E-A-Tを味方に付けユーザーから選ばれるコンテンツを作る方法

  • | 公開 2020.09.01

たくさんのユーザーさんに見てもらえるためのコツをまとめています。
著者:sugiyama(@osugi_39)

オウンドメディアのアクセスを増やして目的を達成するには、コンテンツの品質を高める必要があります。

しかし、コンテンツの「品質」という言葉ばかりが広がってしまっており、実際には何が品質を表しているのか分からないことも多いですよね。

Googleでは品質を指す言葉として、E-A-Tと呼ばれる品質基準をガイドラインに記載しています。※ Googleが定めるガイドライン:検索品質評価ガイドライン

この内容を元に、Googleも検索アルゴリズムなどを調整しているため、ガイドラインに合わせたコンテンツ制作が、オウンドメディアの成否を分けることに。

その中でもE-A-Tは、品質に直結する内容なので、何をどうすればいいのかまとめてみました。

少し長くなってしまいますが、この情報があなたのお役に立てられれば嬉しいです。※ このページはガイドラインを翻訳した内容ではなく、著者なりの考えを持ってE-A-Tを解釈した内容となります。

E-A-Tとは?

E-A-Tを味方に付けユーザーから選ばれるコンテンツを作る方法

E-A-Tとは、専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(TrustWorthiness)の各頭文字をまとめた略語になります。

専門性とは?
特定の分野について深い知識や経験を持っていること(長い時間携わり得た知識)。

権威性とは?
専門知識や地位があり社会的にも認められ、人を鼓舞できること。

信頼性とは?
未来に対して期待してもらえること。

コンテンツの良し悪しを「品質」という言葉のままにしておくと曖昧なので、「品質」を分解して具体的にしたのがE-A-Tと覚えておくと分かりやすいですね。

専門も権威も、信頼という言葉に繋がってくるので「信頼性」だけをガイドラインに盛り込めばいいと思うのですが、わざわざ切り分けているのは、分けている意味があるのかもしれません。※ 海外ではE-A-Tではなく、Trustと呼んでいる場合もあるみたいです。

また、コンテンツの品質を表す言葉としては、以下のような言葉も。

  • Popular(大衆性)
  • Public nature(公共性)
  • Commonality(共通性)
  • Visibility(視認性)
  • Possibility(実現性)
  • Accuracy(正確性)
  • Empathy(共感性)
  • Influence(影響性)
  • Fast-acting(速効性)
  • Behavior(行動性)
  • Universality(普遍性)
  • Variability(変動性)

これらの言葉も品質として表せそうなのですが、なぜ専門性・権威性・信頼性を重視しているのか、そこにGoogleの意図が隠されていそうです。

例えばですが、Googleで検索したコンテンツの情報が間違っていた場合、ユーザーさんにとって不利益になる場合があります。

特に、YMYLと呼ばれる生活・金融・医療・お金など日常に深く関わるコンテンツで間違いがあると、生活がグチャグチャのボロボロになってしまう場合も。

Googleはコンテンツを、ユーザーさんの感情・行動へ影響を与える重要な存在だと認識しているため、間違った情報を掲載し続けたら信頼性が失われ、Googleの検索を使ってもらえなくなる事を怖がっています。

インターネットの情報は、そもそも「誰」が「どんな目的」で掲載しているか分かりづらく、悪意をもって情報を掲載されていることもあるため(フェイクニュースなど)、安易に信頼するのは危険ですよね。

そのためGoogleは、ユーザーさんにとって良い意思決定ができるよう、最大限に安心・信頼できるコンテンツが検索できる仕組みを、ずっと作り続けてくれています。

もし、安心・信頼が無かったら、命綱無しで山の崖を登るようなもの……とても怖くてできません。

ユーザーさんのため、コンテンツを評価するのに専門性・権威性・信頼性へ軸をおいているんだと思います。

そのためのE-A-Tという概念です。

Googleがなぜ、E-A-Tを意識しているのか、その背景を考える

Googleが専門性・権威性・信頼性を重要視しているのはなぜか。

それはユーザーさんに感じてもらう価値を最大化してもらうためだと思います。

そもそも、ユーザーさんが感じる「Googleの価値」とは何か?

  • 情報が調べやすく、
  • 正しい情報が分かるので、
  • 不安を解決できる。

ユーザーさんが検索をする意図としては、何か問題を抱えていたり、課題を解決したいからこそ、必要な情報を求めています。

別にGoogleではなくとも、情報を探すだけなら何を使ってもいいですよね。

ユーザーさんがGoogleへ感じている一番の価値は、Googleを使えば自分にとって「良い意思決定と行動」ができるから。(かなり早く簡単に。)

検索理由:オウンドメディアを作りたい
検索 → 作り方が分かる → 作り方を実践する → 成果が出た

検索理由:アクセスを伸ばしたい
検索 → 施策の方法が分かる → 施策を実践する → 成果が出た

検索理由:問い合わせを増やしたい
検索 → 問い合わせの増やし方が分かる → 増やし方を実践する → 成果が出た

検索した後は、何かしらの行動がセットになっています。

たとえ知りたいだけで調べて、今は行動しなくても、違うタイミングで調べた情報が元になって、行動を起こしているはず。

ユーザーさんの意思決定と行動をサポートし、ユーザーさんの日常(人生)をより良くするには、一つ一つの選択を間違えることができないため、本当に選んでいいのか、選ぶべきなのかが分かるコンテンツが必要なんです。

人生…とまで思うと、責任重大だと感じませんか?

人生とは言いすぎかもしれませんが、コンテンツは、人の感情や行動を変える、それだけの力があります。

しかし、検索上位を目指すために、コンテンツを大量生産したり、専門知識がない人に書いてもらったりするケースが多いため、コモディティ化と呼ばれる、コンテンツの品質が同質化。

コモディティ化ならまだいいですが、品質が逆に劣化している場合も多い。

これらはユーザーさんのためではなく、自分達(コンテンツ提供者側)の都合でコンテンツを作っているので、コンテンツ本来の価値を伝える努力を怠っている悪い状況が続いています。

だからこそユーザーさんに「良い意思決定と行動」をしてもらうため、信頼に値する内容として、専門性・権威性・信頼性を重要視しているのだと思います。

E-A-Tを理解するためにマズローの5段階欲求へ当てはめてみる

Googleはユーザーさんのことを考えた仕様変更(アルゴリズム変更)を何回も繰り返しています。

つまり、人間の心理や行動原理を知ろうとしている、人間を分かろうとしている企業とも言えます。

それならば、人間が行動する動機やキッカケを示す、マズローの5段階欲求は外せないのではないか?この思いの元、E-A-Tとマズローの5段階欲求がどう関係しているのか、当てはめてみました。

5段階欲求指標コンテンツへ置き換え
自己実現目的達成掲載内容で不安が解決しなければ信頼しない
承認欲求他者評価第三者評価が無ければ信頼しない
社会的欲求認められている権威が無ければ信頼しない
安全欲求安心要素専門知識が無ければ信頼しない
生理的欲求基本機能文字の大きさ、配色、文脈など基本が出来ていなければ信頼しない

当てはめてみましたが…理にかなっていませんか?

専門性は安全欲求。
権威性は社会的欲求。
信頼性は全部に当てはまる。

E-A-Tとは?という内容からは少し離れたかもしれませんが、人間の欲求の中にE-A-Tが含まれていることが確認できました。

この考えから言えばやはりGoogleは、心理・行動原理・欲求など人間そのものに対して、一番効果の高い要素を選んだ結果、E-A-Tとなったのではないか。

こんな考え方もできますよね。

Googleはコンテンツ提供者(私たち)に対して、ユーザーさん(人間)を知ることが本当に重要だと、啓示しているのかもしれません。

Googleは過去と現在と未来を評価をしている

そもそもGoogleはどのようにコンテンツを評価しているのか。

様々な指標があると思いますが、E-A-Tを重要視する背景としては、以下のようなことも考えられるのではないかと思っています。

専門性:過去
→ 今までの積み重ね、使った時間に専門性が宿る

権威性:現在
→ 今現在、どのような評価を社会的に得られているか

信頼性:未来
→ 未来へ期待し頼れるか

コンテンツをどうやって評価しようか考えた時、過去だけでは判断できませんし、現在のことだけでは不十分、未来への期待だけはGoogleとしても自信をもってコンテンツをオススメできない(検索順位を上げること)。

それならば、過去も現在も未来も、全てを合わせて評価をすることで、本当に価値あるコンテンツなのかを判断できると考えた結果、E-A-Tを重要視しているのではないかなと思いました。

「信頼性」という言葉をわざわざ使っていますが、近しい言葉で「信用」があります。

信用とは、過去での行いを評価しているため専門性と被ってしまうので、「信頼性」という未来を示す評価を加えているんだと思います。

ユーザーにとってE-A-Tのメリットは何か?

「専門性・権威性・信頼性が大事なのは分かった。だけど、それぞれどんな事が該当するの?」と思いますよね。

専門性・権威性・信頼性があるとユーザーさんにとって何のメリットがあるのか、E-A-Tを使いこなすために詳しく見ていきたいと思います。

コンテンツに専門性(Expertise)があると、どうなるの?

下記は専門性によるユーザーさんのメリット。

・より深い知識、情報を知ることができる
∟不安を解決できる
∟次の行動が起こせる
・新たな発見ができる
∟知っておいた方いい情報を増やせる
∟特に初めてだと「何が分からない」か分からないのが道筋が見えるようになる
・正確性の高い情報が得られる
∟間違えなくなる、失敗しなくなる
∟恥をかかなくなる
∟他に広めたときも、正しい情報を回していくことができる
・価値があることを感じやすい
・良い意思決定ができる
・良い行動へ結びつけやすいができる

コンテンツに権威性(Authoritativeness)があると、どうなるの?

下記は権威性によるユーザーさんのメリット。

・選んでいい情報か判断しやすくなる
・正論では通じないけど権威には従う
・価値があることを感じやすい 
・判断基準になる

コンテンツに信頼性(TrustWorthiness)があると、どうなるの?

下記は信頼性によるユーザーさんのメリット。

・意思決定が後押しされる
・未来へ期待が持てる
・問題に誠実に対応してくれていると思える

E-A-Tには共通する特徴がある?

E-A-Tの内容はれぞれ違っているように見えますが、共通した特徴もありました。

専門性・権威性・信頼性があることで、

  • 情報に対して価値を感じやすく、
  • 良し悪しの判断基準ができ、
  • 自発的な行動が促される。

これこそ、ユーザーさんがGoogleを使う価値である「良い意思決定と行動」に繋がっています。

専門性・権威性・信頼性の情報が組み合わさると、人間はよりクリエイティブになり、どんどん新しい一歩を踏み出していける。

GoogleがE-A-Tを選んだ背景を、なんとなく分かった気になれました。※ 完全に分かることはできませんが、ユーザーさんに対してのGoogleの向き合い方を推測できれば、どのような方針のコンテンツを評価したいと思っているのか、推測できるようになります。

E-A-TとYMYLの関係性とは?

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、人の幸せや経済、日常に深く関係する内容を指し、E-A-Tの影響を受けやすいと言われています。

日常に関係するもの、例えばお金に関する情報で、万が一間違えた情報が広く出回ってしまうと、多くの方が苦しい生活を強いられる可能性も出てきてしまう。

そんなことはGoogleも望んでいないので、日常に深く関わりある情報に関しては、専門性・権威性・信頼性をより重視して、少しでも間違いが起きないようにしている。

しかし、日常に深く関係しないテーマだったとしても、ユーザーさんのことを考えれば、E-A-Tはどんなテーマのコンテンツでも必要な存在だと私は思っています。 

確かに洗濯物の洗い方などで、専門家の情報がコンテンツ化されていても、いまいち価値が分かりづらいので、E-A-Tが不要なテーマも中にはある。

だとしても、ユーザーさんが調べたい情報がある限り、それに対してとことん専門性・権威性・信頼性を感じることができるコンテンツを作り、安心してもらうことが必要です。

コンテンツを作るのであれば、一つも気を抜くことができないため、YMYLに関係しない内容だったとしても、E-A-Tを意識して頂くのがオススメです。

E-A-TとSEOの関係性とは?

SEOとは、検索エンジン最適化と呼ばれています。SEOは、Search Engine Optimizationの略語。

SEOが出来ていれば、E-A-Tも対策できていると思ってしまいがちですが、SEOとE-A-Tは区別して考えなければいけません。

SEO → 検索エンジンへの意識
E-A-T → ユーザーへの意識

意識の向け先が全然違ってきます。

しかしながら、E-A-Tを意識して、ユーザーさんに向き合い、寄り添い、共感しつつ満足してもらえるようコンテンツを作ると、自然とSEOに必要な各条件も揃っていく。

SEO → E-A-T ではなく、E-A-T → SEO の発想がいいかもしれません。

E-A-Tを意識したからといって、完全にSEO対策ができるわけではないですが、SEOへの意識を減らしても、ユーザーさんに信頼してもらえるコンテンツ作りへ全力を注いでもらった方が、品質が高くなりやすいのでオススメです。

コンテンツにE-A-Tの概念を取り込みアクセスを増やすために

せっかくE-A-Tが何なのか分かったら、あなたもこの評価イドラインを活用して、アクセスをさらに増やしたいですよね。

ユーザーさんに対して、どうやればE-A-Tを取り込んだコンテンツで価値を感じてもらえるのかまとめてみました。

E-A-Tそれぞれを「〜がある人だと思ってもらうには?」という観点から見てみます。※ 5W1Hでまとめると見やすいなと思ったので、それぞれこのフレームワークを活用して解説。

専門性がある人だと思ってもらうためには?

Why:なぜその専門性を身につけたのか経緯を伝える
例:動機、キッカケ、信念…etc

Who:自分自身の存在を証明する
例:資格、身分証明、年齢、性別、住所…etc

When:その領域に携わって経過した時間を見せる
例:何年間、何時間、何年、何日…etc

Where:どこで得た専門性なのかを示す
例:専門機関、所属会社、場所…etc

What:何をやってきた身につけた専門性なのかを示す
例:マーケティング、デザイン、ライティング…etc

How:どんな方法で身につけた専門性なのかを示す
例:研究、読書、対応クライアント数…etc

これらをユーザーさんに分かりやすく伝えられると「専門性がある」と認識してもらいやすいかもしれません。

専門性とは、一朝一夕で身につくものではなく、1日に何時間もそれに対して向き合い、継続して初めて身につくもの。

専門性=職種と勘違いしやすいのですが、学ぶ際に得た経験や感情などは、その人自身の唯一無二の専門性なので、肩書きなど持たなくても専門性を伝えることは可能です。

そして、専門性を身につけたということは、専門性が身につく前の自分を経験しているため、専門性を持っていないユーザーさんの不安にも共感できる。

共感することで、相手の気持ちを理解したコンテンツが作れるからこそ、専門性を取り入れたコンテンツで、より信頼を頂けるようになります。

やっておきたい専門性の伝え方

単純に「◯◯◯について知っています。」という伝え方をしてもあまり意味が無いと思っています。

もしそんなことでユーザーさんやGoogleに評価をされるのであれば、もっと簡単に検索上位が取れるコンテンツを作れますが、実際はそうではないですよね。

専門性が明確に伝えられるよう、専門性を示す文脈を意識してコンテンツを作る必要があります。

なぜそれを学び、自分がどういう存在で、どのくらいの学びをどこで得て、何をどうやって身に付けたのか。

5W1Hに沿って作ることが、専門性を表す基本だと覚えておきましょう。

例えば「私は弁護士の資格を持っています。」と言われれば、専門性を感じるかもしれませんが、それだけで簡単に信用できませんよね。

しかし、「私は困っている人を助けたく、学生時代から5年間ずっと司法の勉強を続け、今では10年以上弁護士活動に勤しんでいます。」と言われれば、ずっと信頼性は上がる。

伝え方の問題もありますが、専門性を示す文脈をしっかりと作り、ユーザーさんに伝える努力をしなくては専門性は伝わらない。

専門性を伝えるには文脈を意識するのがオススメです。

やってはいけない専門性の伝え方

◯◯の部長、◯◯で働いているなど、専門性とは言えない肩書きを使って、専門性があるように見せる。

専門性をうたっていたとしても、実際のコンテンツはとんでもなく薄い。

イメージと実際に差があると、専門性があるのか疑わしくなります。

あとで嘘が発覚したり、疑われるようなことをしないようにしておきましょう。

権威性がある人だと思ってもらうためには?

Why:なぜ社会的にも認められているかを示す
例:実力が評価されている、思想が共感されている…etc

Who :誰に認められているのかを示す
例:大衆、身近な存在…etc

When:いつ認められたのか示す
例:何年何月何日…etc

Where:どこで認められているのか示す
例:メディア、SNS、口コミ…etc

What:何が認められているのか示す
例:実力、思想…etc

How:どうやって認められているのか示す
例:メディアへの受賞や掲載歴、数値(No.1など)…etc

マズローの5段階欲求でも少し書かせてもらったのですが、権威性があるということは、社会的欲求を認められている人と捉えることもできます。

権威をもっと簡単な言い方にしてみると、周りの人から多くの支持・信用を得ているから、その人に対して信頼できるということ。

何かを判断する、良い意思決定を行うためには、その情報に対して何かしらの信用がなければ怖くて手が出せませんよね。

しかし、その情報に対して周りからの信頼が集まっていることが分かれば、自分の意思決定も間違えることはないという安心を手に入れることができます。

また、権威性を少し意地悪な言い方にしてみると、自分では考えられないから正しい事を言ってくれる人に付いて行きたい、こんな気持ち。

何を選べばいいか分からない、失敗したくない、常に誰もが(私も含めて)不安と隣り合わせの生活をしています。

誰もが持っている「頼りたい」という感情は、何か強烈に道を指し示してくれる存在に、憧れ、惹かれていく。

意思決定や選択を間違えないために、この人に付いて行きたいと思わせられれば、権威性を発揮できると思います。

やっておきたい権威性の伝え方

① 権威者である事を発信
② 周りから引用や言及される サイテーションを集める
③ 権威者としての地位がインターネット上で作られる※ Googleという箱庭の中での権威性を獲得する必要がある

権威性で想像できるのは、やっぱり社会的にも地位が高そうな人の肩書きですよね。

例えば、医者・教授・弁護士など、これらは社会的にも広く認められている(地位が高い事をみんなが共通して認識している)存在であり、言葉自体に対してすでに信頼性という名の付加価値が付けられている。

しかし、単純に肩書きを示せばいいという話ではありません。

どんなに地位を高く感じる肩書きでも、肩書きだけがその人を信用する根拠にはならないからです。

権威性は専門性と同じく、なぜその権威があるのか、文脈を作って伝えないといけない。

特に権威性は、社会的に認められているその人への現在の信用の集まり方が重要なので、集まり方を示す被リンクだったり、サイテーションと呼ばれる権威者の名前などが、他のブログやサイトで言及されている数が評価されます。

すなわち、自分たちでは権威性を大きくコントロールができず、周りの行動に頼ることになるので、すぐには権威者として伝えられないのが現状です。

出来ることとしては、ユーザーさんがあなたの事を、周りに広めやすくなるよう、肩書きや名前を載せたり、どんな事を学んできたのかをきちんと示すこと。

権威性を感じてもらう文脈としては、

① 権威を感じてもらえる情報を常に発信し続ける(継続的に)
① 周りから評価を受けている人物である事を発信(嫌味がないように)
② 周りから引用や言及される サイテーションを集める

このような文脈が作れると、権威者としての認知が広がり、権威者として感じてもらえるようになります。

最初から「私は権威者です!」と言っても認識してもらえず、継続的な行動によって作られるものなので、一朝一夕では手に入れられないからこそ、Googleも評価の対象にしているんだと思います。

やってはいけない権威性の伝え方

権威という言葉を聞いても、なかなかはっきりと言語化できないことも多いですよね。

ちなみに私自身も、権威を事細かく説明することはできません。

権威のことを、あなた、ユーザーさん、私も違う解釈をしていると思いますが、権威を単なる「威張る」ことだと勘違いしてはいけないと思っています。

偉そうに言えば従う、役職や地位が上な事を利用して無理難題を押し付ける。

これは「権威」ではなく「権力」です。

本来の権威性は、自然な形でユーザーさんを鼓舞できるため、信用をどんどん貯めることができます。

しかし、権威を権力に変換して扱ってしまうと、強制力で無理やり従わせようとすることで、信用はどんどん減っていく。

権威と権力を間違えないことが大切だと思います。

ユーザーさんに対して、上から目線では無いか?反発するような物言いはしていないかチェックしておきましょう。

信頼性がある人だと思ってもらうためには?

Why:なぜ期待してもらえるのか示す
例:良い意思決定、選択ができるから…etc

Who:どこの誰だから期待してもらえるのか示す
例:肩書き、役職…etc

When:いつ期待として変わるのか示す
例:不安を抱えている時…etc

Where:どこで期待に変わるのか示す
例:サイトを見にきてくれた時…etc

What:何をして期待に変わるのか示す
例:コンテンツで知りたい情報を提供できた時…etc

How:どうすれば期待に変わるのか示す
例:品質の高い必要な情報が全て入ったコンテンツを作った時…etc

信頼性とは「期待」の意味合いが強い言葉です。

信用 → 過去の行いについての評価を感じた時
信頼 → 未来の期待を感じた時

信頼は未来への期待(投資)になりますが、信頼性を強めるためには、あなたとユーザーさん双方向が信頼し合える関係を作り、お互いが歩み寄ることが必要です。

それはつまり、ユーザーさんの事を知り、共感し、理解すること。

相手のことが分からなければ、信頼してもらうために、何の情報が必要か分からないですよね。

また、信頼していたのに裏切られた……こうなってしまうと、あなたのコンテンツに二度と訪れてくれないだけでなく、悪い口コミを増やされてしまう場合も。※ 悪い口コミが1つあれば、良い口コミを5〜10個増やさなければ相殺できないと言われています。

そのため、E-A-Tとして「信頼性」は盛り込まれていますが、「信頼を裏切ると自分自身に返ってくるよ、だから継続的にしっかりコンテンツを作りなさい」とGoogleから言われているような気がします。

ユーザーさんに対して誠実な態度が、信頼性を作る上で大事なのかもしれません。

やっておきたい信頼性の伝え方

信頼とは未来に対しての期待の事なので、ユーザーさんが期待する未来をサポートすることが必要です。

一時の信頼でもいいですが、継続的に信頼を証明し続けなくてはいけない。

これを実現するためには、

  • 継続的に、
  • 信頼してもらえるコンテンツを、
  • 作り続けていく。

常にユーザーさん視点、何の情報を求めているのか、何に期待しているのか、何に価値を感じているのか、考え続けることが大切。

そして、期待してもらえる状態を継続することが何よりも重要です。

やってはいけない信頼性の伝え方

簡単に信頼してもらうことはできないため、短期的な思考で信頼を集めようとすると、うまく行かない場合があるかもしれません。

また、ユーザーさんの状況を理解していない発言などは、逆にユーザーさんを怒らせてしまう場合も。

E-A-Tに関するよくありそうな質問と回答

E-A-Tに関してよくありそうな質問、または自分自身で疑問に思って調べた内容などをまとめてみました。

E-A-Tを表現するには、文字量はどのくらいがいいの?

何かを詳しく説明するにはそれなりの文章量が必要になります。

詳しく書こうとすると、必然的に文章量は多くなる傾向に。

もし文章量が少なくてE-A-Tが満たされてなさそうなのに検索上位ならば、

  • サイトの力がそもそも高い
  • そのカテゴリーにおいて新しい解釈のもと出された情報(他と被ってない)

このような場合があります。

しかしながら、文章量がそれなりに多いコンテンツが検索上位にいる場合が多いため、最初に説明したように、E-A-Tを説明出来るようそれなりの文章量になっているからこそ、多いのかと思います。

E-A-Tを意識すれば絶対に上位表示される?

E-A-Tを意識してコンテンツを作れば、ユーザーさんの満足を得られる可能性は高いですが、必ず検索上位を取れるわけではありません、

無駄な関係ない情報が1000あったところで、濃密な情報が100には勝てない。

しっかりと、ユーザーさんが求めている情報を理解した上で、E-A-Tの概念を取り込みましょう。

結局はE-A-Tを意識するのではなく、ユーザーへの意識が大事?

E-A-Tばかりを意識すると、Googleの方針ばかりに目が行きがちになり、ユーザーさんへの意識が薄くなるかもしれません。

Googleは常にユーザーさんへ意識を向けてアルゴリズムを調整しているため、Googleではなくユーザーさんへ意識を向けることが一番重要だと思います。

専門性は良いことばかりではない?

専門性があると言っても、その専門性に固執してしまい、余計なバイアス(偏ったが考え)がかかってしまう場合も。

もし専門性を振りかざして、その知識を押し付けてくる人は、専門性があったとしても信頼できませんよね。

そのため、一つの専門性だけでなく、二つか三つを掛け合わせた専門性を作るといいかもしれません。

ユーザーさんにとって、どんな専門情報が必要なのか、自分自身を基準にするのではなく、ユーザーさんを基準に考えた専門性を伝えることができれば大丈夫です。

E-A-Tってつまり肩書きじゃないの?

専門性・権威性・信頼性と聞くと、教授や弁護士、何やら偉い人を思い浮かべてしまいますが、肩書があればE-A-Tを満たせるかと言ったら違います。

どんなに肩書きがすごくても、初対面でその人を完全に信用することができませんよね。

肩書きを持つその人が、自分にとってどのくらい価値があるのか分からなければ、いくら肩書きがすごくてもダメ。

E-A-Tが必要ないテーマもある?

例えばハサミの使い方など、大統領が説明したって、一般である私が説明しても、その効果に差はないと思います。

専門性・権威性・信頼性が必要ないテーマも存在してはいますが、ユーザーさんの事を考えると、より詳しい情報が届けられるよう、どんなテーマでもE-A-Tの概念は必要だと私は思っています。

そのため、全てのテーマに対して、常にE-A-Tを意識したコンテンツ作りをするのがオススメです。

最後に。

E-A-Tでは、「何ができるか」より「誰がなぜ言っているか」が重要。

情報だけではなく、人間そのものの力の大事さを語っています。

そしてユーザーさんに「良い意思決定と行動」をしてもらうには、専門性・権威性・信頼性を一連の文脈として繋げて、コンテンツを作って頂くのがオススメです。
著者:sugiyama(@osugi_39

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