マーケティングの種類はいくつある?構造化すると覚えやすい

  • | 公開 2021年02月24日
マーケティング
マーケティングの種類はいくつある?構造化すると覚えやすい

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。マーケティングと一言でいっても、やり方も違えば影響を与えられる範囲も違う。状況によって使い分ける必要もあるため、マーケティングの種類をまとめてみました。

「マーケティングっていくつも種類があると聞いた…。」

種類が多いと、なんだか難しいイメージを持ちやすいのですが、全てを覚える必要はありません。

あなたの状況にあったマーケティング手法を覚えていただき、活用頂ければ大丈夫。

まずはどんな種類があるのか見て頂くことから始めて、マーケティングに慣れて頂くのがオススメです。

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マーケティングを行う範囲(種類)

マーケティングを行う範囲として、下記のような領域があります。

大カテゴリ小カテゴリ
リアルテレビ
ラジオ
新聞
雑誌
その他(看板、チラシなど)
ネットSNS
webサイト
アプリ
プラットフォーム(YouTubeなど)

今まではテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の4マスメディアに対して広告などの施策が集中していましたが、見込み顧客や顧客の行動変化によって、今はネットにマーケティングの投資をする機会が増えてきました。

特に、SNS(ソーシャルネットワークサービス)と呼ばれる、インターネット上でコミュニティや繋がりを作るサービスが増え、多くの人がのめり込んでいます。

細かく見れば、もっとたくさんの見込み顧客・顧客との接点はありますが、大まかにこれらの領域に対して、マーケティングが必要だと覚えておくと分かりやすいと思います。

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マーケティング手法の種類

マーケティングの手法は様々あり、それぞれで対応範囲や実行内容も変わってきます。

簡単に、どんな手法(種類)があるのか、確認しておきましょう。

覚えておきたいのが、一つのマーケティング施策に拘らないこと。

マーケティング=イノベーションの意味合いもあるため、今までのやり方を変えたくない、経路を変えたくない、このように変化を怖がっていると、自分都合を市場へ押し付けることにもなるため、成果が出ない確率が高まります。

打ち手はたくさん持っておき、組織・事業領域・予算など、何一つ同じ状況が無い中で、最適な施策を見極める力を付けることが大事です。

マーケティング手法を見る前に
マーケティングは部分的なものではなく、顧客行動を一連の流れでみて判断する必要があるので、全てのマーケティングは繋がってる意識を持つのがオススメです。

リアルマーケティング

リアルマーケティングの構造

リアルマーケティングとは、簡単に言えば実際に対面したり、リアルな接点を持つこと前提のマーケティングですが、世界的な情勢の影響を受けて、リアル(オフライン)の接点が限りなく減っている状況です。

リアルでの行動がとれない分、デジタル上の行動が増えている影響で、加速度的にデジタルマーケティングが発達していくと予想されますが、リアルの繋がりが完全に無くなるわけありません。

リアルもネットも、同じように人々の生活の一部となっているため、完全に分断するのではなく、スムーズに一連の流れが繋がるマーケティングへの意識が大切。

・マスマーケティング
・ダイレクトマーケティング

マスマーケティング

場所テレビ、ラジオ、新聞、雑誌
施策テレビCM、ラジオ広告、新聞広告、折り込みチラシ、雑誌広告、コラボ商品など

マスマーケティングとは、大量生産・大量消費の時代に、細かいカテゴリーは意識せず一気に情報を届けたい集団(まとまり・グループ)に対して施策を打つこと。

昔は誰でもテレビを見て、ラジオを聞き、新聞を読んで、雑誌を購入。

一般消費者からすれば、この4媒体が情報収集の主戦場だったため、マスメディアに対してマーケティング施策を打つ=絶対的な勝ちパターンと考えられていました。

令和ではマスマーケティングの効果が落ちてきた?

一度に大量の消費者へ情報が届けられるので、効果としては得られるものの、本当にマスマーケティングを行ったことで影響が高まった。

さらに明確な影響度を計測しずらかったのと、テレビCMなどは巨額の資金が必要だったので、一部の大企業や資金に余裕のある企業だけのマーケティングでもありました。

平成の後半~令和の時代では一般消費者の行動変化が著しく、マスマーケティングだけでは効果が得られなくなってきているため、その他の施策と合わせたマーケティングを考えていく必要があります。

マスとは?
マスとは、大量・大衆などの意味を持っています。

ダイレクトマーケティング

場所室内
施策テレマーケティングメールマーケティングなど

ダイレクトマーケティングとは、外部を挟まず直接自社から見込み顧客・顧客へ連絡を行い、エンゲージメントを高め売上を伸ばすこと。

今までは、一気に大衆へ向けて行うマスマーケティングや、一人一人に合わせず大勢を相手にする企業視点でコミュニケーションをとることが一般的でした。

しかし、時代の流れとともに、趣味嗜好も変わり、求めるレベルも高くなってきたため、個別対応が必要になっています。

ダイレクトマーケティングでは、できるだけ1to1(ワントゥワン)の一人一人に合った対応を行うことで、企業との距離感を縮める効果を最大限生かしたマーケティング。

電話で直接、メールで直接、企業と顧客をダイレクトに繋げることで、継続的な関係性を築いていく方法です。

ダイレクトマーケティングの良いところは?
顧客と直接コミュニケーションをとるマーケティング施策ですが、施策よりもダイレクトに顧客の声・意識に耳を傾ける意識改革こそ、ダイレクトマーケティング本来の効果。実施することで、組織がより骨太になっていきます。

テレマーケティング
場所室内
施策テレアポ、リサーチ、お知らせ、契約変更、質問・苦情受付、フォローなど

テレマーケティングとは、電話を使って直接顧客に対してコミュニケーションを図り、信頼感や親密度を高めて、購入を促すダイレクトマーケティングの一種です。

販売に対してだけでなく、アンケート調査やカスタマーサポートなど、電話を使ったコミュニケーション全般が含まれます。

距離が遠い相手だったり、すぐに伺えない場合など、電話を使えばすぐに話せる。

また、電話で相手の気遣いを感じれば、その気持ちが伝わり企業に対しての親密度も高まりやすく、ブランディングの効果もあります。

一つ一つのコミュニケーションが、良くも悪くも直接的に顧客へ伝わるため、品質の高いテレマーケティングが行える企業は強いと言えます。

テレマーケティングの維持は職人技?
テレマーケティングでは、電話をする人、管理する人、電話や商材の研修、設備の用意など考えなければいけないことが多く、一企業でコールセンターなどを用意するのはハードルが高い。また、苦情なども直接受けることが多く、精神的に辛くて辞めてしまう方もいるので、常に採用と人員補充が発生するため維持の大変な施策でもあります。(テレマーケティング専門の会社も多数あります)

メールマーケティング
場所室内
施策メルマガ、新商品情報、キャンペーン、クーポン、ステップメールなど

メールマーケティングとは、メールを使って顧客とコミュニケーションを図り、売上を高めていく手法。

インターネットを使うため、デジタルマーケティングでもありダイレクトマーケティングの両面を持っています。

文章で会話をするため、テレマーケティングのように相手の声色から感情を読み取れず、受け取った文章や言葉から文脈を考え、意図を理解する高度なテクニックも必要。

日々たくさんの顧客を相手にする場合は、テンプレートなど一般的な返しとなりやすいですが、メールマーケティングに力を入れている企業は、できるだけ一人一人の顧客に合わせたホスピタリティ溢れる返答する体制で整えています。

返すべき言葉を間違えたり、的確な回答が出せないと、文面としても残るため炎上リスクもありますが、相手を思いやり言葉を選んだメールには感動さえ生まれます。

他にはどんなことに使われる?
顧客対応はもちろん、メールの配信先の情報が確保できたら、メルマガやお得な情報などを定期的に配信し、顧客が保有している情報のアップデートや、欲しい情報を的確に送ることで関係性を高めていくナーチャリングとしても活用されます。(これらの一連の流れをリードジェネレーションと呼ぶ)

アウトバウンドマーケティング
場所室内、訪問
施策テレアポ、訪問販売、ダイレクトメール(DM)、FAXDMなど

アウトバウンドマーケティングとは、営業さんが行うテレアポや訪問販売など、相手の承諾を得ない状態で企業がアプローチをかける手法。

いきなり電話をしても、その多くは迷惑がられて切られてしまったり、訪問してもなかなか取り合ってもらえません。

嫌われるマーケティングの一つだと言われています。

相手企業の都合を考えず、欲しいと思っている情報も分からないままアプローチをかけるため、迷惑だと思われてしまうのが原因。

アウトバウンドが歓迎される場合もある?
見込み顧客が気づいてなかった情報を提供したり、過疎地域は人がいないので訪問販売がありがたかったり、状況によってはアウトバウンドマーケティングが効果を発揮する場合もあります。

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デジタルマーケティング

デジタルマーケティングの構造

インターネット上で行う「デジタルマーケティング」を上位概念として、それぞれを見ていきたいと思います。

特徴としては、データがたくさん取れるため、ビックデータやAIを活用した、テクノロジーとの相性が抜群。

しかし、数字単体でモノゴトを考えては出せる成果も低くなりやすいので、数字と人間の行動心理を繋ぎ合わせ、行動を発生させているコンテクスト(文脈)への理解が重要。

・webマーケティング
・インバウンドマーケティング
・オムニチャネルマーケティング

webマーケティング

webマーケティングとは、インターネット上に掲載されるwebページを使って、顧客との関係性を向上させていく施策。

インターネット上の多くの施策がwebマーケティングに該当します。

マーケティングとして行った施策の多くは数値化することができ、データを集めれば集めるほど、数字から顧客が何に興味あり、何が起因となって行動を起こしているのか。

顧客行動の要因を知ることができます。

コンテンツマーケティング
場所ブログ、公式サイト、キュレーションメディア
施策文章、画像、動画など

コンテンツマーケティングとは、簡単に言えば情報を使って見込み顧客または顧客の好感度を高め、関係性を向上させていくこと。

文章・画像・動画など、情報が入るものであれば、全てコンテンツマーケティングの領域と言えます。

たった一行の文章が、顧客を大きく動かすトリガーにもなる。

情報=コンテンツの力を最大化させて、顧客の行動を促すのがコンテンツマーケティングとなります。

ただ情報があるだけでは足りない?
コンテンツマーケティングでは、いかに相手の状況を理解し、配慮し、気持ちを動かせる情報を入れ込めるかが重要。単純に文章を書いただけではコンテンツマーケティングにならないため、高等テクニック扱いになります。

SEOとの違いは?

SEO(Search Engine Optimization) とは、検索エンジン最適化のことで、Googleなどが開発しているwebページを大量に保存しているシステムに対して、必要な情報を最適化して伝える手法です。

検索エンジンに対して情報を読み取らせやすくすることで、検索順位が上位に表示されやすくなり、結果的に大きな集客性を手に入れることができます。

広告などをかけず検索結果が上位になるだけで、多くの人が見に来てくれるため、コストパフォーマンスが非常に高いマーケティング手法。

SEOだけすればいい?
SEOは検索エンジン向けの施策であり、実際の読み手への配慮が欠けてしまう場合も。SEOは検索エンジンに対して、コンテンツマーケティングは顧客に対して、この両面から対策することで、集客の先にある問い合せや購入など、顧客行動を促すことができます。

SXOとの違いは?

SXO(Search Experience Optimization)とは、検索体験最適化と呼ばれており、顧客の検索行動をサポートし、目的達成を促すこと。

情報を検索しても、求めていた情報が見つからなかったり、検索して見つけたページを見ても、結局問題が解決できなかった場合、その顧客の体験はマイナスになる。

その場合は、二度とページを見に来てくれない可能性もあるため、検索した際に起こるであろう体験すべてを、ポジティブな体験へ変えるための考え方です。

広告
場所webサイト全般
施策Google広告、Yahoo広告、リスティング広告、アフィリエイト、SNS広告など

広告はマーケティングではありませんが、マーケティングには広告が欠かせません。

広告はプッシュ型の施策であり、お金を出して顧客が集まり見てくれそうな媒体の部分的な使用権を獲得するものです。

一般的なのはGoogle検索の最上位に出てくる広告枠や、Yahoo!のトップページに出てくる広告枠など。

集客性があり認知向上に効果のある媒体が広告主を募集して、広告を出稿したい企業が掲載させてもらう流れになります。

web上以外の広告は?
広告はweb以外の場所でも多数掲載されています。テレビ広告、電車広告、ビル広告、タクシー広告など、人の目に付きそうな場所はすべて広告価値があります。

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インバウンドマーケティング

場所室内
施策ブログ、事例、ホワイトペーパー、ニュースリリースなど

インバウンドマーケティングとは、受け身のマーケティングであり、公開したブログや資料などを見つけてもらう、顧客の方から行動を起こしてもらえるようにする手法。

インターネット上で情報を見つけやすくすることが重要な施策なので、SEOやコンテンツマーケティングといった、デジタル対策が必須です。

逆の意味のアウトバウンドマーケティングとは違って、欲しい情報があるからこそ検索行動を起こしているため、求めている情報を提供してくれるなら、無下にはしません。

むしろ、求めている情報なので、好意的な反応で対応してくれます。

インバウンドマーケティングは、顧客の欲しい情報を用意することから始まるため、特にコンテンツマーケティングの思考が必要だと言えます。

SNSマーケティング
場所Tiwtter、Instagram、Facebook、Pinterest、TikTok、clubhouse、Linkedin、LINE、YouTube
施策PR、広告、コミュニティ、トレンド、ニュース、UGC、インフルエンサーの活用など

SNSマーケティングとは、簡単に言えばインターネット上の繋がりを活かして見込み顧客または顧客との関係性を向上させていくこと。

Twitter(文章SNS)・Instagram/Pinterest(画像SNS)・Tik Tok(動画SNS)・clubhouse(音声SNS)など、種類はたくさんありますが、どのSNSを使うかで影響範囲も違ってくる。

そしてSNSマーケティングの魅力は、なんといっても交流性・拡散力・瞬発力の3つ。

一瞬のうちに広まるため、マーケティング施策としては瞬間的な爆発を体験できます。

しかし、SNSは企業だけでなく個人が使っていることが多く、企業目線の投稿は炎上リスクが高いので、いかに時代の流れや、利用しているユーザーさんの心理を理解できるかがポイント。

リスクはありますが、その分上手くハマると大きな成果となって表れるので、どの企業もSNSを使ったマーケティング施策に取り組んでいます。

SNSの種類によってもユーザー層が違う?
例えばTiwtterなどは匿名でアカウントを作れて発信も手軽なため、ポジティブな発信だけでなくネガティブな発信もされやすいです。逆にPinterestは画像投稿がメインとなるため、ネガティブよりもポジティブが広がりやすいSNS。企業の運営方針や体制によっても、選ぶべきSNSは変わってきます。

動画マーケティング
場所webページ、動画プラットフォーム
施策動画、ショートムービー、インタラクティブ動画など

動画マーケティングとは、動画を活用して顧客とのコミュニケーションを図り、売上を作る仕組みのこと。

テキスト・アニメーション・音声など、視覚と聴覚も刺激しながら顧客の可処分時間(個人が自由に使える時間)を引き込むことで、エンゲージメントを高めます。

その結果、認知や親密度の向上によって、売上に繋がる顧客の行動を促していく。

今まではテキストや画像のみの静的なコンテンツが多かったですが、動画は動きや音も入れることができ、人の注意を強制的に奪います。

うまく活用することで、意識を自社へ向けることができ、その効果によって目的達成を目指すマーケティング施策。

バイラルマーケティング
場所インターネット
施策口コミなど

バイラルマーケティングとは、簡単に言えば口コミや第三者からの好感度の高い情報を広めて、顧客の行動を促すマーケティング施策。

意図的に作った口コミは、一時的には利益をもたらしてくれるかもしれませんが、その悪意に顧客が気づいたり、嘘が発覚した場合は、今までの利益を帳消しにするくらいのマイナスに発展する場合も。

口コミの操作をせず、自然な形で好感度の高い回答をしてもらうためには、製品・サービスそのものの品質を高めなければいけません。

不自然な口コミはいずれ淘汰されるため、良い口コミがしたくなる、誰かに勧めたくなるような気持ちにさせることが大事です。

人の受け取り方は千差万別

同じサービスを受けたのに、Aさんは評価が高くBさんは評価が悪い。

人によって受け取り方、感じ方が違うと口コミの評価も変わってきます。

それは仕方のないことであり、相手の評価を無理に操作しようと思うのではなく、一人一人に合った最適な対応をすることが、良い口コミを頂けるコツです。

高すぎる評価は不自然?
評価が最高値の5点だらけだったり、高評価ばかりの場合は、逆に疑わしく感じてしまいます。自然な口コミには悪い内容もしっかり含まれているため、良い評価だけが正解ではないことを覚えて頂くのがいいかもしれません。

インフルエンサーマーケティング
場所SNS、インターネット上
施策インフルエンサーを活用した拡散施策

インフルエンサーマーケティングとは、特定の分野で高い認知度を誇り、周りへの影響力も強い人物から情報発信をしてもらうことで、拡散力を高めたマーケティング手法。

芸能人、モデル、人気ブロガー、YouTuberなど、見込み顧客や顧客が普段近くに感じている人物からのお勧めや紹介だと、その人物の信頼度がそのまま情報としても伝わるため、価値を感じてもらいやすい。

しかし、全く使ったことのない商品を紹介したり、嘘をついたインフルエンサーマーケティングはステルスマーケティングとも呼ばれ、あとで大きな打撃を受けるためやらないようにしましょう。

また、本当はお金(または商品)を受け取った企業案件(PR案件)なのに関わらず、あたかも普段を装っている場合も同様で、あとで発覚すると炎上リスクもあるため、インフルエンサーマーケティングの倫理観に注意しなければいけません。

オムニチャネルマーケティング

場所インターネット、リアル店舗
施策マスマーケティングダイレクトマーケティングwebマーケティングインバウンドマーケティングなど

オムニチャネルマーケティングとは、顧客との接点、または通るであろう流入経路を全て統合し一体感を持たせて、つなぎ目を感じさせない体験で満足度を高めるマーケティング手法。

リアルまたはデジタル関係なく、体験すべてを繋げることで、顧客の満足度を高めることが重要です。

例えばリアル(オフライン)で受けたサービスの後に、デジタル(オンライン)で迅速なサポートを入れる。

リアルとデジタルがまるで繋がっているかのように、好体験を断続的に発生させて、顧客との関係性をより豊かなものにしていく。

一体感を作るのは簡単ではありませんが、競合他社の顧客体験が低い場合、一気にブランド価値を高めることができます。

O2Oマーケティング
場所インターネット、リアル店舗
施策webサイト、ネット広告、口コミ、アプリ、SNS、店舗など

O2Oマーケティングとは、デジタルマーケティングで集客した見込み顧客を、リアルな店舗やオフラインへ呼び込み売上を高めること。

O2Oとは「Online to Offline」のことを指し、webサイト・ネット広告・口コミ・アプリ・SNSなどを活用した集客を元に、実店舗への誘導に繋げるマーケティング手法。

オンラインからオフラインへ誘導するのは簡単ではないですが、例えばアプリ上で注文を済ませて、店舗で受け取る流れもO2Oマーケティングとなります。

O2O単体でみればオンラインからオフラインですが、それだけでなくオフラインからオンラインへと一体感を保ったサービスを提供することで、さらに顧客はファンとなってリピートしてくれるようになるはずです。

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マーケティングトレンド

マーケティングの概念や理論は、これまでに大きく変わってきました。

特に、米国の経済学者であるフィリップ・コトラー教授は、マーケティングの移り変わりを1.0~4.0と表現しており、それぞれの時代で効果的な手法が違うと説明しています。

マーケティング思考詳細
マーケティング1.01900〜1960年代製品思考情報も製品も世に出回っていない時代であり、作り手主導で出した製品が飛ぶように売れていきました。そこまで緻密なセグメント分けをしなくても、製品・価格・流通・宣伝の4Pを意識すればマーケティングとして効果が出ていた時代。
マーケティング2.01970〜1980年代顧客思考技術進歩のおかげで、どの企業でも比較的に大量生産できるようになったため、製品主導のマーケティングが通用しなくなりました。顧客が何を求めているのか、どんな潜在的ニーズがあるのか、求められている製品を的確に提供するために、顧客への意識を強くしたマーケティングが必要な時代。
マーケティング3.01990〜2000年代人間中心思考製品があふれコモディティ化が進み、買い手に大きなアドバンテージが生まれるように。品質以外の差別化が必要になり、ブランドや企業の姿勢(ビジョンやミッション)も選ぶ理由として意識されるようになりました。利益の一部を活用して社会活動を促進させる企業も増えてきた時代。
マーケティング4.02010年代〜自己実現思考必要なものはすぐに揃い、尚且つ低価格で手に入れられる。モノを持てば満たされる社会的な欲求は高止まりし、次の承認欲求や自己実現など顧客の精神的な満足度を満たす製品・サービスが求められるようになりました。オフラインとオンラインの境目を無くし、顧客一人一人に合った一体感ある体験を提供することで、自分事に感じてもらえるマーケティング施策が必要な時代。

時代と共に、マーケティングに必要な種類や思考が変化し、インターネットが発達した現在では、さらに競合との闘いが熾烈を極めています。

どの企業も、自社のブランドを確立し、顧客(ファン)と共に進む道を模索している。

今後もマーケティングは、どんどん発展していくと思われます。

最後に。

マーケティングの種類についてまとめてきましたが、様々な〇〇マーケティングがあって、難しいと感じてしまいますよね。

しかし、全てを覚える必要はなく、あなたの会社の方針・事業形態・スタッフなど、誰もが違う状況なので、それぞれで合うマーケティングを見つけるのが大事。

お客様と向き合うには、どのような方法がいいのかを意識し、あなたなりのマーケティングを見つけて頂けると嬉しいです。

今あるマーケティングでは適用できない場合、新しい手法を考えても面白そうですよね。

著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は資料サービス「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツの制作から運用、100社以上のお客様支援を実施。そこで得たノウハウをコラムとして投稿中。
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