「ブランディング」と「マーケティング」7つの違いとは

  • | 公開 2024年06月10日
ブランディング
「ブランディング」と「マーケティング」7つの違いとは

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。意味合いが似ている言葉は、その違いを理解しておくと仕事が進めやすくなります。

売上を増やす、または組織力を強化したい時は何をすればいいのか。

候補として挙がるのは「ブランディング」です。

しかし、ブランディングとは何であるのか分かっていないと、似たイメージを持つ「マーケティング」と混同させてしまい、その理解のまま進めればトラブルになることも。

「ブランディング」と「マーケティング」の違いを、さまざまな視点からまとめています。

こんな状況の方にオススメ!
・ブランディングに興味が出てきた
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・会社の将来に不安がある

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ブランディングとは

ブランディングとは、自社の魅力・想い・強みなどを明確にし、社内外へ広め浸透させていく企業活動のこと。

結果としてブランドの影響力が高まり、売上増加などに貢献します。

しかし、売上等に関わるのであれば、マーケティングも同じことなのでブランディングと何が違うのか、イメージしずらいですよね。

「ブランディング」と「マーケティング」の違いを、詳しく見ていきましょう。

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違い① 範囲

ブランディングとマーケティングの違い①:範囲
ブランディングブランド戦略全体を推し進めること
マーケティングアウターブランディング施策の一つ

ブランディングは大きく分けると、社外向けのアウターブランディングと、社内向けのインナーブランディングになります。

それぞれに対して施策を行っていきますが、マーケティングはアウターブランディングの中の一つでしかありません。

たとえば、展示会へ出展して見込み顧客を獲得したり、テレビCMやインターネットを使った広告出稿。

対象範囲が違ってくるので、一番混同しやすいこの違いは、理解しておくのがオススメです。

違い② 成果が出るタイミング

ブランディングとマーケティングの違い②:成果が出るタイミング
ブランディング中期~長期(数カ月または数年後)
マーケティング短期~中期(すぐまたは半年~1年)

ブランディングは継続して取り組むものであり、今何かをしたとしても、その成果を実感できるのはだいぶ後のこと。

その逆で、たとえばマーケティングとして広告出稿すれば費用をかけた分、望んだ範囲・相手・人数へ自社を知ってもらえるため、すぐに反応や成果が返ってきます。

実行する施策にもよりますが、成果が出るタイミングに大きな違いがあるのです。

違い③ 成果の持続性

ブランディングとマーケティングの違い③:成果の持続性
ブランディング複利で指数関数的に伸びる
マーケティング徐々に落ちる

ブランディングはすぐ効果を実感できない代わりに、やればやるほどブランド効果が広まり浸透することで、後々になって急激に伸びてきます。

マーケティングは、アイデア・企画・費用によっては出してすぐ大きな反響が得られるものの、目新しさが無くなったり実行コストがかさんでいくため、徐々に失速する可能性が高い。

お客様の趣味嗜好の変更によって、都度マーケティング施策を練り直す必要もあり、一つの施策だけでは継続した恩恵を受けにくい特徴があります。

違い④ 影響を与える対象

ブランディングとマーケティングの違い④:影響を与える対象
ブランディング社外(アウター)・社内(インナー)の両方
マーケティング社外(アウター)に対してのみ

ブランディングは、社内外の両方に対しての施策であり、さらには深層意識や記憶にも影響を与えていきます。

意識など人間の内面にまで影響を与えるのは時間が掛かる分、行動促進が期待できる。

その一方マーケティングは、社外に対してのみ影響を与える施策であり、製品・サービスの見え方を変えたり、瞬間的な購買意欲を高めるのに役立ちます。

違い⑤ 顧客と関わる長さ

ブランディングとマーケティングの違い⑤:顧客と関わる長さ
ブランディングずっと継続して顧客と関わり続ける
マーケティング主に顧客との接点を作り売上に貢献するところまで

ブランディングは一貫して顧客と関わっていきますが、マーケティングは顧客と出会うまで(前半)を主戦場にしています。

たとえばサービスを導入して頂いた方に関しては、さらなる売り込みを直接行うより、フォローを充実させた方が満足度が高まりやすくなる。

サポート人材にもインナーブランディングでブランドの浸透が出来ていれば、言葉使いや実対応の品質が維持・向上でき、その結果としてさらなる製品を購入、オプションの追加なども検討頂けます。

違い⑥ 戦略軸

ブランディングとマーケティングの違い⑥:戦略軸
ブランディングブランド戦略の方向性を考える
マーケティング目指したいブランドにより手法が変わる

好き勝手にマーケティング施策を走らせても、結果としてブランドに貢献できていなければ、短期的な売上で止まってしまう場合も。

会社としては、費用対効果を高めたいので、単発より継続的な成果が目指せる、ブランド戦略に沿った手法を選ぶ必要があります。

違い⑦ やること

ブランディングとマーケティングの違い⑦:やること
ブランディング同じメッセージを発信し続け浸透させる
マーケティングさまざまな手法を用いて臨機応変に変えていく

いつも言っていること、やっていることが違う人は、あまり信用できませんよね。

その原理と同じで、会社としては有言実行しているほど、信頼性が高まります。

ブランディングは、一貫して自社の魅力や強みを、凝縮した言葉・デザインを用いて、発信し続けることでもあるので、方向性を大きく変えることはそうありません。

マーケティングは、時と場合によって選ぶべき手法が違うため、臨機応変に変えていきます。

最後に。

「ブランディング」と「マーケティング」は、似ているようで、実は違った解釈が必要です。

ここが混ざっていると、本来目指したいブランド像、または成果が得られない。

ブランディングのみ、マーケティングのみで語ると失敗しやすくなるため、会社としての全体戦略を踏まえた上で「ブランディング」も「マーケティング」も考えていきましょう。

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著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
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2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は資料サービス「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツの制作から運用、100社以上のお客様支援を実施。そこで得たノウハウをコラムとして投稿中。
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