いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。メルマガの開封率を1%でも引き上げるコツを、実例も見ながらまとめていきます。
メルマガを配信する際、最も重要な指標のひとつが「開封率」。
メルマガにおける開封率とは、配信したメールを受け取った読者のうち、何人が実際にメールを開封したのかを示す割合であり、メールが開かれるかどうかで、配信側の目的達成率が大きく変わってきます。
なぜならば、開封されなければ、読者に届けたい情報やメッセージは届くことがないからです。
たとえば、配信側はメルマガの本文に、読者へ特定のアクションを促す情報を入れますが、開封されなければどれだけ価値ある情報でも見てもらえない。
そのため、まずは開封率を上げることが、メルマガにおいては重要であり、どのような工夫を取り入れれば開封率が高まるのか、コツをご紹介していきます。
こんな方にオススメ!
・自社のハウスリストを活かせていない
・本文はこだわって作成している
・メルマガで成果が出せていない
- 目次
- メルマガ開封率の計算式
- メルマガ開封率の平均
- メルマガ開封率の測定方法
- メルマガ開封率が高まるメリット
- メルマガの開封率を下げている5大原因
- メルマガの開封率を上げる施策
- メルマガの開封率向上のためにやってはいけないこと
- メルマガの開封率が改善した事例
メルマガ開封率の計算式
メルマガの開封率を求めるには、下記2つの情報を使います。
計算に必要な情報
配信したメルマガの数(配信数)
配信したメルマガが開封された数(開封数)
計算式
メルマガの開封率 = 開封数 ÷ 配信数 × 100
※ 「×100」をするのは割合(パーセント)表示にするため
計算例
開封率20% = 開封数(200名) ÷ 配信数(1,000通)× 100
メルマガ開封率の平均
メルマガの開封率が「高い」または「低い」のか、調査データを元に比較をすると分かりやすくなります。
下記2つのデータは、世界的なメール配信システムと、国内の上場企業が調査した内容であり、信頼性は高いと言えるため指標として参考にします。
調査データ | 平均値 |
---|---|
世界的なメルマガ開封率(平均) | 10~30% |
国内のメルマガ開封率(平均) | 20.86% |
世界的なメルマガ開封率の出典 平均メール開封率・クリック率レポート (2024年度版) 業種別・地域別(国別)の最新情報 ※ 世界的なメルマガ開封率は日本・中央アメリカ・ヨーロッパ・中東・UKなどの主要な国で算出 国内のメルマガ開封率の出典 「メール送りすぎ?」 という遠慮は不要。メールマーケティングの実態調査 |
これらの調査データから、メルマガの開封率は以下を平均指標とするのが分かりやすいと思います。
メルマガ開封率の平均値は10~30%、中央値が20%。
配信対象やタイトルの付け方によっても変わりますが、20%前後をみれば開封率の良し悪しを評価しやすいので改善の優先度も見極めやすく、さらに開封率を良くしていけます。
メルマガ開封率の測定方法
メルマガ開封率の測定方法には2通りあります。
方法① メルマガ配信システムのトラッキング機能を使う
・トラッキング機能は挿入した1pxの非表示画像が読み込まれたらカウント(一例)
・メーラーの仕様によって正確に測定できない場合もある
・メルマガ配信システムの例:Benchmark、HubSpotなど
方法② GA4のパラメーターで疑似的に開封率を出す
・本文に仕込んだパラメーター付きURLのクリックをGA4で確認
・クリックされた=開封になり本来の測定基準とは違うため正確ではない
・パラメーター付きだと長くなるためクリックされずらい=開封数も増えずらい
注意点としては、メルマガ配信システム・GA4のパラメーターどちらの方法であっても、確実な測定はできないこと。
メールクライアント(例:Gmail、thunderbirdなど)の仕様によって、測定できないケースがあるからです。
完全ではないものの、システムのトラッキング機能を利用した方がデータは取りやすいので、無料または有料のシステムを活用していきましょう。
メルマガ開封率が高まるメリット
メルマガの開封率が高まれば、お客様が好意的に受け取ってくれている証拠でもあるため、別のアプローチを行い見込みをさらに引き上げていけます。
その他、開封率の高まりによって、どのような恩恵が受けられるのか、メリットを確認しておきましょう。
テストが進む(試せる)
メルマガは一度ではなく、何度も配信の必要性がある施策なので、継続的に成果を出さなくてはいけませんが、お客様の状況次第では以前の方法がまったく通用しないこともあります。
しかし、あまり開封されずデータが取れないと、何が悪いのかさえ判断できません。
開封率が高まれば、より多くのデータが測定できるので、A/Bテストなど色々試しやすくなります。
運営メンバーの士気が高まる(すごく重要)
メルマガの企画・作成・配信など1人で全て実行するのは大変なので、社内で複数メンバーを集めて運営している企業様も多いと思います。
ただ、集まったメンバーは本業も抱えながら、兼業でメルマガを対応しているケースもあり、なかなか本腰を入れて取り組めない場合も。
開封率が高まれば、メルマガの本文なども読んでもらえて、配信対象であるお客様に、取ってほしい行動を促すこともできます。
どんどん成果が出てくるため、運営メンバーの士気も高まり、メルマガの改善スピードが上がりさらに成果が出やすい好循環を生み出せます。
伝えたい情報が届くようになる
メルマガ本文には、お客様にとって役立つ情報や配信側が伝えたい情報を入れています。
つまり、開封されなければ、どれだけ価値ある情報だったとしても届かない。
開封率が高まれば、伝えたい情報の浸透率を高められるため、配信側の目的達成に期待がもてます。
行動を促せる
メルマガの本文には、読んでほしい情報と、起こしてもらいたい次の行動への導線が組み込まれているケースがあります。
導線例
・webサイトへの誘導
・資料ダウンロード
・お問い合わせ
など
開封されて本文が読まれないことには、次の行動が促せられないため、開封率の高まりと共に、お客様の行動確率も上がっていきます。
結果が出て目的達成が近づく
メルマガ開封され、本文が読まれ、行動を促せれば、配信側が目的としていた結果が出しやすい状況が作れます。
すべては開封率の高さからきているため、何よりもまずは開封率を高めることの優先度を高くしていきましょう。
メルマガの開封率を下げている5大原因
どれだけ自信をもってメルマガを作り上げても、なかなか開封率が上がらず20%を下回る結果になることも。
それは、開封率が下がる原因を見逃していることが一因かもしれません。
実はメルマガが開封されない理由には、見落としがちなポイントがいくつも存在しているため、見直しの意味も込めて代表的な要因を確認していきましょう。
原因① タイトルの思考停止
原因:普段のビジネスメールと同じようにタイトルを付けている
どの会社でも社内外問わずメールコミュニケーションを行っているため、メールの基本的な知識・スキルは多くの方が習得しています。
そのため、1日に行うメールの確認や返信の回数も必然的に増えてしまい、文章も考えれば業務時間のかなりの割合を占める場合も。
他の業務もあるため、あまり時間を使わないよう、決まりきった表現を多用していきますが、これがメルマガの開封率を下げている原因になっています。
たとえば、あまり配信相手のことは考えず、ビジネスメールを送るようにメルマガのタイトルを付ければ、開封してもらえません。
思考停止の例:新しく公開した〇〇の記事について
「説明」や「紹介」でタイトルを作ってしまっているため、興味関心を持ってもらえず、開封されない確率が高まります。
普段送信しているメール業務の思考ではなく、いかにして開封してもらうか考え抜く時間を取りましょう。
原因② 一方的な企業視点
原因:企業側からの一方的な伝達になっている
メルマガ配信は、企業が目的達成のために行う施策なので、動機は自社のため。
- 商品を申し込んでほしい
- 商談や契約を取りたい
- 売上を増やしたい
この考えが強すぎると、表面上はお客様を考えたタイトルにしているつもりでも、無意識では目的達成が第一になっているため、企業視点で情報が発信されやすくなります。
企業視点の例
・営業感が強い
・自慢が多い
・表現からカッコよく見せようとしてしまう
企業から届くメールには、誰もが一定の警戒心を持っている状態であり、そのような中で企業都合のタイトルで送られたメルマガは、開封の対象にはされません。
企業視点の例:〇〇サービスのメリット〇選
最初からメルマガを配信する企業に対して、信頼感やブランド価値を感じていれば開封される可能性もありますが、そうでなければ素通りされてしまいます。
意識的に企業視点となっていないか注意しながら、お客様の状況だからこそ開いてくれそうなタイトルを考えていきましょう。
原因③ 配信リストの扱い
原因:配信可能な連絡先を獲得した経緯が考慮できていない
お問い合わせフォーム、名刺交換、マーケティングリードなど、メルマガの配信リストには、さまざまな経由・状況で獲得したお客様情報があります。
しかし、全てのリストを同じように扱うと、メルマガの開封率は下がってしまう傾向に。
例:初心者マーケター向けのノウハウ資料を送付した場合
〇 マーケターになりたての方は開封する
× 中堅マーケターは開封しない
× ベテランマーケターは開封しない
職種の熟練度または役職を照らし合わせ、配信テーマと配信リストのマッチングを高めなければ、興味関心が沸かない内容は必然的に開封してもらえません。
配信リストを的確に扱えなければ、開封率は下がる一方なので、配信テーマに合わせて配信リストを適応させていきましょう。
原因④ 適切ではない配信
原因:頻度が多い、またはメルマガを開けない・開きたくない時に送られている
メルマガの配信相手であるお客様は、普段から通常業務でたくさんのメールをやり取りしています。
それなら、忙しいタイミングに何度もメルマガが送られたら嫌になりますよね。
- 配信頻度が多すぎる(例:1日に2~5通)
- 配信タイミングはメールが集中する時間帯(例:10時・2時)
お客様が求めているなら、何度送っても好んで開封してくれますが、そうでなければ何度も送られてくる、開きにくいタイミングで送られてくるメルマガは、必然的に開封率が下がります。
何度かテストを繰り返しながら、自社のお客様層だと、いつ・何度開封してくれるのか見極め、最適な回数とタイミングを調べていきましょう。
原因⑤ 読者が自分事化されない
原因:パーソナライズされていない
メールを開封して読む。
単純な行為ですが、開封するのも本文を読むのも時間がかかります。
普段から忙しい方であれば、なおさらメールに関わる行動は時短して、コアな業務に時間を回したい。
その状況の中、自分に関係がないと思われるメールは開く優先度を下げるため、受け取り側が自分事にならないメルマガは、開封率が下がっていきます。
読者に自分事化してもらえるよう、パーソナルな情報を盛り込んで、少しでも開封率を高めていきましょう。
メルマガの開封率を上げる施策
メルマガの開封率を高めるには、お客様から「中身を見たい!」と思って頂けるタイトルが必要です。
開かれるタイトル作りのコツや、他にも改善すべきポイントが多数あるため解説していきます。
施策① タイトルの工夫
メルマガの開封率向上に直結するのはタイトルです。
メールクライアントに届いたメルマガを見た時、最初に入ってくる情報がタイトルであるため、この一瞬でお客様の心を引き付けられないと、開封はしてもらえません。
どのように工夫すれば、メルマガのタイトルを思わずクリックしてもらえるのか、今すぐ取り入れられる5つの方法をまとめました。
20文字以内にする
メルマガのタイトルは長くなるほど、開封率が下がりやすくなるのは、長いタイトルは全てを読まないと、何の情報が入っているか分からないからです。
モニター別で表示されるタイトル文字数の例
デスクトップ :50~80文字ほど
ノートパソコン:40~50文字ほど
お客様も、業務に関係のないメールであれば、大抵は営業目的のメルマガだとすぐ判別しているので、タイトル全文を読む前にゴミ箱へ捨ててしまうかもしれません。※ そもそも送信者名から仕事関係か判断しやすい状態になっている
だからこそ、メルマガだと分かったうえでも、本文まで見てもらえるように、読むべき理由や魅力をギュッとまとめた短い言葉で、表現する必要があります。
文字数の例
× 売上アップにつながる販促の新手法登場!上場企業とタイアップしたプロモーション戦略で獲得リードを2倍にする方法
〇 リード2倍!上場企業と組む販促戦略とは
すべて短ければ良いのではなく、配信対象であるお客様や配信テーマにもよるので、反応をテストしながら文字数は「長い」「短い」どちらがいいのか検証頂けますと幸いです。
文字数の減らし方
タイトルの文字数が長くなるのは、全ての情報を伝えないと中身を想像できないからです。しかし、ターゲットを絞り込めば、前提の知識を持っているので、細々説明する必要がなく、文字数を短くできます。
スペースを空ける
スペースを空けるとは、重要な単語の前後に半角スペースを入れることで、目立たせる手法です。
スペースを空けた例
・今すぐwebマーケで使える 7つ の手法
・一人当たり年間 20h 削減できる業務改善フレームワーク
・たった2ヶ月でPVが 10倍 になった方法
タイトル内で情報を具体的にイメージできる、数字の前後を半角スペースで開けると、より効果を期待できます。
簡単な一手間で、タイトルの魅力を引き出す方法。
漢字を減らしてひらがな/カタカナへ置き換える
メルマガのタイトル作りの際に、伝えたいことを言語化するには、漢字・ひらがな・カタカナ・数字を使い表現します。
漢字であれば、情報を数文字で表せますし便利ですが、画数が多いことで、メールクライアントの受信ボックスを見た時に、読み取りづらい場合も。
あえてひらがな・カタカナへ置き換えることで、少し文字数は増えますが、伝わりやすい表現が作れます。
ひらがな・カタカナを効果的に使用した例
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数字を入れて具体化する
数字は情報を具体化させる重要な要素です。
数字があることでイメージ化が進む例
× 昨年より開封率が大幅にアップした方法
〇 昨年より開封率が10%アップした方法
曖昧な表現を数字にすることで、信憑性や具体性が増し、情報を受け取る側のメリット(価値)が分かりやすく、期待も膨らみます。
この期待が開封率へと転換されるため、具体的に表現できる情報は、可能な限り数値化していきましょう。
パーソナルな情報を入れる
名前を呼んでもらえると嬉しいように、パーソナル(個人に紐づく)情報が入っていることで、人は自分事に感じやすくなります。
カクテルパーティー効果
どんなに情報量が多い場合でも、個人に紐づく情報や、自身が興味関心を寄せている情報には無意識に反応してしまうメカニズム
パーソナルな要素
・名前、年齢、趣味、興味関心、記念日
・住まい、地域
・仕事、悩み
・過去の行動履歴
など
メルマガのタイトルにも、配信相手であるお客様だからこそ分かる情報を入れることで、興味関心度が引き上がり、開封率が自然と高まります。
施策② プレヘッダーの工夫
プレヘッダーとは、タイトルの右に表示される補足情報のこと。
本文の先頭から抜粋、またはメルマガ配信システムの設定によって指定のプレヘッダーを表示できますが、メールクライアントの仕様によって出る・出ないが変わってきます。※ タイトルが表示枠を超えた長さの場合はプレヘッダーは表示されません
プレヘッダーが表示されるメールクライアント例
Gmail、outlookなど
開封率アップに直結するのはタイトルですが、開封の後押しをするためさらに、プレヘッダーとして表示される情報を活用して、タイトルの補足をしておきます。
たとえば「お世話になっております。〇〇会社の〇〇です~」など、ビジネステンプレート文がプレヘッダーに入ってしまうと、それだけで営業感が増すのでもったいない。
事前のセットが可能なのであれば、開封したくなるメリットや、情報がより具体化される内容を入れましょう。
施策③ 送信者の工夫
メールクライアントの受信ボックスに表示される情報の中で、開封率に直結する貢献度の1番はタイトルに間違いありませんが、2番目は送信者名。
メルマガの送信者が「誰」なのかが大事です。
普段から連絡を取り合っている方なら、名前を見ればすぐ分かるので、判別はしやすいですが、普段連絡を取っていない会社名が入っていたらどうでしょうか?
危機察知能力が敏感に反応して、まずは疑いの目から入り、営業目的のメルマガだと、早い段階で気づきます。
ブランド力のある会社なら、社名だけでも信頼感はある程度確保できていますが、そうでなければお客様に関係のある製品・サービス名を入れたり、企業ではなく個人名が出るようにしましょう。
企業名は警戒心や心理的ハードルを高めてしまうため、個人またはお客様に紐づく情報が入るように調整します。
施策④ 配信リストの工夫
メルマガを誰に送るのか、配信リストの作り方によっても、開封率が変化します。
ポイントは、配信対象者の情報取得をした経緯、パーソナル情報、自社との関係性を精査して分けること。
分け方 | 内訳 |
---|---|
情報取得の経緯 | メルマガ購読、お問い合わせ、マーケティングリードなど |
パーソナル情報 | 読者のニーズ、過去の行動履歴など |
自社との関係性 | 初めて配信、継続して開封している、何度送っても未開封など |
仮にマーケティングリードであれば、webサイト・セミナー・展示会など、情報取得の経緯はバラバラですが、今すぐ製品・サービスを必要としている方ではなく、いずれ必要な方々が多いため、見込み顧客の状態だと考えられます。
見込み顧客へいくら、製品・サービスの良さをアピールしても、必要性がないのだから興味関心を持ってもらえるワケがありません。
いきなり製品・サービスを売り込むような営業メルマガではなく、日ごろから困っている仕事の解決ノウハウを提供した方が、開封率向上に期待できます。
このように、配信リストは共通した情報を持つ層でグループ化をして、各グループに適したメルマガを送るようにしていきます。
ターゲットは狭くなりますが、その分パーソナライズもしやすく、配信相手の興味関心を引き出せるようになります。
自社が集めたハウスリストに、そのまま送るようでは、お客様ごと状況が違うので、自分事になりづらく開封率が下がるため、可能であれば配信リストは分けて活用していきましょう。
施策⑤ エンゲージメントの管理
メルマガにおけるエンゲージメントの管理とは、配信対象者の心理状況や行動意欲を計り、関係値の管理を行いながら、温度感に合わせてコミュニケーションを変えていくことです。
たとえば2パターンの方がいたとします。
- 初めてメルマガを受け取る方
- 何度もメルマガを開封している方
もし、何度も開封している方に、初めてメルマガを受け取る方と同じような内容を届けていては、興味関心の刺激が足らずに開封してもらえないかもしれません。
何度も開封し、中身を見てくれているのであれば、ある程度の興味関心があり、尚且つ行動意欲も高いと判断できるため、製品・サービスに関するお得なキャンペーン情報を求めている可能性も。
せっかく高まった温度感を冷まさず、うまく活用することで、メルマガの開封率はさらに高まります。
メルマガの開封率向上のためにやってはいけないこと
メルマガの開封率を高めようとしすぎて、お客様に過剰な期待を与えたり、騙すような表現を使ってしまう方もいます。
仮に開封されたとして、お客様が「騙された」と感じれば、ブロック設定・迷惑メール設定・ゴミ箱行きとなり、永遠に見てもらえない可能性も。
どのようなタイトルがNGなのか例を見てみましょう。
やってはいけないタイトル
・〇〇様先日はありがとうございました。(お客様かな?と勘違いさせている)
・Re:〇〇の件について(返信を装っている)
・【再送】〇〇〇〇〇(見逃したかな?と思わせている)
その他やってはいけない対応
・配信停止依頼を受けているのに別のメールアドレスで送る
これらは一例ですが、お客様の期待を裏切るような送り方をしていると、負の感情が生まれてしまい、後が続かなくなるため決してやらないようにしましょう。
メルマガの開封率が改善した事例
少しの工夫で、メルマガ開封率が改善できた事例を見てみましょう。
配信テーマ:資料作成に役立つテンプレートの紹介メルマガ
タイトル :【パワポ】33種のデザインスライドがすぐ使える
マーケティングに関わる部署の方へ配信 | 26.1% |
---|---|
普段から資料作成をしている方へ配信 | 34.0% |
開封率の結果 | 8.1%UP |
まったく同じタイトルで配信したメルマガですが、開封率に大きな変化が発生しています。
行った改善は1つだけで、配信テーマと相性のいい方のみへ送ったこと。
お客様は誰もが、自身に関係のあることだけに興味を向けるため、配信リストと配信テーマのマッチング度が高くなるよう見直した結果、開封率が向上しています。
同じタイトルでも、状況が違えば開封率は高まっていくため、色々試していくのがお勧めです。