BtoBビジネスを強くするホワイトペーパーによるブランディング

  • | 公開 2025年06月30日
ホワイトペーパー
BtoBビジネスを強くするホワイトペーパーによるブランディング

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。会社または事業を継続的に成長させるには、ホワイトペーパーを活用したブランディングがおすすめです。

「ホワイトペーパー」と聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?

もしかしたら、単なる技術資料や、ダウンロードするためだけの専門的な報告書…そんな風に感じているかもしれませんね。

もしそう考えているなら、あなたの会社が持つ本来の価値を、お客様へ最大限に伝える大きなチャンスを、もしかしたら見過ごしているかもしれません。

なぜなら、このホワイトペーパーがあなたの会社の「らしさ」をはっきりと作り上げ、お客様から「この会社は本当に信頼できる」「この分野で困ったら、ここに相談しよう」と心から思ってもらえるような、非常に強力なブランディングツールになり得るからです。

ブランディングにとって、ホワイトペーパーがなぜ必要なのか解説していくので、参考になれば幸いです。

「ブランディング」って何?

「ブランディング」と聞けば、「有名ブランドのように派手な広告を打つこと?」とか、「すごくかっこいいロゴマークを作ること?」と想像するかもしれませんね。

確かに、それらもブランディングの一部ではありますが、その本質はもっと深く、広範囲にわたる活動を指します。

ブランディングとは、一言で言えばあなたの会社の「らしさ」をお客様や取引先、そしてそこで働く社員など、会社に関わる全ての人に深く理解してもらい、その心の中に「この会社って、こういう会社だよね!」と、揺るぎない良いイメージ・印象・記憶の定着を築く全ての活動のことです。

ブランディングの好例

例えば、あなたがカフェでホッと一息つきたい時、なぜか自然と「スターバックスに行こうかな」と思いませんか?

スターバックスには、コーヒーの味だけでなく、「落ち着ける空間」「居心地の良さ」が強くイメージできます。

これが、スターバックスのブランディングが成功している証拠です。

もしあなたが「値段は手頃だけど、品質の良い家具が欲しいな」と思った時、多くの人は「それならニトリに行けばいいんじゃない?」と答える(かも?)。

ニトリは「お、ねだん以上。」のキャッチコピーと共に、品質と価格のバランスが良いイメージを確立しています。

手軽に美味しいハンバーガーを食べたい時は、「やっぱりマクドナルドだよね」と、自然と頭に浮かぶ場合も多いはず。

マクドナルドは、ただハンバーガーを提供するだけでなく、「いつでもどこでも同じ味」「家族みんなで楽しめる」など、良いイメージを多くの人に与えています。

選択肢が出てきた時に優先されることを目指すのがブランディング

何かを選んだり、何かを解決したいと考えた時に、「まずあなたの会社が一番に思い浮かぶ(第一想起)」状態を作り出すこと、それがブランディングの目指す最終的なゴールです。

お客様の心の中に「第一想起」の存在として強く刻まれることで、あなたの会社は数ある競合の中から選ばれる、優位な立場を築くことができる。

このおかげで、競合とムダな競争をせず、じっくりとお客様と向き合えるのが、本当にビジネスとしては強みになります。

ブランディングの2面性

ブランディングは、大きく分けて二つの側面があります。

一つは、お客様や取引先など、会社を取り巻く外部の人々へ向けた「アウターブランディング」で、もう一つは社内で働く社員のモチベーションや一体感を高める「インナーブランディング」です。

ホワイトペーパーは、主にアウターブランディングの重要な施策として、その効果を発揮します。

ブランディングは単発ではなく連続性があるもの

ブランディングで本当に大切なのは、会社のロゴマーク、ウェブサイト、パンフレット、広告、テレビCMなど様々な「手段」を、ただバラバラに使うのではなく、全てが連携し会社が社会へ伝えたい「価値」や「メッセージ」を、一貫してブレずに届け続けること。

これは、一つひとつの「点」の活動だけでなく、それらが繋がり合った「線」となり、さらに広がりを持った「面」として、全体を通して共通したメッセージを発信し続けることを意味します。

地道な努力の積み重ねが、「この会社って、こういう会社だよね」と明確な印象をお客様の心の中へ深く刻み込み、いずれはあなたの会社を、業界において大きな存在へと成長させていきます。

ブランディングの記事一覧 >

BtoBビジネスでホワイトペーパー活用がブランディングになる理由

なぜBtoB(企業対企業)ビジネスにおいて、ホワイトペーパーがあなたの会社の「ブランド」を強化する、ブランディングに役立つのでしょうか。

それは、BtoBビジネスが個人の買い物とは大きく異なる、いくつかの乗り越えるべき「壁」や「ボトルネック(障害)」が存在するからです。

障害① 購入や契約までの道のりが長くて複雑

あなたが個人で何か買い物をする場合、気に入ればすぐ手に取って支払い、ECサイトなら購入ボタンを押せますよね。

これはすべて個人、たった一人の判断基準に従った行動です。

しかし、企業間で製品やサービスを導入する場合は話が別であり、多くは複数の部署・役職者・経営層の承認など、社内での複雑な「決裁フロー(決定プロセス)」をいくつも経る必要があります。

特に、高額なサービスや、会社全体に関わるような製品の場合、そのプロセスはさらに長く、複雑になります。

障害② 製品やサービスを「今すぐ欲しい!」と能動的に探している企業(担当者)は少ない

世の中にはたくさんの企業があり、その中で「今すぐ、課題解決に役立つ製品やサービスが欲しい!」と強く願って積極的に情報収集をしている企業は、数えれば本当にごく一部です。

多くの企業は、まだ自分たちが抱える課題にすら気づいていなかったり、漠然とした困りごとを抱えつつも、具体的な解決策をどう探せば良いか分からない状況。

購買に結びつく行動や心理ではないため、なかなか見込み顧客が探せない状態です。

障害③ そもそも「お客様候補」と出会う機会が非常に少ない

個人向けのビジネスであれば、テレビCMやSNSなど、幅広い層にアプローチする方法があります。

しかし、BtoBの場合は「一体、誰がお客様になってくれるんだろう?」「どの企業が私たちのサービスを必要としているんだろう?」と、そもそも見込み顧客との接点を見つけること自体が、非常に難しい現実があります。

誰が自社の製品・サービスに興味を持ってくれる可能性があるのか、見当もつかないことも少なくありません。

障害④ 製品やサービスを検討・意思決定する前の段階ですでに比較が行われている

課題解決に役立つ製品・サービスを求めている人は、基本的に導入検討前から、すでにインターネット検索や知人から情報収集を経て、いくつかの候補に絞り込みを行います。

この「検討リスト」にあなたの会社がそもそも入っていなければ、後からどんなに素晴らしいアプローチをしても、商談の機会すら得られず、ビジネスチャンスはゼロになってしまいます。

障害⑤ 競合他社が多くテクノロジーの発展により製品の「同一化」が進み差別化がしづらい

今はテクノロジーの進化が非常に早く、新しい製品やサービスが次々と生まれています。

その結果、似たような特徴・機能を持つ製品・サービスであふれかえって、他社との違いを明確に打ち出すのが難しくなり、結局「価格の安さ」だけで勝負する「価格競争」に巻き込まれる、またはすでに市場で「ブランド力」を確立している大手に負けてしまうケースが非常に多くなる。

このような背景から、企業が新しいお客様を獲得するのにかかるコスト(顧客獲得コスト:例えば広告費などが該当)が、年々非常に高騰しており、その値上がりは深刻な状況にまで進んでいます。

さらに、最近はChatGPTやGemini、Perplexityといった生成AIが急速に進化し、知りたい情報をAIに尋ねて、簡単に集められるよう時代も変化しました。

これまでお客様の集客源となっていた企業のオウンドメディア(自社サイトのブログ記事など)からのアクセスが減ってきており、お客様を自社サイトへ引き寄せること自体が、これまで以上に難しくなっています。

お客様との接触機会が激減する時代へ突入

今まで行ってきたマーケティング施策(例:ホームページによる集客)が通用しない時代に入っており、お客様との接触機会が減り、競合他社が乱立し、ビジネスチャンスが失われるばかり…そんな厳しい状況が続いているように見えるかもしれません。

ここで、一気に大量の広告費を投じて、無理やり多くの人に知ってもらう方法もありますが、これでは予算が尽きたらそこで終わりと、リスクの高い選択になってしまいます。

だからこそ、これからのAI時代、そして情報があふれる現代において最も重要なのは「ここだから好き」「あそこだから信頼できる」と、お客様にあなたの会社のブランドを深く浸透させ、その独自の価値を理解してもらうことで、お客様の方からあなたの会社に引き寄せられてくる力を育むことです。

今までは、主に「競合他社」があなたの会社のライバルでしたが、そこに「AI」という新たな存在が加わったことで、今までと同じ集客やアプローチをしているだけでは、お客様に選ばれるのはとても難しくなっていると言えるのです。

ホワイトペーパーで自社の魅力が伝えられる理由

ブランディングを進めるには、まず「私たちは何者なのか?」「お客様にどんな価値を提供できるのか?」と、会社の根幹となる存在意義や強みを改めて明確に定義することから始めます。もしすでに明確になっている場合は、そのメッセージを再確認する作業になります

そして、その明確なメッセージを、様々な施策を組み合わせて、ブレずに一貫してお客様に届け続けることが非常に大切。

その中でもホワイトペーパーは、これからあなたの会社のお客様になってくれるかもしれない「見込み顧客」へ、あなたの会社独自の強みを、深く、そして多角的に認識してもらうため、非常に有効な手段なんです。

特に、ホワイトペーパーを通じてお客様に伝えたい、会社の重要な「強み」は次の3つであり、これらを具体的にどうホワイトペーパーで表現できるかを見ていきましょう。

① 業界内の専門性

お客様が新しい製品やサービスを導入する際、重視するのは「本当にこの会社は、私たちの抱える問題を解決してくれるだけの知識や経験を持っているのか?」など専門性についてです。

ホワイトペーパーで、あなたが持つ専門的な知識や、業界の最新トレンドに関する独自の分析、複雑な技術の分かりやすい解説などを提供することで、「この会社は、この分野の専門家であり、頼りになるパートナーだ」と強い印象を与えることができます。

ホワイトペーパーの例
・業界のデジタル変革に関する調査レポート
・顧客データ活用における最新分析手法ガイド
・セキュリティ対策の徹底解説書
など。

読者は、企業が発信する専門性に触れると「この会社は、必要な情報を持っていて、私たちを助けてくれる」と感じ、あなたの会社への信頼度が向上します。

専門性による信頼獲得こそ、ブランド強化につながるのです。

② 業界内の権威性

権威性とは、業界全体の中で、あなたの会社がどのような「立ち位置」にいるのか、他社と比較してどのような「優位性」を持っているのかを示すものです。

独自の調査結果や分析データ、業界の課題に対する新しい提言、成功事例の詳細な分析などを提示することで「この会社は業界をリードしている存在だ」「この会社に相談すれば、間違いない」と強い信頼感や説得力を高めることができます。

これにより、競合他社との明確な差別化を図り、選ばれる理由を作り出せます。

ホワイトペーパーの例
・△△導入企業の成功事例(データ付き)
・××市場におけるレポート
・〇〇業界が直面する課題と解決策
など。

読者は、提供された情報に重みと納得感も感じれば、「この会社は業界内で先を行っている」と、あなたの会社を業界のリーダー的な存在として、信頼できるパートナーと認識するようになります。

③ 企業の「らしさ」

企業の「らしさ」とは、単に機能や性能だけではなく、あなたの会社独自の企業文化、社員の働く姿勢、お客様への深い想い、社会貢献への取り組みなど、他社にはない魅力的な特徴や、会社が大切にしているメッセージ性などを総称する言葉です。

人間が「この人と友達になりたい」と思うように、お客様も「この会社と付き合いたい」と、感情的に共感や親近感を抱くことで、より深く、長期的な関係性を築くきっかけになります。

ホワイトペーパーの例
・製品導入頂いたお客様インタビュー
・成功のための弊社取り組みとビジョン
・社員の成長を支える企業文化の紹介
など。

読者は、この会社は単なるビジネスパートナーではなく理念を共有できる存在だと認識してもらえれば、「この会社の社員は、私たちのことを真剣に考えてくれるだろう」と感じ、感情的な繋がりが生まれます。

特に、BtoBビジネスでは、お客様が最終的な決断をする上で、「専門性」・「権威性」が合わさることで発揮される「らしさ」を重要視します。

お客様があなたの会社の専門性を高く評価し、さらに業界内での権威性も認めてくれるかどうかで、その後の商談がスムーズに進み、契約や成約へと繋がる確率が大きく変わってくるため、「らしさ」の言語化や具現化を、ホワイトペーパーで体現できれば、かなり強力なマーケティングツールとなります。

伝わるホワイトペーパーでブランドが強くなる

ホワイトペーパーは、あなたの会社の価値ある情報を伝えるための「媒体」ですが、ただ情報を羅列すれば良いわけではありません。

お客様の心に響く「伝え方」が非常に重要であり、情報の「言葉の選び方(言語化)」と、「見せ方(具現化)」によって、メッセージの伝わり方は驚くほど変わってきます。

伝わらない例

  • 難しい専門用語ばかりが並び読んでも意味が分からない
  • 情報がただ詰め込まれているだけで何が最も重要なのかが明確でない
  • デザインが古く文字が小さかったりレイアウトが読みにくかったりする
  • 会社の都合の良い情報ばかりが書かれていて読者の課題に寄り添っていない

このようなホワイトペーパーでは、たとえどれだけ素晴らしい内容が隠されていても、お客様の心には届きません。

結果として、あなたの会社の持つ本当の価値も伝わらず、ブランディングには全くつながらないので、むしろ逆効果になってしまう可能性さえあります。

伝わる例

  • 専門的な内容であっても専門知識がない読者にも理解できる
  • 全てが分かりやすい言葉で丁寧に解説されている
  • 図、グラフ、イラストなどを効果的に使い視覚的な工夫がされている
  • 具体的な課題に焦点を当て解決策が明確に示されている
  • 読みやすいフォントや適切な文字サイズ
  • 余白のバランスが取れたきれいなデザイン
  • デザイン的にもプロが出している印象を感じる
  • 会社のブランドが一貫して表現されイメージを保っている

このように、お客様が「なるほど!」「これは役に立つ!」「この会社は信頼できる!」と感じるような表現や、プロの仕事を目の当たりにすることで、あなたの会社の価値はしっかりと伝わります。

お客様があなたの会社の価値を深く理解してくれることで、「この会社は専門性が非常に高い」「この会社は業界をリードする権威がある」と認識が深く進み、これがまさに強力なブランディングになっていくのです。

ホワイトペーパー作成時の注意点

魅力的なホワイトペーパーの効果は高いですが、ホワイトペーパー1つだけで、あなたの会社の全てを伝え切るのは難しいかもしれません。

大切なのは、1つのホワイトペーパーで完結させるのではなく、複数の異なる種類のホワイトペーパーを、お客様の興味や課題に合わせて定期的に提供し続けること。

例えば、課題提起型のホワイトペーパーで気づきを与え、その後に解決策を提示するホワイトペーパー、さらに導入事例を紹介するホワイトペーパーなど、段階的に情報を提供。

お客様のタイミングに合わせたホワイトペーパーの提供ができると、お客様の中での「あなたの会社」に対する認識が時間とともに徐々に変化し、より良いものへと向上していきます。

これにより、ブランドの印象がより強固となり、お客様の記憶に深く定着し、「この分野なら、まずここに相談しよう」と第一想起の獲得にもつながっていくのです。

ホワイトペーパーは投機ではなく投資

ホワイトペーパーは、一発勝負で大きなリスクを伴う「ハイリスク・ハイリターン」な施策ではありません。

複数のホワイトペーパーを、中長期的な視点で地道に提供し続けることで、比較的低いリスクで、非常に大きなリターン(ローリスク・ハイリターン)が狙える、ブランディングにとって大きなメリットのある施策だと言えます。

なぜ「専門性」と「権威性」がブランディングに欠かせないのか

ホワイトペーパーを通じて「専門性」と「権威性」を伝えることが、なぜあなたの会社のブランディングにとってそこまで重要なのでしょうか。

具体的な効果を知っていると、活用の幅も広がるので、もう少し掘り下げてみましょう。

ホワイトペーパーにおける専門性とは?

ホワイトペーパーにおける専門性とは、お客様が「この会社のバックボーン(背景や経験)が分かるから信頼できる」と感じる効果。

お客様が何か特定の課題に直面し、「この問題、一体誰に相談すればいいんだろう…」と悩んでいる時、あなたの会社のホワイトペーパーを読んで、その分野に関する深い知識や豊富な経験、解決実績が明確に伝われば、「この会社なら、きっと私たちの問題を理解し、最適な解決策を知っているはずだ」と、お客様は安心して相談ができます。

これは、お客様にとって、数ある選択肢の中から1社を選ぶ大きな理由になります。

ホワイトペーパーにおける権威性とは?

ホワイトペーパーにおける権威性とは、お客様が「この分野なら、この会社が一番だ」と認識し、迷わず相談できる心理的ハードルを下げる効果。

お客様は、似たような企業の中から「最も信頼できる、最適なパートナー」を選びたいと思っています。

あなたの会社が業界内で「この分野の第一人者」「リーダー的存在」など権威を認められていれば、お客様は他の競合他社の情報をあえて集めることなく、「この会社に聞けば間違いない」と感じ、相談してくれる可能性が高くなります。

専門性と権威性の組み合わせが生むもの

企業における「専門性」と「権威性」の2つが強固に結びつくと、お客様の頭の中であなたの会社がイメージ的に確立されることで、以下のような非常に良い循環が生まれます。

項目説明
第一想起の獲得何か特定のジャンルの相談をしたいと思った時、真っ先にあなたの会社が思い出されるようになります。
比較検討リスクの低減他の競合他社のことはお客様の頭にほとんど浮かばなくなるため、お客様が時間をかけて他社と比較検討するリスクが大幅に減ります。
商談機会の増加と質の向上お客様から最初に相談してもらえることで、あなたの会社は競合よりも早く、お客様の課題に深く入り込み、お客様の状況に合わせた最適な提案を最初から行うことができます。
顧客獲得コストの削減この良い循環が作れると、時間はかかるかもしれませんが、競合との無駄な価格競争や、成果が出にくい広告への投資といった消耗戦を避けることができ、結果として新しいお客様を獲得するコストを大きく削減することが可能になります。

これらすべてが、会社にとっての競争力となり、ブランドが強くなるキッカケになっていきます。

ブランディングできるホワイトペーパーの作り方

ホワイトペーパーを作るには、各フェーズで専門のスキルとノウハウが必要です。

戦略立案・リサーチ・ディレクション・デザイン・ライティングなど、求められるものが多いため、簡単には作れませんが、まずは内製でも制作できるよう必要な情報をまとめました。

戦略・企画
・ホワイトペーパーの本質とは
・ホワイトペーパーの質とは
・ホワイトペーパーのテーマの決め方 

制作
・ホワイトペーパーの書き方
・ホワイトペーパーの本数
・ホワイトペーパーのページ枚数
・ホワイトペーパーの制作代行     

活用
・商談につながるホワイトペーパー活用
・ホワイトペーパーの活用タイミング  

ホワイトペーパーは将来的な成長につながるブランド強化ツールである

ホワイトペーパーは単体で終わる施策ではありません。

MA(マーケティングオートメーション)やSFA(営業支援システム)など他ツールと組み合わせて活用することで、お客様との接点作りから、興味育成、商談化、そして最終的な受注までの流れを効率的に管理し、システマチックにお客様を増やし続ける仕組みを作り出すことも可能です。

例えば、ホワイトペーパーをダウンロードしてくれたお客様の情報をMAツールに登録し、その後の興味関心に応じて、関連する別のホワイトペーパーや事例資料を自動でメールで送ったりウェビナーにも招待。

これにより、お客様の興味を段階的に深め、営業担当がアプローチする際には、すでにあなたの会社に対してある程度の理解と信頼を持っている状態にすることが可能に。

BtoBで事業を展開しているのであれば、ホワイトペーパーはもはや単なる資料ではありません。

お客様にあなたの会社の「らしさ」を明確に覚えてもらい、深い信頼を築き、そして数ある選択肢の中から常に「選ばれ続ける」ための、現代のビジネスにおいて必須のブランディングツールだと言えます。

この記事が、会社の「らしさ」をしっかりと伝えられ、企業ブランドを新たな高みへと引き上げ、お客様から常に選ばれ続け強く安定した会社になるための、ホワイトペーパー作りに役立てられますと幸いです。

商談に繋がるホワイトペーパーの制作代行とは

プレゼン用の資料や、マーケティング用のホワイトペーパーなど、リソース不足で十分に作れない場合は、私たち資料サービス「エンプレス」へ、まず無料相談から始めてみませんか?

資料ダウンロード用ホワイトペーパー作成

著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツ制作から運用、100社以上のお客様支援を通して得たノウハウもコラムで投稿中。
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