記事作りのルール?言葉を書き出すうえでのマインドセット12個

  • | 公開 2021年03月28日
思考
記事作りのルール?言葉を書き出すうえでのマインドセット12個

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。あなた自身で記事を作る場合、常に意識しておきたい感情や思考が存在します。これらをマインドセットと呼び、自分なりのルールが作れると、それだけで記事作りが楽になります。

「この文章で、ユーザーさんは満足してくれるかな…。」

ブログやホームページなど、自社(個人を含む)のオウンドメディア用記事を作る際、内容に問題はないか?読みやすいか?常に不安な気持ちになりますよね。

判断基準があなた自身の中でしっかり定まっていないと、記事の"いろは"や"ノウハウ"をインターネットで探して学ぶこともあると思います。

しかし、基本を知ったり身に付けることも大事ですが、それと同じくらい心の持ちよう(マインドセット)が非常に大事。

私が言葉を書き出すうえで大事にしている考え方を12個にまとめたので、この情報が少しでもあなたのお役に立てられれば嬉しいです。

このページの内容は、自分自身がコンテンツの書き手となり、一次情報をユーザーさんへ届けたい人向けの内容となり、インタビューなど自分以外の人から情報を頂く編集には効果が少ないかもしれません。

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記事コンテンツを作る際のマインドセットとは?

マインドセットとは、常に抱えている感情や思考を指す言葉であり、自身の行動に大きな影響を与える要素となります。

例えば毎日「仕事したくない」と思っていると、会社へ行く途中で吐き気がしたり、会社についてからも「もう帰りたい」と呪文のように呟いてしまう。

考えていることや思っていることが、そのまま行動にも影響するため、感情・思考の在り方次第で結果も変わってくる。

もし、この原理が記事コンテンツの執筆やライティングにも該当するとしたら、どうでしょうか。

なんだか悪い記事になりそうな雰囲気ですが、もう少しマインドセットと記事コンテンツの関係性を見てみます。

なぜ書き手にとってマインドセットが大事なのか?

記事(コンテンツ)作りでは、まずあなた自身の中に貯まっている情報資産(知識・経験・体験)と、外から新しく取り入れる様々な情報を活用しますよね。

完全なオリジナルコンテンツを作ろうと思っても、自分が持っている情報だけでは足りないことが多く、外部情報が必要不可欠です。

  • 自分の中から情報を取り出す
  • 新しい情報を一旦取り入れてから取り出す

そして、この2つの工程を必ず挟みますが、どちらにしても自分を通して情報が外に出されることには変わりありません。

例えば、あなたのモチベーションも高く、読み手をとことん想った状態(マインドセット)の場合は、あなたを通して生み出される情報に対して、マインドセットの好影響が付けられた文章・情報が出やすくなります。

記事を書く前のマインドセットが良好な状態だと、書き出される情報品質が上がりやすい

その逆で、モチベージョンも低くて、マイナス感情ばかりの状態のあなたを通して情報が生み出されると、自然とマイナス影響が情報にも付いてしまうため、見る側にもそのマイナス感情を自然と感じ取られてしまう。

記事を書く前のマインドセットが不良な状態だと、書き出される情報品質が下がりやすい

記事コンテンツを作る場合、必ず自分自身というフィルターに通されるため、意識しなくても自分フィルターの影響を強く受けてしまいます。

自分フィルターは、今までの経験や知識なども含まれますが、言葉の選択に対してはマインドセットが一番強く影響している。

悲しい時はマイナスな言葉になりやすく、嬉しい時はポジティブな言葉になりやすい。

これは簡単な例ですが、それだけマインドセットと言葉は連動しているため、ユーザーさんにとって良い情報を提供する意識だけでなく、書き手自身の状態にも気を配ることが大切だと思っています。

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記事を書く人のためのマインドセット12個

記事やコンテンツを作る人、主に言葉を選んで書き出す人に大事だと言える内容ではありますが、これは考え方の一つでしかありません。

あなたが今まで学んだこと、経験したことから見れば「それは違うよ」と言いたくないようもある内容もあると思います。

そのため「こういう考え方もあるんだな~、へぇ~。」くらいの思いで見て頂くのがオススメです。

酔いを乗りこなす

言葉を自分の中から取り出し、それを文章として形作っていくと、気分がだんだん良くなっていきませんか?

日に日にアクセスが増えていったり、スラスラ書けていけば、なおさらその感覚は強いかもしれません。

何やら全能感と呼べる感覚にもなり、書いた文章全てが、読み手にとって最高の満足を与えられるものだと信じて疑わない状況。(そう思ってなくても、心の底では思っていることも多い。)

しかし、これらの感覚の大半は"酔い"によるものです。

  • 自分への酔い
  • 読み手への酔い
  • 社会への酔い

すごい文章を書いている気になりやすいですが、冷静になって客観的に見直せば、周りとそこまで大差がない、平凡な文章だったりします。

数か月後、見直しのために読んでみたら「こんなひどいの書いてたのか…。」とガックリすることは、あるある話。(私の場合は特にそう)

酔いはモチベーションを高めるために大切ですが、完全に酔うのではなくほろ酔いがベストだと思います。

酔いを乗りこなし、適度に飼いならすことで、良いマインドセットも保ったまま記事を作っていけます。

批判心は情報不足だと知る

ノウハウを情報化したり、何かと比較をしたい時など、自分の方が正しい知識を知っていると思い、考えの違う情報を批判してしまうこともあります。

意図して批判しているつもりはなくても、情報の正しさを天秤にかけたとき、その多くは自分の情報の方に傾くことが多い。

しかし、これらの多くはほぼ全て思い込み、文脈理解や正しい情報を知らない状態で分かったつもりになっていることが原因で、自分が間違っていることも。

「~すべき。」なども同じで、状況が違えばやり方も考え方も違くて当然なのに、自分の状況が他の状況ともまったく同じだと思ってしまっている。

また、批判が含まれた記事をユーザーさんが見たときに、気持ちに同調して間違った批判者を生み出してしまうこともあります。

特にマイナス感情はマイナス感情を生み出しやすいため、自分の間違った批判で誰かの心・感情を不安にさせてしまうのは、コンテンツの作り手としては避けた方がいいと思っているので、批判心が出てきたら自分の情報不足だと気づき、方向展開できるようにするのがオススメです。

不足が批判を生む。
批判は反発を生む。
反発は争いを生む。

終わりなきマイナス思考を広げさせてしまうので、私自身も注意するようにしています。

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自分と他人の当たり前は違う

自分の当たり前は、相手にとっても当たり前である。

この考え方はかなり乱暴ですが、誰しも世界の中心が自分だと認識しやすいのが正直なところ。

何事も自分視点で考えがちですが、文章を書くために一つ一つ言葉を選ぶ記事作りにおいては、その発想のままでは誰も読んでくれません。

例えばあなたが普段「コンテンツ」と呼ばれる単語を使っているからと言って、あなたの記事を見てほしい人が「コンテンツ」の意味を知らないこともあります。

そのまま相手が理解できない単語を選び続けていれば、ユーザーさんは内容を難しく感じて、読む気も失せてしまう…。

誰へ向けた記事を作るかによっても違いますが、自分中心ではなく相手中心でモノゴトを考える思考の切り替えが必要です。

自分と他人は違う、その意識があるかないかで、大きく記事の品質は変わってきます。

言葉一つ一つが評価されている

記事を読むとは、言葉(単語)一つ一つを取り込むこと。

人は文字から多くの情報を取り入れており、自分自身の知識・経験、または前後の繋がりを考えて意味を理解しています。

つまり、言葉の一つ一つが読み手の評価対象となっている。

例えば「長い文章は読まれない」とよく言われますが、必要な言葉であれば、多少長くても取り入れる方がいいと思っています。

感謝の気持ちを伝える時に「ありがとう。」の一言で済ますのか、または「〇〇さんに〇〇してもらえて嬉しかった、ありがとう。」とするだけで受け取った側の嬉しさは変わりますよね。

その一言が追加されたからこそ、結果として伝えたい意味を増幅させて、読み手の満足度をさらに高めることができる。

短くまとめた方がいい場合もありますが、言葉一つ加われば、受け取り手の感じ方は変わるため、選ぶ言葉一つ一つの重要性を認識頂くのがオススメです。

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読みやすさが一番ではない

言葉を一つ一つ丁寧に選んで、読み手が分かりやすく読みやすい文章を書くことは重要ですが、読みやすさが一番ではないと思っています。

読みやすさは、技術によって誰でも生み出せるテクニックでもあるので、あなたが現在1番だったとしても周りのレベルが上がっていけば、読みやすさのアドバンテージは無くなっていく。

また、求められている段階的な要素を考えても、読みやすさはあくまで要素の一つでしかないことに気付きます。

段階ごとのフェーズ例
① 知りたい情報がある(求めている情報があるかどうか)
② 自分に分かる情報で書かれている(読みやすい)
③ 知りたい以上の気づきが得られる(情報が充実している)
④ 書き手への興味が増す(書き手の思考に共感する)
⑤ ファンになる(書き手が好きになる)
⑥ 繰り返し見てくれるようになる(★書き手が本当に求めている位置)

ユーザーさんの状況例を可視化してみましたが、記事の作り手としては、ただ読んでもらうだけでなく、その先を求めているはずです。

もし、読みやすさだけに焦点を絞っていた場合、②の段階で読み手の行動や感情は止まってしまうため、結果的に書き手の目的は達成できない。

読みやすさではなく、時には書き手の感情を思いっきり表現した内容も必要になります。

どんな要素が必要かは、あなたが向き合いたいユーザーさんによっても違いますが、読みやすさがゼッタイではないことを認識しておくだけでもオススメです。

単なる情報で終わらせない意識がとても大事。

モチベーションの維持

なぜ書き手にとってマインドセットが大事なのか?の章でも少し触れていますが、自分自身の心の状態によって、記事コンテンツの品質は大きく変わってきます。

マイナス思考  → マイナスな言葉が出やすい
ポジティブ思考 → ポジティブな言葉が出やすい

熟練したスキルを持った人であれば、感情に左右されず書けるかもしれませんが、それはほんの一握り。

人はどうしても感情に左右されるため、言葉も同様に心が影響して生み出される質が変わってくる。

そのため、書き手の気持ちを高く維持できる状態を普段から作っておくことが大切です。

× 誰かに書かされている
〇 自ら書いている

× 読み手が誰か明確に分かっていない
〇 読み手が誰か明確に分かっている

× 仕事として書いている
〇 使命だと思って書いている

他にも色々ありますが、記事コンテンツを作る状況や、仕事の仕方や関わる人との関係性もモチベーションには大きく影響するので、書き手の環境作りにも意識を向けるといいかもしれません。

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昨日の自分を疑う

昨日うまくいった内容が、今日は適用できない場合もある。

徐々にできる事を増やし、成功体験を積み上げていくことは大切ですが、常に昨日の自分を疑っていくことも大事です。

一定の勝ちパターンを見つけてしまうと、楽に勝てることが分かっているため、同じようなパターンを繰り返し行い、思考停止になってしまう場合も。

同じ勝ちパターンが通用しないことも多く、その状況ごとで常に最善を考えていく必要もあります。

同じ状況は一つもないからこそ、覚えておきたいマインドセットの一つとして、昨日の自分を疑うことを意識しておきましょう。

自分自身が一番のファンになる

自分自身で書いた記事コンテンツの一番のファンが、あなた自身であること。

これは、マインドセットの中でも大事なTOP3に入る一つ。

もし、あなた自身で「面白くない」や「あまり参考にならないな」と感じる部分があれば、見てくれるユーザーさんも同じ感情を抱く可能性が高いです。

自分の記事コンテンツが一番好きだと思えなければ、相手からもそう思われないため、一番のファンは誰か意識することも大切。

そんな記事コンテンツを作れる精神状態・情報収集・文章テクニックを求めていくことで、さらにあなた自身のレベルも高まっていくと思います。

届けない人を決める

記事を書こうと思えば、誰に向けての内容かを考えると思いますが、それは情報を届けない人は誰か決めることにもなります。

1つのコンテンツで全ての人へ納得頂くには無理があるのと、誰もが分かる内容にすれば、浅い知識でしか情報を書けなくなる。

浅い知識の例:みんなに読んでもらいたい
→ 記事の書き方

深い知識の例:特定の誰かのためだけ
→ サラリーマンで副業を目指したい人向けのブログの書き方

浅い知識で書いた方は広い範囲に届けられますが、その記事を書けるのはあなた以外にも大勢いるため、埋もれてしまって見てもらえない可能性がある。

しかし、特定の誰かの為に書かれた記事は、誰もが書ける内容ではないため、見てくれる人は少ないが、見てくれた人の満足度は高まる。

情報を見てほしい人だけでなく、情報を届けない人も意識することで、より明確に何を書けばいいのか分かるようになります。

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幸せを感じる

周りを見渡せば、文章がうまい人なんてゴロゴロいる。

アクセス数が多かったり、文章を使って副業や本業で稼いでいる人を見ると、自分がなんだか不幸に感じてしまう場合もありますよね。

しかし、周りを見ての幸せより、あなた自身の身近な幸せを感じてみてください。

例えアクセスが1人分だったとしても、見てくれた人がいることには変わりなく、本来であれば嬉しいこと。

数の多さが全てではありません。

この意識を持つだけでも、私自身が他人と比べることも少なくなり、余計な劣等感も抱かなくなりました。

自分すでに持っていた幸せを知るだけで、モチベーションは上がり、記事の品質はどんどん高まっていきます。

読み手と同じマイナス感情を感じる

マイナス感情とは、不遇・不満・不便・痛み・悩みなどの感情。

なぜマイナス感情を感じる必要があるかと言えば、情報を求める動機にこれらのマイナス感情が引き金となっているからです。

行動するに至った動機を理解することで、必要な情報に気付きやすくなるのと、見てくれる人の気持ちを考えた記事コンテンツにもできる。

いくら感じようとしても、本人が感じている不安や感情を完全に理解することはできませんが、同じ境遇に身を落とすイメージを持つことで、理解度が高まり求められる情報が提供できるようになります。

また、相手が感じる痛みを自分でも感じる共感力(エンパス)を持っていると、読み手に寄り添った言葉がすんなり出てくるようになり、さらによくなる。

読み手のマイナス感情へ近づこうとする意識は、とても大事なことです

直観を信じる

あまりに具体的ではなく、抽象度が高すぎる内容ですが、あなた自身の直観も信じてください。(かなり大切)

例えば、一度書いてみたものの、自分の感情に違和感を残したり、声に出して読んでみると意味が通じづらかったりする場合もあります。

そのささいなキッカケはとても大切なもので、あなたの無意識が反応して知らせてくれている修正ポイント。

技術的なことや、何かのステップに沿って記事コンテンツを作るのもいいですが、直観の力も大事にしてほしいです。

記事作りに不安を感じているあなたへ

私がこれら全てを、完璧にできているかと言えば全然違います。

その都度必要箇所へ適用する形をとっていますが、これらのマインドセットを意識し続けることで、アウトプットの品質は変わってきました。

このページの内容も、世界から見れば数ある中の一つの意見でしかなく、経験や知識が違えば、まったく別の考え方がたくさん存在しています。

自分に合うマインドセットを手に入れると、記事を書くのがもっと楽しくなると思うので、色々試して頂くのがオススメです。

著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は資料サービス「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツの制作から運用、100社以上のお客様支援を実施。そこで得たノウハウをコラムとして投稿中。
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