コンテンツとは?意味や種類、目的など基礎知識を解説

  • | 公開 2022年10月13日
コンテンツ
コンテンツとは?意味や種類、目的など基礎知識を解説

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:koyamaです。分かりそうで分かりにくい「コンテンツ」の意味や目的など、ライターさんはもちろん、マーケターなども改めて理解しておきたい言葉を解説しています。

Web制作をはじめあらゆる仕事で耳にすることの多い「コンテンツ」という言葉。

なんとなく意味はわかるけれど、詳しくは知らない…曖昧に理解したままでは、思わぬところで失敗につながる恐れも。

そのような事態を防ぐためにも、よく使う言葉だからこそ意味や内容についてしっかりと理解しておくことが大切です。

Web制作やマーケティングで重要な、コンテンツの意味や種類、重要性などについて一緒に見ていきましょう。

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コンテンツとは?

まずは「コンテンツ」という言葉そのものの意味についてチェックしてみましょう。

コンテンツとは「情報の中身」

コンテンツとは、直訳すると「中身」や「内容」といった意味の言葉。

「目次」の意味も含んでいるため、一部では目次の表題と使用されることもあります。

Web制作のコンテンツとは、SNSやWebサイトなどで伝えたい「情報の中身」を指すのが一般的です。

しかし、情報の中身と一口にいっても、文章、画像、映像などその内容はさまざま。

そのため、使用する場面や業界によって、コンテンツが何を指すのかが変わることもあります。また、CMやチラシなどの広告をコンテンツと呼ぶケースもありますが、「広告以外の価値のある情報」をコンテンツとすることがほとんどです。

Tips:IPビジネスとコンテンツ

近年、IPビジネスが注目されていますが、このIPとは知的財産を意味する「intellectual property」を略した言葉。つまり、IPビジネスとは知的財産の販売や貸与、または、他社のIPを利用してコンテンツを作成すること指します。

知的財産とは、映画、アニメ、ゲーム、キャラクター、音楽、本、ブランドの商標などのコンテンツです。

そのため、IPビジネスには価値のあるコンテンツが欠かせないものといえます。

コンテンツSEOとコンテンツマーケティング

コンテンツと聞いて、「コンテンツSEO」や「コンテンツマーケティング」を連想する方も多いはず。

では、それぞれどのようなものなのかについて解説します。

コンテンツSEOとは
コンテンツSEOとは、Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、自社サイトやコンテンツが上位に表示されるようにすること。

検索結果で上位に表示されることで露出が増え集客にもつながります。

作成したコンテンツが上位に表示されるためには、そのコンテンツがGoogleから高い評価を得なければいけません。

評価基準に関しては公開されていませんが、一般的に挙げられるのが『キーワードにマッチしたコンテンツか』『コンテンツが有用か』『ガイドラインに反していないか』ということ。

つまり、コンテンツSEOを考えるうえでは、キーワードを意識した良質なコンテンツ制作が求められます。

コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、サイトやコンテンツに訪れたユーザーから資料請求や購買などを得るための取り組みです。コンテンツSEOが検索の上位を狙って集客を目的としていたのに対して、コンテンツマーケティングはコンバージョンを目的としたより一歩踏み込んだ施策といえます。

また、コンテンツSEOは検索エンジンから特定のキーワードでやってくる「潜在層」がターゲットになります。

しかし、コンテンツマーケティングではすでにサービスを知っている、ある程度検討段階に入っているような「顕在層」をターゲットに設定するのが一般的です。

このように、コンテンツSEOとコンテンツマーケティングは混同されることが多いものの、目的やターゲットなどを考えれば全く違うものとなっています。

コンテンツの4つの種類

さて、一口にコンテンツといってもその種類はさまざまです。

そこで、どのような種類があるのか、その特性ごとにそれぞれ解説します。

アナログコンテンツ

アナログコンテンツとは、デジタルではなくじかに触れたり画面を通さず見たりできる「実物のコンテンツ」を指します。

書籍や雑誌、CD、レコード、DVD、VHS、映画館で上映される映画、ライブ、演劇などがアナログコンテンツとして扱われ、リアルタイムに五感で楽しめるのが大きな特徴。

しかし、物質的なものは劣化することもあり長期間の保存が難しいことが欠点として挙げられます。

デジタルコンテンツ

デジタルコンテンツとは、創造性のあるデジタル上のコンテンツです。

代表例として、配信される動画や音楽、アプリゲーム、Webサイト、電子書籍、Webサイト、Web記事など、パソコンやスマホなどを介して取得できるものが挙げられます。

また、テレビ放送も2011年に行われたデジタル化に伴って、デジタルコンテンツの一つとして扱われることがあります。

Webコンテンツ

WebサイトやWebの記事、SNS投稿、画像、写真、動画、ホワイトペーパー、ウェビナーなど、Web上で見たり利用できたりするコンテンツはすべてWebコンテンツです。

そのため、デジタルコンテンツと共通する部分も多くあります。今、あなたが見ているエンプレスの記事もWebコンテンツの一つ。

モバイルコンテンツ

モバイルコンテンツとは、スマホやタブレットなどのモバイル端末で利用できるコンテンツです。

スマホゲーム、SNS、動画、Webページなど、日常的にモバイル端末で目にするあらゆるサービスやアプリがモバイルコンテンツにあたります。

モバイルコンテンツは、スマホやタブレットで利用できるものなので、基本的にはデジタルコンテンツでありWebコンテンツの一部ともいえます。

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コンテンツを充実させた方が良い理由

「少しでも認知度を高めたい」「コンバージョンにつなげたい」と考えるのであれば、コンテンツを充実させることが大切です。

ここでいう充実させるとは、やみくもにコンテンツを量産することではなく、ユーザーにとって良質なコンテンツを継続的に提供すること。

コンテンツの量も大切ですが、質が低いものばかりではユーザーは「求めている情報がない」「見る意味がない」と感じて離脱してしまいます。

結果としてコンテンツSEOの効果が発揮できず、本当に伝えたい自社のサービスや商品について知ってもらうこともできません。

そのため、多くのユーザーから認知度を高め、コンバージョンを獲得するためには、ユーザーが求めている情報を継続的に発信することが求められます。

コンテンツを充実させることで得られる3つのメリット

ユーザーの潜在的な悩みに合わせたサービス・商品のアプローチができる

良質なコンテンツでは、悩みを抱えたユーザーに対して解決策を提供することが可能。

そのうえで、ユーザー自身も気づいていない「こんな商品やサービスがあれば……」というニーズに合ったアプローチが可能です。

SNSなどでの拡散で認知度が高まりやすい

良質なコンテンツは、それを見たユーザーによってSNSなどで拡散されることも少なくなりません。

ICT総研が発表した「2022年度SNS利用動向に関する調査」では、2021年末のネットユーザーの80.2%にあたる8,149 万人がSNSを利用しているとされています。出典:2022年度SNS利用動向に関する調査

今後もSNS利用者数は増えると予想されており、SNSでの拡散は非常に多くのユーザーへアプローチができる手段の一つです。

Web上に残り価値を発揮し続ける

Webサイトやページは、削除しない限りインターネット上に残り続けます。

そのため、良質なコンテンツが残り続けることで、資産のように価値を高め続けるだけでなく、何かのきっかけで再び注目されることも考えられます。

良質なコンテンツとは?

コンテンツは「ただ作れば良い」わけではなく、良質なコンテンツを提供することが重要です。

では、良質なコンテンツとは、どのようなものなのでしょうか。いくつかのポイントごとに解説します。

ユーザーのニーズを満たす

良質なコンテンツを作るには、価値のある情報を提供しユーザーのニーズを満たすことが重要です。

そこで意識しておきたいのがニーズの種類について。

ニーズには、「ユーザーが欲しいものやサービスを自覚している」顕在ニーズと「ユーザーは自覚していないけれど何かしらの欲求はある」潜在ニーズがあります。

コンテンツ制作では顕在的なニーズを満たすためのコンテンツも必要ですが、より良質なコンテンツを目指すのであれば潜在的なニーズに目を向けることも欠かせません。

ユーザー自身も自覚していないニーズを理解することは非常に困難ですが、マーケティングを通して欲求を掘り起こしニーズを顕在化させることができます。

Tips:顕在ニーズとウォンツ顕在ニーズに近いものとして「ウォンツ」があります。ニーズとは「欲求が満たされていない状態」、ウォンツとは「ニーズを満たすための具体的な欲求」を指します。ニーズを目的、ウォンツを手段と言い換えることも可能です。「目が乾いているから目薬を差したい」といったケースでは、「目が乾いている」ニーズに対して「目薬を差したい」がウォンツにあたります。

潜在ニーズを探るには、顕在ニーズやウォンツから「なぜ?」「どうして?」を繰り返し考えて逆算する方法が有効。

「ゲームが欲しい」から逆算して潜在ニーズを探る例

ゲームが欲しい→楽しいことがしたい→仕事のストレスを解消したい

このように、「ゲームが欲しい」から逆算をすることで「仕事のストレスを解消したい」と潜在的なニーズを顕在化することができました。

仕事のストレスを解消したいのであれば、適度な運動や良質な睡眠、旅行などでもニーズを満たすことができます。

ユーザー自身も気づいていない深い悩みや課題を顕在化し、隠れた欲求を満たすことは感動を与え自社の商品やサービスに対する興味を強める効果が期待できます。

オリジナル性や追加情報がある

ユーザーのニーズを満たしたり有益な情報を載せたりするだけでは、競合他社のコンテンツと内容が似てしまうこともあります。

そこで求められるのが「オリジナル性」や「追加の情報」などの付加価値です。

高いオリジナル性や追加情報を含んだコンテンツは、他社との差別化やユーザーの満足感につながるだけでなく、検索アルゴリズムからの評価が高くなり

SEOにも効果を発揮してくれます。

「自社にしかないデータを使う」「独自の調査を行う」などの情報面はもちろん、ターゲット層の見直しなどによってコンテンツの質を高めましょう。

コンテンツの構造にも注目

ユーザーにとって有益なコンテンツを作って好評を得ることはもちろん大事ですが、せっかく良い情報を掲載していても検索で上位に表示されなければその効果は十分に発揮されません。

そのためには、検索エンジンからの評価を意識する必要があります。

検索エンジンは適切な構造で作られたページを高く評価する傾向にあるため、まずは以下のような基本的なポイントを心がけましょう。

  • タイトルや見出しにキーワードを含める
  • 目を引くタイトルや見出しの作成
  • 画像や図の使用
  • 内部リンクを置きサイト内の回遊率を上げる

コンテンツ制作のNG

良質なコンテンツにはいくつかのポイントがありますが、反対にコンテンツ制作でやってはいけないことにはどのようなものがあるのでしょうか。

いくつかご紹介します。

法律上問題がある

当たり前ですが法律に違反したコンテンツはNGです。

コンテンツ制作を行ううえで「魅力的にしたい」「人を引きつけたい」のはわかりますが、サイトや商品・サービスの信用を損なうだけでなく、法的なリスクを負うことになるため避けるようにましょう。

釣りタイトル

タイトルはユーザーの流入を狙ううえで重要なポイントです。

しかし、人の目につくことだけを考えて内容にそぐわないものになってしまうと、サイトの信用を失い、商品・サービス・企業のイメージを損なうことにもつながります。

キーワードを隠しテキストや無理やり盛り込む

検索での上位を狙うのであればキーワードを入れることが不可欠です。

しかし、テキストを表示されない部分に埋め込んだり見えないような小さい文字にしたりするなどの「隠しテキスト」、フッターなどに無理やりキーワードを盛り込むなどの行為は意味がありません。

それどころかペナルティを受ける恐れもあるため注意しましょう。

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コンテンツ制作の4ステップ

コンテンツ制作で重要な4つのステップについてそれぞれ解説します。

コンテンツ制作の際は以下のような流れを意識してみましょう。

自社の商品やサービスについて理解する

多くの場合、コンテンツ制作の目的として自社の商品やサービスをアピールすることが挙げられます。

そのため、まずはコンテンツを作る前にアピールしたい商品やサービスの理解を深めましょう。

「商品やサービスにはどんな特徴があるか」「どんなユーザーが求めているのか?」などからしっかり分析することで、より効果的なコンテンツ制作が可能になります。

競合サイトをリサーチする

自社コンテンツの質を高めるには競合他社を知ることも大きなポイント。

検索結果で上位にあるサイトを隅々までチェックし、共通点を探してみましょう。

共通点を分析することで「多くのユーザーがどんな情報を求めているのか」を知ることができます。

また、競合を知ることは、オリジナリティの出し方や差別化の道を探ることにもつながります。

ターゲットを明確化し検索意図を考える

自社の商品やサービスの特徴とニーズがマッチするターゲット層を明確化しましょう。

ユーザーには、それぞれ顕在ニーズと潜在ニーズがありますが、両者ともにアプローチするためには、ターゲットが明確に絞られている必要があります。

そのうえで、ターゲットがどのような悩みを持っているか洗い出し、「どういったキーワードで検索するのか」「何を解決したいのか?」「何を知りたいのか?」など検索意図を考えます。

悩みを洗い出し検索意図を探ることで、よりターゲットに届きやすくニーズに寄り添った内容のコンテンツ制作をしやすくなります。

公開後も効果測定や定期的な情報の更新をする

コンテンツは作って終わりではなく、定期的な効果測定や更新・修正をすることが重要です。PV数、クリック数、CV数など具体的な数値をもとに、コンテンツに対しての反応、コンテンツへの反響の高さ、コンテンツに反応が薄い理由などを分析しましょう。

評価が高かった理由を今後のコンテンツ制作に生かし、評価が芳しくないコンテンツは改善を施すことが最終的にコンバージョンのアップに直結します。

まずはコンテンツの基礎を押さえることが大切!

「コンテンツ」はよく耳にする言葉ですが、漠然と使っている場合も多いはず。

しかし、どんな意味でどんなものに使われるのか基本を理解することが大切。

コンテンツについて、基礎からしっかりと理解を深めて今後の活動に生かしてもらえる情報になれれば嬉しいです。

著者:エンプレス編集部(運営会社ファングリー
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