「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。お客さんに怒られたり、理不尽な頼みごとをされる、そんな辛い時だってありますよね?
お客様から依頼を頂いてお仕事をする。
お金を稼ぐためには、必ず誰かしら相手が存在しているはずです。
ここでは、お仕事に欠かせない「クライアント」について、私からお話しさせてもらえればと思います。
クライアントとの関係性
BtoCであれば個人、BtoBであれば会社を相手にする。
お仕事をいただく関係で、個人・会社どちらであってもお客様となりますが、その関係の歪さ(いびつさ)をずっと感じていました。
もしかしたら営業さんは経験があるかもしれませんが、お客様にこんな言葉を言われたことがありませんか?
「そんな営業だったら、いらないよ」
「あなたほんと使えないね」
「担当変えてもらっていい?」
確かに、お客様の言われたことができなかったり、要望に応える努力を怠れば、厳しい言葉をいただくのは当然かもしれません。
しかし、相手を思いやれない言葉を頂く場合もある。
相手のために動きたいのに
そもそも「依頼をもらう」という行為の段階で、対等な関係が築けていないのではないかと、ずっと思っていました。
営業さんを例にしましたが、依頼を受けている会社側の人みんなが経験していること。
「自分たちは依頼をしている側だからさ。」
「お金を払っている立場だから当然だよね。」
「上場もしているし、おたくの会社を下請けとして使ってあげてるんだからさ。」
かなり悪い言い方にしてみましたが、依頼者側は少なからず、誰もがこのような気持ちを持ってしまうと思います。
だけど、本当に?それでいいの?
依頼側も受ける側も、お仕事なのに…。
仕事は「仕える事」や「事に仕える」とも言いますが、仕事とは相手のために動くこと。
お仕事をするという時点で、依頼側も受ける側も、お互いのために動くことが、本当の仕事になるはずです。
仕事でのパワーバランス
どちらか片方の力が強すぎるとバランスを失い、結果的に誰かにそのしわ寄せがくる。
しわ寄せを受ける側に該当してしまった人は、夜も仕事のせいで眠れなかったり、精神的にも追い詰められ、人間としての健全な生活も送れなくなってしまう。
だから私は、関係性が築けないお仕事は好きではありません。
「お客様は絶対」の風習
今でも「お客様の言ったことは絶対」という風習が残って、ずっとそれを見てきましたし、体験もしています。
デザイナーさんやクリエイターさんだったら経験があると思いますが、目的を叶えるための方法が別にあるのに、効果が無いなのは分かっているけど、クライアントの言ったことをそのまま忠実に再現する。
ただの御用聞きになってしまうこと。
いつもクライアントの声は、私の心を締め付けてきます。
最後に。
ここまで見て頂きありがとうございます。
クライアントの言う通りにただ動くのではなく、クライアントのことを考えて、本当に良いと思えるものをご提案する。
お客様とは、対等で、お互いが気持ちよくなれる関係を持ってお仕事をしたいですね。
本当の仕事、お互い想い合える仕事をしていきたい。
エンプレス編集部:sugiyama