いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。サジェストって何だろう?あまり聞きなれない言葉なので分からなくても当然です。このページで詳しく解説しているので、ご確認頂けると嬉しいです。
- 目次
- サジェストとは何ですか?
- Google以外でサジェスト機能が使われているサイトは?
- サジェストと関連キーワードは何が違うの?
- サジェストの効果とは?
- サジェストを事前に調べられるツールは?
- サジェスト汚染とは?
- サジェスト対策とは?
- サジェスト広告とは?
サジェストとは何ですか?
サジェストとは、意味をそのまま直訳すると「提案」「提唱」など、考えや案を出すことを指しています。※ 英語ではsuggestと書き、語源はsub(控え)+gest(出す)が合わさったことで生まれた。
この言葉を一番使う機会が多いのは、Googleなど検索システムを利用した際で、下記画像のように関連キーワードがたくさん出てきませんか?
サジェストの使い方
入力フォームに特定キーワードを入れると、システムが反応して、関連するキーワード候補を出してくれる。
画像内の赤枠で囲った部分が、サジェストに該当します。
検索システムが、入力したキーワードに対して「こんなキーワードで他の方も検索していますよ?」と、提案してくれている状態。
このサジェスト機能があることで、私たちは視野が広がり、知りたい情報がさまざまな角度で見つかるようになります。
Googleが目指す「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです」のミッション通りの対応ですよね。※ 引用:Googleについて
サジェストとオートコンプリート(予測変換)は何が違うの?
サジェストよりも、オートコンプリート(予測変換)または入力補助機能などの方が、聞いたことがあるかもしれませんね。
簡単にまとめると、どれもほぼ一緒のことなのですが、微妙な違いがあるので比較して見てみましょう。
比較 | オートコンプリート(予測変換) | サジェスト |
---|---|---|
見た目 | ||
仕組み | 文字を入力すると過去に入力したキーワードを出してくれる | ある一定のロジックで決められた関連キーワードを一覧で出してくれる |
情報軸 | 自分の過去 | 他人の過去 |
表示件数 | 最大5件 | 最大10件 |
どちらも一文字でも入力した瞬間に、関連キーワードを出してくれるので、機能としてはほぼ一緒なのですが、一番の違いは誰を基準にした情報を出しているのか。
オートコンプリート:自分が過去に入力した情報をもとに表示
サジェスト :他人が過去に入力した情報をもとに表示
ここが大きな違い。
サジェスト機能の仕組みが影響しているため、次は仕組についてもう少し詳しく見てみましょう。
サジェスト機能の仕組みはどうなってるの?
Googleのサジェスト機能を例に解説していきますが、この機能が付けられたのはユーザーさんの検索体験を、さらに良くするため。
知りたい情報がすぐ見つからなければ、Googleを使い続けてもらえないので、欲しい情報が最速で見つかるよう時間短縮を目的に付けられました。(つまり時間の節約)
どのような考えで付けられたのか、詳しく解説していきます。
前提
・システムによる表示のためユーザー側が意図的に操作できるものではない
・ポリシー違反に該当するキーワードは排除するシステム
・システムは完璧ではないため意図しないキーワードが表示される場合もある
・Googleの違反措置チームが一部手動でサジェスト候補を削除
ポリシーとは?
・危険な内容
・ハラスメントやヘイト
・露骨な性表現
・テロ
・暴力や流血
・下品や冒涜
・選挙関連
・健康被害に繋がる内容
・個人のプライバシー
・その他悪意ある行為
表示させないキーワードのルールのこと。
このような前提がある中で、サジェスト候補として表示されるキーワードは、下記4つの情報が主に関係してきます。
- 言語
- 検索場所
- トレンド(関心事)
- 過去の検索情報
これらが組み合わさるので、同じようなサジェスト候補が、検索時間(時期)・場所が違うと、同じように表示されるわけではありません。
たとえば、検索場所が東京なら東京に関連したこと、北海道なら北海道に関連したことが出てきやすい。
1. 言語
検索された言語が何なのか。日本語?英語?中国語?など、さまざまありますが、サジェスト候補としては同じ言語のキーワードが表示されます。
2. 検索場所
日本?アメリカ?ドイツ?など、国による違いもありますが、もっと細かく言えば東北・関東・近畿、さらには青森・東京・大阪など、エリアがある。検索された場所によっても、求められる情報が変わるためサジェスト候補として出したいキーワードも変わってきます。
3. トレンド(関心事)
今何に関心が寄せられているのか?トレンドや関心事などみんなが欲しがる情報の中心が影響します。たとえば東京オリンピックの時などは、オリンピックと検索しようとしたら「東京」が候補として出てくるようになる。
4. 過去の検索情報
サジェスト候補として影響が強いと思われるのが、過去にみんなが検索してきたキーワード。その中でもよく検索されているキーワード、さらに検索される組み合わせの多いキーワードなどが、サジェスト候補に影響してきます。
サジェストとして表示されないキーワードがあるのはなぜ?
サジェストとして表示されるキーワードは、サジェストシステムに合致するものだけが表示されます。
システムで定義づけられているポリシーに違反するキーワードは表示されない仕組みではありますが、その他にも「出そう」なのに「出ない」キーワードもある。
それは、
- まだ世間一般に認知されていないキーワード
- 検索回数が低いキーワード
- まだ出始めたばかりのキーワード
つまり、あまり知られてない、ニッチなキーワードはサジェストとして出にくい。
自分では当たり前、よく使っているキーワードでも、自分以外では使われていないとサジェストには表示されにくいと覚えておきましょう。
そもそもサジェスト自体を表示させない方法はある?
サジェストが毎回出てくるため、利用ユーザーさんの中には「うざい」「出してほしくない」と思っている方もいるかもしれません。
Googleであればさまざまな検索オプション(設定)があるので、非表示にできないか確認しましたが…ありませんでした。
その代わりサジェストと一緒に出てくる『話題の検索キーワード』に関しては非表示にできます。
話題の検索キーワードは非表示にできる?
『話題の検索キーワード』とは、サジェストと一緒表示される、現在もっとも注目度の高いキーワード候補のこと。
今、人気になっているキーワードですが、その情報に興味がない方にとっては邪魔な存在にもなってしまうため、ちゃんと非表示設定ができるようになっています。
- Googleの検索画面を開く
- フッターの[設定]リンクをクリックする
- [検索設定]をクリックする
- 話題の検索キーワードに基づくオートコンプリート枠で[人気の検索キーワードを表示しない]を選択
- ページ下にある[保存]ボタンをクリック
- 話題の検索キーワードが表示されなくなる
設定も簡単なので、もし話題の検索キーワードを非表示にしたい場合は、こちらの設定を行いましょう。
Google以外でサジェスト機能が使われているサイトは?
サジェスト機能は、検索システムを提供してくれているGoogleだけでなく、さまざまなところで使われています。
出典:Youtube | 出典:Twitter |
出典:TikTok | 出典:ヤフオク |
出典:メルカリ | 出典:ZOZOTOWN |
普段からみんなが使っている動画サイト・SNSはもちろん、情報がたくさん掲載されているポータルサイト系は、サジェスト機能を付けていることが多い。
運営側は、ユーザーさんの検索体験向上のために、検索機能をアップデートしてくれているんだなと、改めて気づかされます。
サジェストと関連キーワードは何が違うの?
サジェストを知っていくと、ふと疑問に思うのが「関連キーワード」と何が違うのか?ここが気になってきます。
分かりやすいよう比較表を作ったので、まずは見てみましょう。
比較 | 関連キーワード | サジェスト |
---|---|---|
見た目 | ||
表示箇所 | 検索結果の最下部 | 入力フォーム |
キーワード | あらゆる可能性を考慮して表示 | もっともよく検索される中から表示 |
表示件数 | 最大8件 | 最大10件 |
違いがあるものの、一番は鮮度の違い。
関連キーワードは、入力されたキーワードに対して他者が過去検索してきた、連想される可能性の高いキーワード候補を表示するのに対して、サジェストは過去検索されたキーワードの中でもっとも回数の多いキーワードの候補を表示しています。
表示軸はほぼ一緒ですが、よく検索されているキーワードだけか、それ以外も表示するか。
基本は同じものであると考えてもらって大丈夫だと思います。
サジェストの効果とは?
サジェストを利用する私たちとしては、検索がしやすかったり、求めた情報へたどり着きやすくなるメリットがあります。
しかし、それだけでなくビジネスをしている個人・法人も含めて、サジェストに表示されることで大きな恩恵も受けられる。
例:ブランド名を検索してもらえた場合
パターン1 ブランド名
パターン2 ブランド名 + キャンペーン
パターン1では、ブランド名だけで検索されたので、大抵はブランドサイト(ホームページ)のトップ画面を見られることが多いと思います。
もしパターン2のように、検索したブランドが『キャンペーン』を行っていることに気づいたのであれば、お得な情報を探しにそのページへ行き、そのまま商品の購入や、サービスの申込などしてくれる場合も。
サジェストによって、お客様へ最短ルートで来てほしいページに来てもらえる可能性が高まる…これってビジネスをしている側からしたら、嬉しい話ですよね。
サジェストの表示順で効果も変わってくる
検索するワードが、固有名詞であるブランド名(例:ヤフー、サントリーなど)であれば、検索ユーザーさんが知りたい対象が絞り込まれているため目的も明確です。
しかし、ブランド名を知らない、またはそのブランドが関連していることに気づいていない場合、こんな検索がされます。
例:ホームページの集客を伸ばしたい方が課題解決のために検索
パターン1 SEO
パターン2 SEO + 〇〇〇会社
このように、課題・問題・不安を表すキーワードに対して、自社の社名・商品名・サービス名が一緒に出てきたらどうでしょうか。
山ほどある情報の中で、お客様としては誰が何をしてくれるのか分からない状況のため、サジェストとしてブランド名が出ると解決候補の1つとして、選んでもらえる確率が高くなる。
そのため、SEO対策よりもサジェストに表示される方が、効果が高いとも言われています。
サジェストの強み
他のキーワードと連動して出てくるため、ブランドを知らなくても見てもらえる可能性がでてくる。
サジェストとSEOの違いは?
サジェストとSEOは似ているようで違う存在です。
簡単に比較してみたので、違いをまずは確認してみましょう。
比較 | SEO | サジェスト |
---|---|---|
対策 | 可能 | 難しい |
コントロール | 可能 | 難しい |
効果 | 持続する | 時間・場所・頻度で変わる |
影響 | 構成・文章量・サイトの品質など複合的 | 他人の検索状況 |
Googleの判断指標 | 多数あり | 主に4つ |
SEOは、ホームページ全体の作りから記事一つ一つの品質も加味して、多数の評価指標によって検索ランキングの上位へ配置してもらうための方法論。
サジェストは、ユーザーさんの検索状況によってキーワード候補が変わること。
SEOは自分の頑張りでどうにかできますが、サジェストは自分ではなく他人が影響するものなので、ここが大きな違いかもしれません。
サジェストを事前に調べられるツールは?
記事作成の計画を立てたり、実際に記事の構成作成に使うため、サジェストを利用したいケースは多いです。
一回一回入力フォームに入力して…と、調べるのもいいですが、実はサジェストキーワードを事前に調べられるツールがあるんです。
SEO・コンテンツマーケティングなど、記事を作成する方々によく使われているツールがあるので、そちらを使って頂くのもオススメです。
ツール名 | 料金 | 詳細 |
---|---|---|
ラッコキーワード | 無料 | 関連するキーワードをあいうえお順、アルファベット順で一瞬のうちに出してくれる最強のサジェストツール |
ubersuggest(ウーバーサジェスト) | 無料(1日3回まで) | サジェスト以外にもSEOのランキングやwebサイトのアクセス数などさまざまな分析が行えるツール |
キーワードプランナー | 無料(条件あり) | Googleが提供してくれているキーワード調査ツールですが広告設定をしないと詳細な検索ボリュームが出ない仕組みになっている |
keysearch Beta | 無料 | マインドマップ形式で関連キーワードを出してくれるサジェストツール |
グーグルサジェスト キーワード一括DLツール | 無料 | Googleにおけるサジェストを一括でダウンロードできるツール |
keywordtool | 無料(一部) | サジェスト候補のみ無料でみれますが検索ボリュームなど詳細情報に関しては有料になる |
どれも無料で必要な分は使えますので、まずは試してみるのがいいかもしれません。
サジェストを抽出すると、自分では思ってもみなかったキーワードの広がりにも出会えるので、それが記事の品質向上にも繋がっていきます。
サジェスト汚染とは?
サジェストに対して自社が有利になる関連キーワードが、検索ユーザーさんに表示されることで、集客や売上などを増やしていける一方で、悪い状態になる場合も。
たとえばこのようなサジェストだったら、あなたはその会社のことをどう思いますか?
サジェストにネガティブキーワード(風評被害)がずらりと並ぶ
・詐欺
・ブラック
・評判
・反社
・倒産
・離職率
・不倫
・粉飾決算
・パワハラ
・迷惑
・うざい
など、一般的に悪いマイナスイメージを帯びた言葉。
ブランド名(社名・製品名・サービス名・人名)などと関連付けられて、ネガティブワードを見せられたら、誰だって「ここ危ないんじゃないの?」「なんか悪いことしてる会社なんだな」と、嘘であったとしても検索ユーザーさんは真実や背景を知らないので、単純に「悪い」と感じてしまう。
このようなブランドの名誉が傷つけられるサジェストキーワードで埋め尽くされてしまう状態を、サジェスト汚染と表現します。
なぜサジェスト汚染が発生するのか?
サジェスト汚染が発生してしまう理由は、ユーザーさんがブランド名とネガティブキーワードをセットで繰り返し検索することで、サジェストシステムが「よく検索されている関連キーワード」だと学習して、表示させてしまうのが原因。
- テレビ、新聞、ラジオ、雑誌などで悪い表現が使われてしまった
- SNS上で炎上が起きてしまった
真実は違っていたとしても、ネガティブな情報には誰もが反応しやすいので、気になって検索してしまう。
1人2人ではなく、数百数千人と検索者が広がっていくことで、意図しない関連キーワードとして表示されてしまうのです。
注意事項
サジェストに出る関連キーワードは、システムを介して表示されるため人為的な操作不能だとされています。しかし、悪意ある人が、たとえば何度もネガティブキーワードの検索を繰り返したり、他の人がネガティブキーワードで検索するよう仕向けたりして、検索頻度や需要が高まってしまうと、まれに表示されてしまうことも。なぜならば、サジェストの機能が完璧ではなく、思いがけない候補を出してしまうこともあると、Googleがハッキリを言っているから。(参考:Google のオートコンプリート候補の仕組み)
意図しないネガティブキーワードは削除できるのか?浄化方法は?
サジェストは、直接的に誰かが操作して候補になるキーワードを表示させているのではなく、ある一定の判断基準によって自動でAIなどが判断して掲載している。
そのため、サジェストは社会性を示しているとも言えます。
しかしブランドの名誉が傷つけられる情報は、企業にとって売上低迷の原因にもなるため、汚染が発現してしまったらなんとかしたいはず。
方法としては2つあるため確認しておきましょう。
汚染状態を直すことを何と言う?
サジェスト汚染になった場合、不適切なキーワードを削除してもらうことを「浄化」と表現したりします。
方法1:Googleへ『不適切な検索候補の報告』で通達する
サジェストがネガティブキーワードだらけになったら、まず対応したいのがGoogleへの削除申請。
必ず希望通り削除してもらえるか分からないのですが、何もしないよりはましなので、しっかりと報告しておきます。
- サジェストを表示させる
- [不適切な検索候補の報告]をクリックする
- [不適切とされる検索候補はどれですか?]で削除対象のキーワードをチェックする
- [上で選択した検索候補は]が何に該当するのかチェックする
- [送信]ボタンをクリック
これでGoogle側へ削除依頼が出せたので、あとは祈って待つだけ…。
もう一つの申請先
サジェストに関する報告フォームではなく、「法律に基づく削除に関する問題を報告する」画面でも申請が可能です。
こちらは本人性を重視した申請フォームなので、社名・名前・メールアドレスなどの入力が必須。
しかし、本人性を担保したうえでの申請フォームなので、削除を認めてくれる可能性が高まります。
方法2:弁護士を通じて申請してもらう
Googleへ直接依頼を出しても、必ず認めてもらえるかは分かりません。
認めてもらえない場合は、そのままサジェストが汚染され続けますし、仮に認められて削除してもらえても、根本的な原因を排除しないかぎり、また同じことにもなる。
弁護士を通じて申請してもらうのはもちろん、ネガティブキーワードを発生させている情報や記事の掲載者に対して、削除依頼を出したり、同じ状況にならないよう手を尽くす。
サジェスト対策とは?
サジェストに、自社が有利になる関連キーワードが表示されると、ビジネスでも結果を残しやすくなる。
それならば、できる範囲で対策はしておきたいですよね。
サジェスト対策3つの方法
- ポジティブなキーワードと結びついて拡散される状態を作る
- ネガティブな情報のもとになる行為は行わない
- ネガティブがサジェストに入ったらすぐ削除申請できる体制にする
たとえばネガティブな情報が1つでたら、10以上のポジティブな情報を出さないと払拭できない。
それだけネガティブ情報は、みんな関心を引き寄せ、意図せず悪循環を生み出してしまう。
まずはネガティブな情報が出ない健全さを保ち続け、日々の情報発信や行動によってポジティブが出せる状態を作っておきます。
自社のオウンドメディアを使って、お客様インタビューや役立つ情報を掲載し続けたり、そういった小さな積み重ねがサジェスト汚染を未然に防いでくれます。
サジェスト対策のメリットは?
- ブランドの認知度が高まっていく
- 応募者が増えて採用が楽になっていく
- 広告などかけずとも商談が増えていく
すべてビジネス・会社経営にとって必要とされるものが、サジェスト対策することで得られます。
特に、ブランドの認知度や良いイメージは、さまざまなシーンで影響を及ぼし、成長の起爆剤としても期待ができます。
サジェスト対策のデメリットは?
- 対策を行ったものの成果が見えづらい
- 短期的に効果を得られるものではない
- 一手間ではなく継続した対応が必要
「これをすればサジェスト上、有利になる!」というものはなく、さまざまな対策を行う中で、サジェストにも自社と紐づいたポジティブキーワードが増えていきます。
たとえば目標へ組み込んでしまったり、数値として評価を出させたりすると、可視化しずらいことなので担当者はモチベーション低下によって、さらに結果が出なくなる。
1つの対応によって自社に関連したサジェストが良くなるわけではなく、複合的なものであることを予め認識しておくのがオススメです。
サジェスト広告とは?
今、リスティング広告・ディスプレイ広告とならんで、サジェスト広告というジャンルが生まれています。
しかし「サジェスト広告」と聞いて注意したいのが、Googleが正式提供している広告サービスではなく、Google以外の会社が独自でサジェストに任意のキーワードを掲載できるよう動きますよ、というサービス。
主流であったSEOによる、検索ランキングの上位を目指す方法は、結果が出るのに時間もコストも掛かるため、難易度が低いと言われてサジェストを使った施策に目が向けられています。
なぜSEOよりもサジェスト広告?
SEOは基本的に、記事コンテンツへ有益な情報を入れて、ユーザーさんの助けになる内容かを評価され、検索ランキングに反映されます。
良ければ上にあがり、悪ければ下にさがる。
ただし、品質を高めようとしているのは1社だけでなく、競合はもちろん、個人で情報をアップしている方含めて、ライバルだらけの中での戦いのため、しのぎを削る厳しい状況でもあります。
かけた時間・コストに見合わない結果になることが多いため、それよりも比較的効果が得やすいサジェスト広告が求められている傾向。
サジェストへ意図的に任意キーワードを出せるのか?
サジェスト広告は「広告」と謳っているため、ある程度、指定されたキーワードをサジェストとして表示できるからこそ、サービスとして提供されています。
そもそもサジェストは人為的な操作はできず、Googleが定めている指標で判断されたキーワードが表示される。
ただ、この指標は主に、過去誰にどのくらい検索されたのか、そして今誰に検索されているのかデータを抽出して、表示候補のキーワードが決定されます。
そう考えるならば、今たくさんの検索を行うことで、サジェストシステムが「人気があるキーワードだな」「よく検索されているな」と学習して、表示してくれる可能性もある。
方法は正直分かりませんが、何かしらの方法があるにしろ、どこかに依頼するのであれば、健全な方法かをきちんと確認したうえでお願いしましょう。