我が社だといくら?ビジネスチャットの料金相場【早見表あり】

  • | 公開 2020年12月27日
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我が社だといくら?ビジネスチャットの料金相場【早見表あり】

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。ビジネスチャット、自社に当てはめると、どのくらい料金がかかるかイメージしておきたいですよね。何千何万社に使われている、22個のビジネスチャットを比較した結果、料金相場は約400~970円(1ユーザー当たり/月額)となっています。

あなたの会社でビジネスチャットを入れたいと思っても、料金相場が分かっていなければ「我が社だといくらになるの?」と費用に関して不安にもなりますよね。

ビジネスチャットを開発している会社も複数あり、それぞれで一人に対して値段が付けられているものもあれば、5人10人などまとめた数で料金を出している場合もあります。

一つ一つの会社を調べてもいいですが、それだと手間もかかると思うので、22個のビジネスチャットを比較して、相場や料金の早見表を作っています。

まだ社内の連絡をメールで行っていたり、すでにチャットにはしているけど切り替えを考えている場合などの参考にしてもらえると嬉しいです。

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ビジネスチャットの料金相場(早見表)

まず最初にビジネスチャットの料金相場から見てみましょう。

各社の料金を調べて割り出しています。

一人あたりのビジネスチャットの平均金額(月額)
項目相場
最小価格約400円
最大価格約970円
※ 相場の計算に使ったデータはビジネスチャット各社のそれぞれの価格に記載しています。

一人当たり相場は約400~970円となり、1,000円に満たない金額でビジネスチャットは利用できますが、これはあくまで一人に換算した金額。

あなたの会社ではスタッフ一人だけなら、そもそもビジネスチャットは必要なく、何十人何百人といった大勢のスタッフさんと一緒に仕事をしているからこそ、ビジネスチャットを検討されていると思います。

具体的な費用感を知るために、人数でシミュレーションした金額も見てみましょう。

人数で違うビジネスチャットの料金相場

計算方法
約400円 × 最少人数 = 最小金額
約970円 × 最大人数 = 最大金額

人数別のビジネスチャットの合計金額
人数相場
1~5人約400~4,850円
6~10人約2,400~9,700円
11~30人約4,400~29,100円
31~50人約12,400~48,500円
51~100人約20,400~97,000円
101~150人約40,400~145,500円
151~200人約60,400~194,000円
201~250人約80,400~242,500円
251~300人約100,400~291,000円
301~500人約120,400~485,000
501~1,000人約200,400~970,000
1,001~2,000人約400,400~1,940,000
2,001~3,000人約800,400~2,910,000
3,001人以上~約1,200,400~

スタッフさんの人数が100人を超すと月額10万円以上かかる可能性がでてきます。

月額でかかるお金が10万円で考えると、高いと思われてしまうかもしれませんが、チャットツールのおかげで業務効率がUPするため、費用帯効果として考えるのであれば、安いくらいだと思います。

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ビジネスチャット各社のそれぞれの価格

もう一つ見て頂きたいのが、ビジネスチャット各社のそれぞれの料金。

この料金を元に相場を出しています。※ 2020年12月28日時点の情報

ビジネスチャットの価格プラン
プロダクト名最小価格中間価格最大価格備考
chatwork400円500円800円
LINE WORKS300円500円1,000円
slack850円1,600円
Microsoft Teams540円1,360円2,170円
Discord520円1,035円ドル価格
Google Chat680円1,360円2,040円
SONR5,000円10,000円ユーザー数ごと
WowTalk300円500円800円
elgana300円
Chat&Messenger200円300円
Typetalk980円5ユーザーごと
Workplace from FACEBOOK414円828円ドル価格
InCircle180円180円は30ユーザー以上の場合
TopicRoom300円6000円27500円ユーザー数ごと
TeamOn980円1,800円3,000円ユーザー数ごと
Tocaro800円1,000円
Zoho Connect120円ユーザー数ごと
Beat Shuffle540円1,200円
SMART Message300円
ChatLuck300円
リモートトーク250円350円
Linkit170円

私が調べた22社だけではなく、実際にはもっと多くの会社がチャットツールを開発していますので、日が経つにつれて新しいチャットツールが生まれている状況。

その中でも上記の表に記載のある会社さんたちは、多くの企業さんに選ばれているため、導入の際に検討頂くのもオススメのツールです。

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ビジネスチャットの料金はどうやって決められているの?

ビジネスチャットは基本的に、1対1・1対多・多対多のコミュニケーションが取れる機能が付いています。

メールでも同じことはできますが、例えば何百人といったスタッフさん全員に送るのは手間がかかったり、メールのしきたり?暗黙のルール?のような挨拶文を入れたり、手間がかかることだらけ。

その点チャットだと、普段の会話に近いイメージでやりとりを進めることができるため、どんどん話を進めていけます。

しかし便利なツールではありますが、

  • 開発している機能が異なる
  • 抱えているスタッフや組織体制が違う
  • 価格に関しての考え方が違う
  • 狙っているターゲット企業が違う

このように、基本的な機能は同じですが、各社で考え方や状況が異なるため、価格の付け方は違ってきます。

例えば、

chatwork:500円 × 100 = 50,000
→ 年間 :50,000円 × 12ヶ月 = 600,000円

Tocaro :800円 × 100 = 80,000
→ 年間 :80,000円 × 12ヶ月 = 960,000円

同じチャットツールでも、100人で計算(仮)でしたら、年間で約40万円も変わってくるため、あなたがしっかりと導入ツールを選べるように、金額の違いがどのポイントで発生しているのか、見てほしいと思います。

開発している機能が異なる

基本機能に必ずチャットはついていますが、その他にも様々な機能を各社付けています。

chatwork:ビデオ会議機能
Tocaro :Box連携
slack :APIを使って外部連携が可能

など、会社の理念などによって、開発される機能が各社異なるため、その違いで価格が変わってきます。

抱えているスタッフや組織体制が違う

社内で開発エンジニアを抱えている場合もあれば、社外のパートナーに任せていることもあります。

組織としても、販促を行う営業やマーケターに予算を多く回しているのであれば、その分利益を高めないと活動していけないので、金額が多少高くなっている場合も。

各社で抱えている人数や組織体制が違うので、その差が金額に表れています。

価格に関しての考え方が違う

LTV(ライフタイムバリュー)と呼ばれる、お客様が生涯いくら支払って頂けるのか計算して、これを元に価格を設定する。

競合他社よりも安くして市場を獲りにく。

外部から投資を受けて資金が十分であれば、料金プランを安くしても運営ができる。

このように、各社で価格に対しての考え方は状況によって変わってきます。

狙っているターゲット企業が違う

中小企業をターゲットにしているのであれば、出費はできるだけ減らしたいと考える会社さんも多いため、あまり高い金額で提供しても加入してもらえません。

逆に大企業に対して格安プランを作ってしまうと、安いからこそ、セキュリティや機能が満足してもらえないものになりかねない。

誰に向けたチャットツールにするかによっても、価格は変わってきます。

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ビジネスチャット導入前に費用帯効果を計算

ビジネスチャットを入れることで、様々なメリットを受けることができます。

何が、どのくらい改善でき、それがコストにどう結びつくのか見てもらえると、さらにビジネスチャットの導入メリットを感じてもらえると思うので、色々な角度で費用対効果を見てみたいと思います。

chatworkさんの実際の事例を参考

① 会議時間の圧縮
② 業務効率のUPでコスト削減

費用対効果の事例

① 会議時間の圧縮

ビジネスチャットの利用によって、共有・相談・決断を迅速に行うことができる。

会議にかかる時間
チャット導入前:60分
チャット導入後:20分

40分の時間短縮によって、さらなる時間の確保ができるようになる。参考:Chatwork導入企業事例「友愛病院」より

② 業務効率のUPでコスト削減

1人あたり1.26時間(1日計算)の業務効率化

作業にかかる時間
1.26時間 × 1,000人 = 1,260時間の効率化

参考:Chatwork導入企業事例「サイバーエージェント株式会社」より

メールと比較した費用対効果

ビジネスチャットと比較される対象としてはメールが一番多く、費用対効果を計算する上でも比較しやすい。

そのため、メールと比較してビジネスチャットがどのくらい効果があるのか見てみたいと思います。

計算の元にするのは以下5つの項目

  • 日数(月間)
  • スタッフ人数(利用者)
  • 送信(返信)時間
  • 送信数
  • 人件費

メール送信の月間コストを計算する例
送信数 = 100人 × 10通 → 1,000通(1日の送信数)
人件費 = 60分(3000円) ÷ 10分 → 約500円(1通あたりの人件費)
1000通 × 500円 × 20日 → 10,000,000円

ビジネスチャット導入後の月間コストを計算する例
送信数 = 100人 × 30通 → 3,000通(1日の送信数)
人件費 = 60分(3000円) ÷ 2分 → 約100円(1通あたりの人件費)
3000通 × 100円 × 20日 → 6,000,000円

コスト削減:10,000,000円(メール) - 6,000,000円 = 4,000,000円

シミュレーションをしたら100人規模の会社で、約400万円分の月間コストが削減できる計算となりました。※ この計算はあくまでシミュレーションとなります。

例えばビジネスチャットが一人当たり400円の場合は、100人 × 400円 = 40,000円しかかからないので、導入するだけでコスト削減と業務効率化が可能と言えます。

この計算があなたの会社の状況にも当てはまるかと言われれば違ってくる部分もあるため、計算式の参考として、自社に合う形に直して計算してみてください。

上司や社長さんを説得するためには、業務効率化&コスト削減に加えて、その浮いた時間でさらに価値あることに時間が使えるようになり、成長が後押しできることを伝えられると、導入しやすいかもしれません。

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無料でチャットを体験してみたい場合のオススメ5社

ビジネスチャットの導入を考えていたとしても、いきなり有料で試すのは嫌ですよね。

チャットツールの中には、無料プランを用意してくれているものがあり、まずは無料版を体験して、自社に合うのか試して頂くのがオススメです。

プロダクトプラン詳細・条件
chatworkフリープラン14グループまで可能 / 5GBストレージ
Slackフリープラン直近10,000件のメッセージにアクセス可
Microsoft Teams無料プランクラウド版のOffice 365のライセンスを持っていればTeamsがすでに入っているため、そのまま利用が可能
Discordフリープラン基本機能をそのまま使える
Skypeフリープラン基本機能をそのまま使える

特に、chatwork、Slack、Microsoft Teamsなどは始めやすく使いやすいと思います。

マイクロソフトのオフィスソフト(クラウド版)が入っていればMicrosoft Teamsが使えるプランとなっているので、すぐに使えるはず。

まずは無料で試すのがオススメですよ。

ビジネスチャット導入時に気を付ける5つのポイント

周りの企業や、競合他社がチャットを使いだしている場合、自分達は遅れてる?と心配になって、とりあえず導入してみようと進めてしまう場合もあると思います。

しかし、どの会社もチャットの機能はほぼ似ていますが、価格や仕様の違いや、自社との相性などもありますので、導入は慎重に進めてほしいです。

導入時に気を付けたいポイントがいくつかあるので、事前に見ておきましょう。

このページで書かせて頂いた料金の話とは一件関係なさそうですが、実は導入ツールを間違えるとコストが膨らむため、事前に見て頂くのがオススメです。

① 既存のやり方に縛られて導入が思うようにすすまない
② 使う人が増えていき権限管理ができなくなってくる
③ 比較しすぎて何がいいか分からなくなる
④ 機能が使いきれない
⑤ 急いで導入して自社に合わない場合は切り替えコストが発生する

① 既存のやり方に縛られて導入が思うようにすすまない

数人のチーム・組織であればいいですが、数十人数百人ともなればルールや方法を統一するのは難しいですよね。

各々が好きなやり方、今まで行っていた方法から抜け出せず、新しいことに消極的になる方が当たり前かもしれません。

使い慣れていないツールを、使うことで得られるメリットを知らないまま、新しい方法だけ入ってくると反発を招く結果にも。

既存のやり方に縛られて進めないことも多いため、導入がゴールではなく、導入後の浸透を予め考えて頂くのがオススメです。

そうでないと、無駄なコストが発生し続けることにもなりかねません。

② 使う人が増えていき権限管理ができなくなってくる

無料で導入できるチャットツールとして、Skypeなどありますが、チャットツールとしては使えるものの、細かい権限管理ができなくて、情報漏洩などコンプライアンスに関してデメリットも多いんです。

お金をかけたくないと思うのは当たり前なので、無料で使えるツールを使うのもいいですが、その分不都合があったり、自社に合わない状況を作ってしまうので、手間が増えてしまう場合も。

使う人が多いからこそ、権限管理ができるチャットを選んで頂くのがオススメです。

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③ 比較しすぎて何がいいか分からなくなる

ビジネスチャットツールは、チャット単体だけでなく、様々な付加価値が付いたサービスも多いため、導入の際には数十種類の候補がある状態です。

しかし、それぞれのチャットツールの細かい違いを理解するには、時間もかかりますし、それが自社に合うのかも分かりにくい。

比較をしすぎて何がいいのか分からなくなってしまう場合もあります。

機能や価格だけを比べると判断が付きにくくなってしまうため、一旦性能的な話は置いておき、ビジネスチャットの開発会社の考えや方針など、今後長く付き合っていけるかも見てもらえると、選びやすくなります。

④ 機能が使いきれない

基本機能はチャットですが、その他にも様々な機能が、ビジネスチャット開発会社各種で取り付けられています。

説明を聞くときには「あれもあって」「これもあって」と、便利そうな印象を受けてそのまま導入したとしても、結果的に自社のチーム・組織に合わなくて、使わない機能だらけなんて場合も。

機能が多ければ良い、とはならず、いかに自社に合うか、組織やスタッフさんに馴染むかを考えて頂くのがオススメです。

使えない機能に対して、お金が余分に取られるのは嫌ですよね。

⑤ 急いで導入して自社に合わない場合は切り替えコストが発生する

やりがちな失敗の一つに、導入を急いでしまって、自社に合わないチャットツールを選んでしまい、あとで切り替えのコストが発生してしまう場合もあります。

導入前に、実際の利用シーンや状況を考えずに選んでしまうと、現場にとって使えないツールとなり、浸透もせず費用だけ払う状況にも。

急ぎであったとしても、なるべく具体的に導入後のイメージを固めたり、各種現場にヒアリングをして適切なビジネスチャットを選んでいくのがいいかと思っています。

最後に。

ビジネスチャットの料金相場を見て頂きましたが、ツールは種類も多く、それぞれ金額も違うため、何を選んだらいいのか分かりずらいですよね。

このページに書いてある、各社の料金プランや費用帯効果の計算も参考にして頂けると、グッと導入のイメージが固まってくると思います。

チャットを導入して頂くと、今までやってきたメールでの連絡には戻れないほど、快適なお仕事ができると思いますので、まずは金額情報から調べて、徐々に進めて頂くのがオススメです。

著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツ制作から運用、100社以上のお客様支援を通して得たノウハウもコラムで投稿中。
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