採用ブランディングはいくら?費用相場と内訳

  • | 公開 2024年04月30日
ブランディング
採用ブランディングはいくら?費用相場と内訳

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。採用課題をそのままにしていると、会社の成長力が失われてしまうため、放置できない問題ですよね。

人材の確保や定着は、なかなかうまくいかない。

「応募がぜんぜん集まらない…」
「合格通知を出したのに辞退される…」
「入社して1年もせず辞めてしまう…」

これらは会社の特徴や想いなどが伝えきれず、応募者とのミスマッチが起きている可能性が高いと言えます。

採用ブランディングは、会社の魅力を明確にして、優秀な人材を引き付け定着もさせる、戦略的な採用に関わる取り組み。

すでに実行している会社ほど順調に伸びているため、まずは知っておきたい費用相場をまとめました。

こんな方におすすめ!
・経営者
・経営企画
・人事総務

\お役立ち資料/

採用ブランディングの費用相場

採用ブランディングは抱えている課題によっても変わりますが、100~300万円ほどが費用相場となります。

たとえば応募者に対して、強烈に突き刺さる採用メッセージを考えようと思ったら、事前調査はもちろん、集めた情報から特定のメッセージを絞り出すためにライティングスキルも必要です。

採用メッセージ作成の難しさの例
100の情報を集めて1つへ集約するのはノウハウや技術が必要

高いレベルを要求するほど、欲しい人材の獲得から定着が手に入るため、費用もそれなりにかかってくる。

また、採用で使えるwebサイトや資料を単純に作ることが採用ブランディングではなく、会社の「想い」や「らしさ」を言語化しながら、実際に具現化まで行うため、時間もかかります。

そのため、予め100万円以上の費用は見込んでおきましょう。

ブランディングパートナーによる費用の違い

採用ブランディングも、提供している会社ごとで方針や対応範囲が違うので、一緒くたには考えられません。

ノウハウ提供型のコンサルティング会社もあれば、アウトプットに強みのあるクリエイティブ系の制作会社、または認知施策を得意としている広告会社など千差万別。

ただ、それぞれの会社でやれることは違うので、会社の種類ごと費用相場を見てみましょう。

種類費用相場補足
制作会社100~300万円採用ブランドの構築から成果物までを一貫して対応
広告会社100~500万円広告手段をフルに活用して広範囲に採用ブランドを届けられる
コンサルティング会社100~800万円戦略設計・策定など根本からの見直しから入るため長期間になる

各社で費用相場が変わってくるのは、採用ブランディングをサービスとして提供できるようになるまでの、背景によるところが大きいです。

その背景次第で、方針や対応範囲に違いがあり、費用に開きが出てくる。

なぜ各社で費用が変わってくるのか?

費用の違いは、下記のような要素に影響しています。

  • 範囲
  • 時間

費用違いの例
費用が高い:期間(12か月)、調査(対象30人)・戦略策定・制作(10点)
費用が低い:期間(3か月)、調査(対象5人)・戦略策定・制作(5点)

扱う単語は「採用ブランディング」で同じですが、その内情には大きな違いがある。

各社は採用ブランディングをサービス化できるまで、何かしらの経験を積んだうえで提供している経緯があり、それらによって可能な範囲が変わるので必然的に時間にも影響。

相見積をした時などは、どのような成り立ちでサービス化された採用ブランディングなのかを聞くことで、費用の差も納得がしやすくなります。

採用ブランディングの費用内訳

採用ブランディングを実際に進める場合、必要な項目がいくつもあります。

それぞれの項目に対する費用内訳を表にしたので、確認しておきましょう。

下記表の注意点としては、中小企業向けの費用内訳であり、大企業など規模が大きかったりグローバル展開をしている場合は、2~5倍の費用がかかってきます。

フェーズ項目費用感
調査アンケート(社内向け)5万円~
アンケート(外部向け)20万円~
インタビュー(オンライン)5万円~
インタビュー(往訪)7万円~
競合ブランド調査10万円~
戦略策定20万円~
再構築ワークショップ20万円~
コピー開発(採用メッセージ等)50万円~
反映採用資料25万円~
採用サイト100万円~
採用動画50万円~
浸透広告10万円~

採用に関わるブランド要素をまず集めなければ話にならないため、調査関連の費用は必ずかかってきます。

もし全ての対応をする場合は、相場に近しい300万円ほどになる。

ただ、状況によって必要不要があるため、目標・目的に合わせて取捨選択しながら、項目を調整していきます。

コーポレートブランディングの流れ
コーポレートブランディングの流れ

採用ブランディングの見積もり事例

ブランディングパートナーへ相談する前に、状況へ応じた見積もり例を確認しておきましょう。

パターン① アウトプットは自社で行う場合

社内にクリエイティブ人材はいるが、採用ブランディングの核を抽出できない場合は、調査項目だけを依頼。自社でアウトプットを行う注意点としては、ブランドを理解して体現できる「言語化力」と「デザイン力」が求められます。

項目単価数量費用補足
アンケート¥50,0001¥50,000
インタビュー¥50,00010¥500,000オンラインで実施
競合調査¥100,0001¥100,000
戦略策定¥200,0001¥200,000
ワークショップ¥200,0002¥400,000
小計¥1,250,000
消費税¥125,000
合計¥1,375,000

パターン② 関係者が少ない場合

ステークホルダーが少なくて、そこまで調査をしないのであれば、取材費を落とすことは可能です。ただ、無理に費用を下げようと、必要な調査対象者まで省いてしまうと、採用ブランディングが不完全になるため注意が必要です。

項目単価数量費用補足
アンケート¥50,0001¥50,000
インタビュー¥50,0005¥250,000オンラインで実施
競合調査¥100,0001¥100,000
戦略策定¥200,0001¥200,000
ワークショップ¥200,0002¥400,000
コピー開発¥200,0001¥200,000採用メッセージのみ
採用サイト¥500,0001¥500,000サイトへ反映のみ
小計¥1,700,000
消費税¥170,000
合計¥1,870,000

パターン③ 関係者が多い場合

ステークホルダーが多く、色々な方に話を聞かないと採用ブランディングが出来ない場合は、取材費が高くなる傾向です。聞き取りが増えることで、採用メッセージなど核となる情報が見つけやすくなり、結果として求めた人材の入社を後押ししてくれます。

項目単価数量費用補足
アンケート¥50,0003¥150,000
インタビュー¥50,00020¥1,000,000オンラインで実施
競合調査¥100,0001¥100,000
戦略策定¥200,0001¥200,000
ワークショップ¥200,0002¥400,000
コピー開発¥200,0001¥200,000採用メッセージのみ
採用サイト¥1,000,0001¥1,000,000新規作成
小計¥3,050,000
消費税¥305,000
合計¥3,355,000

パターン④ 総合的に行う場合

採用ブランディングに必要な、調査・再構築・反映・浸透の全てが揃った総合的な施策。ブランドを反映した成果物も用意されるので、新たな採用に向けて動き出しも早くなります。

項目単価数量費用補足
アンケート¥50,0001¥50,000
インタビュー¥50,0005¥250,000オンラインで実施
インタビュー¥70,0005¥350,000往訪
競合調査¥100,0001¥100,000
戦略策定¥200,0001¥200,000
ワークショップ¥200,0002¥400,000
コピー開発¥500,0001¥500,000
採用サイト¥1,000,0001¥1,000,000新規作成
採用資料¥250,0001¥250,000新規作成
採用動画¥500,0001¥500,000新規作成
広告運用¥1,000,0001¥1,000,000
小計¥4,600,000
消費税¥460,000
合計¥5,060,000

採用ブランディングの費用が高くなる原因

採用は会社の成長・存続に関わる大きな問題。

だからといって、湯水のように資金を投入できるわけではないため、可能であれば費用は少しでも抑えたいところです。

採用ブランディングは100万円以上かかるプロジェクトになりますが、依頼する前に費用が高くなる原因を理解しておけば抑えることも可能。

高くなる原因は何なのか、確認しておきましょう。

要件があいまいな状態で見積もり

採用ブランディングを依頼したい時、探し出したパートナー候補の会社へ相談・見積もりをお願いしますよね。

その時に色々聞かれますが、自社の状況や課題への理解が不足していると、要件があいまいになって、余裕を持たせた見積もりを作られてしまいます。

要件があいまいだから…スケジュールに余裕を持たせておく
要件があいまいだから…必要そうな施策を入れておく

他にも、事前に自社の採用状況について分かっていないと、応募者・求職者と繋がれるポイント(web、説明会など)の把握漏れによって、必要な施策が抜け漏れてムダに安くなってしまう場合も。

まずは、現状の採用活動を自社で評価をして、状況理解をしておくのが費用が高くならないコツでもあります。

調査対象者の人数が多い

採用ブランディングに欠かせない採用メッセージなどは、関係者に話を聞くことによって、必要情報を抽出してから作ります。

そのため、調査対象者が多ければ多いほど、聞き取りするための費用が追加されるため高くなってしまいます。

通常は1対1か一気にアンケート形式で調査をしますが、座談会など複数人のスケジュールを調整しながら進めるインタビューは時間もかかるので、その分費用に転換されやすくなる。

調査対象者が多いと費用は高くなりますが、その分必要な情報が集まりやすくなり、採用メッセージを磨くための情報にもできるので、費用を抑えるために調査対象者を安易に減らすことは止めておきましょう。

新規の制作物が多い

採用ブランディングの核となるメッセージや方向性が定まったら、実際に社内外が採用情報に触れやすくなるよう、様々なクリエイティブを作っていきます。

採用サイトはもちろん、説明会で使う採用資料、テキストや画像だけでは分からない雰囲気を感じてもらうための動画など、採用ブランドを反映した制作物が必要です。

既存のものを少し修正して使えるならいいですが、採用メッセージや方向性が大きく変わっているため、新しく作り直さないと使えない状況にもなっている。

新規の制作物が増えてしまうため、その分費用は上がりやすくなります。

可能であれば、自社で対応できる部分は対応して、費用を抑える工夫も必要です。

結果として高くなってしまった

費用を抑えようとして、提案を聞いても不要だと感じてしまったものは外して、自社での対応に切り替えるケースもあります。

しかし、いざやってみたものの自分たちでは出来ず、あとから改めて相談・依頼をし直すことで、余計な時間がかかってしまう。

他にも、必要な施策が抜けてしまい、遅れを取り戻そうと通常以上の人員をかけたことで、人件費も上がってしまう。

結果的に高くついてしまうこともあるので気を付けましょう。

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採用ブランディングの依頼先おすすめ3社

採用ブランディングは、採用に特化している企業のみが対応できるのではなく、工程はほぼ一般的なブランディングと同じなのでブランディングが対応できる企業であればお受けできます。

インターネットで相談先を探した時に「採用ブランディング」と見かけなくても、ブランディングが対応できると記載があれば、相談しても大丈夫です。

まずは、最初の相談先として候補を3つまとめてみました。

出典株式会社ファングリーブランディングテクノロジー株式会社株式会社アイディーエイ
サイト株式会社ファングリーブランディングテクノロジー株式会社株式会社アイディーエイ
特徴企業のブランド「らしさ」を可視化し共感型採用を促進デジタルマーケティングを活かした採用戦略採用活動をブランディングしビジョンに共感する「求める人財」を採用できる仕組みを創る
費用感100万円~100万円~要問合

ブランディングの相談先、見つかりましたか?

このサイトを運営する株式会社ファングリーは、中小企業様向け総合ブランディングを43社以上ご支援してまいりました。ご要望に応じたプランを練り上げ、必要なことを必要なだけご支援できますので、ブランディングはぜひご相談ください。お客様事例をまとめた資料があるため、まずはこちらをご確認頂くのがお勧めです。

どんな小さなことでも大丈夫!お気軽にご相談ください。

著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
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2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツ制作から運用、100社以上のお客様支援を通して得たノウハウもコラムで投稿中。
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