スタートアップが業界の「ゲームチェンジ」を起こす3つの必然

  • | 公開 2021年12月03日
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スタートアップが業界の「ゲームチェンジ」を起こす3つの必然

スタートアップだからといって成功するとは限らない。

しかし業界を一変させて、新たなルールを作ってしまうくらいの力を手にいれられることは、世の中的にも証明されていますよね。

なぜ、スタートアップはこんなにも強いのか、その理由を3つでまとめてみたのですが、ある一点からの見方でしかないので、考え方の一つとして見て頂ければ嬉しいです。

スタートラインが違う

スタートラインが違う

大企業や、すでに大きな予算を動かせる企業さんが、必ず新規事業を成功させて市場へ大きな影響を及ぼすかと言えば、違いますよね。

お金があっても、人がいても、失敗する時は失敗する…むしろ、1勝9敗がいいところかもしれません。

しかし、スタートアップは「スタートライン」の違いから、大きな成果を生み出せる環境が作りやすいと言えます。

スタートラインの違いで何が変わるのか?

スタートアップは、既存業界・製品・サービスに対して危機感を持ち、自らの手で変革・課題解決する覚悟を決めた上で始めています。

そのため「志」で圧倒的な差が生まれ、新しい事業を起こす時のスタートラインが、企業内新規事とで大きく違ってくる。

志の高さ・低さによって、何が変わるのか簡単な比較をしてみたいと思います。

項目志が低い志が高い
仕事の優先度低い高い
意識他人事自分事
行動遅い早い

スタートラインの違いで、事業を推し進めるための力の源が変わってきます。

スタートアップと企業内新規事業それぞれで、何が起こっているのか。

スタートアップ内で起こりやすいこと

志や覚悟、そのマインドを高めた状態は、全ての行動を自らの意思によって進めていくため行動が早く、なによりも仕事の優先度が日常の中で、もっとも高くなる。

そうなると、時間もかけられる、常にアンテナを貼り続ける、どうすれば良くなるかを考え続けます。

時間×意識を1点に集中させるため、余計な雑念などが生まれづらく、人数は少ないですが自分たちが一番上なので、上司やまたその上司の評価も気にせず顧客に対してのみに力が注げて、意識・解像度を高くしていける。

結果として、新しいことが生まれやすい状況が作れます。

          

企業内新規事業で起こりやすいこと

自ら企画した事業だったり、興味関心がある市場に対しての新規参入であれば、まだいいですが、その多くは社長や上司から言われた内容を「実行」するために、旗振り役として参加を求められるのではないかと。

たとえ興味があったとしても、そこに「課題感」はなく、あくまで興味程度なので、結局は他人事から始まります。

しかし、企業内から新規事業を生み出していく場合、すでに既存事業へどっぷりと浸かっている状態のメンバーが集められ、新規と既存の掛け持ち状態を余儀なくされてしまう。

新しいことを生み出すのに、時間も想いもかけられない、結果的に成果は出ず優先度も下がり、これがメンバー内で等しく発生するため、どんどん力を弱めていきます。

極めつけは、上司や社長からの評価を気にする余り、本当の顧客への意識が薄まり、さらに成果が出せない状態になってしまう。

高速の切り返しができる

高速の切り返しができる

新しい市場に参入する、または作られてない市場を新たに作り出す。

さらに、不確実性が高い世の中なので、準備に数ヶ月や半年もかけたり、ゆっくりしていると先を越されたりするので、グズグズしている暇はない。

新しいことを始めるならスピード優先だと思いますが、スタートアップは高速での切り返しが出来るからこそ、未来を切り開きやすい環境があります。

高速の切り返しとは?

昨日の当たり前が、今日には変わっている。

新しいテクノロジーが生み出されたり、社会情勢が変わったキッカケに突然変わることもあり、「今までは~」という過去の成功体験を示す言葉は、すぐに使えなくなる。

他にも、お客様が求めることは常に変わり続けて、そこに追従しながら満足度を高めていかないと、見捨てられてしまうため、現場をリアルタイムで見ながら、状況によって変化していくことが求められています。

スタートアップ内で起こりやすいこと

持ち前の行動力の速さはもちろん、現場を一番分かっている実行者自身が「意思決定」を下せるため、さらに行動が早くなる。

行動→検証→行動→検証

「行動」と「検証」をほぼ同時に行い、動きながら調べつつ柔軟に対応できる状態。

常に市場を見続けて変化へ対応できるようにしているため、何か変化が起きてもすぐに対応し、お客様の求めに遅れることがない状態を作り出せます。

企業内新規事業で起こりやすいこと

予算をもらえても、人がたくさんいても、結果的に行動へ起こすまでに時間がかかりやすくなっています。

検証→収集→報告書→申請→承認→実行

検証から実行までのリードタイムが長く、その間には上司など、別の意思決定者に対しての情報集め・資料作成などが入り、現場はどんどん動き変わっているのに、社内的な動きの遅さのせいで置いてけぼりになってしまいやすい。

現場を一番分かっている実行者が意思決定できない状態が、新規事業を失敗に追い込んでいる原因かもしれません。

すり減る内容が違う

すり減る内容が違う

企業の「安定感」は、スタートアップと大企業(例えば)では、大きな差があります。

社内制度は整っている、ボーナスも出る、たとえ自分がミスしたとしても明日に会社が潰れることはない。

整っている企業を見れば羨ましいと言わざる得ませんが、安定している企業だからこそ、企業維持以外の部分で従業員に対してすり減らせている内容があります。

何がすり減っているのか?

すり減りとは、主に肉体的・精神的なものを指し、スタートアップと既存企業とは大きく違ってきます。

もっとも大きな違いは、社外と社内のどちらへ意識が向けられているか。

スタートアップ内で起こりやすいこと

スタートアップの不安は主に、社外的な顧客・市場へ向けられています。

  • PMFしない
  • 市場が見つけられない
  • ピボットしなければいけない

他にも「資金が枯渇する」などありますが、お客様に対して意識が向けられているからこそ、ある一定範囲の精神的・肉体的なすり減りで抑えられている。

志はあるため、少しの不安や大変なことも、乗り越えやすいので、すり減っても頑張れる環境があります。(何より志がすり減りをすぐ回復してくれる)

企業内新規事業で起こりやすいこと

企業内で新規事業をする時の不安は主に、社内的な部分に向けられやすくなります。

  • 社内が協力してくれない
  • 上司への報告義務が多い
  • 目標の達成度が低いと怒られる
  • 社内から「成功」を確実視されて不安

社内に対する精神的なすり減りがもっとも大きく、たとえば成果が出ていないと怒られないよう言い訳を考えたり嘘の報告をしたりする。

または証拠を隠したり、自分の意見を通しやすくするために社内政治に勤しんだりと、無駄なことに精神も体力も減らされていく。

他人事で始まりやすい新規事業を続ける意味や意義を見失い、そのまま精神を病んで辞めてしまう場合もあります。(回復できないくらい芯まですり減ってしまう)

まとめ:全てが掛け合わさり倍々に成長していく

高速の切り返しができる

スタートアップと企業内新規事業の違いを、3つほど見て頂きましたが、これらの違いが結果的に大きな差となります。

項目企業内新規事業スタートアップ
スタートライン低い高い
切り返し遅い早い
すり減り社内的なすり減り社外的なすり減り

もう少し簡単にすると、スタートアップは掛け算で進み、企業内新規事業は足し算で進んでいく。

ここに差が生まれる要因があります。

また、スタートアップは初期の志の高さ、または強い課題感(危機感)から熱量をもった人がリーダーとなるため、似たような同志がどんどん集まってくる。

一般企業のような整った環境は無いですが、それでも自分が主役になれて「自分事」で全てを捧げて進んでいける人たちが多くなればなるほど、成長が早まっていきます。

最後に。

少し極端な考え方かもしれませんが、スタートアップと企業内新規事業の違いから、なぜスタートアップがゲームチェンジを引き起こすのかまとめてみました。

もちろん、企業内の「新規事業」を成功へ導いている企業さんも多く、私の考えは必ずしも当たっているわけではありません。

ただ、変わることを恐れず、変わらないことを恐れているスタートアップの方が、新しい事業や市場を生み出しやすく、変革してくれる勢いがありますよね。

スタートアップには業界を変える、ゲームチェンジャーとなるべく必然性があると考えています。
著者:sugiyama(@pl_enpreth)

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