【SaaS業界レポート】ウェブサイトのNo1表記の調査

  • | 公開 2021年11月29日
【SaaS業界レポート】No1に関する表記

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。SaaS企業さんは、どんなNo1を獲得して、それをアピールしているのか気になったので、調べてまとめてみました。

新たな市場が確認されたら、どの企業さんも覇権を獲りたいので、SaaSを開発して参入してくる場合も多いですよね。

そのため、カオスマップなどと呼ばれて、同じカテゴリー内で似たようなSaaSが複数ある状況に。

その中でどのような差別化をするのか難しいですが、手段の一つとして「表彰」や「No1」など業界の中でもトップを示す情報を示すのが人気です。

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100社のSaaSを調査

以前レポート化した【SaaS業界レポート】導入社数のランキング表の情報を使って、表彰に関する情報を集めました。

結果としては100社中34社がNo1を示す情報を掲載していたので、調査した結果をグラフ化してみます。

No1表記(n=100)

No1表記(n=100)
項目母数確認割合
No1表記を付けている会社1003535%

約3割のSaaS企業さんはNo1の表記を、ウェブサイト上に掲載している状態でした。

No1のカテゴリはそれぞれ違いますが、特定分野において1位を示せると、それだけでも安心感・信頼感は変わってきますよね。

特に、SaaSは比較検討を経て導入されるため、検討材料の一つとして効果が高いと思います。

後ほど見て頂きますが、導入社数が10万社超えのSaaS企業さんの約9割は、No1をサイト上に掲載していました。

導入社数別のNo1表記の有無(n=100)

導入社数別のNo1表記の有無(n=100)
項目母数確認割合
導入社数10万社以上77100%
導入社数5万社以上12975%
導入社数1万社以上281761%
導入社数1万社以下751925%
導入社数5千社以下531121%

導入社数が多い企業さんほど、No1表記を出している割合は多いです。(10万社以上の場合は10割)

出せる実績があるなら、確実に出していく。

ウェブサイトは導入検討者にとって、情報収集の場所でもあるので、No1表記をしているSaaS企業さんは、選んでもらうための意識が強いと言えます。

No1を示す調査会社・根拠(n=35)

No1を示す調査会社・根拠(n=34)
項目母数確認割合
調査会社・根拠がある352983%
調査会社・根拠がない35617%

多くのSaaS企業さんは、No1を示す情報をどこで得たのか明示しているのですが、調査会社の存在や根拠を示されていなかったのが約2割。

あまり気にしない方も多いのですがNo1は変な話、嘘でも出せてしまえるため、どうやって出されたのか根拠があった方が、検討側としては安心できますよね。

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No1表記のカテゴリ

No1表記のカテゴリ
項目件数
ジェア(導入社数、利用者数、導入実績など)21
満足度5
不明3
送信数1
認知度1
資料請求数1
ユーザー評価1
セキュリティ1
サイトイメージ1
費用対効果1
使いやすさ1
役立ち度1
カスタマイズ性1
検索項目数1
部門評価1
DX推進1

1社で複数項目を掲載している場合もありますが、No1表記をしていた35社が何に対するNo1なのか、それぞれのカテゴリを集計しています。

シェアについてのNo1表記が一番人気でしたが、やはり利用している方の多さを出すのが見せ方としても強いですよね。

No1表記の調査手法

No1表記の調査手法
項目件数
デロイトトーマツ ミック経済研究所7社
不明6社
富士キメラ総研5社
ゼネラルリサーチ3社
日本マーケティングリサーチ機構3社
株式会社ショッパーズアイ2社
Nielsen Netview1社
自社調べ1社
ITトレンド1社
パイルアップ株式会社1社
ダイヤモンド働き方研究所1社
テクノ・システム・リサーチ1社
MM総研1社
ITレビュー1社
ボクシル1社

複数の調査会社を利用されている場合もありますが、一番多かったのがデロイトトーマツ ミック経済研究所さんの調査結果を元に、ウェブサイトでNo1を掲載していました。

他にも自社調べだったり、大手SaaS比較会社の情報を元にしたNo1も。

調査筋は複数あるので、求めた情報が得られる会社さんを選んで頂くのがオススメです。

導入社数10万社以上の会社が利用している調査情報

項目件数
富士キメラ総研3
Nielsen Netview1
デロイトトーマツ ミック経済研究所1
MM総研1
自社調べ1

導入社数5万社以上の会社が利用している調査情報

項目件数
富士キメラ総研3
デロイトトーマツ ミック経済研究所2
Nielsen Netview1
自社調べ1
ITトレンド1
パイルアップ株式会社調べ1

導入社数1万社以上の会社が利用している調査情報

項目件数
富士キメラ総研5
デロイトトーマツ ミック経済研究所5
ゼネラルリサーチ2
Nielsen Netview1
自社調べ1
ITトレンド1
パイルアップ株式会社調べ1
ダイヤモンド働き方研究所(人事部)1
不明1

導入社数1万社以下の会社が利用している調査情報

項目件数
不明6
日本マーケティングリサーチ3
ゼネラルリサーチ2
ショッパーズアイ2
デロイト トーマツ ミック経済研究所2
ITレビュー2
テクノ・システム・リサーチ1
全国賃貸管理ビジネス協会WEBアンケート調べ1
ボクシル1

まとめ

No1の表記に関する傾向としては、導入社数が高いSaaS企業さんほど、絶対的な数値を使ったアピールをしていました。

導入社数の他にも、満足度やカスタマイズ性など、自社が一番になれるポイントを見極めて調査結果を出し、それを活用していく。

今までの成果を余すこと無く、活用する意識の高いSaaS企業さんほど、No1を活用しているのかと思いました。

あまり気にしない方も多いNo1表記。実は調べてみると、面白い結果になりました。今後もマニアックな調査を続けて、業界レポートとして公開していきたいと思います。

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著者:エンプレス編集部 fukuyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2018年よりマッチングプラットフォームを運用支援。事業譲渡後は資料サービス「エンプレス」にて、お客様支援のために外部パートナーと協力する傍ら、自らもコラムを執筆して日々有益な情報発信に努め、すでに200万字を突破。
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