「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。「Wantedly」は転職サイトであり、SNSでもあります!
転職サイト戦国時代の今、これまでの転職サイトとは一線を画しているのがWantedly。
あなたが働きやすい環境でお仕事を充実させるためにも、新しい形の転職サイト「Wantedly」について、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。※このページでは、主に「Wantedly visit」についてお話しさせて頂いています。※このページの情報は、2021年1月20日時点のものです。
Wantedlyとは
運営会社 | ウォンテッドリー株式会社 |
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検索条件に 設定できる職種 | エンジニアリング、デザイン・アート、PM/Webディレクション、編集・ライティング、マーケティング・PR、セールス・事業開発、カスタマーサクセス・サポート、コーポレート系、コンサルティング、メディカル系、その他 |
対応勤務地 | 全国 |
登録・利用料金 | 基本無料、一部有料 |
Wantedly(ウォンテッドリー)は、一般的な転職サイトとはちょっと違うサービス。
キャッチコピーは「はたらくを面白くするビジネスSNS」…もはや転職サイトではなくSNSなんですね。
あなたとお仕事との相性を、お給料や休日の数など形式的な条件で考えるのではなく、企業理念や考え方に共感できるかどうかで考えます。
そういった、同じ想いを持つ企業と繋がるための場所がWantedlyです。
共感できる企業と繋がることが大事なので「選考!」というより、
あなた「おもしろそう、話聞いてみたいなー」
企業「ちょっとウチの会社に、遊びに来てみませんか?」
このように、フランクなところから企業と繋がっていき、応募しようかどうか決めることができます。
面接!選考!と、一般的な転職活動のように最初からガツガツ決めにいくのではなく、まずは交流してお互いを知るところから始めることができるんです。
Wantedlyが向いている人
Wantedlyは、自分からどんどん前に進めるような人にとっては、とても使いやすいのかなと思います。
最近の転職サイトはスカウト機能を取り入れるところが増えてきており、求職者がお仕事先を探すだけの一方通行な形だけでなく、企業側が求職者を探しにいく形も一般化。
お仕事を探す人も、人材が欲しい企業も、選び選ばれる時代ですが、Wantedlyはそんな今の時代に合ったサービスかもしれません。
ただ選考で選ばれるのを待つのではなく、自分から興味を持って企業を知る、話を聞きに行く、自分を出す…こういった自発的に動ける人の方が使いやすいように思います。
Wantedlyだからできるアピール
Wantedlyは、自分から動いたり、積極的に発言できるような人に合っているとお話しさせてもらいましたが、
営業さんのように自分をスラスラとプレゼンできなければ、Wantedlyは合わない…
こういうわけではなく、面と向かってガツガツアピールするのが苦手な人でも、Wantedlyだからこそ自分を魅せることができるはず。
この後詳しく見ていきますが、喋りが苦手でも「ストーリー」機能で自分の価値観や強みを出したり、プロフィールも自分の価値観をアピールしやすくなっているため、使い方次第で、あなたの魅力を最大限に企業へアピールすることができます。
文章や作った作品で、どんどんあなたをアピールできますね。
Wantedlyの機能
もしあなたが、リクナビNEXTさんやマイナビ転職さんといった、大手の転職サイトを使ったことがある場合は、Wantedlyに登録すると、とても新鮮味を感じると思います。
今までの転職サイトとは全然違うな、といった事が多いので、Wantedlyの機能について私と一緒に見てもらえると嬉しいです。
Wantedly内のブログ機能「ストーリー」
Wantedlyには、あなたの経歴などを登録するプロフィールとは別にストーリーといった機能があり、これもあなた自身で自由に書くことができます。
ストーリーとは、Wantedly内のブログ機能のことで、採用企業側も書くことができるため、様々な人や企業の記事を読んだり、逆にあなたのストーリーを読んでもらうこともできるんです。
使い勝手は「note」に近いため、noteを使ったことがあればすぐに書けると思いますし、使ったことがなくても、誰もが簡単に投稿できるような仕組み。
これまでのお仕事であなたが頑張ってきたこと、ダメだった経験、乗り越えたもの、感じたことなど、ブログで自由に発信することができます。
自己PRでは書ききれない想いを自由に書く
履歴書や職務経歴書などの自己PRでは、どうしても企業に採用されることを意識してしまうというか、むしろ意識して書かないといけない部分ですよね。
しかしWantedlyのストーリーは、ブログのようにありのままの自分を書きやすいため、自己PRでは見えないあなたの価値観や考え方を、もっと企業に知ってもらえやすくなります。
求人検索・ミートアップ検索
出典画像:https://www.wantedly.com/projects
Wantedlyは求人検索もできますし、Wantedlyを利用している企業で開催されるミートアップも探すことができます。
ミートアップは、企業側がずっとお話しするようなセミナーとは違って、参加する人みんなで意見を交わす交流会のようなもの。
人と企業を共感で繋げてくれるのがWantedlyなので、求人だけでなくミートアップも探せちゃうというわけです。
今はオンラインでの開催が多いため、参加もしやすいんじゃないかなと思います。
「話を聞きに行きたい」から始まる
Wantedlyでは、求人に応募する時も、ミートアップへの申し込みも「話を聞きに行きたい」ボタンを押します。
そもそもWantedly内の求人では「面接」ではなく、話を聞きに行くところから繋がることになり、あなたが企業に対して興味を持っている度合いを伝えることもできるため、気軽に繋がりにいくことができるんです。
ただし、求人へ「話を聞きに行きたい」を押しても、企業から必ずお返事をもらえるとは限りません。
プロフィールを充実させておくことで、企業に呼んでもらえる可能性が高くなるためプロフィールやストーリーの投稿で「あなた」をしっかりと、知ってもらえる状態にしておくことが大切です。
Wantedlyのプロフィール
一般的な転職サイトのプロフィールは履歴書・職務経歴書などに当たり、もちろんWantedlyも、同じような内容を登録しておくことになります。
しかし、やはりほかの転職サイトとは様々な部分で違いがあるため、一緒にWantedlyでのプロフィールについて、詳しく見ていきましょう。
Wantedlyのプロフィール項目
出典画像:https://www.wantedly.com/projects
一旦、Wantedlyのプロフィールにはどんな項目があるのか、見ていければと思います。
- キャッチコピー・好きな言葉
- 自己紹介
- ストーリー
- 未来:この先やってみたいこと
- 〇年〇月~○年〇月:職歴・学歴
- スキルと特徴
- 実績(やったこと)
- 出版と執筆
- 受賞と資格
ほかの転職サイトに比べて項目は少ないですし、編集画面もかなりスッキリしていて見やすいです。
また、項目の名前も堅苦しくなくて「この先やってみたいこと」「やったこと」など、実際にお喋りしているような言葉で作られていますよね。
価値観が分かりやすい項目
Wantedlyのプロフィールのほとんどは、企業と共感が生まれやすくなるような作りになっています。
キャッチコピー ・好きな言葉 | 50文字以内で登録。ほかの転職サイトには、まずない項目ですよね。あなたが何を大切にしているかが、企業に伝わりやすくなります。 |
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自己紹介 | 私が個人的に絶妙だなと思う部分の一つですが「自己PR」ではなく「自己紹介」です。これだけで、あまり身構えずに自然な気持ちで、あなたを表現できそうじゃないですか? |
ストーリー | ストーリーを投稿すると、自己紹介の下にリンクが追加されていきます。自己紹介を読んでもらい、ストーリーでもっと知ってもらう流れになっていますね。 |
この先やってみたいこと | 「キャリアプラン」といった固い言い回しではないため、ここも素直な気持ちで書けると思います。職歴・学歴と時系列順に並び「この先やってみたいこと」は、未来のあなたといった位置付けです。 |
このように、あなたの気持ちや考えを、率直に出せるような項目ばかりですよね。
あなたがどのような価値観、仕事観を持っているのかを企業も受け取りやすくなり、マッチングの精度も上がるんです。
実績
出典画像:https://www.wantedly.com/projects
「やったことを投稿」からは、次のようにプロフィール全般を投稿することができます。
画像・動画 | 作った作品や実施したイベントなどをアピールできる。 |
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数値 | 達成したり改善することができた数値は、ここに登録することで分かりやすく見せることができる。 |
出版・執筆 | 書いた記事やストーリーについてアピール。 |
その他プロジェクトや活動 | やったことを、テキストで自由に登録できる。 |
受賞 | 獲得した賞を登録できる。 |
資格 | 取得した資格を登録できる。 |
スキル・特徴 | 自由にスキルや特徴のタグを登録して、どのような人なのかを知ってもらうことができる。 |
職歴・学歴 | 学校や職場での経験を登録することができる。 |
この中でも、
- 画像・動画
- 数値
- 出版・執筆
- その他プロジェクトや活動
これらは「実績」の項目に並んで表示されます。
登録した「やったこと」は、職歴・学歴の欄にも表示されるため、いつやったのかが一目で分かるようになっているんです。
見やすさ、分かりやすさ、登録のしやすさなど、あなたにも企業にも嬉しい作りになっていますよね。
やったことを登録していくだけで、綺麗・オシャレ・分かりやすく配置してくれますよ。
Wantedlyによる企業との様々な繋がり方
あなたと様々な企業が繋がる場所、Wantedly。
繋がり方にはどのようなものがあるのか、一緒に確認してもらえると嬉しいです。
募集ページにある様々なボタン
募集ページは、求人募集の「シゴト」、ミートアップ参加募集の「ミートアップ」があり、さらに各ページから企業の詳細ページも見ることができますが、それぞれのページには次のようにボタンが付いています。
ボタン | 内容 | ボタンがある場所 |
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話を聞きに行きたい | 企業へ話を聞きに行きたい意思を伝える、Wantedlyでのエントリーの形。必ず返事がもらえるわけではない。 | シゴト・ミートアップ |
あとで見る | とりあえず保存しておき、あとでじっくり見るといった、ブックマーク機能として使うことができる。 | シゴト・ミートアップ |
応援する | 求人募集の記事や、企業が上げているストーリーに「応援する」ボタンを押すと、FacebookやTwitterを使ってシェアすることができたり、Wantedly内で表示される順位が上がるため、たくさんの人にその記事を見てもらうための支援ができる。 | シゴト・ストーリー |
フォロー | 企業のブックマークとして使ったり、企業へ興味を持っていることをアピール。 | 企業ページ |
「応援する」については、一見するとあなたに何もメリットがないように思えますが、Wantedlyは共感する転職サイト。
応援してもらった求人企業は、あなたが応援してくれたことを知ることができますが、話を聞きに行きたいと同じように、必ず何かを返してくれるわけではありません。
しかし、興味を持ってくれていることが伝わりますし、SNSを通して何か繋がりが生まれる可能性もあります。
損得勘定ではなく、あなたが共感できるかどうかで動くのが、Wantedlyを使いこなす秘訣かもしれませんね。
有料プラン「Wantedlyプレミアム」
Wantedlyは基本的に無料で利用することができますが、有料プランも用意されていて、次のような機能があります。
あなたのプロフィールを見た企業が分かる | 「足あと機能」のようなもので、どのような企業が自分のプロフィールを見てくれたのかが分かるため、これらの企業へアプローチすると、お返事をもらいやすいかも。足あとは、過去90日間保存されます。 |
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企業からお誘いをもらえる確率が10倍に | 無料プランより、企業からメッセージや面談のお誘いをもらいやすくなります。 |
プレミアム=本気! | あなたがWantedlyプレミアムであることは、企業に伝わるため、転職活動や企業と繋がりたい気持ちの熱さも強いはずですよね。あなたの熱意がそのまま伝わるため、声を掛けてもらえる可能性も高くなります。 |
プレミアムエントリー | 「話を聞きに行きたい」で企業へ応募する時に、メッセージを添えることができます。あなたの想いが伝わりやすくなるため、お返事が来る確率も上がるはず。 |
Wantedlyプレミアムは、最初の1週間はお試し期間として無料で利用することができますが、お試し期間が終わると下記の月額費用が掛かります。
決済方法 | 月額(税別) | 月額(10%税込み) |
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クレジットカード | 2,980円 | 3,278円 |
AppleID | 3,000円 | 3,300円 |
お試し期間中に解約すれば、上記の費用は掛からないので、
どんな感じか使ってみたいかも…
このような気持ちがあれば、期間に注意しながら利用してみてください。
スカウト機能
出典画像:https://www.wantedly.com/projects
転職業界で主流になりつつあるスカウト機能ですが、Wantedlyでもスカウトしてもらうことはでき、メッセージに届きます。
ただし、Wantedlyでは転職エージェントさんなど、第三者のサポートが存在しません。
そのため、スカウトは企業からのみもらうことができますが、スカウトは大きく2種類に分けることができるので、詳しく見ていきましょう。
スカウト | プレミアムプラン以外に加入している企業から送られてきたスカウト |
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プレミアムスカウト | プレミアムプランに加入している企業から送られてきたスカウト |
上記の表のプレミアムプランとは、あなたではなく企業側のお話。
企業側がWantedlyに登録する時、ベーシック・プラス・プレミアムといった、3種類のプランから選ぶことになり、プレミアムは一番サービスが手厚い分、費用も高額。
そのため、プレミアムプランに加入している企業は、それだけ本気で人材を探していることになり、こういった気持ちを持つ企業から送られてきたスカウトが「プレミアムスカウト」というわけです。
このように、スカウトには種類がありますが、どのスカウトに対しても、あなたが共感できるか、話を聞いてみたいかどうかの軸を持ち続けて、受けるかどうかを考えるのがいいと思います。
スカウトを受け取る量を選べる
Wantedlyでは、スカウトを受け取る量を、次の3つから設定しておくことができます。
- 受け取らない
- 月5通まで受け取る
- 何通でも受け取る
初めは「何通でも受け取る」に設定しておき、多すぎるようであれば設定で調整できるので、便利ですよね。
あなたに合った企業からスカウトをもらえるように、プロフィールの内容は充実させておくといいですね。
Wantedlyから届くメール
Wantedlyでは、次のようなメール配信機能があります。
企業からのスカウト | 企業からスカウトメッセージが届いたことをお知らせ |
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所属している会社の情報 | 今在籍している会社のアカウントがある場合、自分のアカウントと紐付けできている状態であれば、その会社に関する情報が配信される |
おすすめの募集 | 登録している職種や、つながっている友人の所属企業などを元に、Wantedly独自のアルゴリズムで出したおすすめ募集情報が配信される |
つながっている人のアクティビティ情報 | Wantedlyでつながっている人の、更新情報などをお知らせ |
つながっている人から自分への反応 | Wantedlyでつながっている人から、自分に対する反応があった時にお知らせ |
ウォンテッドリーからのお知らせ | イベントなどのお知らせ |
ストーリーの新着 | フォローしている企業に関する、新着のストーリーについてお知らせ |
あなたのストーリーへの反応 | 投稿したストーリーに対して、反応があったことをお知らせ |
あなたのプロフィールへの反応 | プロフィールに対して、反応があったことをお知らせ |
全体的に、あなたに沿った内容のメールが多いですよね。
私も2ヶ月ほど利用していますが、余計なメルマガ配信がないため、すべて受信するように設定していても、まだ10件ほどしかメールは届いていません。
Wantedlyでは、SNSのフォロー機能のように人と「つながり」を持つことができますが、私はまだつながりを作っていないのも、メールが少ない理由の一つです。
しかし、設定次第であなた向けの情報だけを受け取ることができるため、メールの管理が大変で困ることはないと思います。
求人ページ
出典画像:https://www.wantedly.com/projects
Wantedlyは、求人ページもほかの転職サイトと少し違った作りになっています。
メンバー | 写真・名前・役職・紹介文 |
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なにをやっているのか | 写真・紹介文 |
なぜやるのか | 写真・企業のビジョンなど |
どうやっているのか | 写真・独自の取り組みや働き方など |
こんなことやります | 募集要項など |
このように5W1Hと似たニュアンスでページが作られているため、企業やお仕事のことが分かりやすいんです。
また、それぞれの項目はとくに決まった形式がないため、企業側が自由な見出しで文章を書いています。
この辺りからも、企業の雰囲気を知ることができるかもしれませんね。
さらに、ページ右側には次のような項目も。
- この求人にエントリーした人数
- この求人を応援している人数やアカウント
- 設立年や所在地など、会社情報
- この企業が募集しているほかの求人やミートアップ
エントリーや応援した人数を見ると、その求人がどのくらいの人に注目されているかが分かります。
検索条件にない職種も検索してみよう
出典画像:https://www.wantedly.com/projects
Wantedlyの検索条件に設定できる職種は、クリエイティブな職種が多め。
しかし、キーワード検索で調べれば飲食業や製造業などもヒットしたので、あなたの希望する職種が条件に設定できなくても、キーワードに入れて検索してみてほしいです。
最後に。
ここまで私と一緒に見ていただき、ありがとうございます。
Wantedlyは、これまでの一般的な転職サイトとは違う、異色を放つサービスなので、初めは少し戸惑いやすいです。
しかし、サービス全体が、柔らかく気軽に前へ進みやすい雰囲気で作られているため、慣れてくると、むしろ様々な人や企業と繋がっていくSNSの感覚が、楽しくなるかもしれませんね。
気軽に企業と繋がったり、転職活動もできるWantedly、肩ひじ張らずに利用できるのでオススメです。