-ジメント率を確かめるための項目です。

  • いいね
  • コメント
  • 投稿の保存
  • リーチ数
  • インプレッション数
  • フォロワー数

Instagramのエンゲージメント率
=( いいね数 + コメント数 + 保存数 )÷( インプレッション数 or リーチ数 or フォロワー数 )×100

SNSにおけるエンゲージメント率を算出したら、”どの投稿”が”どのタイミング”で”どんな人”に効果的だったかを検証しましょう。

リアルタイムで正確な数字を確認できるため、SNSのエンゲージメント率は日頃からこまめにチェックすべきです。

エンゲージメントが伸びないのはなぜ?

「エンゲージメントの測定方法もわかったし、エンゲージメントをどんどん高めていくぞ!」と意気込みすぎると陥りやすい罠があります。

それは「エンゲージメント疲れ」。

エンゲージメントを意識しすぎるあまり、会社も従業員もプレッシャーに押しつぶされてしまっては本末転倒です。

エンゲージメントはあくまで指標でしかありません。

スコアばかりに気をとられ、目の前にいる従業員を大切にできないのであればエンゲージメントは下がる一方です。

従業員も、アンケートに回答することが苦痛になってしまいます。

顧客・SNSエンゲージメントにおいてもそれは同じです。

エンゲージメントのことばかり考えて商品やサービスを提供しても、それが本当に顧客が求めているものとは限りませんよね。

エンゲージメントは結果としてあとからついてくるもの。

手段と目的が入れ替わってしまっては信用を失います。

また、すぐに結果を求めるのも×。

冒頭で説明したように、エンゲージメントは「つながりや関係性の深さ」を表す言葉。

一朝一夕にエンゲージメントが高まるわけではないので、長期的に取り組みましょう。

エンゲージメント向上のための取り組みを紹介!

では最後に、エンゲージメントを高めるために効果的な取り組みを私と一緒にみていきましょう!

従業員エンゲージメントを高めるポイント

企業理念ををしっかり共有する

あなたは自分が勤めている会社の理念やビジョンを説明することができますか?

入社前や入社直後は覚えていても、次第に忘れていってしまう人が多いのではないでしょうか。

従業員が理念やビジョンをしっかり理解し共感することで、目標と方向性がわかり一体感を持って仕事に取り組めるようになります。

そのためには、従業員の目に入る位置に企業理念を掲げておくことや、具体的な表記にしたり時代にマッチした言い方にアップデートしていく必要があります。

社内での勉強会や社内報で日頃から発信するのもよいでしょう。

とにかく、繰り返し伝え続けることが大切です。

社内コミュニケーションの活性化

月に一度の面談や1on1などで上司と部下が面談をする機会を設けている企業は年々増えてきています。

相談事を話す機会ができるよい取り組みではありますが、「直属の上司には話せないけど別の社員には話せる……。」という相談事もあるのではないでしょうか?

そんなときにおすすめなのが、上司以外の社員とも自由に面談をすること。

相談したい人に相談できる、という環境が作れれば、職場の心理的安全性が高まります。

そのためには、日頃から社内の人とコミュニケーションを取る必要があります。

社内イベントのような対面のコミュニケーションだけでなく、情報共有ツールを使って気軽にコミュニケーションが取れるとよいですね!

社内用SNSのおすすめはこちら♪

従業員の成長をサポートする

従業員一人ひとりの理想のキャリアに近づけるよう上司が一緒にサポートしましょう。

スマカンなどの人事評価制度を使って、具体的なキャリアプランや毎月の目標設定を一緒に決めるのがおすすめです。

自分の得意分野が伸ばせたりスキルアップに繋がるような仕事を与えることで、従業員が主体的に仕事に取り組めるようになります。

「この会社にいたら将来自分はどうなってしまうんだろう……?」と不安にさせないためにも、日頃から従業員のキャリアプランに寄り添ってあげることが大切です。

自分の仕事が誰かの役に立っていると認識させる

仕事におけるやりがいとは、充実感や達成感を得ること。

自分の仕事が誰かの役に立っていたり、評価されていることが実感できなければ「なんのために働いているんだろう」と仕事に対しての意義を見失ってしまいます。

面談の際に、目標設定に対するフィードバックを行うだけでなく、取引先やお客様からの反応を伝えたり、取り組んだ仕事がどのように役立っているかを教えてあげることでより充実感や達成感を得られるはずです。

ワークライフバランスを整える

ワークライフバランスとは、生活と仕事の調和のこと。

従業員が最大限のパフォーマンスを発揮して仕事に取り組むためにも、ワークライフバランスは整ってなくてはなりません。

朝早くから働きたい人、ゆっくり出社したい人、在宅ワークの方が集中できる人など、どのような働き方が合っているかは従業員によって異なります。

それぞれの価値観に合わせた働き方を選択できるようにすることで従業員のワークライフバランスが整い、心身ともに健康な状態で仕事に取り組めます。

顧客エンゲージメントを高めるポイント

顧客データの収集&分析

信頼関係を築くためにはまずは知ることから。

顧客に関するデータを収集し、ターゲットを絞っていきます。

性別や年齢、購買履歴などのパーソナライズな情報から、運用しているSNSの「いいね」や「コメント」などを解析し、分析をおこなっていきます。

データベースにまとめて可視化するだけでなく、ひとつのデータベースに全ての情報を集約させることで思わぬ相関関係が見つかるかもしれません。

カスタマージャーニーマップを作る

カスタマージャーニーマップとは、直訳すると「顧客の旅の地図」。顧客が商品やサービスを知り、購入または利用に至るまでの一連のプロセスをまとめたものです。

このプロセスを可視化することで、顧客の心理状態や行動を把握することができます。

また、可視化することでターゲットの顧客層やミッションのゴールに対して社内の人同士で共通認識をもてるようになり、施策の精度がグンと上がるでしょう。

カスタマージャーニーマップの作り方はこちらをチェック!

SNSエンゲージメントを高めるポイント

ペルソナを設定する

ペルソナとは、商品やサービスを利用してくれる理想のユーザー像のことです。

SNS運用を行う際は、自社の商品やサービスをどんな人に利用してもらいたいのか、どんな人に情報を届けたいのかをこまかくパーソナライズするのがおすすめです。

例えば、年齢や性別だけでなく生活スタイルや年収までも想定し、ペルソナを作成していきます。

ターゲットを絞ることによって、運営方向を社員同士で共有できるだけでなく、効率よく運用を行えます。

ただし、企業が想定したペルソナと実際のユーザーがかけ離れている可能性もあるため、こまかくチェックしながら随時変更していく必要があります。

ペルソナについてもっと詳しくは知りたい方はこちら

ユーザーと積極的に交流をとる

SNSはユーザーと気軽にコミュニケーションをとれる最適のツールです。

ユーザーから「いいね」などのアクションがきたらできるだけ返しましょう。

他にも、コメントへの返信や質問募集など、ユーザーと交流できる機会をつくるのもおすすめです。

「いいね」1つでもやはり何か反応が返ってきたら嬉しいもの。

コメントを返信する際はあまり遅くならないよう、タイムリーな対応を心がけるのも大切です。

競合他社のSNSをチェックする

SNSの良いところは、他社の投稿やそれに対しての反応を簡単に見れるところ。

どのような投稿にどのような反応が返ってきているのか、自社のSNSと比べると思わぬ発見があるかもしれません。

投稿内容だけでなく、投稿時間やタイミング、どのようなユーザーからのアクションが多いかなどを詳しくみてみましょう。

投稿日時や内容を工夫する

テレビにゴールデンタイムがあるように、SNSにもゴールデンタイムと呼ばれる時間帯があります。

  • 7時~9時(通勤通学の時間帯)
  • 12時~13時(お昼休憩の時間帯)
  • 19時~22時(夜のリラックスタイム)

この時間帯はSNSを見ている人が多いので、情報発信はゴールデンタイムに絞って投稿するのがおすすめです。

見ている人が多いということは、一方で発信数も多い時間帯。ハッシュタグなどを活用し、情報を届けたい人をターゲティングするのも良いでしょう。

企業アカウントを初めて運用する方はこちらもチェック!

最後に。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

読む前はふわっとしていたエンゲージメントについて、さらに理解が深まったのではないでしょうか?

エンゲージメントはこれからさらにビジネスシーンで注目されていく言葉です。

人事の仕事をしている人だけでなく、企業に勤める誰しもがエンゲージメントを意識するようになるでしょう。

とはいえ、エンゲージメントやエンゲージメントスコアという言葉にとらわれすぎるのもよくありません。

数値だけでなく、「エンゲージメント高まっているなぁ!」とふとした瞬間に感じられるような働き方ができるのが理想ですね。

エンゲージメントはあなたのライフスタイルに関わる重要なもの。他人事ではなく、自分事として読んでもらえていたら嬉しいです。
エンプレス編集部(@pl_enpreth)

組織がエンゲージメント不足になっていませんか?

エンゲージメント(熱意・気力・没頭など)は、何もしなければ生まれてこず、減っていく一方です。従業員エンゲージメントを高めて、会社の活力とするには、まずは現状把握から。
情報探しで遠回りせず、最短で結果を出すために。

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