
いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。あなたが運用しているwebサイト、まだまだ伸びしろはありますよ!
- 目次
- サイト改善コンサルティングとは
- なぜサイト改善コンサルティングが必要なのか
- サイト改善コンサルティングを受けた後はどのくらいで成果がでるのか
- サイト改善コンサルティングが必要な状況
- サイト改善コンサルティングの費用
- サイト改善コンサルティングの流れ
- サイト改善コンサルティング会社の選び方
- サイト改善コンサルティング会社の比較
サイト改善コンサルティングとは
サイト改善コンサルティングとは、現状把握から具体的なデータ分析を通じて、ユーザーの行動パターンやニーズを理解し、サイト内外の体験を最適化させることで、期待する成果を上げるための調査分析・戦略立案・実行サポートのことです。
大事なのは、企業目線の改善ではなく、サイトを使うユーザー側の立場・目線に立ち、ストレス無く自然に期待する行動を促すこと。
たとえばお問い合わせフォームの送信数UPを目的に改善するのであれば、フォームの入力内容を見直し、設置されているページの導線を増やしたりします。
ただし、ページ内の邪魔になる場所へ、誘導バナーを付けたり、行動を阻害させる改善は逆効果を生みます。
改善において、数多くのベストプラクティスは出回っていますが、施策の話だけをするのではなく、感情にまで目を向けて、webサイトを通じたユーザーと企業のコミュニケーション設計をすることが大切。
ユーザーにとって最良な体験を目指すことで、期待する成果に繋がっていきます。
なぜサイト改善コンサルティングが必要なのか
サイト改善のゴールは、サイト経由の売上・利益を高めること。
アクセス数UPもお問い合わせ数UPも、最終的にはこのゴールへ繋がります。
そのため、ゴール地点は明確でも、出発地点が分からなければ、どのように進めばいいか分からないため、最初のステップがとても重要なのです。
やみくもにサイト改善を進めようとすれば、
- 何をすればいいか分からない(具体化の欠如)
- 改善させたと思ったら根本の課題が残されたまま(本質的な問題が未解決)
- 色々やりすぎて何の改善が効果的だったか分からない(施策の評価ができない)
このままでは社内にノウハウが蓄積せず「やってみました!」「ダメでした!」「効果ありました!」で終わってしまう。
サイト改善コンサルティングを入れると、問題点も強みも明確になり、具体的な改善策が見える化して、計画的で効果的な改善が可能となるため納得感もあります。
インターネット上に出回っている情報だけでも基本的なサイト改善は可能ですが、調査・分析・戦略策定・施策の”質”において大きな差があるため、本当にサイト経由の成果を高めたいのであれば、コンサルティングは有効な手段となります。
弱みだけでなく強みもハッキリする
サイト経由の成果が少ないと、弱みを探すことに意識を向けがちですが、実は強みを伸ばすことで成果は大きく向上させられます。
コンサルティングでは、弱みだけでなく強みも明確化するため、あなたがこれまで行ってきたサイト改善の判断軸を評価し、効果的な部分は継続・不足しているなら補強できる。
判断基準が曖昧なまま行っていると改善が難しいため、コンサルタントの力を借りて、さらにサイトをアップデートさせていきましょう。
サイト改善コンサルティングを受けた後はどのくらいで成果がでるのか
せっかく費用をかけてまでコンサルティングを導入するなら、確実な成果を手にし、短期間で大幅な向上を目指したいと考えるのは当然です。
しかし、サイトの現状やコンサルタントの判断によっては、すぐに成果が期待できない場合もあり、サイト改善において共通して言えることは、実施から効果実感まで数カ月はかかるということ。
現状把握・調査・分析・戦略策定・実行…この一連の流れを通して考えると、最低でも3ヵ月はかかると見ておくべきです。
もし「翌月には倍になりますよ!」など、大幅な成果向上を謳うコンサルタントがいれば、慎重に考える必要があります。
確かに広告予算を増やしたり、文章を少し変えただけでもユーザーの反応は変わるので、月に1件だった問い合わせが10件など10倍になることもありますが、理論立てて改善を行わないと、再現性がなく一過性で終わってしまう可能性も。
サイト改善コンサルティングを導入するなら、中長期の取り組みと考えて、継続的に効果を追求することが重要です。
サイト改善コンサルティングが必要な状況
「webサイトの何が問題になっているのか分からない…」
「デザインが悪い?掲載情報が悪い?SEOがされてない?」
たとえデータ分析しても、注意して見るべきポイントが分からない・気づけないのであれば、数字を見て満足してしまい、本当に悪さをしている根本的な課題が見つからないままにも。
また、webサイトのパフォーマンス低下問題は、複雑に色々な要素が組み合わさっているため原因の特定がしづらく、「〇〇だから〇〇すればいい」と簡単な話ではないのがさらに難しくさせています。
まずは問題を大きく3フェーズに分けて、そこから深掘りしていくと当たりが付けやすいため、俯瞰図とサイト改善が必要なチェック項目を確認してみましょう。※ よくある課題のみまとめているため状況によって別の原因が多数存在しています

フェーズ1: サイト訪問前
分類 | 課題 | 説明 |
---|---|---|
サイト内問題 | コンテンツが少ない | ターゲットを集客するためのコンテンツが作れない |
コンテンツ品質が低い | コンテンツ品質が低く検索上位に入れないためアクセスが増えない | |
質の低いページが大量にある | サイト全体の品質低下によって検索結果の上位へ入れていない | |
検索順位は高いのにクリック率が低い | タイトル・ディクスクリプションで魅力が出せておらずライティング力が低い | |
検索順位は低いがクリック率が高い | 検索上位を取れるコンテンツの改善が行えていない |
フェーズ2: サイト訪問中
分類 | 課題 | 説明 |
---|---|---|
サイト内問題 | デザインが悪い | 見た目の魅力がなくてユーザーの期待感を上げられていない |
訴求ができていない | ユーザーへメリットが伝えきれていない | |
操作性が悪い | 操作しずらい設計になっており使い勝手の悪さがストレスを生んでいる | |
お問い合わせが少ない | お問い合わせページに対する導線の少なさやフォームの入力項目が精査されておらず送信が増えていない | |
読み込み速度が遅い | ページの表示に時間がかかり離脱が増えている | |
独自性・希少性がない | 独自性・希少性のなさがユーザーの興味を失わせている | |
アクセスは多いのにお問い合わせが少ない | お問い合わせページへの導線が少ない | |
運用問題 | ブランド力の低下 | 運用業者が複数入ったことでブランドの統一性が失われている(デザインに一貫性がない) |
専任がいない | 専任がいないことで運用が滞っている |
フェーズ3: サイト訪問後
分類 | 課題 | 説明 |
---|---|---|
体制問題 | サイト経由の売上が増えていない | お問い合わせが得られてからのフォロー体制・仕組みが十分ではなく見込み顧客を逃している |
その他
分類 | 課題 | 説明 |
---|---|---|
競合問題 | 競合が強い | 競合のブランドが強かったり検索上位を取られているとそもそもアクセスもお問い合わせも増えない |
予算問題 | 予算取りができない | 日々の運用・企画・改善に対する費用を捻出できず運用が滞っている |
社内を説得できない | 改善に対してかかる費用に根拠のある説明ができないでいる | |
広告問題 | 予算がかけられない | 広告に必要な予算が捻出できずアクセス数を期待できない |
パートナー問題 | 既存パートナーへの不満 | 連絡が遅い・対応が遅い・意思疎通ができない・外注費が高すぎるなど |
市場・時代の変化 | 現状が合わなくなってきた | 今まで訴求していた内容がユーザーに響かなくなってきた |
顧客満足度問題 | アップセル・クロスセルの不調 | 既存顧客に対して有益な情報が発信できず関係値を落としている |
サイト改善コンサルティングの費用
実際にサイト改善コンサルティングを導入するには、いくら費用がかかるのか事前に分かっていると、相談や見積もりも安心ですよね。
コンサルティング会社によって費用に大きな差が出てくるので、費用把握のために必要な情報をまとめました。
規模・実績による費用の違い
分類 | 費用感 | 特徴 |
---|---|---|
小規模のコンサルティング会社 | 月額3万円~ | 人件費等を抑え単価勝負をするため低価格で提供している |
中小規模のコンサルティング会社 | 月額10万円~ | 短期的な施策から中長期まで行えるが費用は比較的リーズナブル |
大手コンサルティング会社 | 月額30万円~ | 実績が多く規模も大きいためブランド力によって高額になるケースが多い |
会社の規模・スキル・ブランド力などによって、費用は変わってきます。抑えようと思えば低価格のコンサルティング会社へ依頼すればいいですが、自社が求める成果を出すには力不足で、期待を裏切られる場合もあるため慎重な検討が必要です。
サービス内容による費用の違い
分類 | 費用感 | 特徴 |
---|---|---|
診断のみ | 10万円~ | 現状把握と調査分析を行いサイトの問題点を可視化 |
診断 + 戦略策定 | 30万円~ | 必要な情報を把握した上で目的に応じた戦略まで策定 |
診断 + 戦略策定 + 実行 | 50万円~ | 診断・戦略策定を行いサイト改善の実行までサポートしてもらう |
診断 + 戦略策定 + 実行 + 継続サポート | 100万円~ | サイトの全体最適化を行った後も継続してコンサルタントに入ってもらい改善し続ける |
情報提供までか、実行まで頼むか、継続的なサポートを入れるか。やることが多く、時間がかかるほど費用は高くなっていくため、費用対効果を確認しながらコンサルタントとの付き合い方は常に考えなければいけません。
実施期間による費用の違い
分類 | 費用感 | 特徴 |
---|---|---|
短期間(3~6か月) | 30万円~※ 10万円×3 | 短期間の場合は月額は抑えられるものの初期費用が高くなる場合も |
長期間(6か月以上~) | 60万円~※ 10万円×6 | コンサルタントと長期的な付き合いとなるためその分の費用がかかってくる |
費用対効果を評価する場合、1カ月2カ月では短かすぎるため、最低3ヵ月(最低費用感30万円ほど)はみておきましょう。
その他
分類 | 費用感 | 特徴 |
---|---|---|
メルマガ | 5万円~ | メルマガの企画・ライティング・代理送信など |
ホワイトペーパー | 20万円~ | リード獲得に必要な資料作成または既存資料の調整など |
サイトリニューアル | 100万円~ | webサイトの構造やデザインをリニューアル |
パンフレット | 15万円~ | 見込み顧客に渡すパンフレットなどの紙媒体 |
サイト改善コンサルティングを行うと、webサイトだけの問題ではなく、その他のクリエイティブが原因だと判明することも。その場合は、制作物(企画構成・ライティング・デザイン)が必要になるため、別途費用がかかってきます。
\費用の参考情報/
サイト改善コンサルティングの流れ
サイト改善は簡易的な文章修正から全体のデザイン調整など、状況と目的により対応範囲は変わりますが、コンサルティングを導入したら現状把握・調査・分析が基本となり、そのうえで方針・計画を立てて進みます。
サイト改善に必要なコンサルティングの流れをまとめたので、確認していきましょう。
① 目的共有
② 調査(現状把握)
③ 分析
④ 仮説
⑤ 戦略立案
⑥ 実行
⑦ 改善
① 目的共有
コンサルティングを導入したら、まず行うのが目的の共有です。
見積前の相談でもすでに伝えている状況ですが、改めてあなたとコンサルタントの目的・ゴール・認識を一致させるための、キックオフミーティングを行います。※ ビジネス上の「キックオフ」とは、プロジェクト開始を意味します。
注意したいのは、コンサルタントとの知識量の差から、疑問に思ったとしても無条件で信じてしまい発言を控えてしまうこと。(丸投げ意識も危険)
勝手にコンサルタントが想像を膨らませて余計な作業が出たり、目的を曖昧にしたままだと共通認識がとれず、日々の稼働において判断軸がブレて失敗に繋がる可能性が出てくるかもしれません。
これから情報提供が多くなったり、自社内の調整も必要になったりと、色々と部門をまたがってコミュニケーションを取ることも求められます。
目的共有を改めて行い、進むべき方向性を一致させてからプロジェクトを動かしていきましょう。
② 調査(現状把握含む)
webサイトの現状把握と、目的を叶えるためのさまざまな調整を行っていきます。
すべて必要ではありませんが、現状把握など必須調査もあるので、どのような調査を行うか確認していきましょう。
調査内容 | 説明 |
---|---|
現状把握 | アクセス解析ツール(Googleアナリティクス)などを用いて定量・定性情報を集めます。 |
ヒューリスティック評価 | webサイトの使い勝手など専門家にユーザビリティを評価してもらいます。 |
ターゲット調査 | 1対1、1対多などターゲットユーザーに対してwebサイトの使い心地や所感などホンネを聞きながら無意識で感じている負を見つけ改善点を探し出す。 |
競合調査 | 競合にあたるwebサイトを調べて差別化のポイントや成功要因などを探っていく。 |
アンケート調査 | 多数にアンケートを送りユーザビリティやwebサイトの印象など回答してもらうことで問題点を見つける。 |
なぜこのような調査が必要なのかと言えば、コンサルティング会社はある程度、改善点に当たりは付けられますが、確証を持って「そこが問題です!」と明確にできない危険性を分かっているから。
仮に問題がズレていたら、この後に行っていく仮説も戦略策定も施策の選定も間違えてしまう。
あらゆる角度から情報を集め、サイト状況の解像度を高めていく必要があります。
webサイトの調査項目
webサイト自体の調査については、調べる対象がたくさんあるのでまとめておきます。
調査内容 | 説明 |
---|---|
アクセス数 | webサイトに訪れたユーザーの人数のこと |
コンバージョン数 | webサイトで設定した目標(例:お申込み・相談・購入など)を達成したユーザー数 |
コンバージョン後の商談率/契約率 | コンバージョン後に商談・契約へ至ったユーザーの割合 |
離脱率/離脱ページ | webサイトを訪れた後にサイトを離れた割合と離脱率が悪いページの特定 |
回遊率 | webサイト内のページを複数見てもらえている割合(サイト内構造やUI・UXの設計がうまくいっていると判断できる) |
メルマガからの流入率/開封率/クリック率 | メールマーケティングを通じてwebサイトを訪れたユーザーの行動割合 |
コンバージョン経路 | コンバージョンへ至ったページ内遷移(経路)を確認して角度の高い流れを確認 |
運用オペレーション | webサイトの運用人数・体制・方針・コンテンツ更新など |
広告 | Google広告やSNS広告など有料広告を経由した流入情報 |
サイト内構造 | webサイトのディレクトリ構成、コードの質、サーバーの性能など |
流入経路/チャネル | ユーザーのwebサイトを訪れるキッカケ(例:検索エンジン・SNS・広告・QRコード) |
流入キーワード | ユーザーがwebサイトを訪れるために検索エンジンへ入力したキーワード(特にコンバージョンに紐づくキーワードが重要) |
コンテンツ | webサイトへ投稿しているコンテンツ(ブログ・事例・用語・製品ページなど)の量と質 |
被リンク | 外部から貴社webサイトのURLをどれだけ貼られているか数と質 |
ファーストビュー | webサイトのトップページまたは下層ページで最初に表示される画面(見た目のデザイン) |
ユーザビリティ | webサイトの使い心地(例:ナビゲーションの使いやすさ、各ページへの遷移のしやすさなど) |
ドメインランク | webサイトの質や信頼性を表す指標(例:コンテンツ、被リンク、運用年数など複数の指標で判断される) |
ランディングページ | ユーザーに特定の行動を起こしてもらうためのページ(主にコンバージョンを目的としたページ) |
KGI/KPI | KGI(キー ゴール インジケーター)、KPI(キー パフォーマンス インジケーター)の略称で目標と目標へ到達するための細かい指標のこと |
ヒートマップ | webサイトでユーザーの行動を可視化した情報(例:スクロール率、クリック箇所の判断など) |
無料で使えるサイト改善に役立つツール
サイト改善の必須ツールがいくつかあるため、まだ使っていない場合は、導入頂くのがお勧めです。
ツール名 | できること |
---|---|
Googleアナリティクス | webサイトのユーザー行動をあらゆる角度から計測しているツール(調査・分析の基本となるツール) |
Googleサーチコンソール | webサイトへ流入が発生する検索結果のパフォーマンスを調べるツール(キーワード・表示回数・クリック数など) |
Googleタグマネージャー | webサイトやアプリに埋め込むタグを管理するためのツール |
Looker Studio(ルッカ―スタジオ) | Googleアナリティクス・サーチコンソール・スプレットシートなど各種データ情報と連携してグラフ化や数字の見える化ができるツール |
Bingウェブマスターツール | Bing上で検索結果のパフォーマンスを調べるツール |
Microsoft Clarity(クラリティ) | webサイトを訪れたユーザーの行動を録画したりヒートマップ情報が確認できるツール |
Ahrefs(エイチレフ) | 被リンク数やドメインランクを計れるツール |
PageSpeed Insights(ページスピードインサイト) | webサイトのページ単体のパフォーマンスを測定して独自の指標で評価をしてくれるツール |
③ 分析
収集したデータを分類しながら、webサイトとユーザーの関わり方を分析し、データを基にどのような使われ方をされてきたのか詳しく見ていきます。
あくまで過去情報を基にした分析であるため、そのまま未来に活かせるかは、コンサルタントの手腕に掛かっています。
たとえばこんなポイントを分析します。
- ユーザーの行動阻害要因(例:複雑なナビゲーションになっている)
- 機会損失(例:ボタンだと認識してもらえていない)
これらの問題点を洗い出して、実態と期待のギャップを確認。
ユーザーの期待に対して、webサイトが応えられているかを評価することで、具体的な課題を浮き上がらせます。
④ 仮説
分析した情報を基にして、具体的な戦略・戦術を考えるために仮説を作っていきます。
部分的な改善ではなく、webサイト全体を見た上での改善点を見つけるために、ユーザーの行動・心理を一連の流れで追える、カスタマージャーニーマップを用意することもあります。
このマップを使うことで、ユーザーがどのような経路をたどり、どこで問題が発生しているのか仮説が立てやすくなる。
様々な問題がある中から、何を改善すれば一番効果が高いのか優先度付けして、目標達成にもっともインパクトある改善を仮説として考えます。
この段階では、あくまでも仮説なので、まずは全体像を把握して、大まかにまとめていくと、あとで具体化させやすくなります。
仮説を立てる時、実際に誰かをイメージできなければ、ペルソナと呼ばれる架空のお客様像を作り、ペルソナを基にして考えていきます。
⑤ 戦略立案
仮説を基にして、具体的な改善戦略を計画していき、問題点ごとに適切な施策を当てていきます。
- 集客が問題ならコンテンツを改善(例:SEO・広告など)
- お問い合わせ数が問題ならサイト内改善(例:CTA・フォーム改善など)
- ユーザー体験が問題ならUI/UXや構造改善(例:表示速度・レイアウト改善など)
問題も複数あるため、計画的に改善を進めて、最短で成果を上げるスケジュールを立てていく。
各改善策の優先順位を決めて、段階的にコンサルタントと進めていきます。
コンサルティング会社の方針によっては、アドバイス専門もあれば、実際に手を動かし作業までしてくれる場合もあるため、選定時には関わり方を予め確認しておきましょう。
⑥ 実行
立案した戦略に基づいて、実際に改善策を実行していきます。
クリエイティブ・技術的なスキルが足りない場合は、コンサルティング会社からのサポートを受けながら進めていく。
注意点としては、戦略立案の精度が低く、現場で動くメンバーの納得感が得られないと、意図した通りに修正してくれなかったり、反対意見が収まらず進まないことも。
依頼側とコンサルタントとの信頼関係にもよるので、パートナー選びは慎重に行っておきましょう。
⑦ 改善
サイト改善を行った後は、その効果を定期的に確認し、必要に応じて調整していきます。
どれだけ入念に調べて計画し、実行に移したとしても、実際の効果は低い…なんてこともあります。
サイト改善は継続的に行うことで、その効果は高まっていくため、評価をしつつ改善の繰り返しを行っていく。
コンサルタントが、継続的に伴走してくれるのであれば、自社だけで進めるよりも早く改善を動かしていけます。
レポーティングまで依頼していた場合、コンサルタントが定期的に成果をまとめたレポートを作成してくれるため、精査された情報を基に判断していけます。
サイト改善コンサルティング会社の選び方
サイト改善コンサルティングは、かかる費用も高くなりやすいので、選択の失敗だけは避けたいところ。
どのようなポイントで選べばいいのか。
・実績(案件対応数)
・口コミ(他社の評価)
・設立・創業年数(安心感)
・料金の納得感(価格の透明性)
…など
基本的な選定基準は含めつつ、コンサルティングだからこそ確認したい内容をまとめていきます。
ユーザーの理解と対話への意識
サイト改善において、ユーザーの目的・行動・心理など内面的で見えにくい情報を、いかに可視化して理解できるかがポイントとなります。
なぜならば、webサイトはユーザーと企業が対話をする場であるから。
楽しい会話中に横やりを入れられたら誰だって嫌ですし、道順が分かりにくく凸凹している道は歩きたくありませんよね。
webサイトでも同様に、ユーザーへストレスを与えず、自然な形で行動を促し、目的達成へと導くことが重要です。
ユーザーをスムーズに目的へ導いたのちに、初めて企業側の目的に沿った行動へと誘導できる。
反対に、ユーザーの邪魔ばかりをしては、すぐにwebサイトから去っていきます。
したがって、ユーザーを理解し、自然な対話によって導く意識を持てているかどうか、コンサルタントの発言や考え方から読み取り判断することが必要です。
定量・定性
サイトの改善において、間違いなく必要な情報は定量データ。
数字を軸にした判断であれば、論理的に考えられ、未来も予測しやすくなる。
しかし、ユーザーは企業側が理想とする行動を必ずしもとってくれないのと、その時々で行動パターンが変わってきます。
定性的な感情データを無視した判断は、サイト改善において失敗を高めるため、定量・定性両方のデータを収集し、分析・戦略立案に役立てているかを確認しましょう。
コンサルタントとの相性
コンサルタントとは最低でも3ヵ月ほど、長い付き合いになります。
そのため注意すべきポイントは、
- 連絡が遅い(プロジェクトの遅延を起こす)
- 伝えた内容の意図をくみ取ってくれない(成果に影響が出る)
- 根拠を説明せず施策を提案してくる(納得して進められない)
一つ一つのコミュニケーションでは問題を感じにくいかもしれませんが、これらが積み重なっていくと、コンサルタントと共に進めるのが苦痛になることもあります。
案件を依頼しないとどんな担当者が付くか分からない場合もあるので、事前にコンサルタントの特徴を確認したり、見積・ヒアリング時から参加してくれているなら、細かい違和感も見逃さず相手を判断する意識を持っておきましょう。
サイト改善コンサルティング会社の比較
サイト改善コンサルティングを相談できる会社はいくつもあるため、選ぶのに迷うかもしれません。
下記へ状況別に、おすすめできる相談先をまとめたので、お役立てください。
株式会社ファングリー
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コンサルティング | 株式会社ファングリー |
特徴 | クリエイティブに強みあり |
対応規模 | 中小企業・中堅企業・ベンチャー企業・スタートアップ |
費用感 | 数万円~(部分的なクリエイティブから可能) |
今まで作成してきたコンテンツは約40,000、webサイト構築は約13,000と、サイトに関わる数多くの実績とノウハウを持っているのがファングリー。
企業さまの総合ブランディング支援も43社を超えて、ブランドを意識したサイト改善を得意としています。
現場のメンバーは、生粋のクリエイター人材で多くが構成されており、クリエイティブに妥協せずとことん改善に付き合ってくれる。
予算取りから伴走して取り組んでくれるだけでなく、状況に応じたコンサルティングにより、どのような状況でも力になってくれる会社です。
株式会社THE MOLTS
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コンサルティング | 株式会社THE MOLTS |
特徴 | コンテンツマーケティングに特化 |
対応規模 | 中小企業・中堅企業・大企業・ベンチャー企業 |
費用感 | 数十万円~ |
取り組みから約半年で50倍以上のコンバージョン獲得、受注数3倍以上を実現したサイト運用など、数々の実績を持つTHE MOLTSさん。
記事単体の制作などは受けておらず、必ず戦略などコアな部分から入り、現場メンバーとコンサルタントがタッグを組んで、共に成功を目指す方針。
取引継続期間はなんと「平均11.9カ月」と信頼による継続的な依頼が入っています。
期待する目標値よりも、実際の成果を引き上げてくれるコンサルティングをお求めなら、ぜひ相談したい会社です。
株式会社WACUL
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コンサルティング | 株式会社WACUL |
特徴 | 独自の改善ツールあり |
対応規模 | 中小企業・中堅企業・大企業・ベンチャー企業 |
費用感 | 数万円~(ツール利用) |
AIアナリストと呼ばれる独自のデータ分析ツールを開発し、39,000以上のサイトデータと、12,000超の失敗・成功データを基にした、角度の高いベストプラクティスを用いてサイト改善を進めてくれます。
業種問わず、さまざまなサイトデータがあるため、コンサルティングの対応幅も広く、どの企業でも相談がしやすい環境がある。
コンサルティングの範囲にとどまらず、制作代行から運用支援まで、サイト改善に必要な施策の全てがサービスとして受けられます。
株式会社LIG
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コンサルティング | 株式会社LIG |
特徴 | 自社運用メディアの圧倒的成功例あり |
対応規模 | 中小企業・中堅企業・大企業・ベンチャー企業 |
費用感 | 50万円~(約2週間) |
web業界ではその名を知らぬものがいないほど有名な、LIGブログを運営しているオウンドメディアの圧倒的な実績を持っています。
コンテンツ化の内製を起点に、月間500万PV(2022/6/7時点のサイト内の公開情報)までwebサイトを改善し育成。
そのノウハウを基に、再現性高く成果が見込めるコンサルティングが受けられるため、高い費用がかかっても取り組める方にオススメの会社。
株式会社マイクロウェーブクリエイティブ
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コンサルティング | 株式会社マイクロウェーブクリエイティブ |
特徴 | 「サイト改善コンサルティング」の検索キーワードで1位(2024/6/21時点) |
対応規模 | 中小企業・中堅企業・大企業・ベンチャー企業 |
費用感 | 月額30万円~(目安) |
大手のwebサイトリニューアル実績が多く、その実績は折り紙付き。
実績:東急電鉄、竹中工務店、西武鉄道、朝日ネット、ツムラ、エバラ食品、SUNSTARなど600社超
戦略設計から目標達成するための一連をすべてカバーして、専門性の高いメンバーが対応してくれるサイト改善コンサルティングには安心しかありません。
予算目安30万円からと、比較的リーズナブルな料金設定であるため、大手を対応してきたノウハウを体験したい企業様にオススメの会社。