思考力(考え方)を鍛えて固定概念をはずす6の方法

  • | 公開 2021年03月02日
固定概念をはずして思考力(考え方)を鍛える方法

「自分は、もしかしたら天才かもしれない。」

……実際はそんなことはなく、昔から凡人止まりで特別な能力も一切ない、何か誇れることもない。

右利きなのにご飯と歯磨きの時は左手を使いだしたり、連想記憶を極めようとしたり、様々試しましたが結局は何者にもなれなかったのが私です。

しかし、思考の筋トレを続けてきたおかげで、ニートからの脱出や、初めての事業立ち上げから売却も経験でき、考え方次第で変えられることは多いと気づきました。売却実績:じげん、「外壁塗装コンシェルジュ」事業を1億円で譲受

思考のクセや傾きを意識することで、固定概念をはずして新たな発想に結び付けられるため、その方法をまとめています。

この情報が、あなたのお役に立てられれば嬉しいです。

固定概念を”はずす”とは?思考力を鍛える前に

長年「見て」「感じて」蓄積した情報によって、自分自身の思考にはクセという名の固定概念が作られてしまい、本来の姿を歪めて見てしまっている人は多いですよね。

たとえば下記2つの会話、

「ズボンを履くのは男性だよね。」
「スイーツが好きなのは女性だよね。」

この会話を少しの違和感なく受け入れてしまった場合、あなたの固定概念はかなりの年代物かもしれません。

よくよく考えてみれば、ズボンは男性以外も履きますし、スイーツが好きなのは女性だけでなく、もちろん男性の私も大好きです。

脳はカロリーを消費するような深い考えや、思考を何層にも巡らせるようなことは苦手、というか嫌いなので、瞬間的に何か判断しなければいけない時、脳がすぐ出せるパターン化された回答が出されやすい。

その方が効率的で簡単で手間がなくてすぐ対応できるから。

つまり固定概念とは、人が楽をするためのパターン化された思考だと考えると分かりやすいと思います。

楽をしてはいけないのか?

脳がすぐに引き出せるパターン化された思考は、瞬発的な判断を下せるため、行動が早くなります。

しかし、大昔の石器時代など、狩りをしたり危険と隣り合わせの時代であれば、危機をすぐに察知して逃げることにも活用できますが、現在において日々命の危険にさらされることは日本ではほぼないはず。

また、今まで人間が行ってきた合理的に下してきた判断は、AIなどに置き換えることができるため、自分がしてきたことがいらなくなる。

思考のクセにずっと頼ってばかりだと、何もできない人になるかもしれません。

だからこそ、楽ばかりは危険だと言えます。

思考力を身に付けるには?

脳のパターン化を思考のクセ(または思考の傾き)と仮に呼びますが、このクセをはずすにはどうしたらいいのか。

しかも、人生で経験してきたことは一人一人違うので、思考のクセも一人一人違っており、各々が自分専用のパターン、または考え方フィルターを作っている状態です。

だからと言って、人生で学んできたことを全て否定したいわけではなく、もちろんその経験は役立てられますが、自分自身が自分の都合ですべて世の中を見ていることを理解して頂くことが大切。

モノゴトをそのまま受け入れてしまったり、そうじゃない!と反感さえも全て、自分だけが持っている意識だと気付くと視座が高まります。

客観的に自分を見下ろしている感覚になり、視点が大きく広がることで、もっと先に思考を進ませることができるため、まずはフィルターの存在に気づくことが思考力を身に付ける初めの一歩となります。

固定概念をはずして思考力(考え方)を鍛える方法

「脳に汗をかきなさい。」

この言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは比喩表現で簡単に言い換えると「がんばって考えてごらん。」です。

しかし、今まで思考のクセに頼っていた場合は、考えたいのは山々なのに、どう考えればいいのかが分からない。

このような状態かもしれませんので、思考のクセから脱却するための考え方をいくつか覚えて頂くのがオススメです。

方法1:全てを肯定する

自分自身が今の状態で固定概念だらけだと考えると、全ての答え・反応に何かしらの余計なバイアスがかかっていると推測できます。※ バイアスとは、先入観や考え方の偏りのこと。

そのため、まずは全てを肯定して否定を含めないで考えてみる。

ここでポイントなのが「納得」「否定」を感じたポイントがあれば、それら全てがあなたの固定概念。

一度全てを「肯定」すると決めた上で進め、何もかも受け入れる体制をとってみることで、自分のバイアスに気付けます。

他人の”思考の傾き”を知る

例えば会議やミーティングなど、複数人が集まって決め事を行う時、他人の発言をじっくり観察してみるのも面白いです。

誰もが自分の判断基準を持っていますが、「納得」「否定」しているポイントがあれば、それがその人の思考の傾き。

しかし、悪い意味での先入観を持っていたり、情報として知らないからこそ否定を生んでいる場合もあるため、思考の傾きを把握できれば、今後の対策も考えやすくなる。

方法2:最低5階層は深掘りする

すぐに浮かんできたアイデアや咄嗟の思い付きがあると、世界でただ一人自分だけのアイデアだと感じてワクワクしませんか?

しかし、実際はそんなことなく、調べてみるとすでに開発されていたり、世に出回っていることも多い。

人間が考えられるものの多くは、誰もが考えることができるので、自分のアイデアは世界で5番目など、後発だと考えておくのがいいかもしれません。

そのアイデアがどのように生み出されたかによっても異なりますが、

① 何も事前の情報がない状態で浮かんだアイデア
② 一つのテーマをずっと考えてた中で浮かんだアイデア

2つの場合を想定してみると、①の場合は状況が分かっていない思考の中で生まれたアイデアであり、浅い知識の中生まれたのですでに世に存在している可能性も高い。

②の場合は、ある程度情報を取り込んだうえで生まれたアイデアなので、まだ通用する可能性はあります。

ただ、どちらの場合だったとしても“思考の表層”から生れ出たアイデアでしかないので、さらに“思考の深層”へと潜っていくことが大事。※ 表層の思考ほど固定概念が混ぜ込まれている可能性が高い

表層で生まれたアイデアに対して「なぜ?」を最低5回は繰り返してみる。

例:パンのEC販売をしたい
なぜ? → パンの廃棄が多くロスが増えている
なぜ? → 冷凍することで廃棄が減らせるのではないか
なぜ? → 冷凍すれば保存期間が長くなる
なぜ? → 保存が長ければ廃棄せず在庫を持てる
なぜ? → パンの廃棄が無くなりコスト削減分を他に回せる

思考を深く潜っていくことで、漠然としていたアイデアの解像度を高め、他の人へも根拠ありきで説明できるようになります。

思考の深掘りは思考の幅を厚くさせる

思考の表層から深層へ潜っていくと、他の関係する情報を巻き込んでいくため、さらに縦へ横へ思考が広がっていきます。

全てを思考の中だけでは追いきれないので、マインドマップと呼ばれる思考を可視化させる方法を取り入れ、見える化させると分かりやすくなる。

参考:マインドマップ

思考の表層から深層へと潜る過程で、さらに広がりを見せるため、やってみるときっと面白いと思います。

マインドマップの注意事項
マインドマップは、あくまで自分が持っている知識のみで行われる可視化なので、自分が知らないことには発展しずらい欠点があります。さらに広げるためには自分の思考だけで書き出し、そこから新たに外部で取り入れた知識を元に広げていくのがオススメです。

方法3:半歩先をイメージする

思いついた考えや、何かしらの発想が生まれた場合、その時点または現在のみしか思考が及ばないことも多いです。

もし、その状態がずっと続くと思っていたり、変化がなしで考えていると、前提が突然崩れてうまくいかなくなることも。

何よりすぐに思いついた、または回答が出たものは”固定概念=今まで蓄積した経験から生れ出た思考”であり、発想としては時代遅れや古い可能性もあります。

そのため、ある特定の思考が発生したら、そこから半歩先の未来をイメージしてみる。

例えば考えられた現在のみに視点を集中させていると、考えている間にも時間は先に進んでいくので、現在だったものはすぐ過去のものに。

常に半歩先、少し先の未来に視点を置くことで視座も高まり、固まった思考から脱出しやすくなります。

望む未来から逆算思考で考える(バックキャスティング)

現在のことを考えていると、その時点でその事案はすでに過去のことになっている。

過去のことを考えていると、後手後手の対応となり、何もかも行動が遅くなります。

だからと言って10年後など遠い未来を考えても何も分かりませんが、数か月後や1~2年程度なら、まだ現実味があるため考えやすくなります。

少し先の未来、あなたが「こうありたい」と望む未来のイメージを固め、そこから逆算した思考にすると、常に先手先手が打てるので、気持ちに余裕も生まれて進みが早くなる。

望む未来からの逆算思考で、固定概念をはずすことも可能です。

方法4:ジャンル違いを掛け合わせる

掛け合わせは鉄板の思考方法ですよね。

基本ではありますが、その掛け合わせの幅が固定概念によって狭まってしまう場合もあります。

例えば”ネット広告”を仕事にしている人が、新しい施策を考えたい場合。

LP × SNS広告
LP × 動画広告

など”広告領域”にしか思考が及んでないと、柔軟に考えられていない証拠でもあります。

もしここで固定概念がはずれて柔軟になっていると、

LP × ウェビナー × ホワイトペーパー
LP × 社内のDX化による効率化
LP × VLOG(ブイログ)
LP × 社内スタッフへのアンケート
LP × デプスインタビュー

分かりやすいようLP(ランディングページ)をベースに掛け合わせましたが、固定概念がはずれて柔軟になっていると、もっと掛け合わせの幅が広がっているはず。

別に同じジャンルではなくても、他業種であったり他ジャンルを掛け合わせて、新たな思考を広げていくことが大切です。

専門性が高まるほど視野は狭くなる

ある特定ジャンルに精通することは、長い時間をかけ、その領域に対する深い思考を手に入れているため価値があります。

誰でもできることではないので大変貴重ではありますが、あまりにも特化しすぎると、その領域から見た視点でしかモノゴトが見れなくなり、結局は過去という名の固定概念を引きずったままになる。

固定概念から脱出するには、新たな領域の知見を取り入れ、専門性を増やし、それを掛け合わせることで思考を広げることが大切だと思います。

専門性は一つではなく複数手にしておくと、固定概念もはずしやすくなります。

方法5:相手の前提を考える

固定概念=思考のクセは、誰でも持っています。

あなたも、わたしも、他人も、誰もがそれぞれ磨いてきた思考のクセで日々の判断を行っているため、状況が同じでも選択内容は異なってくる。

つまり、思考のクセが違うのだから、何か相手に伝えたい場合、情報の送り手と受け手には、必ず解釈の違いが生まれることになります。

そこに気付かず、自分の解釈を絶対だと思って伝えていると、話が合わなかったり、あとで誤解が生じて大きく軌道修正が必要になる場合も。

思考のクセは情報の解釈を変化をさせ、時には意図しない方へ進んでしまうこともあるため、相手の前提を理解することも大切です。

相手の前提に少しでも配慮すれば、自分の固定概念=思考のクセのままではいられないので、必然的に固定概念をはずすことにもなります。

立場で解釈が大きく違ってくる

解釈の違いは人生経験に大きく影響されますが、ビジネスの現場で言えば”立場”の違いによる変化が大きいです。

例えば新しいプロジェクトを進めるに当たり企画を出した場合。

上司 :会社のお金を使う意識が強いため根拠を求める
提案者:やりたい気持ちを全面に出して提案する

立場の違いによって、見ている視点(視座)が違うため、同じ情報だとしても解釈のされ方に違いが生まれてきます。

この立場の違いに気付けると、新たな思考を手に入れられます。

方法6:他社から成功要素のみを抽出

固定概念に囚われていると、なんでも新しく生み出さないといけない、自分達で全て考えなくてはいけない。

“新しく生み出さないといけない症候群”に陥りやすいのですが、自分たちだけで新たな発想やアイデアを考えることは、正直言えば難しいですよね。

もしそれが可能であれば、世の中にはもっと成功者が溢れています。

考え出す人間が違う、組織が違う、使えるお金が違う、何もかもが違う状況なので、それら全てに配慮して進もうと思えば、途方もない時間がかかってしまう。

日本だとモノづくり信仰も強く、職人気質な風土もあり、作ることに重きを置いていますが、0→1を作り出すことは簡単ではありません。

そのため、他社他人が作り出した成功体験を活用して、新たな思考と価値を手に入れるのがオススメです。

他社他人の成功体験を、そっくりそのまま映し鏡のようにマネするのではなく、自分と相手の状況が違うからこそ、成功要素のみを抽出して活用する。

例えば、コーヒー販売で成功しているスターバックスを例に。

そのまま真似る(見た目をそのまま)
→ おしゃれな店舗を用意して高品質なコーヒー豆を用意して運営する

成功要素のみ真似る(大事な要素のみ)
→ 精神的にゆったりと過ごせる空間を提供

もし、そのまま真似る場合は、コーヒービジネスをしなくてはいけませんが、成功要素だけを抽出すれば、ビジネスは何だってかまいません。

成功要素だけを真似るとは、他に応用や転用ができるということ。

固定概念が強いと、成功している全部の見た目をそのまま真似ようとしますが、思考が柔軟になっていると自分達に合わせて応用が利かせられるように考えます。

思考を柔軟にするには、見た目ではなく、その本質や部分的なポイントを見つけ出そうとする行いから生まれていきます。

最後に。

固定概念=思考のクセは、便利ではありますが、時に邪魔者になってしまう場合も。

また、境遇として肯定ばかり・否定ばかりされてきたり、完璧主義を求めていると、思考の傾きがある一定方向へ強くなってしまっているので、柔軟な発想が生まれにく状態になっています。

まずは簡単に固定概念をはずす方法から実践してみて、あなたなりの思考法を手にいれて頂くのがオススメです。

全ては考え方次第で、モノゴトを良い方向へ大きく変えられると思います。現状から脱却するため色々試してみましょう!
著者:sugiyama(@enpreth)

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思考(考え方)を柔軟にして、固定概念や思考のクセをはずし、より斬新なアイデア・課題解決・限界突破を目指すのに役立つ、思考の切り替え方法をまとめています。