いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。文章を書くのが苦手だったり、今から文章を書きたいと思っているなら、見て頂くと文章を書くのが楽になる情報を書いています。
記事が書ける人は学生のころから国語が得意だったんじゃないか?文章の才能があったから書けるんじゃないの?と思われがちですが、そんなことはありません。
みんなスタートラインは一緒で、ひらがな・漢字の練習、それぞれの意味を覚えることから始まっています。
差が生まれたのは全て、記事の書き方を覚えて、自分の型を作れたからに他ならない。
私が育ててきたメディアが、3年間で大きな成長を出すことができた経験をもとに、利益へ繋がる記事の書き方についてまとめてみました。
お伝えできるのはwebサイト・ブログなどの記事の書き方なので、雑誌・インタビュー・ニュースなどに関連する記事の場合には活用できないかもしれませんが、少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。
今すぐ使える集客ノウハウの資料をダウンロードする(無料)>記事の書き方を覚えたことで起きた変化
私は元々webデザイナーをしていたのですが、携わっていたメディアの閉鎖の危機を感じ、初心者で無謀ながらも記事を書き始めました。
特別なスキルもなし、文章のセンスもない、記事でお金を得てきたプロでもない状態から始めたので、最初は2000文字書くのも7~8時間も掛かり一苦労…。
実際の記事は誤字脱字、文脈が通っていない、意味がきちんと説明できていないことは当たり前、ひどい状態でしたが今では少し良くなってきたと思います。(自分ではそう思いたいです)
そんな経験をしていましたが、記事を書き始めて、あるコツを覚えた時から、メディアのアクセスがどんどん上がっていったんです。
記事の書き方は色々試行錯誤していましたが、それだけでなく書く時の「考え方」や「スタンス」も大事にしたことが、この結果を生んだのかと今は確信しています。
そのため、あなたには記事の書き方だけでなく、記事を書く為の意識も一緒に見てもらいたいです。
記事を書く為の考え方やスタンス
記事は書けば書くほど慣れていき、いずれは書き方を意識しないでも書けてしまう。
しかし、これだけ文章を書く事が当たり前な世界で、文章で生活(お金稼ぎが)できる人がいるということは、単なる書き方を覚えただけではダメなんだと思います。※ 当たり前な世界とは、Lineやメール、または普段の会話も、文章を意識して書いていないだけで、文章を書いているのと同じという意味です。
そのため、書き方とセットで、意識しておきたいことを下記にまとめてみました。価値ファースト
記事を書くのは、もちろんあなた自身のためだと思いますが、記事は読んでもらうために存在しているので、読んでくれる相手の存在が必要不可欠。
もし、読んでくれる相手がいなかったら、そもそも記事を書く必要はありませんよね。
誰にも読んでもらえない記事を延々と書くことは、どんなに心が頑丈な人でも、寂しさや虚しさに耐えられなくなると思っています。
つまり、書き続けるためには、読んでくれる人を意識しなくてはいけません。
また、人は誰でも自分の興味があることにしか反応しないので、読み手が興味を持ってくれる内容を選んで記事を書く必要もあります。
しかし、単純に情報をまとめて書いただけでは、読み手の心には何も引っかからないので読まれない。
読まれないということは存在しない事と一緒です。
だからこそ、読み手が価値を感じてもらうことを意識して、読み手への「価値ファースト精神」を持たなくてはいけないと思っています。
読み手が分かる言葉で文章を作ること
読み手が分かる言葉で文章を作るためには、
① 誰に向けての記事なのか明確にイメージしておく
② 自分の当たり前は、読み手の当たり前ではないことを理解しておく
この二つを意識することが大切です。
誰に向けての記事なのか明確にしておくと、例えば天丼を注文した人に牛丼を出すようなことは起きないと思います。
また、あなたと読み手は、体験してきた経験・学んだ知識・感じてきた感情は全く違うため、自分が知っていることを同じように読み手も解釈してくれるとは限りません。
そのため、記事のテーマにもよりますが、読み手を明確にイメージしつつ、全ての情報が初めて出会う情報であるかのように書いてあげると、読み手に優しい記事が書けるようになります。
初めて受け取る情報のように書くとは、読み手が分かり理解できる言葉を使うことと同じなので、常に意識しておきたいポイントです。
変わらない価値を作り続けること
時代によってトレンドは変わってきますが、変わらない価値を守り続けることが大事。
読み手にとって変わらない価値とは、記事の文章でも、読み手と書き手で会話がそ改めて意識しておきたいことなので、覚えて頂けると嬉しいです。
読み手は一人一人違う存在だと認識すること
例えば、あなたのブログのアクセスが100pvだった場合、この100という数字の捉え方を、改めて考えることが重要です。
100pv → ただの100人
100pv → 100人とも違う人
100をただの数値として見るか、100人違う存在として見るかで、意識が大分変ります。
単純な数値として読み手を捉えている場合は、読み手の感情をないがしろにした記事になってしまうかもしれません。
しかし、100人が100人とも違う存在だと意識できると、それぞれに感情があり、何に悩み、解決しようと思い記事を見てくれてるのか、読み手の感情へ思考を回すことができるようになる。
記事を書く目的は全て、読んでくれた人の感情に変化を起こさせ、行動を促すためのものなので、相手の感情を感じることが、より目的達成へと近づきます。
読み手と会話をする感覚を常に持つこと
記事を読むときは、文字を一つ一つ目で追って、意味を解読していくと思いますが、文字をただ単に目で追うだけではないはず。
あなた自身も経験があるかもしれませんが、文字を見ながら「あぁそうなのね」「ふ〜ん、そういうことなの」など、心の相槌を打ったりしていませんか?
テレビに向かって話しかけてる人を想像すると分かりやすいかもしれませんが、誰か意思を持つ人が作った記事やテレビを見ると、作り手を想像して勝手に会話をしていることがあると思います。
そういった人間の習性を踏まえつつ、以下の2つの例を見てもらいたいです。
例:洗濯機を新しく購入して、いざ使おうとマニュアルを見たときのシーン
① ロボットのような相手の意思を感じ取れない、大量の無機質な文章のみだったら、読む気が失せる。
② 店員さんたちの笑顔いっぱいの写真があり、楽しそうな雰囲気で書かれた説明文章だったら、見たくなる。
これは何を示しているかというと、人は人を求めているということ。
だからこそ、文章でも読み手と書き手で会話が成立するような形で書いていくことが重要であり、それができればファンが作れたり、あなたの目的も達成しやすくなります。
記事を単なる情報にするか、もしくは読み手との会話できる手段とするかは意識次第。
記事で会話をすることを意識してもらえると、きっと記事の品質も高まります。
読み手の最低と最高を考えること
読み手があなたの記事を読んだ時、
最低:欲しい情報が見つけられなかった
最高:欲しい情報があるだけでなく、自分では気づいてなかったことも教えてもらえた
このような評価の違いが、内容によって生まれます。
もし、あなたの記事が読み手にとって最低だった場合、すぐにスワイプして消されるか、二度と見に来てくれない可能性も。
しかし、最高を与えることができれば信頼を獲得し、その後何度も見に来てくれたり、何かしらの行動を起こしてくれる場合も。
記事を書くときは、読み手の「最低」と「最高」を意識できると、記事を書いている最中など、本当にこの内容で足りるのか?読み手は満足してくれるのか?都度振り返って調整することもできます。
記事の品質を高めるために、読み手が欲しい情報、つまり最高の感覚になる内容を入れられるようにしておくのがオススメです。
初心者でも今からできる記事の書き方まとめ
記事を書くために「考え方」や「スタンス」から見ていただきましたが、ここからはやっと、実践的な記事の書き方となります。
意識は一朝一夕で変えられるものではないので時間はかかるかもしれませんが、方法論に関しては、あなたがコツを掴んでしまえばすぐ自分のものにもできる。
私が記事を書く際に大切にしていることをまとめてみたので、一例として記事を書くための流れを覚えて頂ければ嬉しいです。
STEP1 事前準備
まずは、記事を書くために様々な準備をしておきます。
もし準備がされていないと、向かうべき方向性を見失ったり、誰に対しての記事なのか迷うことで、結果的に見てもらえない記事になることも。
料理だって下ごしらえをすることで、美味しくできますし、機械だって様々な部品を用意し、それを組み上げることで完成します。
記事も同じことであり、しっかりと記事を書く為に必要なものを揃えてから始めることで、読み手にも評価してもらえる記事が出来上がります。
準備① 読み手を明確にする
まず最初の準備として、記事として書いた情報を届けたい人、つまり読み手のことを明確に定めます。
あなたが読み手を明確にイメージできると、
- 記事の芯が作れる(誰に向けられた記事か分かりやすい)
- 読み手が自分のための記事だと意識できる
- 届け先が明確なので深堀してオリジナル性を出せる
逆に読み手が定まっていないと、
- 書いてある情報に統一感がない
- 読んでいても自分事ではなく他人事に思えてしまう
- 一般的な内容しか書いてないのでつまらない記事になる
このように読み手にとっては読みたい記事ではなくなります。
しかし、どんな境遇で何を考えている人なのか特定するのは難しくて、具体的な読み手をイメージできない場合もありますよね。
そんな時は、あなたの家族や友人、もしくは記事にしたい内容に対して、初めてその情報に触れる方をイメージすると分かりやすいかもしれません。
世の中にどんな情報があっても、全てを知っている方は誰もおらず、多くの場合が初めて見聞きする情報。
さらに、検索してまでその情報を知りたいということであれば、相手がその情報に対して不足を感じているからこそ、検索してまで調べたいと思っているので、優しく丁寧に初めての人へ教える感覚をもっていると記事が書きやすいです。
読み手を明確にイメージできない場合は「初心者さんをイメージ!」この合言葉を覚えて頂けると便利ですよ。
準備② 自分が伝えたい想いをまとめる
記事を書くとき、どんな風に書くのか、どのくらいの文字量があればいいのか、コツやテクニック的な話になりやすいんですが、記事を書く為にまずは、記事に必要な文章がどのように生み出されるのか考えることが必要です。
何かの記事を完全にコピペしてちょっと変更しただけの記事以外は、記事に書かれている文章すべてが、あなたの内側(心で感じた体験や記憶)から出てきた言葉の集合体。
あなたも文章を書きながら、心の中でおしゃべりながら文章を書いていることを、改めて意識してみてほしいです。
例えば、誰かとおしゃべりができるのも、今まであなたが得た記憶から、適した言葉を引っ張り出しているだけなので、そもそも知らない言葉は出せなかったりしますよね。
何が言いたいかというと、記事に書かれている文章全てが、あなたという存在そのものになる。
「何言ってるのコイツ?」…とかは思わないでほしいのですが、記事はそのくらいの存在だという意識を持ってほしいんです。
そのため、あなたが読み手に対して「どんな情報を届けたいのか」は「あなたが伝えたい想いは何か」にもなる。
誰に向けての記事なのか、そしてその人に対してあなたはどう思っているのか、何をしてあげたいのか。
自分の今の想いも考えてもらえると、記事にオリジナリティが加わり、読み手の満足やGoogleなどの評価にも繋がるため、ぜひ意識しておきたいところ。参考:・E-A-T(Googleの品質ガイドライン)
記事の品質はあなたの感情に左右される
あまり努力論や感情論的な話は避けたいのですが、記事を書くにはどうしても「熱量」など書き手の感情に品質が左右される部分があると思っています。
あなたも経験があるかもしれませんが、自分自身が興味あることは身を乗り出しても聞きたいし話したい、けど興味がないことは聞きたくもないし話したくもない。
そして、つまらなそうに話している人の話は面白くないですよね?逆に嬉しそうに話している人はキラキラしていて、例え興味がなかったとしても聞いていて気持ち悪くはありません。
記事にもそのまま当てはまり、熱量をかけてポジティブな気持ちで書かれた記事と、嫌悪感満載のネガティブな気持ちで書かれた記事では、記事から受け取る印象が全く違ってきます。
記事に書かれた文章は「あなたという存在そのもの」と先ほど書きましたが、あなたがポジティブな気持ちならポジティブな言葉が多く生まれ、ネガティブな気持ちならネガティブな言葉が多くなる。
読み手側もわざわざ、汚い言葉や辛い思いを感じる文章を読みたくないと思うので、ネガティブな気持ちで書かれた文章であれば、ちょっと見ただけですぐにお腹いっぱいですぐ消しちゃう。
自分が伝えたい想いをまとめることは、書きたい内容に対して、それがポジティブな感情かネガティブな感情か、自分自身が感じている感情を事前に把握することができます。
もし、ネガティブな感情しか抱けない場合、そのテーマはあなたにとって不向きであるため、書かないという選択ができますよね。
そして、ポジティブな感情を抱けるテーマだけを選択し、そういった言葉で溢れた記事がたくさん増えていくと、あなたの記事のファンになってくれる人もたくさん出てきます。
記事の品質を左右するのは、SEOなどGoogleへの評価を得られるテクニックだけでなく、あなた自身の感情も関与する事を覚えてもらいたいです。
準備③ 必要な情報を箇条書きで出しておく
誰に対して、自分自身がどんな想いを持って情報を届けたいのかが分かったら、今度は記事を書く為に必要な情報を箇条書きでいいので、まとめて出していきます。
「箇条書き」としましたが、あなたがやりやすい形で必要な情報を出せれば、どんな形でも問題ありません。
箇条書きの良いところは、情報量を少なくして、書きたい内容の全体像を把握しやすいところです。
もし、A4サイズの原稿用紙10枚分にビッシリ書かれた情報から、記事を書く為に必要な情報だけを抜き出すのは時間も手間もかかりますよね。
箇条書き、さらに短文で必要な情報だけを書き出しておくと、全体像を把握しやすくなり、余分だったり不足した情報にも気づきやすくなります。
また、記事を書く事を苦手としていたり、分からないと感じている方の多くは、どう書けばいいのかではなく、何を書けばいいのか分からないからこそ、記事が書けないという現象にもなっているので、まずはどんな情報が必要なのか可視化する意味でも、箇条書きが有効なのです。
箇条書きを整理してプロットを作っておく
プロットとは、大まかなストーリー作りのことで、詳細ではないけど結論~説明~まとめなど、大枠の流れを作るためのもの。
実際に記事を書くときには、構成(アウトライン)と呼ばれる、記事の明確な骨組み作りを行いますが、その前段階がプロットです。
情報を集めた段階でいきなり詳細を作ると、あとで調整が大変になるため、まずは大枠で記事の流れを作るプロットが大切だっりもします。
記事を書き慣れていない、または書くことに苦手感情を抱いているあなたは、まずはプロット作りに慣れてもらうことで、記事を書くスピードが格段に速くなると思います。
STEP2 書く順番
記事を書くために必要な準備ができたら、次は記事を書くフローに移っていきたいと思います。
難しい工程は何一つもなく、コツさえつかめば今日から始めてもマスターできてしまうかもしれません。
順番① 構成(アウトライン)を作る
記事を作るために、準備の段階で書き出した箇条書きがそのまま役に立ちます。
箇条書きで出した情報を使って、記事の文脈(ストーリー)を作りながら、大まかに文章を書き入れる順番を決めていく。
文章を書き入れる順番が、そのまま記事の骨組みである構成にもなるため、これをするだけでどんどん記事の完成が早くなるのです。
この構成の段階で、どれだけ読み手の想いに応えられているかを確認しておくと、記事の書き終わりに文脈が合っていない事が判明して一部の順番を入れ替えたり、書き直しが発生するような大どんでん返しが発生することも防げます。
記事を書くのが早くてうまい人ほど、しっかりと文章を書き入れる順番とストーリーを作ってから始めているので、なるべく構成を作ってから記事を書く事がオススメです。※ 記事作りの天才肌の人は、構成作らずそのまま書き入れていくかもしれませんね。
構成テンプレート
タイトル
リード
結論
説明
結論
まとめor著者の感想
順番② 作った構成に対して情報を付け加えていく
構成が作れたら、次はいよいよ記事にするための情報を加えていきます。
しっかりと構成が作れれば、それぞれの箇所に適正な情報を入れ込むだけでいいので、そこまで悩む必要なく進められますが、ここで書く手が止まる原因がいくつかあります。
- 書き入れるための事前情報が足りない
- どの言葉をどのくらい入れればいいのか判断が付かない
- よい言い回しが思いつかないで単調な文書になる
など、書く際に手が止まる原因はこの他にもたくさんあります。
解決するには「慣れが必要」と言ってしまえば簡単ですが、記事を書き慣れている人であっても、書けない時は書けません。
理由は色々あるのですが、一番の原因は記事を届けたい先である読み手をしっかりイメージできていないから。これに尽きますね。
読んでくれる人がイメージできているなら「こんな情報が必要だよね」「こういった言い方すれば理解してくれるかな」と、おせっかいなほど相手のために何をしたらいいのか、どんどん湧き出てきます。
好きな人ができたら、その人の事をもっと知りたいと思うし、頼まれたことは何でもしてあげたいという気持ち、感じたことはありませんか?
記事を書くときも同じで、明確に相手のことを意識さえできれば、相手が何を求めているのか自然と思考が回り、言葉がでてきます。
情報が足りてなかったり、文章の書き方が分からないというのは、実はほんの些細な原因であり、記事が書けなくなる一番の原因は、読み手への理解が不十分なこと。
そうは言っても、記事の書き始めは、何を言われたとしても難しいと思うので、記事が書きやすくなるポイントをまとめてみました。
タイトル
- キーワードは1~3つまでに収める
- 読み手の「最低」と「最高」を考えてみる
- 「?」や「!」などの疑問符や感嘆符を使う
- 「」や""などの囲みを使う
- 重要なキーワードのみを漢字にしてあとはひらがな多め
- カタカナや数字を入れる
見出し
- キーワードをしっかり入れ込む
- 時系列に沿って考える
- 手順に沿って考える
- 文章が長くなりすぎないよう小分けにする
文章
- 漢字を少なくひらがなを多めにする
- たとえ話を入れる(読み手が分かる別の事柄で説明すると理解度が高まる)
- 主語を入れて文脈を分かりやすくする
- 1文を長くし過ぎない(3~5行くらいまで)
- 字余りを作らない
- 難しい言葉や漢字は使わない
- 難しい言葉を使った場合は補足を入れておく
- 箇条書きを使う
- 言葉尻を揃える(ですます調など)
- 体言止めを取り入れる
- 読み手が受け取ったら嬉しい言葉を使う
- ネガティブよりポジティブな言葉を使う
- 共起語を取り入れる
形容詞を具体的に表現
嬉しい → 思わず抱きしめたくなった
楽しい → 飛び跳ねるくらい
美味しい→ 味の宝石箱や〜
※ 共起語とは、記事のテーマに関連して、他の記事でもよく使われる言葉のこと。
STEP3 見直し
一旦記事を作り終えると「ふぅ~」と一息つきたい気持ちになるかもしれませんが、記事を書くのがうまい人ほど、一度書き上げたあとに見直しを何度も行っているんです。
2回3回の見直し&調整は当たり前。
特に、記事を書いたりライティングやブログの広告収入で稼いでいる人は、何度も見直しを行うことで、本当に読み手にとって必要な内容が入っているのか、書き手自身で評価をしています。
見直しをすると、誤字脱字や文脈が合っていない部分が見つかったり、どんなに文章が上手な人でも不備がある。
そういった細かい部分にまで目を光らせ、品質を高める地道な努力が、読み手の心をグッと掴んで離さない記事になるポイントでもあります。
見直し(添削・推敲)のポイント
見直しは、単純に目で見ながら文章を読んでいくのが基本。
気を付けるポイントとしては、
- 誤字脱字がないか?
- 1文が長すぎないか?
- 不用意な区切りで文脈を壊していないか?
- 言葉の意味を間違えていないか?
- 読み手にとって難しい表現を使っていないか?
- 改めて自分で読んでみて疑問点は出てこないか?
- 読み手に「自分事」の情報だと感じてもらえているか?
まずは、読んでみて、自分なりのおかしい部分がないかを確認してみましょう。
見直していくうちに、あれよあれよと調整する部分が増えていくかもしれませんが、それはまったく問題ありません。
そもそも、記事を一度公開したとしても、永遠にそのままにするわけではなく、必ず見直しをするタイミングがやってきます。※ 記事公開後の見直しは「リライト」といいます。
雑誌など紙媒体であれば、一度印刷してしまうと直すことはできないのですが、web系の記事であれば何度も調整が可能なので「間違え」や「失敗」は怖がらないでも大丈夫。
むしろ、自分なりの書き方を見つけるために、色々な書き方に挑戦して頂いた方が、上達も早くなり、きっと記事を作ることが好きになると思います。
このように、何度も調整を繰り返していくことで、どんどんあなたの記事が良くなっていくため、妥協せず見直しをして頂くのがオススメです。
記事の書き方まとめ
記事を書くことになれている人が、毎回このような手順を踏んでいるかといったら違うかもしれません。
私自身も、毎回しっかりとこの工程通りに進めているわけではなく、臨機応変にやったりやらなかったり。
しかし、構成を作ったり、読み手をイメージすることなど、必ず押さえているポイントはあります。
慣れてくると、すでに頭の中でやり方が作れているため、慣れればそのまま記事を書き始めることも可能。
そこにたどり着く為にある程度の実践が必要なため、今までのやり方を自分なりのテンプレートにして頂き、あなた自身になじませる、または自分なりの方法にカスタマイズして形を作ってみましょう。
記事の書き方を上達・向上させるコツ
記事の書き方が分かってきたら、そこからさらに品質を高める方法を知っておくと、ライバルに差を付けられるかもしれません。
あなたが記事の書き方を覚えて集客向上や、ブログ収入(アフィリエイト)を得ようとしている場合は尚更、記事の書き方をレベルアップさせることは必須だと思います。
私が実践してきた、記事の書き方をさらに高めるための方法をまとめてみました。
なぜ、さらに上達するためのコツが必要なのか。
何かの記事を書こうと思ったら、すでにたくさんが同じテーマで書いている記事があるからです。
同じような情報書いても二番手三番手の記事になるため、思ったような成果が挙げられませんが、やはり書ける内容となると、他の人と被ってしまうことが多い。
そんな状況の中でも記事を書くのであれば、他の人も書けて似ているテーマだったとしても、違いを出せるようにするためのコツが必要となります。
自分の体験・感情を入れ込む
今まで体験したこと、そこで感じた感情は、世界であなただけが持っている唯一無二の情報です。
あなたが今、記事を書こうとしているこの時も、たくさんの記事がインターネットにあげられている状況であり、同じような情報で溢れています。
その状況でも、あなたが書いた記事を読み手に見てもらうには、他とは違うオリジナル性のある情報が求められる。
オリジナル性を出すためには、唯一無二のあなただけが持っている体験や感情を情報化して、記事に入れ込むこと。
そうすれば、他の人があなたの経験を情報にすることはできないので、他とも被らず独自性のある記事ができるため、自分自身に眠っている情報をフル活用して頂くと、さらに記事の品質が良くなります。
文末にリズムを作る
記事を書くなら「ですます調」や「〜た、〜だ」などが使われることが多いですが、全部の文章が「〜ます。」だと、読んでいて非常に単調な印象を受けてしまいます。
意図してそうしているわけではなくても、人間は誰もが飽きやすい性格を持っているので、記事を読み続けてもらうコツも必要なんです。
そのコツの一つとして、文末にリズムを作ってあげるのがオススメ。
全てを「ます」調にしたものと、基本は「ます」調にしつつ語りかけるようにしたり、「ます」で終わらない形(体言止めなど)を取り入れるだけで、単調さは無くなります。
動画などであれば、動き・音なども付けられるので見入ってしまうのですが、記事だと言葉がず〜っと続いてしまうので、飽きさせず最後まで見てもらう工夫が大事。
少しの違いで記事の品質が変わるのであれば、試さない手はありませんよね。
読み手の日常会話に合わせる
記事を書いていると、何か全能感?のような感覚になり(私だけかもしれませんが)なんでも書ける気がしてしまうので、ついつい相手が分からないような難しい言葉を使ってしまう場合があります。
また、自分が知っていることを教えてあげたいという気持ちによって、カタカナ言葉や普段使わないような漢字なども、なぜか使いたくなってしまう時がある。
しかし、それは書き手だから分かることであり、読み手をきちんとイメージできていないと、読み手を置いてけぼりにする記事が出来上がってしまいます。
ここであなたと読み手は違う存在を改めて意識したく、お互いが分かり合えてない状態が記事上で続くと、いずれ破局を迎えてしまい、二度と見に来てくれない事態にも…。
読み手には読んでもらうだけでなく、読み飛ばしが前提ではありますが、最後まで読み続けてもらう努力をしなくてはいけません。
ママさんパパさん向けの記事であれば、フランクな会話を想定し、弁護士や研究者などには少し難しい業界用語などを取り入れる。
読んでもらえる=記事の品質が高いと言えるため、馴染みがある読み手の日常会話に合わせて、記事の口調や内容などを調整していくことが必要です。
小さな違和感を大事にする
あなたが一生懸命書いた記事を、さらに一生懸命見直して頂き、あなたが感じる小さな違和感を見つけ出してほしいと思います。
もし、説明が曖昧だったり、改めて意味を調べないと分からない部分があれば、読み手も同じような場所で読むのを止めてしまう可能性もあります。
書いている時は気づかないけど、改めて記事を見直して頂くことで、気づくことがたくさんある。
完璧な記事なんてものは作れませんが、完璧に近しいと思える記事は作れると思います。
そのため、小さな小さな見逃しもないよう、見直しの際には何度も注意深く確認してほしいと思います。
感嘆詞(かんたんし)を入れる
感嘆詞とは「あぁ〜」や「へ〜」などの、人の反応を言葉で表したような言葉です。
これらを入れると、文章から書き手のことをよりイメージできるので、文章であったとしても読み手は書き手と会話をしているように、楽しんで見てもらうことが可能。
使いすぎると幼稚なイメージに変わってしまうこともあり、多用はできませんが、文書のアクセントとしては非常に優秀です。
自分の考えを混ぜる
記事には情報がたくさん詰め込まれますが、単純に何かの説明をするだけの記事では、他の人が書いた記事と同じようになってしまいます。
もし、手元にある資料が全く同じ状態で「ブログの始め方」という記事を、Aさん・Bさん・Cさんに書いてもらったとしたら、かなり確率で同じような記事が3つ出来上がることになる。
同じ情報を元に、同じテーマで書くのであれば、似てしまうのは仕方ありませんよね。
こんな事がインターネット上で日常的に発生しているため、あなたがどんなに頑張って記事を書いたとしても、誰かと被ってしまう確率はかなり高いんです。
それを避けるために、あなた自身の考え「私はこう思う」という情報を加えて記事を書くと、記事のオリジナル性が他の人たちが書いた記事よりも頭一つ飛び抜けることができるため、有利に進められるんです。
根拠ある「データ・情報」を「引用・出典」で使わせてもらう
私はメディアを運用管理しているので、「e-Stat 政府統計の総合窓口」というサイトのデータをよく出典として使わせてもらっています。※ e-statは総務省統計局が整備し、独立行政法人統計センターが運用管理を行っているサイトです。
例えば金額や、統計上の数値を使いたい時、その数値が何を根拠に出されたのか読み手にもはっきりと伝えられるよう、根拠を示せる情報を必ず残している。
もし「金額相場は100万円です!」と書いたとしても、何を根拠にその情報を書いているのか分からないと、読み手としては信頼はできないと思いますし、私自身が見たとしても何を持ってそんな自信ありげに書いているのか分からなく、不信感を感じると思います。
国や情報収集が得意な会社が公表している情報などを、法律の範囲で使わせてもらうのがオススメですが、あなた自身でツイッターのアンケート機能を使ったり、何かしらのデータを集計して根拠を示すやり方もいいと思います。
このように、きちんと根拠を持って記事を書いていることを読み手に伝えられれば、信用が高まって何度も見に来てくれるファンになってくれるかもしれませんね。
記事を書くときの間違った情報
× 文才があるから書ける
記事を書くのに文才は無くて大丈夫です。
私も元々webデザイナーで文章で仕事をしてこなかったのに、やり始めたら書けるようになっていました。あなたと私を比較するのは大変失礼な話になってしまうかもしれませんが…国語でいい点を取ったことがない私でも書けているので、そこはなぜだか自信を持って言えます。
特に、web関連の記事では、誰に読んでもらうかでも違うのですが、小学生低学年で作文が書けるレベルを持っていれば記事は書けると思っています。
そもそも文章を書くことは特別な才能ではなく、普段から多くの方が行っている日常の一つなので、できないはずがないんです。
それを「記事だから」と変に区別してしまっているだけで、すでにあなたにも十分記事を書けるスキルが備わっているため、ちょっとした慣れがあれば書けるようになるため安心してください。
× 記事は長ければ長いほどイイ
確かに記事が長い方がいいと言われてますが、無意味な情報が大量に入っていたとしても、読み手に満足してもらえる記事にはならないため、ただ長いだけの記事は淘汰されていくと思います。
しかし、検索結果の上位に表示されているのは、長い記事が多いのも事実。
長い記事にも複数種類があり、
- 無駄に長くなっている
- 説明をしっかりするために記事が長くなっている
例えば、アイスクリームを説明すれば「冷たくて甘くておいしい食べ物。」と簡単に説明できますよね。
もしこれが、パソコンなどの説明であれば「個人が使えるパーソナルコンピューターで1978年にはシャープが…」など、しっかりと説明するのに、それなりの文章量が必要となります。
「評価が高い=記事が長い」ではなく、「十分な説明があるから評価が高い=記事が長い」となるんです。
単純に長い記事を書けばいいのではなく、その密度に着目してほしいと思います。
× 有名人だから記事が見られている
有名人や権威を持つ人だからといって、記事が見られているわけではない、と私は考えています。
これらに属している人が記事を書くと、なぜみんなから見られるのか。
それは、記事に対してではなく、その人に対してすでに信頼されていたり周りからの評価があるからこそ、その人が書いた記事にも信頼や評価を感じてもらえることで見てもらえています。
もし、それらの方が私たちのように、特別有名な称号を持っていなかったら、同じように記事は見られていないはず。
逆に言えば、記事で信頼を得られて、たくさんの人に見てもらえるということは、すごいことなんです。
今すぐ使える集客ノウハウの資料をダウンロードする(無料)>最後に。
みんながみんな、最初から記事を作る方法を知っているかと言えばそうではなく、書いている内に自分なりの書き方を見つけたり、書くのが慣れた人は自分の頭の中で組み立てながら進めるため、早く書き上げることができるのです。
しかし、最初はうまくいかず、記事を書くのが「辛い」「大変」と思ってしまうかもしれませんね。
ちょっと視点を変えてみると、あなたが手間暇かけてがんばって、自分の想いも入れ込んで作った記事は、きっと見てくれた人の笑顔を作っているはず。
相手の笑顔を作れる記事を書けるなんて、ステキじゃないですか?
私は、すごくそう思います。
ぜひ記事を書くことを好きになってもらって、たくさんの人をあなたの手で笑顔にして頂けると嬉しいです。