いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:koyamaです。お客様へ送るお礼メールの例文をまとめたので、作成する時の参考になれば嬉しいです。
ビジネスで送るお礼メールは、お客さまとの大切な接点です。
また、ただお礼を伝えるだけでなく、次のアクションにつながるチャンスでもあります。
それだけに、「なんて送ったら良いかな……?」と悩んでしまう方も多いはず。
そこで今回は、ビジネスでお礼メールを送るシチュエーションごとに、お礼メールのポイントを例文と共に紹介します。
お礼メールを送るときの4つのポイント
お礼メールの例文を見る前に、まずはどんなシチュエーションのお礼メールでも共通する4つのポイントについて紹介します。
お礼メールはできるだけ早く
お礼メールを送るまでに時間がたってしまうと、失礼に思われるだけでなく、そもそも「どこの誰か」「なんのお礼なのか」などを忘れられてしまう恐れもあります。
お礼メールで好印象を持ってもらうためには、その日の内か翌朝などできるだけ早く送るのがオススメです。
わかりやすく、簡潔な件名に
ビジネスでは1日に何通ものメールを受け取ることは少なくなりません。
そのため、お礼メールを見落とされないように、一目で内容がわかるように「○○のお礼」など「わかりやすく、簡潔」な件名を意識しましょう。
定型文+気持ちをプラス
お礼メールを送る際に定型文を使うことは悪いことではありませんが、そのままの内容では雑な印象を与えてしまう恐れがあります。
そのためお礼メールには、定型文にプラスして具体的なエピソードや自身の想いなどを記載し「相手のためだけに作成したお礼メール」という特別感のあるものにすると好印象になります。
「取り急ぎ」の使用には注意!
「取り急ぎお礼を~~」など、何かと使いがちな「取り急ぎ」というワード。
しかし、その意味は「取りあえず急いで」というものなので、人によっては失礼だと捉えられることがあります。
親しい間柄であれば問題ありませんが、取引先などに送るお礼メールでは基本的には使わない方が無難です。
シチュエーション別お礼メールのテンプレート10選
【例文1】アポイントをいただいたときのお礼メール
件名:ご連絡のお礼と●月●日(●曜日)●時の貴社訪問につきまして
株式会社○○
□□部 △△ 様
お世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木と申します。
ご多忙の中、お時間を割いていただきまして、誠にありがとうございます。
△△様のご都合につきまして承知いたしました。
下記の日時で貴社にお伺いさせていただきたく存じます。
日時:●月●日(●曜日) ●時●分
場所:貴社本社オフィス
目的:[アポイントの内容や目的]
訪問者:◎名(上司の××も同行いたします)
[目的]についてお話しできることを心より楽しみにしております。
もし、ご都合により日時の変更をご希望の場合には、
〇日〇時までにご連絡いただけますと幸いです。
また、ご不明点などありましたら、お気軽にご相談ください。
お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
当日お会いできることを楽しみにしております。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
アポイントのお礼メールでは、感謝の言葉に加えて、確認のためアポイントの詳細(日時、場所、訪問人数など)を記載しておきましょう。
また、訪問先にパソコンを持ち込んで説明をしたり、モニターやプロジェクターを使用したりするのであれば、電源や機材を借りられるか確認する一文を入れておくのもオススメです。
【例文2】訪問のお礼メール
件名:本日の訪問のお礼
株式会社○○
□□部 △△ 様
お世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木です。
本日は、ご多忙のところ、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
ご紹介いたしましたサービス内容について、
詳しくお話をお伺いすることができ大変参考になりました。
本日疑問点として挙げていただいた
・~~
・~~
につきましては、社内で確認・調整したのちに●日までに改めてご連絡いたします。
また、必要な資料や情報、ご不明な点やご要望がございましたら、
いつでもお申し付けください。
お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
訪問のお礼メールを送る際は、お礼に加えて「課題」「これからの動き」「今後の展開」などを記載し、次の段階へつなげられるようにしましょう。
次の連絡に関する予告をすることで、コミュニケーションを続けやすくなります。
【例文3】来社のお礼メール
件名:ご来社いただいたお礼【株式会社エンプレス 鈴木】
株式会社○○
□□部 △△ 様
いつもお世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木でございます。
本日はご多用の中、弊社へお越しいただき、誠にありがとうございます。
お打ち合わせを経て貴社のご要望や課題を把握することができ、
大変有意義な時間とさせていただきました。
本日いただきましたご希望やお問い合わせ事項につきましては、
社内で確認し1~2営業日内に回答をお送りいたします。
また、その他ご不明点などございましたら、
どうぞお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
来社してもらったときは「ご来社」、近くまで出向いてもらったときは「ご来訪」を使います。
対応すべきことがある場合は、感謝と合わせて期日などを具体的に記載しましょう。
【例文4】セミナー参加のお礼メール
件名:「セミナー名」へのご参加ありがとうございました
株式会社○○
□□部 △△ 様
お世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木です。
この度はご多忙の中、弊社主催のセミナー「セミナー名」にご参加いただき、
誠にありがとうございました。
〇〇さまにご参加いただき、心より感謝申し上げます。
有意義な時間を共有し、貴重なご意見や情報の交換ができましたこと、
大変うれしく思っております。
ご質問やご要望がございましたら、
どうぞお気軽にご連絡いただければ幸いです。
弊社では、定期的にセミナーやイベントを開催しており、
セミナー開催の際は改めてご案内いたしますので、
ぜひともご参加いただければと存じます。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
セミナーの参加者へのお礼メールでは「セミナーへ参加してくれたことへのお礼」と「今後のセミナーの案内」を記載します。
すでに次回のセミナー内容が決まっている場合は、その内容を軽く伝えるのもオススメです。
また、商談の可能性を秘めた確度の高いお客様には、個別でお礼メールを作るのがオススメ。
個別でお礼メールを送る際は「セミナーで紹介した商品やサービスの詳細」「活用事例」などを記載すると興味や関心を引き出しやすくなります。
【例文5】交流会などで名刺交換をした後のお礼メール
件名:××交流会での名刺交換のお礼【株式会社エンプレス 鈴木】
株式会社○○
△△ 様
突然のメール失礼いたします。
本日開催された××交流会で名刺を交換いたしました、
株式会社エンプレスの鈴木でございます。
本日のお礼としてご連絡を差し上げました。
名刺交換の機会もいただき、誠にありがとうございます。
△△様の事業や趣味の話などをお聞きし、
有意義な時間を過ごすことができました。
こうして新たなご縁を築くことができましたこと、
大変光栄に存じます。
[交流会の内容や相手と話した話題] について、
さらに詳しくお話しできたらと思います。
お忙しいかと思いますので、ご返信は不要です。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
交流会などで名刺交換をした後のメールは必須ではないものの、今後のつながりを考えるならお礼メールを送るのがオススメです。
交流会などで話した内容から「興味を持った話」や「どんなことを話したいか」を具体的に記載します。
ただし、営業色が強すぎると印象が悪くなる恐れもあるため注意が必要です。
相手の負担を考えて「返信不要」を伝えておくと親切ですよね。
【例文6】資料請求のお礼メール
件名:資料のご請求ありがとうございます 株式会社エンプレス
株式会社○○
△△ 様
お世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木と申します。
この度は、弊社のサービス■■の資料請求をいただき、誠にありがとうございます。
添付ファイルにてサービスについての資料をお送りいたしますのでご確認ください。
添付ファイル名:【添付資料名】
[資料の内容や特徴]について詳しくお知りになりたい場合は、
いつでもお問い合わせください。
また、もしよろしければサービスの詳細や事例などを交えて、
弊社サービスについて説明機会をいただけますと幸いです。
弊社のお打ち合わせ可能日程をお送りいたしますので、
△△様のご都合の良い日にちがありましたら、
ご教示いただければと存じます。
お打ち合わせ候補日
●月●日(●) ×時×分~×時×分 または ◎時◎分~◎時◎分
●月●日(●) ×時×分~×時×分 または ◎時◎分~◎時◎分
●月●日(●) ×時×分~×時×分 または ◎時◎分~◎時◎分
上記日程以外でもお打ち合わせは可能ですのでお気軽にご相談ください。
ご不明な点やご要望は、
いつでもお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
お礼メールと同時に資料を送る場合は、「打ち合わせ候補日提示」や「電話での連絡」など一文を入れることで次のアクションにつなげやすくなります。
後日、資料を郵送したりメール送付したりする場合は、その旨をお礼メールで伝え、資料発送の時期などを記載しましょう。
資料が到着するころに次のアクションにつなげるためのフォローの連絡をします。
【例文7】契約後のお礼メール
件名:ご契約のお礼 【株式会社エンプレス 鈴木】
株式会社○○
□□部 △△ 様
いつもお世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木でございます。
この度は、弊社のサービスをご契約いただき、
誠にありがとうございます。
[契約のサービス名や内容] を通じて、
貴社の事業に貢献できるよう最善のサポートを提供させていただきます。
追って、[契約のスケジュールやサービスの提供方法] についてご連絡いたしますので、
少々お時間いただけますと幸いです。
ご不明点やご質問、お困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
引き続き、誠心誠意サポートしてまいりますので、
何卒よろしくお願いいたします。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
まずは、契約してもらったことへのお礼や喜びを端的に伝えましょう。
製品・サービスの強み、結果を出せるように努力することを伝えて、頼れる存在であることをアピールすることも大切。
顧客の期待感や信頼感を高めることができます。
また、契約後の流れに関する不安を払拭するために、今後のスケジュールにも触れておくと良いかもしれません。
【例文8】取引先との会食のお礼メール
件名:先日のお食事会のお礼 【株式会社エンプレス 鈴木】
株式会社○○
△△ 様
いつも大変お世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木です。
先日は、素晴らしい会食の席にご招待いただき、
誠にありがとうございました。
あのような格式の高いお店で、おいしい食事をいただきながら、
楽しいひとときを共有させていただき心から感謝申し上げます。
△△様とのお話や情報交換は、
私にとって大変有意義で楽しいものでした。
[会食中に話した内容や提案] のお話は非常に興味深く、
私もさらに学ばせていただかなければと実感いたしました。
また、ビジネスにつきましても、より一層貴社のお役に立てるよう努めてまいります。
今後とも、変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
会食のお礼メールでは、当日話したエピソードなどを盛り込むことで「しっかりと話をしてくれていた」と良い印象を持ってもらえるでしょう。
また、相手がお店を選んでくれたのであれば、お店の雰囲気や食事などに関するコメントや感謝を入れると、相手もより喜んでくれるはずです。
【例文9】退職時のお礼メール
件名:退職のご挨拶 【株式会社エンプレス 鈴木】
株式会社○○
△△ 様
いつもお世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木です。
私事で大変恐縮ですが一身上の都合により、
◎月◎日をもちまして退職することとなりました。
本来でしたら直接お伺いしてご挨拶すべきところ、
メールでのご挨拶になったことをお詫び申し上げます。
在職中は格別な配慮とご協力を賜り心より感謝申し上げます。
△△様とのご縁は長い間にわたり、
大変貴重なものであると感じております。
おかげさまで素晴らしいチームとして
お仕事を進めることができました。
退職に伴い後任者として本メールのCCに入れております[後任者]が
引き継ぐこととなりました。
改めて[後任者]からもご連絡いたします。
---------------------
[後任者氏名]
電話番号:~~
Mail:~~
---------------------
業務につきましては、
退職日までに[後任者]へしっかりと引き継ぎをいたしますので、
変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
末筆ながら、〇〇さまのさらなるご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
退職後も、現在の取引先の方とどこでつながるかわかりません。
そのため、退職の際のお礼メールも失礼のないようにしっかりと送りましょう。
今までお世話になったお礼を簡潔に伝え、退職日、後任の紹介を記載します。
直接挨拶に伺う場合は、日程調整を記載しておくとスムーズ。
退職後の連絡先は書かないのがマナーです。
【例文10】いただいたお中元やお歳暮に対するお礼メール
件名:お中元(お歳暮)の御礼 【株式会社エンプレス 鈴木】
株式会社○○
□□部 △△ 様
いつも大変お世話になっております。
株式会社エンプレスの鈴木です。
この度は、お中元(お歳暮)の品をお贈りいただき、誠にありがとうございます。
社員一同でおいしくいただいております。
いつも△△様にはお世話になっているにもかかわらず、
このようなお心遣いまでいただき、とても感慨深い気持ちでございます。
これからも△△様の信頼に応えるべく、
より良いサービスを提供してまいりますので、
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
メールでの略儀のお礼となり恐縮ではございますが、
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
[ご自身の名前]
[連絡先情報]
メールのポイント
お中元やお歳暮のお礼は封書が望ましいのですが、「近しい相手」「取り急ぎ到着を知らせる」「年末直前に届いた」などのケースではメールで伝えても良いというのが一般的な意見としてあります。
メールでお礼を伝える場合、基本的に頭語や結語は必要ありませんが、相手との関係やより丁寧さを表したいときはつけても問題ありません。
気持ちのこもったお礼メールで良好な関係を!
お礼メールは感謝の気持ちを伝えて良好な関係を築くのはもちろんですが、今後の成果にもつながる大切なアクションです。
どのようなメールを送ったら良いか悩んでしまう方は、テンプレートを活用して自分の気持ちを込めたオンリーワンのお礼メールを作成しましょう。