いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。情報整理や、問題解決に役立つフレームワークの一つにマインドマップがあります。初めての人でも分かる書き方と事例をご紹介しています。
「問題が多すぎて、何から取りかかればいいか分からない…」
仕事を進める度に問題が発生するため、作業が止まってしまう場合もありますよね。
そんな時は、あなたの中の優先順位が付けられていなかったり、思考が絡まっている状態なので、一旦整理したいところ。
思考整理にはマインドマップが効果的なので、便利なツールや書き方のルールなども覚えて、問題解決の速度を高めていくのがオススメです。
こんな方にオススメ!
・思考整理が苦手
・何から手を付けていいか分からなくなる
・課題解決ができずそのままになっている
マインドマップ(Mind Map)とは?
マインドマップとは、自由発想した脳内を可視化させ、その繫がりから全体像や関連性を確かめ、思考の整理・発展を促すフレームワーク。
頭の中で考えごとをする際に、思考が言語として色々出てきますが、断片的なことしか覚えていられず、全体像が分からないことも多いですよね。
思考を書き出し思考を繋げていくと、
- どこまで広がっているのか
- どこまで深く潜っているのか
- どのような関連性が生まれているのか
- それぞれにどんな感情を抱いているのか
漠然とした思考がハッキリと目で見えることで、解像度が高まり理解も深まります。
情報を正しく認識し、正しい判断ができる方々は、マインドマップを使った思考整理がうまいのが特徴です。
マインドマップは誰に必要な方法か?
マインドマップが特に必要な人たちは、思考の整理・発展の方法を学び、さらにスキルを伸ばしたり最適解を見つけたい方々。※ 基本は誰でもマインドマップが必要と言えます。
・役職者
・営業
・クリエイター
・ライター
・ディレクター
・エンジニア
・コンサルタント
・教師(生徒も含む)
ほんの一部ですが、これらの方々は誰でも思い付けるような表層の思考ではなく、そこから一歩も二歩も踏み込んだ深い思考を必要としています。
マインドマップで解決できること
マインドマップを使うと、思考に関する問題の多くが解決に向かいます。
- 記憶を定着させる
- 思考の抜け漏れに気づきやすい
- モノゴトの優先度が付けられる
- 目標から逆算して計画を立てやすい
- 自分が何をどう考えているのか気付ける
- 思考が広がりイノベーションが加速する(創造が広がる)
使い方にもよりますが、マインドマップはあくまでも「個人」の思考を可視化するフレームワークであって、一つの視点でまとめた情報にすぎません。
確実に合っている「正解」を導き出すものではなく、「意思決定」を促すための過程でしかない。
マインドマップで出された情報をどう活用するか、その先が大事です。
マインドマップは、自分のためだけに使ってもいいですが、自分の考えや思考を他人に伝える時にも有効です。
マインドマップ作成ツールの種類
マインドマップを使ってみたいけど、書き方も分からない、ルールも分からないと、なかなか手が出しにくいかと思います。
そのため、まずはマインドマップに慣れてもらえるように、今すぐ簡単にマインドマップが作れるツールを使ってみるのがオススメです。
ツールの選定基準
・使いやすさ
・日本語操作が可能
・無料(試用版がある)
・マインドマップが作れる
・無料期間後に自動的に課金が発生しない
ご紹介ツールは無料版・有料版とありますが、どれも無料版で使い始められるので、ご安心ください。
XMind(エックスマインド)
画像出典:https://jp.xmind.net/ | |
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名称 | XMind(エックスマインド) |
費用 | 無料(有料版あり) |
場所 | オンライン or ダウンロード |
UI | マインドマップに特化した機能 |
人数 | 個人・チーム |
利便性 | 自宅でも外出先でも使える・ブレーンストーミング・インスピレーションのキャッチアップ |
作成可能図 | マインドマップ・魚骨図・ロジックツリー・マトリックス・ブレイスマップ・組織図など |
言語 | 日本語 |
XMindは、オンライン版とダウンロード版の2種類を用意してくれているマインドマップツールとなります。
オンライン版には有料プランがあるため、少しでも不安がある方は、アカウント登録無しですぐ使い出せる無料のダウンロード版(XMind8)がオススメです。
思考整理をするため、マインドマップの他にもロジックツリーや組織図などの図解を作ることができ、一つの図解の中で複数の形を取り入れることも可能。
思考の可能性を広げてくれるのがXMindです。
オンライン版(XMind2021)の使い方
1. XMind2021をダウンロード
2. exeファイルを起動後にアカウント作成画面でアカウント作成
3. 作成したアカウントでログイン
ダウンロード版(XMind8)の使い方
1. XMind8をダウンロード
2. exeファイルを起動後にインストールしてそのまま開始
Mindmeister(マインドマイスター)
画像出典:https://www.mindmeister.com/ja | |
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名称 | Mindmeister(マインドマイスター) |
費用 | 無料(マップ3枚まで)※有料版あり |
場所 | オンラインのみ |
UI | マインドマップに特化した機能 |
人数 | 個人・チーム |
利便性 | アイデアの視覚化・シェア・メモ・プロジェクト計画など |
言語 | 日本語 |
Mindmeisterは、完全にオンラインで使うマインドマッピングツールですが、個人だけでなくチーム単位のリアルタイムな共同作業も可能。
複数人がオンラインで一緒に使えるため、場所関係なく社内外の人たちと、お互いの思考を可視化していく作業にも効果を発揮します。
とくに、意思決定を頻繁に行うような役職(チームリーダー・課長・部長など)に付いているのであれば、思考の整理としてはこの上なく役立つツールです。
使い方
1. Mindmeisterの登録ページから登録(Google・Facebookアカウントでログイン可)
2. ログインして使用開始
GitMind(ギットマインド)
画像出典:https://gitmind.com/jp/ | |
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名称 | GitMind(ギットマインド) |
費用 | 無料(有料版)あり |
場所 | オンライン or ダウンロード |
UI | マインドマップに特化した機能 |
人数 | 個人・チーム |
利便性 | 共同作業・インポート・エクスポート・パソコンだけでなくスマートフォンでも利用可能 |
言語 | 日本語 |
GitMindは、マインドマップ・フローチャートのテンプレートが豊富なツールです。
パソコン・スマートフォン・タブレットと、デバイスに関係なく使い始められるのと、チームと共同作業しながら思考をまとめていけます。
思考だけにとどまらず、情報整理や関連性を可視化するのも簡単で、オンライン版はダウンロードの必要なくそのまま使い出せるため、とても便利です。
オンライン版の使い方
1. オンライン版のページに入る
2. アカウント作成(Googleアカウントなどでもログイン可)
3. ログインして作成開始
ダウンロード版の使い方
1. トップページを開き[今すぐ無料ダウンロード]をクリックする
2. exeファイルをダウンロードして起動させる
3. マインドマップの作成画面が表示される
Mindomo(マインドモ)
画像出典:https://www.mindomo.com/ja/ | |
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名称 | Mindomo(マインドモ) |
費用 | 無料(有料版あり) |
場所 | オンライン |
UI | マインドマップに特化した機能 |
人数 | 個人・チーム |
利便性 | マインドマップ・アウトライン・ガントチャート・ファイルの添付など |
言語 | 日本語 |
Mindomoはマインドマップに特化した、オンラインで場所問わず、チームメンバーと共同編集もできる無料ツールです。
無料の範囲は3マップ・共有・公開・共同制作までになりますが、個人で使う分には十分な内容となっています。
チームで活用する場合は、リアルタイムでコラボレーションができるため、学習速度を早めて記憶への定着が促進されていきます。
使い方
1. Mindomoのアカウント登録ページへ入る
2. アカウントを新規作成する(Googleアカウントでログイン可)
3. ログイン後にマインドマップの作成開始
Coggle(コーグル)
画像出典:https://coggle.it/ | |
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名称 | Coggle(コーグル) |
費用 | 3つまでは永遠に無料(有料版あり) |
場所 | オンライン |
UI | マインドマップに特化した機能 |
人数 | 個人・組織 |
利便性 | 1600以上のアイコン利用可・ブランチの自動配置・変更履歴・シングルサインオン |
作成可能図 | マインドマップ・ダイアグラム |
言語 | 日本語 |
Coggleのマインドマップは、ブランチの角度が変えられるため、より自由な発想で思考を広げていけます。
他のマインドマップツールとは異なり、ブランチの結合やループさせることも可能。
同じマップ内に複数の中心的なテーマを追加して、一連の思考を繋げることもできる。
3つまでしか作れませんが、ここまで使えて永遠に0円で使えるためオススメです。
Coggleの使い方
1. Coggleのログインページに入る
2. Google・Microsoft・Appleのいずれかを選んでログイン
3. そのままwebブラウザ上でマインドマップ作成開始
Cacoo(カクー)
画像出典:https://cacoo.com/ja/ | |
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名称 | Cacoo(カクー) |
費用 | 無料(トライアル14日間) |
場所 | オンライン |
UI | 図形の描画ツールとしてマインドマップも作れる |
人数 | 個人・チーム・組織 |
利便性 | フローチャート・ワイヤーフレーム・モックアップ・ネットワーク図・プレゼンテーション・データベース設計図 |
言語 | 日本語 |
Cacooさんは、マインドマップだけではなくフローチャートや図解を作るために、必要な機能を全て揃えた描画ツールです。
他のマインドマップツールと違う特徴として、Googleドライブ・AWS・Slackなど多数の外部ツールと連携できること。
マインドマップ自体、思考の拡張性を促すツールですが、外部ツールとの連携でさらにイノベーションを起こしていけるツールとなっています。
使い方
1. Cacooの無料トライアルのアカウントを作成する
2. 作成したアカウントでログインして試用する(※期間は14日間のみ)
Miro(ミロ)
画像出典:https://miro.com/ja/mind-map/ | |
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名称 | Miro(ミロ) |
費用 | 無料(有料版あり) |
場所 | オンラインのみ |
UI | マインドマップに特化した機能 |
人数 | 個人・チーム |
利便性 | ユーザーストーリーマッピング・アジャイル計画・プロジェクト管理・ビデオチャット・自動整列など |
言語 | 日本語 |
Miroは、シンプルだけど機能性に優れたマインドマップツール。
みんなでリアルタイムにマップ作りができ、チームやお客様とのブレインストーミングも、ビデオチャットでやり取りしながら快適な操作で行なえます。
ホワイトボードに付箋を貼るイメージでプロジェクト管理もでき、みんなの思考やアイディアをスムーズに視覚化・整理し、分析・施策を支えてくれる便利なツールです。
使い方
1. Miroの無料登録ページまたは「マインドマップを作成する」に入る
2. アカウント登録、またはGoogleやSlackなどのアカウントでログイン
3. そのままwebブラウザ上でマインドマップ作成開始
マインドマップの書き方や作成方法
マインドマップは、手書きで作ったり、ツール(SaaS)を使うことでも作れます。
書き方にもルールがあり、マインドマップと思って作成した図解が、実はスパイダーズ図や通常のロジックツリーになっている場合も。
始める前に、まずはマインドマップの書き方の基本を見ておきましょう。
マインドマップ本来の姿とは?
ビジネス上で認知されているマインドマップは、円や単語のみで思考を可視化したイメージを指していることが多いです。
しかし、もっと厳密に言えばツールなどを使って整理整頓されているようなキレイなイメージではなく、もっと脳内を「自由」に「自然」に表現した、想像力溢れるイメージで書き出したのが本来のマインドマップ。
どのような違いがあるのか、比較をしてみましょう。
比較表 | マインドマップ以外 | マインドマップ |
---|---|---|
イメージ | ||
レイアウト | 直線的 | イメージ化した主テーマ(中央)から放射状に伸びる |
見た目 | 整頓されている | 一定のルールの中で最大限自由に描かれている |
色 | 単色 | 多色 |
描画 | 実線 | 手書き(風) |
1ブランチ | 単語・文章 | 単語(1ワード) |
ブランチ | 直線 | 曲線 |
イメージ | 無 | 有 |
サイズ | 正方形・正円 | 長方形(横長) |
ブランチの太さ | 全て同じ太さ | 上階層ほど太い |
ブランチの言葉 | 円の中に入る | 線の上に入る |
ブランチの長さ | 常に一定 | 言葉の長さに応じて伸びる |
実際に比較をしてみると、大きく違っているのが分かりますよね。
違うからといって「正解」「不正解」ではないのですが、使われる状況によってマインドマップの形も大きく違ってくる。
しかし、あなたの求めているマインドマップがビジネス寄りなら、手書きよりも各種のツールを使って、書いて頂くのがオススメ。(本来の形に合わせる必要はないです)
使える活用シーン
マインドマップは主に、思考の具現化・可視化を促すために使われますが、利用シーンはとっても多いんです。
どんなシーンで使えるのか、例を一覧にしてみました。
全般
・情報整理と共有
・課題の発見
・思考の現在地とゴールの設定
・報告
・自由な発想
・自己分析
・学習内容の構造化
・アウトプットの継続による記憶の定着化
営業
・プレゼン
・お客様からの要望整理
計画
・ペルソナ作り
・資料作成
・事業計画、戦略策定
・競合分析
・コンテンツの企画作り
・カスタマージャーニーの可視化
・システムの仕様書
コミュニケーション
・共有と構造化によりMTG時間の削減
・チームとのMTGメモ
・お客様との打ち合わせメモ
・構造化された情報共有により無駄なコミュニケーションの削減
・思考が繋がる過程を可視化(文脈理解)
コラボレーション
・アイデア、イノベーション
・社内外での共同作業
マネジメント
・教育
・コーチング
書き方
マインドマップの書き方の流れは意外とシンプルで、下記の4ステップ。
- テーマを決める(マインドマップの中心に置く)
- ブランチを引いて単語をブランチ(曲線)の上に載せていく
- イメージや補足の情報も追加していく
- 完成
そもそもが自由な発想のもと行われる思考可視化の方法なので、そこまで厳しいルールはありません。
ツールを使わずとも、手書きでいくらでも書けてしまいます。
よく使う要素・記号一覧
自由に書き出すマインドマップですが、よく使う要素・記号が存在しています。
たとえばマインドマップツールを使う場合、特に事前知識なくとも使い出せてしまうので、それぞれがどんな役割を持っているのか分かっていないこともある。
そのため、最低限はマインドマップ内で使われる要素・記号を覚えておきましょう。
ラベル | 用途 | 詳細 |
---|---|---|
テーマ | マインドマップが何のために作られるのか、軸となる主題となります。(配置は中央) | |
メインブランチ | メインブランチとは、主題から伸びる1本目のブランチのこと。サブブランチと比較しても太めになっています。 | |
サブブランチ | メインブランチから枝分かれするブランチのこと。さらに細かい情報を出していくための分岐で使います。 | |
言葉 | 各ブランチ(線)の上に乗る言葉のこと。(親テーマに対する子テーマ) | |
クラウドマーク | 重要なポイントを指す目印。 | |
ナンバリング | 順番や優先度がある場合に番号をふる。 |
マインドマップで守る最低限のルール
「マインドマップ本来の姿とは?」で見て頂いた通り、マインドマップの本来の姿と、ビジネス上使われているマインドマップで大きな認識違いがあります。
しかし、使われる状況によってそれぞれ最適な形があるため、書き方のルールに縛られる必要はありません。
それでもマインドマップを極めようとするならば、手書きか、マインドマップを提唱したトニー・ブザン氏が唯一認めたiMindMapを使って、最低限のルールを守った上で自由に書き出してみましょう。
1. 主題を中心にして縦横無尽に広げていく
「マインドマップはこうやって書く。」
「形はこれにする。」
たしかにマインドマップには、書き方の特徴もありますが、あまり気にしなくて大丈夫。
そもそも、マインドマップは脳内のふわふわした思考を可視化させるため、型にハメることが難しいです。
テーマを中心に配置し、メインブランチとサブブランチで繋げていく基本さえ守れば、あとはイラストを付けたり好きに書いて頂いた方が、思考のストッパーが外れて、より想像力が発揮できます。
2. 文章ではなく単語で入れる
形や表現の仕方は、想像力にまかせて書いていきますが、入れ込む言葉だけは「単語」にして入れておきましょう。
文章にしてしまうと、本当に焦点を当てたい内容が薄まってしまうのと、書いた自分は分かりますが、他人が見た時も同じように解釈できるかは、また別のお話。
単語で統一すると、一番何が大事なポイントなのかハッキリして、思考の繫がりや解読が進みやすくなります。
3. 必ず前後の文脈に意味を持たせ関連性があること
メインブランチからサブブランチへと、どんどん木の枝が伸びるように繋がっていきますが、前後に関連性を持たせることが大事です。
思考を単純に書き出しても、間違った思考の繫がり方をしていると、自分以外が見た時に理解できません。
理解するのに時間がかかっていては、マインドマップで思考の繫がりを書き出した意味がありませんよね。
マインドマップのメリット・デメリット
メリット
思考の可視化
マインドマップを使う一番のメリットは、思考全体を目で見えて追えること。
ずっと同じ考えごとを保持していられる人は少なく、常に新しい思考が頭の中で巡りまわっている状態です。
一度思考を可視化すると、記録されるので忘れない、関連性が分かる、自分の考えに気付ける。
可視化によるメリットは、とても大きいです。
情報の構造化
マインドマップの特徴として、ブランチを活用して情報の階層を作れます。
主題
∟メインブランチ
∟サブブランチ
∟サブブランチ
∟サブブランチ
∟サブブランチ
∟サブブランチ
∟サブブランチ
∟サブブランチ
∟サブブランチ
このように、構造化した状態で情報を可視化できるため、思考の繫がりや文脈も理解しやすく、理解が深まりやすいです。
理解することによって、最適な意思決定が行えます。
想像力の強化
マインドマップもフレームワークの一つだと数えられていますが、一般的なフレームワークは特定の回答を最速で出すために使われる思考の型。
しかし、マインドマップは特定の回答を出す思考の型ではなく、むしろ普段の思考から外れて、発想力や想像力を働かせて広がりを作っていくもの。
思考を豊かにして、イノベーションを加速させるための思考の進め方となります。
インプット・アウトプットの連続で学習力の強化
マインドマップを書く時、自分の思考から情報を取り出しますが、元になる情報がなければ思考としても書き出せません。
そのために、インプットが継続的に行われます。
インプットした情報を思考に変換し、その思考をマインドマップにアウトプット。
インプット・アウトプットを連続して行っていくことで、繰り返し特定の情報に触れることで、どんどん理解度が深まり知識としても定着していきます。
マインドマップを作っている段階では、まだ単なる「思考」だったものが、マインドマップ終わり後には「知識」となっている。
問い立て力の強化
思考の広さと深さを追求していくマインドマップですが、単発で浮かんでいた思考を可視化することで、なぜそう思っていたのか改めて考えるようになります。
疑問や気付きが得られるようになり「問い」が生まれていく。
今まで何も考えず得ていた・入っていた情報が、突然何か誰かの意図によるものだと感じたり、情報に対する鮮度や精度も気になってくる。
どんな情報でも鵜呑みにせず、まずは疑問と自分の考えが出せる力が備わっていきます。
デメリット
思考の書き出しに漏れがあることは認識しておく
マインドマップとして書き出す時、一生懸命に頭をフル回転させながら、思考を書き出し繋げていきます。
しかし、注意しておきたいのは、今書き出せる思考の多くは顕在意識と呼ばれる、表層に上がりやすい、すぐ思い付ける内容。
深層意識と呼ばれる、心の動機だったり、本当の願いはすぐに出てこないため、書き出している段階で漏れが必ず発生すると覚えておきましょう。
書き出せた内容が全てではないため、時間を置いて再度書き出しに挑戦して頂くのもオススメです。
正解ではなく意思決定を助ける情報だと認識する
マインドマップにたくさん思考を書き出せると、全てが出揃っているような感覚を覚えますが、これらは正解を出しているわけではありません。
状況によって正解は変わり、少し何かがズレただけで求められる答えは違ってくる。
書き出せた後に、あくまで意思決定を促すための情報だと理解しておきましょう。
最後に。
マインドマップは、私にとって無くてはならない存在。
とくに、コンテンツマーケティングを行い、記事の品質を高めていくために毎回使っています。
あなたのお仕事、またはプライベートでも、マインドマップはどんなシーンにでも活用ができるので、ツールを使ったり手書きでもいいので、色々試して頂けると嬉しいです。
思考の可視化・広さ・深さなどを高めたい場合には、マインドマップ一択かもしれません。