フレームワークとは?引き算思考で成果を出す方法

  • | 公開 2021年03月06日
フレームワークとは?引き算思考で成果を出す方法

「自分よりも周りの方が仕事ができるように見えてしまう…。」

やることなすこと結果がでなかったり、何が悪いのかも分からない。

  • ポンポンと新しいアイデアが湧き出てこない
  • 思いつくことがいつもワンパターン
  • 周りの同僚の方が活躍している

このような状態ならば、考え方を少し変化させるだけで変わるかもしれません。

方法としては”フレームワーク”と呼ばれる論理的な思考の型を活用して、最短で課題の発見から解決策を導き出すコツを覚えるだけ。

フレームワークを知らない、または知っているけど使いこなせていないなら、現状を打開する方法として、このページを見て頂けると嬉しいです。

ビジネスの世界は進みが早く、単純な手作業や定型作業は機械やAIが代用してくれるようになるので、人間がもっとも価値を発揮できる”思考”を活用するためにも、フレームワークが役立ちます。基礎的な説明が続くので、すぐに実践したい場合はフレームワークの種類から見て頂くのがオススメ。

フレームワークとは?

フレームワークとは、簡単に言い表すと「方針や解決策を最短で導き出すため可視化された“思考の型”」のこと。

課題発見から解決策までを、論理的に考えるための道筋とも言えるかもしれません。

しかしこの説明は、あくまでビジネスやマーケティングをする上での解釈であり、「フレーム」と名のついた言葉には他の解釈もあるので簡単にまとめてみます。

ビジネスのフレームワーク
→ 情報を整理して論理的な思考を手助けする型のこと

ソフトウェアのフレームワーク
→ ある特定の機能や仕様をパーツ化してすぐ使えるようにすること

心理学のリフレーミング
→ 価値観を変化させること

それぞれ違うように見えますが実は、その人が求める目標を「達成させるための最短ルート探し」と言い換えることができます。

例えば、私たちには常々無限の選択肢が存在していますが、選択肢が多すぎると何もできなくなるので、先へ進むためには何かしらの指針や方向性が必要になります。

写真を撮る際にレンズ越しで見ると、写したい部分だけに集中できるのと同じで、フレームワークも特定の考え方(または概念)を意識にはめ込み、制限を付けることでモノゴトが考えやすくなる。

もっと簡単に言えば、考えないことを決めるのがフレームワーク。

この引き算の思考が根本的な考え方であり、縦横無尽に向けられる意識を一点に絞って、最短で目標へたどり着かせるのがフレームワークなのかなと、私は考えています。

フレームワークの注意点

フレームワークは、思考を一定領域まで加速度的に早めてくれるので、業務で使い出すとなんだか「仕事ができる人」のような気分になる場合もあります。

しかし、注意しなければいけないのが、フレームワークで導き出したのは「解答」ではなく未確定の「解決策」であること。

解答は正解が一つしかない計算問題などに該当しますが、フレームワークを使って見えてくるのは「解答」ではなく「解決策」の方です。

例えば、それぞれ別の会社に勤めているAさんとBさんが、フレームワークを使って戦略を立てたとしても、その内容は違ってくる。

  • 持っている知識が違う
  • 業務経験が違う
  • 会社の規模が違う
  • 使える予算が違う
  • 事業領域が違う

など、何もかもが違うので、同じ問題に対してフレームワークを使ったとしても、得られる思考は別もの。

何かしらの結果が得られると、気分もウキウキになりますが、一つの方向性でしかないため、あなたの状況によっては間違っている可能性もあることを踏まえたうえで、フレームワークで得られた思考を活用する意識が大事だと思います。

フレームワークを使いだすと、出された解決策が絶対的に「正しい」と思う危うさがあるので注意してほしいです。

メリット・デメリット

思考がまとめやすくなる、何をすればいいか分かるようになる。

フレームワークを活用することで様々なメリットが得られますが、完全無欠の万能な存在ではないため、やはりデメリットもあります。

良い面も悪い面も分かった上で活用できると、フレームワークに振り回されずに使えるようになるので、メリット・デメリットを見ておきたいと思います。

メリット

何ができるようになるのか、使い続けることで自分自身がどう変わるのかを、メリットとして考えていきます。

  • 素早く課題発見にたどり着けるようになる
  • 解決策を導きやすい思考になる
  • 論理的な伝える力が身に付く
  • 過去と現在が分かることで少し先の未来をイメージできる(戦略)
  • 自分自身の思考の型が強化され応用が利くようになる

思考の型を自分なりに作れてしまえば、フレームワークを使う必要はないので、フレームワークは自分の思考をトレーニングするための道具と思えば分かりやすいですね。

また、フレームワークを使うときは、過去を知り現在を見つめ直すキッカケとなるため、そこで初めて戦略と言う名の未来を考えることができます。

人は身近な情報でしか考えられない

会議やMTGで話し合って答えを求めようとしたり、すぐに解決策を探したい・考えつきたい場合、視野が狭まることで特定のパターンしか出てこないことも多いですよね。

経験したり知識として持っていたとしても、それら全てをいつ何時でも自由に使いこなせる人は少なく、直近で見た・聞いた・知ったことがベースになって思考は回りやすい。

ほしいと思ったタイミングで的確な考えは出てこないのが人間なので、フレームワークを使って情報を分割またはグループ化、組み合わせも行って、自分の意識外からの情報を意識的に取り込む。

固定概念や既成概念から抜け出せない方ほど、フレームワークが役立つと思います。

デメリット

便利ではあるものの、欠点も存在しているため、この意識を持っているか・持っていないかが重要なポイントに。

  • たった一つの正解を導き出せるわけではない
  • 既存のフレームワークが合わない場合もある
  • 課題発見~解決策を見つけるところで満足してしまいがち

フレームワークでは思考をまとめたり可視化するために使うのですが、情報を集めたり解決策を出すことがそもそも大変なので、その段階で満足してしまうこともあります。

あくまで思考を整理して方向性を定めているだけなので、それを元に今度は実践と検証にて成果を出し続けていくことが重要です。

熟練度によっても導き出される解決策は違う

フレームワークを使うことが大事なのではなく、思考の型を学びフレームワークを自分の中で体系化して自在に操り、思考速度を高めることが求められています。

そのため、

赤子:フレームワークを知っているだけ
初級:たまに使っている
中級:毎日使っている
上級:使わなくてもその思考へたどり着く

使い続けなくては本当の意味でフレームワークを使いこなせない。

フレーワークの思考が体系化すると、課題を見つける速度が速くなり、解決の糸口を見つけやすく、進むべき道の解像度が高まっていきます。

そのため、同じ課題を解決したとしても、フレームワーク初心者と上級者では大きな差があることは、覚えておきましょう。

フレームワークは戦略を立てるのに不可欠な存在

あなたのお仕事場では「戦略」といった言葉が飛び交っていませんか?

ビジネスにおける戦略とは、自社の売上を継続的に上げ続けていくための準備・計画・運用の話になります。

もっと別の言い方にして簡単にすれば、

事実(過去)を知り、
解釈(現在)を身に付け、
解決(未来)へと導く。

フレームワークを使うことは、そのまま戦略という名の未来を考える事と一緒になるため、下記図のように思考の深層へ近づこうとすれば戦略も見えてきます。

フレームワークは思考の階層を深く潜り戦略を立てるのに不可欠な存在

私なんかが「戦略」といった言葉を使うのは、まだ早いのですが、それでも会社のために事業のために、将来的な計画を立てていくにはフレームワークの活用がオススメです。

フレームワークの種類

フレームワークと一言でいっても、その数は数十種類以上ある。

しかしこれも世に出回っているフレームワークだけの話なので、ビジネスで成功している人や戦略を立てるのがうまい人は、それぞれ自分なりの思考の型を持っているため、種類は数えきれないほどあります。

まずは取り組みやすいフレームワークの基本をいくつか見て、

  • 使うタイミング
  • 思考の導き方

これらを知っておくだけでもフレームワークを身近に感じてもらえると思うので、見て頂けると嬉しいです。

意思決定に関するフレームワーク

PDCA(ピーディーシーエー)

行動フレームワーク:PDCA

PDCAとは、簡単に言えば自分自身の生産性をアップさせる行動のこと。

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)→ Planからの手順を繰り返す意思決定プロセス

この流れを繰り返し行うことで、行動の質を高めて成果を出しやすくする。

誰か特別な人ができることではなく、誰でも簡単に実行でき、ビジネス・プライベート含む何にでも活用ができます。

タイミング行動を起こすタイミング全てで使える
導き方計画 → 行動 → 評価 → 改善 → 計画へとループ
DPDCA

DPDCAとは、計画から始めるPDCAではなく、まず行動(DO)して得られた情報を活用して計画を立て、本格的な実行へ移していくセルフマネジメントのこと。

セルフマネジメントとは、自分自身で行動の質を高めること。

PDCAのデメリットとして、計画前の調査をしすぎて目的を見失ってしまったり、計画を立てるのに時間をかけすぎてチャンスを逃してしまうこともあります。

2020年以降は加速度的に技術の進歩や、みんなが求めるものが多種多様になったり、昨日の当たり前が今日では通じなくなることも多い。

そんな中で、計画に手こずっていると何もかも逃してしまうため、まずは行動することによって一歩踏み出すことがDPDCAです。

OODA(ウーダ)

OODAとは、簡単に言えば状況を見ながら進むべき道を決めて行動すること。

Observe(観察)→ Orient(状況判断)→ Decide(意思決定)→ Act(行動)→ Observeへ戻り繰り返す意思決定プロセス

しっかり数ヶ月計画を立て、いざ進もうと思ったら状況が変わっていた。こんなことが多くなり、計画前提の行動プロセスであるPDCAが通用しなくなってきました。

情報が行き渡るスピードも急激に早くなり、人それぞれで求めていることも異なっているため、綿密な計画を立てる事がビジネスの足かせになっている状況です。

そのため、まずはじっくりと観察することから始め、対象の動きの変化をすぐに察知し、何をするのか決めて動き出すOODAが支持されています。

タイミング状況変化が速い場合に使う
導き方観察 → 判断 → 意思決定 → 行動

顧客行動に関するフレームワーク

AIDMA(アイドマ)

AIDMAとは、簡単に言えばマスメディア時代、顧客が購買決定するために通るであろう意思決定の流れのこと。

Attention(注目)→ Interest(興味)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)の意思決定プロセス

インターネットが発達してない頃、今では考えられませんが新聞・ラジオ・テレビ・雑誌が主な情報収集の場だったので、まず最初にこれらの4大メディア(マスメディア)から誰もが情報をとっていました。

そのため、4大メディアを使ったマーケティングがメインとなり、これらが影響した一連の顧客行動をAIDMAと名づけられています。

タイミングマスメディアを使ったマーケティング
導き方注目 → 興味関心 → 欲求 → 記憶 → 行動

AISAS(アイサス)

AISASとは、簡単に言えばインターネット検索時代、ネットが起点となり購買決定するまでの意思決定の流れのこと。

Attention(注目)→ Interest(興味)→ Search(検索)→ Action(行動)→ Shere(共有)の意思決定プロセス

誰でもスマートフォンやパソコンを使って、すぐに情報を検索できるようになり、SNSなどを通じで個人的な感想を広めることもできる。

リアルとネットを区別するのではなく、その両方が現実と言える状態になった現代人の行動です。

  
タイミングインターネットを前提に考えた顧客行動を知りたい場合
導き方注目 → 興味 → 検索 → 行動 → 共有

DECAX(デキャックス)

  

DECAXとは、簡単に言えばコンテンツマーケティング時代、見込み顧客または顧客に発見してもらうことから始まる、購買決定するまでの意思決定の流れのこと。

Discovery(発見)→ Engagement(好意)→ Check(確認)→ Action(行動)→ Experience(体験)の意思決定プロセス

AIDMAAISASなどは、広告など企業側が「これでもか!」と思うくらい広告をかけて、広い範囲へプッシュして気づいてもらう施策がメインでした。

しかし、現代は誰もが簡単に情報収集できる時代のため、DECAXの場合は見込み顧客・顧客が能動的に自ら情報を探すことをキッカケに、企業との接点が生まれることが多くなっています。

広告が嫌われて見てもらえなくなり、情報も溢れている状況なので、相手からの行動によって見つけてもらう流れを作るのが大事な時代に。

タイミングコンテンツマーケティングを主体としたマーケティング施策を打ちたい場合に使える
導き方発見 → 好意 → 確認 → 行動 → 体験

戦略策定に関するフレームワーク

4C分析(ヨンシー)

4C分析とは、簡単に言えば自社にとっての見込み顧客または顧客視点をベースにしたマーケティング思考。

顧客が感じる価値(Customer Value)
顧客がかかる経費(Cost)
顧客の利便性(Convenience)
顧客とのコミュニケーション(Communication)

4Cは顧客を起点にした考え方の総称であり、ついつい企業視点(自社視点)の都合のいい考えになってしまう発想を生まないためのフレームワークです。

誰にも求められない製品・サービスを作り出さないため、顧客の声に耳を傾け意識を切り替えるスイッチとしての役割を持っています。

タイミング顧客視点でモノゴトを考えたい時に使う
導き方顧客が感じる価値とは?顧客がかかる経費はどのくらい?顧客にとっての利便性は何?顧客とのコミュニケーションはどうやるの?をそれぞれ考える
4P分析(ヨンピー)

4P分析とは、簡単に言えば企業視点で作りたいものを作りたい時に行う思考。

企業視点の製品(Product)
企業視点の価格(Price)
企業視点の流通(Place)
企業視点の販促(Promotion)

企業側が売りたいモノを売るために、企業視点で全て考えだされる思考ですが、現代においては顧客の要望を考えない施策の多くは成果が出ません。

ひと昔前、モノを作れば飛ぶように売れていた時代であれば使えましたが、今はそのような単純な時代ではないため、4P分析よりも4C分析の方が大事だと言えます。

しかし、4Pも4Cも両方考えると見えるものは違ってくるため、4Pと4Cはセットで覚えて頂くのがオススメです。

3C分析(サンシー)

3C分析とは、簡単にいえば市場・自社・競合の3者間の状況や関係性を把握するためのフレームワーク。

市場(Customer)
競合(Competitor)
自社(Company)

まずは状況把握するための情報を集め、3Cに該当する過去を調べつくすことが基本。

必ず過去の動きがあるからこそ現在の状況になっているため、その経緯を知ると、今後の関係性(未来)も見えてきます。

初歩的なフレームワークですが、簡単に扱えるからこそ、昔からずっと使われ続けている人気の思考の型です。

タイミング自社を含む周りの状況が不透明な場合に明確化するためのフレームワーク
導き方市場、競合、自社の状況をそれぞれ調べ上げる

5A(ファイブエー)

5Aとは、簡単にいえば見込み顧客が顧客になってくれるまでの行動プロセス。

認知(AWARE)
訴求(APPEAL)
調査(ASK)
行動(ACT)
推奨(ADVOCATE)

認知から始まり、どのような過程を経て見込み顧客が顧客になってくれるのか、一連の流れを可視化したカスタマージャーニーで使われる型。

5Aもインターネット時代の考え方ですが、AISASなどSNSでの共有ではなく、最後の段階は推奨になると定義されています。

体験したことを単純に共有したいのではなく、誰かに勧めたいほどの感動を受けたからこその推奨なので、ここを引き出すためには製品・サービスの品質や全体を通して満足度を感じてもらえる体験をしてもらえるよう考えなければいけない、さらにレベルが上がった考え方となっています。

タイミングカスタマージャーニーマップを用意したい、または見込み顧客から顧客へとなる過程をイメージしたい場合に使う
導き方認知 → 訴求 → 調査 → 行動 → 推奨

ファイブフォース分析

ファイブフォース分析とは、簡単にいえば業界を取り巻く力関係や収益構造を可視化させたもの。

売り手の交渉力
買い手の交渉力
競争企業との関係性
新規参入業者の脅威
代替品の脅威

中心軸は業界における競争相手(ライバル)を置きますが、そこに対してどのような力関係があるのか、様々な視点で考えていきます。※ 自社に置き換えて考えてもいいかもしれません。

ファイブフォースでは、業界構造を把握するだけでなく、それぞれの力関係も見るため、何が競争要因となっているのか気づくことが可能。

競争要因が分かれば、さらにそのポイントを対策したり、同じ競争要因は追わず新しい価値を見つけた方がいいと判断もできるため、経営判断の根拠が見つけやすくなります。

タイミング競争要因を探るために使う
導き方売り手・買い手・競争企業・新規参入企業・代替品の関係性で見る

2軸マトリクス

2軸マトリクスとは、簡単にいえば横軸と縦軸のみで、情報の分類をすること。

横軸の例:金額が安い、高い
縦軸の例:品質が低い、高い

無限の選択肢がある中、モノゴトをシンプルに考えられるよう、あえて2つの軸のみで考える事で情報整理・分類がしやすくなる。

何から手を付ければいいか分からない、どう整理するか判断が付かない場合など、パッとすぐに出来るのが2軸マトリクス。

ビジネス問わず、情報整理であれば何にでも活用ができるので、この形を覚えておくだけでもオススメです。

タイミングシンプルにモノゴトを考えたい場合に使う
導き方縦軸と横軸のみで判断する
PPM分析(ピーピーエム)

PPM分析とは、簡単にいえば自社事業が”儲かる”ポジションなのか判断し、経営資源をどこに回せばいいのか判断するためのフレームワーク。

【PPM】
製品・サービス(Product)
一覧(Portfolio)
管理(Management)

【4つのポジション分け】
花形(Star)
金のなる木(Cash Cow)
問題児(Problem Child)
負け犬(Dog)

市場占有率(マーケットシェア)と市場成長率の2軸で考えることで、シンプルに判断することができます。

順番的には花形 > 金のなる木 > 問題児 > 負け犬。

市場成長率も占有率も高い花形事業は、大きな利益を生み出してくれますが、常にライバルからの脅威にさらされているため、資源を集中的に投下する。

このように事業状態を分類することで、判断軸が明確になるので、戦略が立てやすくなります。

タイミング自社の経営資源をどの事業に分配すれば最も効果が高いのか判断するために使う
導き方花形・金のなる木・問題児・負け犬に事業を割り当てて判断していく

STP分析(エスティーピー)

STP分析とは、簡単にいえば市場の情報を整理して、自社が誰に対して価値を提供するか見極めるためのフレームワーク。

セグメンテーション(Segmentation)
ターゲティング(Targeting)
ポジショニング(Positioning)

セグメンテーションによって市場を整理・細分化していくつかのグループに分け、整理したグループのどこを狙っていくかを定め、最終的には狙うと決めたグループに対してどのようなイメージを持ってもらいたいかを決める。

その使いやすさから、戦略策定の基本的なフレームワークとして活用されています。

見込み顧客・顧客を理解した上で行わないと、企業都合の勝手なSTPにもなりやすいので、相手を分かった上で進めるのがオススメです。

タイミング誰に向けて動き出したいか根拠をもって進めたい場合に活用できます
導き方市場を細分化し、ターゲットを定め、ポジショニングを考える

PEST分析(ペスト)

PEST分析とは、簡単にいえば時代の流れや法律など社外環境で大きく影響を受けそうなことを事前に想定するためのフレームワーク。

政治(Politics)
経済(Economy)
社会(Society)
技術(Technology)

社内でコントロールができず、事情が変われば大きな影響を受けるであろう、政治・経済・社会・技術に関する情報を加味した情報整理。

完全に読み当てることはできませんが、過去のデータがあれば、今後どのような動き方をするのか分かったり、今は未熟だけど今後技術的に大きな価値が付きそうなことは推測できます。

関わるであろう外部的な刺激を予め考慮しておけば、未然にトラブルを防いだり、逆にビジネスチャンスを手にすることもできるので、戦略を決めていく前にPEST分析をやってから、その他のフレームワークで各情報を深掘りしていくのがオススメです。

タイミング外部環境に大きく左右されそうな事業を作りたい時に活用できる
導き方政治 + 経済 + 社会 + 技術 など外部環境の影響を考える

SWOT分析(スウォット)

SWOT分析とは、簡単にいえば内部環境(自社にかかわること)と外部環境(競合や顧客のこと)の関係性を可視化させて課題に気付くための思考の型。

強み(Strength)
弱み(Weakness)
機会(Opportunity)
脅威(Threat)

内と外の情報を出すには、3C分析PEST分析などを行っておくと楽かもしれません。

分析方法の一つでしかありませんが、自分達のこと相手のことを情報として書き出すと、課題であったりチャンスも見えてきます。

タイミング自社を取り巻く外部と内部の関係性を見たうえで戦略を立てたい場合に使えます
導き方強み・弱み・機会・脅威を書き出し分析する

事業開発に関するフレームワーク

ビジネスモデルキャンバス(BMC)

ビジネスモデルキャンバスとは、簡単にいえば新しい事業を考える時に、想定事業を構造化させて理解を深めるためのフレームワーク。

【価値生成】
パートナー
活動
リソース
【価値】
価値提案
【価値の提供】
顧客との関係
顧客セグメント
チャネル
【価値の獲得】
コスト構造
収益の流れ

大きく分けると4つの分類の中に、それぞれの情報を細分化して出し、全体像を可視化させていきます。

新規事業を作りたいと思っても、単純な思い付きやアイデアだけで、お金もかかることなので簡単には進めていけませんよね。

ビジネスモデルキャンバスは、自分はもちろん、社内の協力者や予算を勝ち取るための根拠ある説明でも使えるため、社内ベンチャーや新規事業に携わっている人には人気のフレームワークです。

タイミング新規事業を作りたい時に活用ができる
導き方4つの分類と9つの要素に情報を書き入れて全体像を可視化させていく

マーケティングに関するフレームワーク

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーとは、簡単にいえば見込み顧客から顧客になってもらえる過程と、その時々のタイミングでの気持ちや行動の変化に対して、どのような施策を打つのか一連の流れを可視化させたフレームワーク。

マーケティングの5Aに沿って、一連の流れを可視化

一連の流れを、見える形にすることで、見込み顧客がどのような過程を経ながら進むのか、関わるスタッフ全員が共通認識を持つためにも使われます。

見込み顧客の意思決定・行動のプロセスを把握するのはもちろんですが、関わるみんなが同じ認識を持つことで、社内のコミュニケーションコストが下がり生産性もあがる。

何かしらビジネスプロジェクトを進めるのであれば、必須のフレームワークと言えます。

タイミング新しいプロジェクト、または既存プロジェクトで顧客の行動を把握できていない場合に使う
導き方マーケティングの5Aに沿って行動・感情・思考を書き入れ一連の流れを可視化

思考整理に関するフレームワーク

マインドマップ

マインドマップとは、簡単にいえば考えていることを全て可視化させて思考の繋がりを見るためのフレームワーク。

思考の具体化

普段考えていることは、思考の表面でしかなく、本当はもっと深い位置でアイデアが眠っている場合もあります。

また、自分の中の考えを書きだすことで整理し、何が分かっていて、何が分かっていないのか、自分自身の考えを知るキッカケにも。

他にも自分の思考のクセが分かることで、事前に固定概念(バイアス)に気付くことができ、さらなる思考の発展を助けてくれます。

タイミング思考の整理をしたい時に使う
導き方考えていることを全て書き出して繋げていく

5W1H(ゴーダブリューイチエイチ)

5W1Hとは、簡単にいえば人が行動した際に発生する前後の文脈を可視化させるためのフレームワーク。

いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
なぜ(Why)
どのように(How)

基本軸は「誰が行動したか」になりますが、その前後で何が起きたのか経緯と、その行動がどのように発生したのか、一連の流れを5W1Hは分かりやすくさせます。

人は無意識の行動が多く、なぜそれを行ったのか自分でも分かっていないことは多い。

無意識を意識的なものに変化させ、行動の振り返りをすることによって、行動を起こした本来の目的または願望を知るキッカケになるフレームワークです。

タイミング無意識的な行動を可視化させて行動原理を探りたい時に使う
導き方いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのようにしたのか順番を追って可視化していく

システム思考

システム思考とは、簡単にいえば発生している事象に対して最も影響がある繋がりを可視化させて解決策を導き出すフレームワーク。

【例】体調不良が続いている
仕事が終わらない
↓ 残業が続く
↓ ご飯がまともにとれない
↓ 栄養が偏る
結果:体調不良が続く(結果)
↓ 仕事が終わらない(ループ)

どんなに複雑な問題でも、紐解いていけば必ず核となる要因が隠されています。

核を見つけ出して、それに至る流れを全て繋げて可視化させることで、解決策を考えるための思考の型。

発生している問題・課題をシステムだととらえると、ある一定のルールが存在していたり、原因となる要素の繋がりが見えてくるため、課題発見と解決策を見つけ出す有効なアプローチです。

タイミング複雑な問題・課題があり何から手を付けていいか分からない時に使う
導き方システムのように関連した繋がりと結果を結び付けて可視化させる

MECE(ミーシー)

MECEとは、簡単にいえばビジネス上の手間を無くすため、漏れとダブりを無くすためのフレームワークのこと。

必要なタスクが漏れてしまったり、決めていた項目が名前は違うけど意味が同じだったり、最初からMECEで考えておけば将来的なトラブルを少なくできます。

完全に全てを前もって想定しておくのは難しいですが、MECEの思考を持っておくと手間を減らせます。

タイミングプロジェクトを進めたり、実行タスクを決める場合に活用できる
導き方漏れなくダブりなくを意識する

ロジックツリー

ロジックツリーとは、簡単にいえば課題・問題を木の枝のように細分化して関係図を作りだすフレームワークのこと。

大カテゴリ → 中カテゴリ → 小カテゴリ のように、分類を細かく分けていくイメージを持てると分かりやすいかもしれません。

一つずつ書き出していくため、課題・問題の全体像を把握できるのと、可視化されたことで論理的な思考が促され根拠を持った説明もできるようになります。

誰でも簡単に使えるフレームワークの一つなので、思考の整理術として覚えて頂くのがオススメです。

タイミング課題・問題の全体像がはっきりしておらず曖昧な状態の時に使う
導き方課題・問題をどんどん分岐させていき深掘りしていく

マズローの欲求5段階説

マズローの欲求5段階説とは、簡単にいえば人間の欲求がどのように移り変わっていくかを示すピラミッド型の心理学理論。

自己実現欲求
承認欲求
社会的欲求
安全の欲求
生理的欲求

思考整理と欲求は切り離せないもので、ビジネス現場において人間の欲求を理解するのは、とても大切なこと。

予め人間の欲求レベルを理解しておくと、思考と欲求が密接に繋がっていることに気付けます。

タイミング顧客に対する思考整理をするタイミングで必要になる
導き方5段階欲求のどの段階にターゲットがいるのか考える

フレームワークに関連する書籍(本)

フレームワークに関する情報をもっと詳しく知りたい場合、本を買って学びたい場合もありますよね。

例えばAmazonで「フレームワーク」「思考法」など検索すると、かなりたくさんの本が出てきます。

それも古い年代から現在まで関連書籍が出続けているので、それだけ需要があるのと、自分に合うフレームワークを見つけられない方が多いのかもしれません。

そのため、私のお勧めとしては古い時代と現代の本で比較してもらうこと。

フレームワークを知るには、昔から活用されていた鉄板フレームワーク、最新の新しい解釈や思考で生まれたフレームワークを見てもらうことです。※ 下記の情報は2021年3月10日時点の情報となります。

タイトル値段口コミ評価
ビジネス・フレームワーク (日経文庫ビジュアル) 新書1,100円★★★★☆4.0
ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール702,200円★★★★☆4.0
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする1,760円★★★★☆4.4

一つ目は昔から発売されており、二つ目は比較的新しいフレームワークに関する本です。

両方買うと、被る内容も多いのですが、フレームワークをもっと知りたい場合は新旧の両方を見比べて頂くのもいいかもしれません。

そして三つ目のエッセンシャル思考の本に関しては、私自身も感銘を受けた本であり、本の内容を実践したことで仕事環境が大きく変わりました。

フレームワークではありませんが、思考法としてかなりオススメの本です。

最後に。

フレームワークは、あくまで思考のサポートをしてくれる存在なので、繰り返し使って体系化し、自分なりの思考に合う型を見つけるのが一番効果が高いと思います。

なぜなら、同じフレームワークを使っている人がたくさんいるため、そのままだとアイデアも発想も周りと同じになり、結果的に勝てない思考をし続ける事にも。

まずは基本的な思考の型を学ぶためにフレームワークを使って、思考を発展させていくのがオススメです。

このページでご紹介した以外にも、思考の型(フレームワーク)はたくさん存在していますが、まずは基礎から学ぶことが、成功の一番の近道だと思います。
著者:sugiyama(@enpreth)

運営会社
株式会社ファングリーは、デジタルマーケティングにおける戦略策定から制作までをワンストップでご提供しております。部分的なコンテンツマーケティングにも対応しておりますので、まずは無料相談を頂けると嬉しいです。
sugiyama
@pl_enpreth
フレームワークは誰でも簡単に扱える思考の型であり、学べば学ぶほど、どんどん考えが鋭くなったりアイデアも浮かんでくるので、仕事の結果にも大きく影響してきます。