繋ぐ転職サイト「ビズリーチ」ヘッドハンターのサポートは?

  • | 公開 2021年07月07日
繋ぐ転職サイト「ビズリーチ」ヘッドハンターのサポートは?

エンプレス」の編集部:fukuyamaです。ビズリーチはどんな転職サイトなのか一緒に確認していきましょう。

転職について考え始めた時「ひとまず転職サイトに登録しておきたい」と思っても、今は転職サイトがたくさんあり、ビズリーチも数ある転職サイトの一つですが、今まであった一般的な転職サイトとは違うため最初は混乱してしまうかも。

しかし上手く使いこなすことで、あなたの転職を有利に進められる可能性があるため、私と一緒にビズリーチを詳しく見ていきましょう。

転職活動にビズリーチを使おうか迷っていたり、転職の悩みを持つあなたにとって、役立つ情報となれば嬉しいです。※このページの情報は、2021年1月20日時点のものです。

ビズリーチとは?

運営会社株式会社ビズリーチ
対応職種経営・管理・人事、営業・サービス、マーケティング・広告、IT・ゲーム・デザイン、コンサルタント・専門職、金融、マスコミ・メディア・出版、建設・不動産、メディカル、食品・化粧品・日用品、化学・素材、機械・電気・電子・半導体
対応勤務地全国・海外
登録・利用料金基本無料、一部有料

ビズリーチは、転職サイトの中でも少し特殊な位置にあります。

  • 有料プランがある
  • 転職エージェントとの繋がりに力を入れている

転職サイトは無料で利用できるのが当たり前でしたが、ビズリーチは年収の高いハイクラス人材向けに作られた転職サイトで、採用企業ではなく、お仕事を探す求職者側が有料の転職サービスはビズリーチが日本初。

また、ほかの転職サイトも転職エージェントのスカウトなどを取り入れてきていますが、メインは求人検索です。

しかし、ビズリーチは求人企業との繋がりだけでなく、転職エージェントとの繋がりにかなり力を入れていて、求職者・企業・転職エージェントが繋がる「マッチングサービス」と言えます。

ビズリーチはどんな人にオススメ?

私は、次のような人にビズリーチをオススメします。

  • 転職エージェントのサポートを受けたい
  • 自分に合ったエージェントさんを探したい

ビズリーチは、企業や転職エージェントとあなたを繋ぐマッチングサービス。

そのため、ビズリーチの役割はあくまで両者を繋ぐことで、ビズリーチ自体にはエージェントさんや採用サポート担当さんのような人はいません。

ビズリーチ上の転職エージェント(ヘッドハンター)は、すべてビズリーチとは別の転職支援会社に所属する人たちとなるため、一つの転職支援会社にこだわらず、垣根を越えて転職活動のパートナーを探すことが出来るんです。

ビズリーチは登録時に審査あり!

ビズリーチは、転職サイトではかなり珍しい「審査」を設けており、審査に通過しなければサービスを利用することが出来ません。

最初の会員登録は誰でも行なうことができ、登録の際、職務経歴を入力していきます。

登録した職務経歴が審査の対象となりますが、具体的な審査基準は公開されておらず「ビズリーチ内の求人の応募条件を満たすキャリア」が、大きな基準となっている様子。

審査結果は登録から1~3営業日以内にメールでお知らせしてくれますが、私の場合は下記画像のように、当日中に届きました(審査も通過しました)。

審査結果参考:ビズリーチさんからのメール

もし審査に通過できなくても、内容を濃くしたり、新しく取得したスキルや経験の追加など職務経歴を書き直すことで、再審査を受けることもできます。

ビズリーチの機能

ビズリーチは、ほかの転職サイトとは違う特殊な機能がいっぱいです。

そのため、マイナビ転職さんやリクナビNEXTさんなど、有名な転職サイトを使い慣れていると、ビズリーチに登録した時ものすごく混乱します(私がそうでした)。

あなたの転職にビズリーチを上手く活用できるよう、機能を確認していきましょう。

検索できるのは「求人」と「ヘッドハンター」

検索できるのは「求人」と「ヘッドハンター」出典画像:https://www.bizreach.jp/

転職サイトと言えば、希望の職種や勤務地、こだわり条件を入れて、求人を検索…これが当たり前でしたが、なんとビズリーチではヘッドハンターも検索できます。

ほかの転職サイトでは、あなたに興味を持った転職エージェントから連絡が来る、このような形が多いため、連絡をくれた転職エージェントさんしか選ぶことができません。

もしくは、求人検索でヒットした求人が転職エージェントの保有求人といった場合。

しかしヘッドハンター検索は、転職活動をサポートしてくれるパートナーを、条件を絞ってあなたの方から探すことができるんです。

ただし、

このヘッドハンターさんにサポートしてほしい!

このように思っても「サポートしてください」とお願いする機能はなく、その代わりにヘッドハンターへ「気になる」をして、興味があることをアピールできます。

ヘッドハンターとは?

「ヘッドハンター」とは、いわゆる転職エージェントのこと。

  • 希望に合った求人の紹介
  • 求人への応募や書類・面接対策、日程調整
  • 転職の疑問・不安
  • 今後のキャリアの相談

…などなど、あなたの転職活動を全面的にお手伝いしてくれる人ですね。

ヘッドハンターという言葉は、ほかの転職サイトではあまり聞き慣れないと思いますが、「転職エージェント」や「キャリアアドバイザー」と、同じ意味だと思ってもらって大丈夫です。

ヘッドハンターのランク

ビズリーチのヘッドハンターは、なんと顔写真付き。

しかも、ヘッドハンタースコアと呼ばれるランク付けがされています。

ランクスコア
S5.0~4.0点
A3.99~3.5点
B3.49~3.0点
C2.99~2.5点
D2.5点未満
新規加入登録3ヵ月未満
  

ビズリーチでの転職サポート実績や、サポートを受けた求職者さんからのアンケートなどを元に、5点満点評価でスコアを付けたビズリーチ独自の指標です。

SランクやAランクなど高いランクのヘッドハンターさんほど、求職者さんたちの転職を成功させた実績や評判が高いということ。

あなたもランクの高いヘッドハンターさんからサポートを受けることで、転職の成功率を上げることが出来るかもしれません。

「気になる」で三方位に興味を伝える

ビズリーチには「気になる」機能があり「お気に入り」や「ブックマーク」のような役割と同時に「気になる」をした相手へ、

あなたに興味があります!

このようなアピールが気軽にできる機能でもあります。

あなたが「気になる」をすると、相手に伝わるわけですね。

同じ機能はほかの転職サイトでも取り入れられていますが、ビズリーチは下記の三方位に「気になる」が出来るんです。

「気になる」ができる対象詳細
求人求人に「気になる」をすれば、求人を出している企業に、あなたの職務経歴などを見てもらえやすくなり「応募しませんか」とスカウトがもらえるかもしれません。
ヘッドハンターヘッドハンター検索などで、サポートしてほしいヘッドハンターを見つけたら「気になる」をすれば、連絡をもらえるかもしれません。
企業職種に関わらず、企業理念など会社まるごと興味があることを伝えられるので、その企業の様々な求人スカウトがもらえるかもしれません。

グラフやランキングで統計情報を表示

ビズリーチでは、ビズリーチ内のあなたの状況を、統計情報として分かりやすくグラフやランキングにしてくれます。

グラフやランキングで統計情報を表示出典画像:https://www.bizreach.jp/

統計を出してくれるのは、次の3つの項目です。

あなたのスカウト数・職務経歴書閲覧数分布

ここでは、次の2つが日別に折れ線グラフで表示されます。

  • あなたが採用企業やヘッドハンターから、どのくらいスカウトをもらっているのか
  • あなたの職務経歴書を、どのくらいのヘッドハンターが見ているのか

どちらもビズリーチに登録する職務経歴の内容が欠けていたり、文章量が少なかったりすると、あまり数が増えません。

また、ログインをしない期間が長いほど、採用企業やヘッドハンターが見る求人検索の結果画面で、あなたの表示がどんどん下に落ちていってしまうため、見つけてもらえにくくなるんです。

こまめなログインや、できる限り職務経歴をしっかり埋めておく…つまり、転職活動に意欲的なことが、多くの採用企業やヘッドハンターの目に留まる可能性をアップさせる秘訣となります。

最近の人気検索キーワード

採用企業やヘッドハンターも、良い人材が欲しいので、ビズリーチで求職者の職務経歴書を検索しています。

その際どんなキーワードで検索しているのかを、採用企業・ヘッドハンター別にランキング表示してくれるんです。

職種や業種で絞り込むことができるため、あなたの希望職種で絞ってみると、どんなキーワードを職務経歴書に使えばスカウトがもらえやすくなるかが分かりますね。

同時に、各職種・業種ではどんな人が求められているのかも見えてくるので、業界の調査としても使えるなと思いました。

ビズリーチ内のスカウト数分布

ビズリーチを使っている採用企業やヘッドハンターが、求職者全体に送ったスカウトの数が分かり、年代や期間で絞り込むこともできます。

あなたがもらったスカウト数や職務経歴書の閲覧数などと比べて、自分がスカウトされやすい人材かどうか、職務経歴書が企業の目に留まりやすい内容になっているかなど、分析の材料にしやすいです。

転職が決まるとお祝いがもらえる

もしビズリーチの利用で転職が決まった場合、アンケートに答えると、5,000円分のAmazonギフト券をプレゼントしてもらえます。

転職活動についての取材に協力できるかどうかを選択する項目もありますが、取材に協力しなくても5,000円分のAmazonギフト券はもらえるので安心してください。

転職が決まるだけでも嬉しいことですが、さらにお祝いまでもらえると「転職活動頑張ってよかったな…」こんな気持ちがより強くなりますね。

転職サイトからのお祝い…嬉しい心配りですよね。

ビズリーチの肝「スカウト」

ビズリーチの魅力は、何といってもスカウト機能。

スカウトの意味や特別なスカウトなど、私と一緒に詳しく見てもらえると嬉しいです。

まずは「スカウト」の役割を確認しておこう

そもそも転職サイトの「スカウト」とは、それぞれ次のように、あなたへ声を掛けてくれる機能です。

企業
「ぜひ、うちに応募しませんか?」

ヘッドハンター
「あなたの職務経歴なら、私のサポートでお役に立てます」
「あなたの希望に合う、こんな求人があるんですが、いかがですか?」

転職サイトによっては、企業からのスカウトしかない場合もありますが、ビズリーチでは上記のように、採用企業・ヘッドハンターの両方からスカウトをもらうことができます。

また、ビズリーチのスカウトは2種類あるので、もう少し詳しく見ていきましょう。

「スカウト」と「プラチナスカウト」

ビズリーチでは、ふつうのスカウトとは別に「プラチナスカウト」があります。

スカウト企業やヘッドハンターが興味を持ってくれているけれど、面談や面接は確約されていないスカウト有料プランでなければ内容を見ることができず、スカウトをくれた企業やヘッドハンターに返信もできない。
プラチナスカウト企業やヘッドハンターがあなたに強い興味を持っており、面談や面接が確約されているスカウトプランに関わらず、内容の確認や返信ができる。

つまり、書類選考で落とされる心配がなく、必ず面談や面接ができるのがプラチナスカウトです。

もし、プラチナスカウトをくれた企業の求人と、あなたの希望や興味が合えば、大きなチャンスと言えますよね。

スカウトに対する返信

企業やヘッドハンターからのスカウトは、あなたへの強い「メッセージ」なので、各スカウトページもメール画面のようになっています。

スカウトの文面があり、一番下にお返事の入力欄がそのままくっついているので、スカウト内容を何度もチェックしながら文章を書くことが出来たり、テンプレートも用意されているので便利。

また、文章を書かなくても「1クリックで面談を希望する」「辞退する」といったボタンが付いているので、これを利用して簡単にお返事を済ませることも出来るんです。

希望に合った求人は紹介してもらえる?

ヘッドハンターさんから希望に合った求人を紹介してもらえるのか、実際にビズリーチを使って検証してみました。

ほとんどはビズリーチ自体の検証というより、ビズリーチに登録している転職支援会社の検証にはなりますが、

ビズリーチには、こういう転職支援会社も登録しているんだな

このような指標としても、見てもらえればと思います。

【1】ヘッドハンター選び

様々なヘッドハンターさんからスカウトを頂いた中でも、A社のKさんへお返事。

「良い求人があれば、ちょっと見てみたいな」くらいの気持ちで今回登録しましたが、Kさんからのスカウトメッセージには、

まずは話を聞いてみるだけでも大丈夫ですよ

このような文言が添えられていたので、あまり構えなくても大丈夫そうな安心感を感じられました。

また、ヘッドハンタースコアはBランクでしたが、

  • まだ「今すぐ転職したい!」とまではいかない状況
  • でも、ある程度評価の高いヘッドハンターさんにサポートしてほしい
  • ビズリーチの利用は初めて

上記の点から、真ん中のBランクが丁度いいかなと思ったのも決め手の一つです。

【2】スカウトに返信後

スカウトメッセージへ「少しお話ししたいです」といった内容のお返事をしたところ、当日中に連絡をもらえたのですが、連絡はメッセージ画面だけではありませんでした。

  • ビズリーチのメッセージ画面
  • メール
  • SMS
  • 電話

ちょっとビックリしましたが、どれも面談の日程調整の案内だったので、そのままメッセージ画面でやり取りを続けました。

また、面談案内をして頂いたのは、スカウトしてもらったKさんではなく同じA社の面談調整担当さんで、さらに面談してくれる担当コンサルタントさんも、KさんではなくYさんという別の方に。

私の経歴に沿ったコンサルタントさんとしてYさんを担当にしてくださったそうで、お願いすればKさんとの面談も出来たかもしれませんが、せっかくなのでそのままYさんにお願いしました。

【3】面談の準備

今回のA社に限らず、ほとんどの転職エージェントでは、面談の前に次の作業をお願いされます。

  • 履歴書・職務経歴書の送付(専用画面がある場合はアップロード)
  • 面談前のアンケート

スムーズに面談や求人の紹介ができるようA社からもお願いされましたが、無理のない範囲で良いですよ、準備できなくても大丈夫ですよ、といった文面も添えられていて安心感がありました。

【4】いざ面談

A社のYさんとの面談方法は、

  • オンライン面談
  • 電話面談

この2つから選ぶことが出来たので、電話面談を選択。

当日面談の時間になると、Yさんからお電話を頂き、次のようにお話が進みました。

STEP1面談の予定時間挨拶の後、面談は30分間を目安に進めるといったお話があり、時間は大丈夫か確認してくれました。
STEP2Yさんの自己紹介とA社の紹介中でもYさんは、私の希望業界に特化しているとのこと。
STEP3私の状況を相互確認事前アンケートを見ながら、今の気持ちや転職活動の状況を確認。
STEP4ほかに使った転職エージェントサービスがあるかの質問利用したエージェントさんを答えると「○○エージェントさんは幅広い対応だと思いますが、当社は○○業界に特化しているので、良い求人が紹介できればと思います!」と、決して他社を批判せず、でも頼れそうな意気込み。
STEP5転職の希望をとても細かく聞いてくれたガツガツとヒアリングされた、というよりは、雑談を交えながら自然に希望を引き出してくれました。
STEP6主なヒアリング・転職を考えるきっかけ、現状の不満
・メンバー数についての掘り下げ質問
・業務内容のこの部分は、どのレベルまで出来るのか
・どのような仕事がしたいか、出来るようになりたいか
STEP7細かい条件確認一通り要望を聞いて頂いたあと、最後に細かい条件の確認。
・年収(今の年収の算出方法も細かく聞いてくれた)
・雇用形態(正社員や契約社員など、細かい希望はあるか)
・転職時期(転職したい時期の目安や、もし採用されたらどのくらいで退職できそうかなど)
・その他、求人でチェックするポイント
STEP8今後の流れ今後はビズリーチではなく、メールでやり取り。求人を選定して、明日メールしてくれるとのこと。

面談時間が30分間だったこともあり、最後に細かい条件を確認したあとはちょっと駆け足な感じもありましたが、その分、時間をきっかり守って面談を終えてもらえました。

また、面談終了から30分後には丁寧な挨拶のメールも頂きました。

面談してみて感じたこと

面談で感じたことは、次の通りです。

  • とにかく話しやすかった
  • ただ聞くだけでなく、ちゃんと相槌や受け答えをしてくれた
  • 高圧的な感じは全くなく、親身になって聞いてくれた
  • 安心感からか、現状や今後の希望が、自分の中から自然と出てきた
  • 電話の環境や相性もあると思うが、音声が少し聞き取りづらかった
  • 最後はちょっと駆け足でお話を閉じられた感があった

電話は抵抗がある人が多いと思いますし、顔が見えず話が頭に入って来づらい部分もあるので、担当者さんから感じられる安心感の差が、対面より出やすいかもしれません。

【5】求人紹介

面談翌日に、鍵付きのPDFファイルで求人を送って頂きました(後から別のメールでパスワードを送ってもらう形です)。

ただ、私の希望するお仕事は元々、時期に関係なく業界全体で求人が少なく、その辺りも面談でお話ししていましたが、やはり母数が少ない分、紹介してもらった求人数も一桁。

これは、業界的に仕方がない部分ではありますが、ほかの転職エージェントさんでは、一番多いところで20件は紹介してもらえたので、やはり少なめです。

可能性を少しでも広げる提案力

今回スカウトしてもらったA社Yさんからの求人提案は、恐らく私の希望にそのまま応えてあげたい気持ちが、裏目に出てしまったのかもしれません。

ほかの転職エージェントさんでも、私の希望に100%合う求人が数件しかない事は変わりませんでしたが、その数件だけ紹介するのではなく、希望に「近い」求人や「こういうお仕事も良いかもしれませんね」といった、100%ではない求人も提案してくれました。

固く狭まった視野を広げてくれるのも、転職エージェントさんの魅力だと思います。

Yさんの提案方法と私の希望するお仕事は、ちょっと相性が良くありませんでしたが、Yさんの親身な対応は本当に素敵だったので、やはり人対人、相性の部分が出るのも転職エージェントの特徴。

ほとんどの転職エージェントサービスでは担当者さんの変更が可能なので、自分に合わないと思ったら、どんどん担当者さんを変えてもらったり、ほかの転職エージェントさんを利用してみてくださいね。

最初のヘッドハンターさんで上手くいかなくても、相性が良くないだけかもしれないので、担当さんを変えてみましょう。

会員クラスとプラン

数ある転職サイトの中でも、ビズリーチには会員クラスやプランといった特殊な制度があります。

それぞれどのような仕組みになっているのか、私と一緒に確認していきましょう。

ビズリーチの会員クラス

ビズリーチに登録すると、独自の審査基準によって必ず会員クラスが決められ、ビズリーチ内では「会員属性」と呼ばれています。

  • タレント会員
  • ハイクラス会員

このどちらかに分類され、審査には今の年収も含まれているため、年収が高いほどハイクラス会員になる可能性が高いです。

2つの会員クラスの大きな違いは、次の通り。

会員クラス特徴有料プラン
タレント会員ハイクラス会員限定の求人を見ることが出来ない。30日間コース:3,278円
ハイクラス会員ハイクラス会員限定の求人を見ることが出来る。30日間コース:5,478円
※料金はどちらの会員も税込み価格、一括払いです。

ハイクラス会員さんは限定求人を見ることが出来るけれど、有料プランの料金はその分お高めです。

続けて、有料プランについても見ていければと思います。

ビズリーチのプラン

転職サービスでもなかなか見ない「有料サービス」が、ビズリーチにはあります。

ビズリーチの中では「会員ステータス」と呼ばれ、2種類のステージがあるので、詳しく見ていきましょう。

ステージスタンダードプレミアム
プラン無料有料
料金なしタレント会員:30日間コース3,278円
ハイクラス会員:30日間コース5,478円
応募公開求人のみ応募できる公開・非公開求人問わず、全ての求人に応募できる
スカウトプラチナスカウトのみ、閲覧・返信できるすべてのスカウトを、閲覧・返信できる
※料金はどちらの会員も税込み価格、一括払いです。

プレミアムステージだと、お金を支払う分、非公開求人も見ることが出来たり、すべてのスカウトにも対応できるようになっています。

無料でプレミアムステージを体験

ビズリーチをスタンダードプランで利用していても、無料でプレミアムプランを体験できる方法が、いくつか用意されています。

  • 新規登録キャンペーン
  • 一週間無料体験
  • 面接までの基本ステップ通過
  • その他限定キャンペーン
新規登録キャンペーン

このキャンペーンは常に行われているかどうか分からないのですが、私がビズリーチに登録した時、審査の承認完了メールに、キャンペーンの適用について書かれていました。

「プレミアムステージを30日間無料で利用できる」

このようなキャンペーンで、ビズリーチを最初からプレミアムの機能で利用できます。

そのため、プレミアムの使い心地が当たり前になるのですが、30日間のキャンペーンが終わると、そこで初めてスタンダードを経験することに。

プレミアムからスタンダードになると、見ることが出来る求人やスカウトが一気に減るため、かなり使いづらく感じます…ビズリーチさんの上手な戦略だなと思いました笑

一週間無料体験

名前の通り、ビズリーチのプレミアムステージを一週間無料で体験できます。

利用できるのは一度だけなので、業界によって求人が増えやすい時期を狙ったり、集中して探したい時に利用してみるのが良いかもしれません。

ただし注意してほしいのは、無料体験の一週間が終わると自動で有料に切り替わる点。

一週間無料体験は、申し込む時にクレジットカードを登録することになるため、無料体験が終わると、自動でプレミアムステージの料金が一括払いで引き落とされます。

無料体験が終わる前日までに、設定画面から自動更新を停止しておきましょう。

面接までの基本ステップ通過

面接までの基本ステップ通過出典画像:https://www.bizreach.jp/

ビズリーチに登録すると、マイページに「面接までの基本ステップ」が表示されます。

自分から率先して企業やヘッドハンターとの繋がりを掴みにいくのがビズリーチの転職活動の考え方なので、スカウト機能の活用がステップの中に組み込んであり、ステップを通過していくとプレミアムステージの無料体験ができるようになる仕組みです。

ただし、すべて「プレミアムチケット」と呼ばれる期限付きのチケット制となっており、10日分や30日分のチケットがほとんど。

チケットが発行されてから利用期限を迎えるまでは、私がもらったチケットの場合約1ヶ月ですが、すでにプレミアムステージの場合は、チケットを使うと期限が延長される形で適用されます。

その他限定キャンペーン

ビズリーチでは、プレミアムチケットがもらえるキャンペーンを不定期で行なっており、例えば私が利用している期間で行なっていたのは、次のキャンペーン。

キャンペーン期間2020年12月15日~2021年1月17日
適用条件キャンペーンの期間中に、職務経歴書の「職務要約」か「職務経歴」を更新
もらえるもの30日間分のプレミアムチケット

ビズリーチからのメッセージでは、期間が年末年始なこともあり「キャリアの棚卸をしておきましょう」といった意味も込められていました。

キャンペーンはメールでもお知らせしてくれるので、続けてメールについても見ていきましょう。

ビズリーチから届くメール

ビズリーチのメール配信サービスはかなり細かく設定することができるため、あなたが本当に欲しい情報だけ受け取ることができます。

毎日いらないメールが何通も届いて、受信BOXの未読件数が溜まっていく…

転職サイトを利用していてこのような経験があるなら、ビズリーチのメール配信はとても使いやすいはず。

どのようなメールがあるのか、一緒に見てしてもらえると嬉しいです。

主なメール配信

ビズリーチの主なメール配信を確認していきましょう。

ビズリーチからのお知らせメール

公募・イベントお知らせメール公開中の公募や特集、イベントなど。プレミアムチケットがもらえるキャンペーンのお知らせも、このメールから受け取れる。
メールマガジン転職マーケット情報や、役立つ情報など。登録後、最初の一週間は、毎日ビズリーチの活用法を配信してくれる。
新着求人お知らせメール求人検索で保存した検索条件と一致する新着求人を、メールで配信してくれる。配信設定をしていても、検索条件を保存しないとメールは届かない。

お仕事紹介メール

種類配信日
経験した仕事経験業種別厳選求人メール火曜
経験職種別厳選求人メール水曜
経験職種別おすすめ求人メール木曜
希望する仕事希望職種別新着求人メール金曜
希望職種別厳選求人メール土曜
希望業界別厳選求人メール日曜

採用企業・ヘッドハンター関連の通知メール

採用企業企業からプラチナスカウトが届いた時に通知
新規応募優待が届いた時に通知
ヘッドハンターヘッドハンターからプラチナスカウトが届いた時に通知
未読のスカウトがあると、未読件数を一日一回通知
※応募優待とは、企業がビズリーチ上で、自社の条件に合う人材を検索した結果をもとに、ビズリーチがあなたへ応募をオススメする求人を知らせてくれるものです。

求人案内サービス

企業からの求人案内ビズリーチに登録している職務経歴や希望と、企業が求める条件でマッチするものがあると、システムで自動的にオススメ求人を配信してくれる。

またビズリーチでは、受け取るメールを減らすオススメの設定も教えてくれます。

受け取るメールを減らすオススメの設定出典画像:https://www.bizreach.jp/

親切ですよね。

「情報は多すぎても困っちゃう」といった、転職活動を頑張る人の気持ちを分かってくれているように感じました。

とくに大事なお知らせはSMSで配信

ビズリーチでは次のように、転職活動でとくに大事なお知らせをショートメッセージで通知してくれます。

書類通過のお知らせ未読になっている書類通過メッセージを通知
面接日のお知らせ面接日の前日に通知

SMSだと、メールよりも気が付きやすいので安心ですね。

もちろん、設定画面で配信を停止することもできます。

メール配信をあなた好みに設定して、上手く活用しましょう。

ビズリーチの求人ページ

ビズリーチの求人ページは超シンプル?

ほかの転職サイトを使ったことがあると、ビズリーチの求人ページを見た時に、次のような点で少し味気ない印象を受けるかもしれません。

  • 画像は1枚だけ
  • 企業へのインタビューなどもない
  • ほぼテキストで構成されており、作りもシンプル

画像については、ヘッドハンター求人ならヘッドハンターの顔写真、通常の求人なら企業のロゴなど。

求人ページ出典画像:https://www.bizreach.jp/

とにかくシンプルです。

なぜこのような求人ページになっているのかと言えば、やはりビズリーチの持ち味となる「ヘッドハンター」が大きな理由になっているんじゃないかなと思いました。

求人の見せ方はサポートがあるかどうか

大手の転職サイトである「マイナビ転職」さんや「リクナビNEXT」さんなどは、基本的にあなた一人で求人検索や応募などを進行。

そのため、あなた一人でも情報がしっかり分かるよう、写真を多く使ったり、社員さんへのインタビューを載せたり、アイコンやカラフルなデザインで見やすくなっています。

しかし、ビズリーチはスカウト機能を上手く利用して、ヘッドハンターと一緒に転職活動を進めるものなので、

「この求人の事をもう少し詳しく知りたいな…」

このようになった場合、ヘッドハンターが情報を補ってくれるはず。

恐らく、ヘッドハンターのサポートがある分、求人ページを凝った作りにする必要がないから、シンプルになっているんじゃないかなと思います。

ちなみに「マイナビ転職」さんや「リクナビNEXT」さんでも、アドバイザーさんが保有する求人を掲載していますが、普通の求人ページよりも、やはり作りはシンプルです。

求人ページの種類

ビズリーチ上にある求人は、

  • あなたが企業に直接応募する求人
  • ヘッドハンターを経由して応募する求人

大きくこの二つに分けられ、作りはほとんど同じですが違いもあるので、私と一緒に詳しく見ていきましょう。

写真の有無

ビズリーチの各求人ページには写真が0~1枚ほどしかなく、写真がある求人のほとんどは企業のロゴ画像です。

しかしヘッドハンターが保有している求人は、企業の画像がない代わりに、ヘッドハンターの顔写真が載せられています。

写真やイラストがない求人は、社内や仕事のイメージが伝わりにくいかもしれませんが、ヘッドハンターにもっと詳しく教えてもらいましょう。

ヘッドハンターの情報

あなたが企業に直接応募する求人の場合は、ヘッドハンターが保有していないため、ヘッドハンターの情報もありません。

しかし、ヘッドハンターを経由して応募する求人の場合、その求人のヘッドハンターに関する、次のような情報が載っています。

  • 顔写真
  • ヘッドハンタースコア
  • 氏名(プレミアムステージのみ)
  • 会社名(プレミアムステージのみ)
  • 得意分野(業界)
  • 自己紹介

ヘッドハンターの氏名や所属する転職支援会社の名前は、プレミアムステージ会員でないと見ることができません。

「アピールポイント」項目の有無

アピールポイント出典画像:https://www.bizreach.jp/

求人ページには、労働条件や応募資格など項目ごとに詳細が載っていますが、企業に直接応募する求人には「アピールポイント」といった項目があります。

アピールポイントには「自社サービス・製品あり」「完全土日休み」「フレックスタイム」などの働き方に関する特徴が書かれていて、ビズリーチ内の「職務経歴書」にある「希望条件」「興味がある働き方」の条件に沿って表示。

例えば「興味がある働き方」の「ワーク・ライフ・バランスを大事にしたい」にチェックを入れておくと、求人ページのアピールポイントを見た時に「産休・育休取得実績あり」「完全土日休み」といった項目があれば、上の画像のように背景が黄色になります。

ちなみに、年収や職種・業種、勤務地など、ほかの項目でもあなたの希望にマッチしていれば背景が黄色になるので、一目で分かりやすいですね。

ヘッドハンター案件にもアピールポイントは載っている?

求人情報の項目で言うと、ヘッドハンターが保有する求人には「アピールポイント」がありませんが、実はアピールポイントに該当する情報は、ほかの項目に書かれていることもあります。

企業へ直接応募する求人「アピールポイント」の項目に「完全土日休み」
ヘッドハンターが保有する求人「アピールポイント」の項目はないが「労働条件」の項目に「週休2日制、土日祝日休み」など記載あり

アピールポイントの項目は、特定の条件がパッと見て分かるようになっているだけなので、ヘッドハンターが保有する求人にも、アピールポイントに該当する情報は載っていたりするんです。

メッセージの求人

ビズリーチは、ヘッドハンターがメッセージを使って、あなたの希望に合った求人を紹介してくれるのも魅力の一つ。

そのため、求人ページというより、メッセージの文面で求人情報を送ってくれる場合が多いです。

どのヘッドハンターさんも、記号を使った見出しや箇条書きなど、出来る限り見やすくなるように工夫して求人を送ってくれます。

求人ページよりも情報は少なめ

メッセージの求人は、ヘッドハンターさん自身の紹介や、所属する会社の紹介も記載されるため、どうしても文量が多くなります。

そのため、求人に関する情報は求人ページよりも少ない場合が多く、その点はやはりヘッドハンターさんへ詳しく聞くようにしましょう。

最後に。

ここまで、私と一緒に見ていただきありがとうございます。

ビズリーチは、見方や使い方に慣れるまでは少し大変かもしれませんが、

  • あなたから企業との繋がりを取りに行く
  • 企業と繋がるためのヘッドハンターと繋がりに行く

こういった姿勢があれば、転職活動をどんどん進めていけるはずです。

ヘッドハンターさんに引っ張られるのではなく、ヘッドハンターさんのサポートを上手く活用して、あなたの納得できる転職にしましょう。

ビズリーチに関するあなたの疑問や転職活動の不安が、少しでも解消されるための情報となれば嬉しいです。

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著者:エンプレス編集部 fukuyama(運営会社ファングリー
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2018年よりマッチングプラットフォームを運用支援。事業譲渡後は資料サービス「エンプレス」にて、お客様支援のために外部パートナーと協力する傍ら、自らもコラムを執筆して日々有益な情報発信に努め、すでに200万字を突破。
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