いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。コンテンツの品質を、さまざまな視点からチェックして、ユーザーさんに求められる検索上位の記事を目指すための方法をまとめています。
公式サイトやブログなど、オウンドメディアを活用した集客施策は、どの会社(個人も含む)も頑張っているポイントですよね。
あなたも毎日、コンテンツ品質を高めて、たくさんの人に見に来てもらえるよう、試行錯誤を重ねていると思います。
しかし、Googleや周りからは「コンテンツ品質が大事」だと言われることが多くても、どんな方法で品質を上げればいいか分からないことも多い。
私もメンバーの品質チェックをするのは難しかったですが、色々試し考えていく中で、経験を体系化していきました。
このページのチェック内容が「全て正しい」と言うつもりはなく、多角的な視点からチェックをするための思考拡張リストだと思ってもらえたらなと思っています。
少しでも、あなたのコンテンツライフを良くできる情報になれれば嬉しいです。
すぐにチェックしたい場合は「コンテンツ品質のチェックリスト」をご確認ください。
コンテンツ品質とは?
コンテンツ品質と言われても、品質が何に該当するか、イマイチ分かりずらいですよね。
よく言われている品質は、E-A-Tと呼ばれている「専門性」「権威性」「信頼性」について示されることが多いです。
wikipediaで品質定義も調べてみると、
「本来備わっている特性の集まりが、要求事項を満たす程度」wikipedia
上記の解釈をコンテンツに当てはめてみた結果、
本来備わっている特性の集まり
→ ユーザーさんが必要としている情報であり
要求事項を満たす
→ ユーザーさんが分かる(理解できる)内容として得られること
このような解釈ができます。
情報を単純に受け取ったとしても、その情報を理解できない、または使えないと意味がないので、求めている情報が様々な視点から分かりやすく説明されていることが、品質とも言い換えることができる。
この思考のもと、品質チェックについて、私と一緒に深く見ていきませんか?
少しでも、品質チェックのヒントになればと思っています。
コンテンツ品質を考える基本的な思考
ユーザーさんに対して「求めている情報が様々な視点から分かりやすく説明されていること」を実現させるために、品質に対してはどのような思考を持てばいいのか。
求められる考え方としては、
- 網羅性
- 専門性
- 権威性
- 信頼性
- 独自性
- 一貫性
- 先端性
- 簡易性
この8つの性質を合わせて考えてみると、求めている情報も揃えられ、分かりやすく伝えることもできる。
それぞれどんな性質があり、どのようにコンテンツ品質と結びついているのか、見てみたいと思います。
網羅性
網羅性とは、もれなくダブりなく揃っていて、説明されている対象を理解するのに必要な情報がすべて存在している状態。
例えば、それが成されている背景や歴史、また手順など、理解を深めるのに関係している情報を十分見てもらうことが、ユーザーさんの理解の深さに繋がります。※ 網羅的に情報を用意しても、ユーザーさんに必要とされない場合もある。
情報を円など形にしてイメージすると分かりやすいのですが、情報が欠けていれば、正確な形にならず意味を成さない。
いびつな形で情報が提供されても、本来理解したいはずの情報がそろっていないので、虫食い状態になります。
そのままだと、不十分な理解のまま進んでしまい、ユーザーさんの不利益、または新たに情報を探すための手間が発生するため、網羅的に情報を提供することが必要です。
専門性
専門性とは、ある領域に対して、長い時間考え続け、深い視野と情報、そしてスキルを手に入れている状態を示します。
例えばオウンドメディアにおけるコンテンツを説明するのに、
Aさん:文字・画像・動画などの情報のこと
Bさん:ユーザーさんの感情を動かし行動を促進させる情報の集合体
この場合は、AさんよりもBさんの方が専門性があると言えますよね。
専門性を身に付けていると、説明する情報に対して、さまざまな角度から言い表せることができます。
一朝一夕で身に付けられるものではなく、時間がかかったり、何回も思考を重ねてやっと手に入れられる情報やスキルでもあるので、専門的な内容が入っていれば、それだけ信頼に値すると言えます。
もし専門性がなく、間違えた情報が記載されてしまった場合、情報を手に入れたユーザーさんの行動に悪影響を与えてしまうため、Googleもこのような状態は望んでいません。
だからこそ専門性があると、品質が高いと言えます。
権威性
権威性とは、強い力で行動を鼓舞(こぶ)させてくれる性質のこと。※ 「強制」ではなく「鼓舞」と言い表すのがポイントです。
家族でいう「お母さん」や、会社でいう「社長さん」は、みんなをひっぱっていく存在なので、権威があると言えます。※ 権力は、無理やり従わせることなので、権威と権力は間違えないようにしましょう。
また、権威は広い範囲、たとえば一般的に偉いことを認知されていたり、人気があることを示すバロメーターでもある。
弁護士などは、世間一般からは優秀で仕事のレベルも高く、給料も高いと思われていますが、このような一般的に作れている既知のイメージにも権威性が出てきます。
オウンドメディアのコンテンツ作りではよく、資格や肩書を持っている人に対して記事を作ってもらい、権威性を示す運用の仕方をしている場合もあります。
信頼性
信頼性とは、ユーザーさんが当初考えていた以上に得られたものがあり期待を上回った状態や、未来に対して希望が感じられる場合に信じられる相手となったことを示します。
他にも、自分が信用している相手からオススメされたり、良い評判を聞くと、信用がその相手にも移ることで、信頼性を感じるようにもなる。
簡単に言えば、好き・共感・仲間意識などを感じて好意的な感情が高まっている状態。
信用:過去の好意
信頼:未来の好意
信頼性によって、ユーザーさんの警戒心を解き、心の中に入り込みやすくなって精神的な繋がりを作りやすくなります。
安心してもらえる存在になることで、さらにコンテンツも見てもらえるようになるため、コンテンツの品質を語るには信頼性が不可欠です。
独自性
独自性とは、ユーザーさんに対して驚きや、新たな発見を提供すること。
すでに持っている・知っているような情報を見ても、新たな学びや次の行動のキッカケが得られず、ユーザーさんからすれば無駄な時間にもなるため、独自性がなければ品質が低いと言えます。
特別、奇抜なことをしないでもよく、あなたなりの新しい解釈や、他には出回っていない一次情報を出せるだけでも独自性は強まります。
独自性を出そうとしすぎて、嘘をついたり、一次情報を手に入れようとして、または作ろうとして誰かに迷惑をかけてしまうことのないようにしましょう。
一貫性
一貫性とは、テーマ・口調・伝えたいことなど、初めから終わりまで、その軸がぶれない状態を指します。
たとえばオウンドメディアの話をしていたのに、突然、政治的な話になったら、何が言いたいのか分からなくなりますよね。※ 伝えたいテーマに合う、または必要な話であれば出しても大丈夫です。
しかし、初めから終わりまで一貫性が保たれていると、何を伝えたいのかが分かり、読み手の理解も早くなる。
会社の会議や、友達とのおしゃべりで、話したいことがあったのに、いつのまにか違う話題となって、結局何を話したかったのか分からなくなってしまった。
こんな経験はありませんか?
ユーザーさんは知りたいことだけを知りたいので、関係ない話を出されても嫌になってしまうので、伝えたいことの軸はぶらさず、一貫性を保った文章にできると、コンテンツ品質は高くなります。
先端性
先端性とは、時代や流行の先をいくことであり、コンテンツにおいては、ユーザーさんが求める情報の少し先まで提供することを指します。
ユーザーさんは、情報を検索するためにキーワードを入力し見に来てくれますが、少し未来、または調べたいキーワードに関する少し先の情報も盛り込むことがオススメ。
ニーズの少し先まで提供し、期待を上回ることが重要です。
簡易性
簡易性とは、複雑だったり難しさもなく、絡まってもせず、簡単になっていることを指します。
専門的な内容を入れるとき、難しい言葉を使ったり、英語などのカタカナ言葉を使ってしまいがちなのですが、ユーザーさんは難しい印象を受けてしまいます。
せっかく見に来てくれたのに、内容を理解してもらえなかったら意味がありませんよね。
「このページ、難しいから分からない。」と思われ、もう二度と来てくれないかもしれません。
読んでくれる人が、読み解きやすいよう簡単に理解できる形へ変換することが大切。
書き手自身が、その情報を深く理解していないと、かみ砕いて相手に分かるよう伝えられないので、書き手の情報理解のレベルによってもコンテンツ品質は変わってきます。
コンテンツ品質をチェックする5つの視点
コンテンツ品質と、品質の考え方を見て頂いたので、次は実際に品質をチェックする際の5つの視点も見てみたいと思います。
普段私がチェックをしているポイントは以下の5つ。
1. 非日常 → 日常(テーマによって 逆パターンあり)
2. 無関心 → 好意 or 共感 or 驚き or 発見
3. 不安 → 安心
4. 警戒 → 信頼
5. 不動 → 行動
どれも簡単な視点なので、ユーザーさんの想いに応え続けてきたあなたなら、取り入れるのも簡単かもしれませんね。
それぞれをもう少し、詳しく見てみましょう。
1. 非日常 → 日常(テーマによっては逆パターンあり)
いつもと違う環境になったり、見慣れない場所には、不安を覚えませんか?
私も初めての場所に行くときは、いつもオドオドしてます…。
これはコンテンツにも同じことが言えて、普段ユーザーさんが見慣れている文章だったり、言葉使い・言い回しなどあるのですが、見慣れない情報が飛び込んできた時、すぐに非日常のスイッチが入ります。
「なんか、いつもと違う!」このような感覚。
非日常はストレスも感じますし、分からないことを理解しようとして疲れてしまう。手間を感じるかもしれません。
ただでさえ、web上の文章は長いので、文字を見るため一点に集中することで目も疲れてしまう。
情報としての新しい学びは嬉しいですが、何かお勉強のような難しさや、ストレスを感じるばかりのコンテンツにはときめきませんよね。
私達作り手にできることは、ユーザーさんが普段から身近に感じている会話内容と同じような状態を演出するくらい。
安心して読んでもらうために、コンテンツが日常会話として受け入れてもらえるかを意識しましょう。
他:旅行などをテーマにした場合は逆に、非日常を感じるコンテンツがオススメ。
2. 無関心 → 好意 or 共感 or 驚き or 発見
これは特に覚えておきたいのですが、何かを初めて検索するユーザーさんは、情報が見れればそれだけでよく、書き手が誰であるか、どんなメディアであるかは関係ありません。
情報に興味はあるけど、情報が載っている媒体には無関心がふつうです。
無関心な心を動かすには、
- 好意を感じてもらう
- 共感してもらう
- 驚きを感じてもらう
- 発見をしてもらう
これらの感情を動かす「何か」がなければ、ファンにもなってもらえない、コンバージョンは得られない、結果としてコンテンツ品質が低いと言わざるを得ません。
ユーザーさんの心に刺さるような、覚えてもらえるような内容になっているかをチェックします。
3. 不安 → 安心
検索キーワードは、ユーザーさんの不安や悩みそのもの。
何かを解決したいからこそ、検索をしています。
コンテンツを見に来てくれた時、はたしてユーザーさんは、その情報を見て安心してくれたのか、何か悩みは解決できたのか。
必要な情報が足らなかったり、読んでくれたしても解決に進んでいなければ、コンテンツ品質がまだ足りないと言えます。
キーワードに対して、解決策がきちんと示されているかをチェックすることで、品質の良し悪しが変わってきます。
4. 警戒 → 信頼
不安や悩みを解決したいから、キーワードを入力して調べに来ているユーザーさんですが、インターネットに掲載されている情報を、無条件に信用してはいません。
常に一定の警戒心を持ちながら、情報を調べている状況。
たとえユーザーさんのほしい情報が見つかったとしても、ずっと他人口調であったり、何かロボットのような感情のない言葉ばかりのコンテンツであれば、情報を得るだけで終わってしまいます。
コンテンツの作り手としてのあなたは、そこからファンになってもらったり、何かビジネスでの付き合いを作りたいと思って掲載しているはず。
ユーザーさんとしても、この情報を信頼してもいいのか?それから先に進むと、この情報の書き手を信頼してもいいのか?に移っていく。
そのため、ユーザーさんの警戒心がまったく解けないような文章を続けても意味がないんです。
警戒心が解けるよう、語り掛けるような口調にしてみたり、あなたの身の上話や経験談を取り入れたりして「ヒト」を感じる内容になっているかを確かめる。
この「信頼してもらえそうかチェック」をするだけで、コンテンツは変わっていきます。
5. 不動 → 行動
情報を手に入れた後は、解決のため何かしらの行動に移る可能性は高いです。
キーワードを調べたのも、ユーザーさん自身が失敗しない行動をとるための助走であり、本当は不安解決のために駆け出したい気持ちを持っている。
たとえば、お家の工事をしたいけど、お金もかかるし、どんな業者さんに工事を頼めばいいのか分からない…。
しかし、見れた情報がユーザーさんにとって欲しかったものでなければ、駆け出したい気持ちは止まったままになります。
不安が大きければ大きいほど、失敗はしたくないので、動きたいのに動けない状態が続くのはツライですよね。
ユーザーさんの行動を後押しできる情報になっているか、不安に寄り添いながらそっと手助けできているか、チェックが必要です。
コンテンツ品質のチェックリスト(思考拡張)
コンテンツ品質のチェックを下記にまとめてみました。
チェックに合格したとしても、必ず見てもらえる保証はなく、受け手が感じとったことが全てです。
しかし、現在コンテンツ業界はかなりの群雄割拠になっており、そこを勝ち続けていくためには、少しでも勝率が高まるよう品質を上げていくことは必要不可欠。
そのため、コンテンツ品質がさらに高められるよう、多角的な視点からコンテンツを見直すための、思考拡張リストだと考えてもらうのがオススメです。
チェック内容は大きく3つに分かれており、
「ヒト」チェック(40件)
「Google思想」チェック(3件)
「技術」チェック(5件)
それぞれを確認していきます。
文章 → 定量的
感情 → 定性的
このようにそれぞれの情報を見ていくと、分かりやすいと思います。
「ヒト」チェック
チェック視点:文章
チェック内容 | 詳細 |
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誤字脱字 | 誤字や脱字があると、文章品質を低くします。いくら見直しても出てくる場合があるので、常日頃から気をつけましょう。 |
「、」読点と「。」句点 | 文書のいい区切りで読点が入ってしまうと、読みづらくなってしまいます。句点が多すぎると、中には冷たい印象を感じてしまう方もいますので、文章表現に気をつけながら句点を入れましょう。 |
文章の長さ | 長くても3〜4行までに納めるようにしましょう。パソコンで見ればまだ大丈夫ですが、スマートフォンなどモバイル端末で見ると、大きな文字の塊になってしまうので、読み続けてもらうための長さに抑えましょう。 |
同じ意味を連続していれてる | 例:することができる など、連続した同じ意味が入っていないか確認しましょう。 |
音読みしたら読みづらい | 実際に言葉へ出して確認すると、喋りづらい文章が見つけられます。ユーザーさんは声に出して読み上げていませんが、心の中で読み上げており、スムーズな読みができない場合はストレスを感じてしまいます。 |
表記ゆれがある | 特別、何かを表現したい場合は表記を統一するのがオススメです。それ以外であれば、近しい表記を入れても大丈夫です。そこまで気にしないようにしましょう。 |
~という が多用されていないか | 「〜という」などの接続が多い場合は減らしましょう。文章が下手に思われてしまう可能性もあります。 |
難しい言葉を使っていないか | ユーザーさんが理解できない、または知らないような難しい言葉は使わず、日常会話で使えるレベルの言葉を使いましょう。 |
前後の文脈は合っているか | 文章の意味が繋がっているか確認しましょう。繋がっていない場合は、ユーザーさんの理解度を下げる結果となります。 |
全体の文脈は合っているか | 全体を通して意味が繋がっているかを確認しましょう。 |
1文1テーマになっているか | 伝えたいことは1文1テーマに絞りましょう。もし一気に質問を3つなど複数出されたら回答するのに困りますよね?それと同じことで、1文1テーマにして、伝わりやすさを向上させましょう。 |
文章が一文字だけ下の段に落ちている場合は調整する | 文字余りができてしまったら、文章を調整しましょう。無意味な空白ができると見た目も悪くなります。 |
日常会話で文章が書けているか | ユーザーさんが日常的に使っていそうな言葉を選び、読みやすさを作れているか確認しましょう。 |
「です」「ます」などが連続していないか | 「〜です。」「〜します。」など、連続して同じ文末になっている場合、文章が単調になって読んでいられなくなります。体言止めを使ったり、文章にリズムができるよう工夫しましょう。 |
漢字を連続して使っていないか | 例:明日は仕事の提案を早急に終了させ期日まで提出する。 このように漢字を連続して使っていると読みづらくなるため、注意が必要です。 |
コピーチェック (サイト外/サイト内) | サイト外のコンテンツと同じような文章を使っていないか、またはサイト内でも同じ文章を使っていないかチェックしましょう。サイト内に関しては、丸々同じように使われていなければ問題ありません。 |
チェック視点:感情
チェック内容 | 詳細 |
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失礼になってないか・傷つけるような言い方になってないか | ユーザーさんを傷つけるような失礼・汚い言葉を使っていないか。または、批判ばかりで読んでいて気持ちのいい文章ではないか気をつけましょう。 |
不安に寄り添えているか | ユーザーさんの気持ちを考え、その感情に寄り添った文脈、または文章にできているか確認しましょう。寄り添った文章にすれば、ユーザーさんは自分事だと感じてファンになってくれる可能性が高くなります。 |
心が動かされるポイントを作れているか | ユーザーさんの心を掴む文章が作れているかを確認しましょう。不安な人には優しい言葉を使ったり、驚きや期待を上回る情報を入れることで、心を動かせるようになります。 |
ヒトに対しての優しさはあるのか | 文章を読み返して、優しさを感じられるか確認しましょう。文章は書き手の心そのもの。ユーザーさんへの思いやりを持つと自然に優しい言葉が出てきます。 |
チェック視点:表現
チェック内容 | 詳細 |
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断言した場合、証明できる情報は補足されているか | 何かしら言い切り、断言をする場合は、その根拠となる情報も一緒に載せておくことで、真実味が増します。 |
数値を出した場合は、根拠のあるデータは近くに沿えているか | ◯◯%や相場◯◯◯円など、何かしらの数値を出す場合は、必ず根拠となるデータや資料を載せておくことで、真実味が増します。 |
ユーザーさんが疑問に思う情報について補足が入っているか | 文章を見ても全ての内容を理解するのは難しいです。もし分からないことが途中途中で発生すると理解度は下がるため、ユーザーさんが疑問に思いそうな内容があれば補足をつけてあげましょう。 |
たとえば話が入っているか | ユーザーさんの日常に置き換えて、例えて話で書くと、より理解が深まります。注意としては「自分」ではなく「相手」の日常を意識して例え話を作ること。 |
家族や友人に対して見せても恥ずかしくないか内容か | 自分が自信を持って公表できる情報かを改めて確認してみましょう。 |
相手にとって嬉しい言葉を選べているか | ユーザーさんが求めている言葉を使いましょう。 |
ネガティブをポジティブに変えているか | ネガティブだらけの文章はストレスとなるため、ポジティブに変換できているか気をつけましょう。 |
文章で説明しきれているか | 文章だけで説明するには不十分な場合、画像や動画など、別の見せ方を使ってコンテンツ化しましょう。無理に全てを文章で書かなくても大丈夫です。 |
書き手の存在は出せているか(メディアの人格) | ロボットのような、そして分厚い感情のないマニュアルのような書き方になっていないか。人間味のある文章になっているか確認しましょう。 |
伝わらない言い回しになっていないか | わざとカッコいい表現を使ったり、知的に見せようとして難しい言葉を使っていないか確認しましょう。ユーザーさんが理解できる内容が基本です。 |
他コンテンツをそのまま真似てないか | 他サイトのコンテンツをそのまま使っていたり、多くを真似して書いているような場合は、コンテンツ品質は低くなるので、必ず自分自身で情報をいったん咀嚼し、理解したあとで文章化するようにしましょう。 |
ストレスを感じない文章 | 感覚的な問題にもなりますが、ストレスを感じない文章かを確認しましょう。直感などでもいいので、気になる文章があれば、チェックしておきましょう。 |
証拠が積み重ねられているか | 伝えたいことの証拠や根拠を何回も伝えられているかを確認しましょう。繰り返し伝えることが伝わりやすさを高めます。 |
チェック視点:ブランド
チェック内容 | 詳細 |
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メディアとしての人格から外れていないか(ブランド) | メディアとしてのブランドを守れているか、一貫性がある印象を作れているか確認しましょう。ユーザーさんが受け取る印象がバラバラだと、メディアのブランドは作れません。 |
書き手の印象は一貫しているか | ブランドと同様、メディアのテーマに沿った内容で、一貫した文章を作れているか確認しましょう。 |
チェック視点:キーワード
チェック内容 | 詳細 |
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キーワード・上位記事の確認 | 競合他社、特に検索上位の記事で使われている情報を確認し、自分のコンテンツと似ていないかを確認しましょう。同じ構成の場合、似ていると判断されて検索上位を取ることはできません。 |
キーワードに含まれるユーザーさんの感情を理解したうえでの発言になっているか | キーワードにはそれぞれ感情が付与されています。不安や悩み、または心配などの負の感情が大きく入っているため、それらの感情を加味した文章になっているかを確認しましょう。 |
設定したキーワードに対する共起語は含まれているか | 共起後とは、特定のキーワードで作られた記事でよく使われている単語になります。これらが使われていることで、関連した情報だと認識されやすく、SEOの効果も期待できます。 |
ユーザーさんの検索意図に即した内容か | ユーザーさんはなせそのキーワードを検索したのか。その背景を知ることで、コンテンツに厚みを出すことができます。 |
チェック視点:法律
チェック内容 | 詳細 |
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著作権法に抵触していないか | 著作権に抵触していないか確認しましょう。引用できる範囲外で、他人の情報を勝手に使っている、または誰かの個人情報を掲載しているなど。 |
「Google思想」チェック
チェック視点:プラットフォームの思想
チェック内容 | 詳細 |
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Googleの思想に反していないか | Googleが示す方針に反する内容になっていないかチェックが必要です。 |
悪事を働いていないか | 被リンクを購入したり、関連ない記事との相互リンク、またはGoogleの裏をかいた作り方にしても、いずれは発見されてペナルティを受けたりするため、健全な形でコンテンツ品質を高めていきましょう。 |
「すばらしい」では足りない、100%以上満足させられるコンテンツになっているか。 | 情報が大量にある関係で、単純な「すばらしい」だけでは周りと被ってしまいます。ユーザーさんを100%以上満足させられるコンテンツか意識して作っていきましょう。 |
「技術」チェック
チェック視点:サイト内構造
チェック内容 | 詳細 |
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画像を圧縮してるか、遅延読み込みできているか | データ量が重い画像は、表示速度を遅くしてユーザーさんの満足度を下げることになるため、圧縮したり遅延読み込みができているか確認しておきましょう。 参考:wordpressの速度改善 |
サイト内リンクは付けられているか(関連記事) | サイト内を回遊、またはユーザーさんが関連情報にたどり着きやすくできるよう、サイト内リンクをしっかりと整備してあるかを確認しましょう。 |
page speed insightが90点以下ではないか(公開後) | 表示速度が遅いとユーザーさんの満足度を下げ、離脱を増やします。page speed insightを活用して評価スコアの90点以上が目指せるように頑張りましょう。 |
Googleアナリティクス(公開後) | コンテンツ公開後、Googleアナリティクスを活用して、アクセスの伸びを確認しましょう。3ヶ月も経って伸びていないようであれば、コンテンツの内容に問題があるかもしれません。改めて情報の見直しをしましょう。 |
サーチコンソール(公開後) | コンテンツ公開後、サーチコンソールを活用して、クリック率や表示回数を確認しましょう。数値は悪い場合は、コンテンツのリライトを行いましょう。 |
最後に。
コンテンツの品質チェックに終わりはないと思っています。
完璧なコンテンツも存在せず、一度公開しても、その後ずっとリライトし続けて、ユーザーさんの求めに応えていく。
大変かもしれませんが、その情報がユーザーさんにとって価値あると感じてもらえるなら、頑張れちゃいますよね。
コンテンツ品質を高めるため、様々な視点からチェックができるようになるのがオススメです。