気づいてない?SEOが成功しない、根本的な原因とは。

  • | 公開 2022年12月18日
オウンドメディア
気づいてない?SEOが成功しない、根本的な原因とは。

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。SEOを活用して、アクセスを集めたいのに、根本的な原因に気づいていないと、いくら時間をかけても成果が出にくくなります。

「たくさん記事を作ったのに…」
「ビッグキーワードがなかなか上位にならない…」
「どうやって記事を作ればいいか分からなくなってきた…」

ホームページの集客を担うSEOは、ビジネスにおいては切っても切れない関係性。

どれだけ高められるかによって、売上も成長も変わってきます。

しかし、予算をかけたのに成果がなく、苦戦している方も多いかもしれませんね。

なぜ、SEOを意識した記事で成果が上がらないのか、もしかしたら悪いSEOを積み重ねている可能性もあるので、元を正すための情報をまとめてみました。

こんな方にオススメ
・アクセスが増えてない…
・記事はたくさんある…
・早く集客を増やしたい…

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SEOとは

SEOとは、各社が用意してくれた情報検索システムに対して、情報が読み込みやすく、的確に情報を吸い上げてもらい、正しいページの評価をされることによって、少しでも検索ランキングの上位へ配置してもらうこと。※SEOはサーチ・エンジン・オプティマイゼーションの略語であり、直訳は検索エンジン最適化

情報検索システムは1つじゃない?
何気なくインターネットで検索すれば、求めた結果がある程度返ってきますが、実は裏側ではさまざまな情報検索システムが存在しています。代表的なのがGoogle・Yahoo・Bing・百度、動画の検索システムがYoutube、画像の検索システムがPinterestなど。SEOはGoogleなどの総合情報検索システムに対して有効な施策。

私たちがインターネットを使って見ているどのホームページも、同じように見えて実は全部違っています。

  • 入っている情報
  • ホームページの構築の仕方
  • ホームページを載せているサーバー

など、一つも同じものがないのと、毎日何億人という方々が新しい情報をアップし続けていることで、効率的に情報検索システムは情報を吸い上げないといけない。

1つのホームページから、じっくり時間をかけて情報収集していられる状況ではないため、各社が定めているホームページの品質評価指標に沿った情報収集を、自動化させて日々情報検索システムへ取り込んでいる。

たとえば、1つのホームページに1分しか時間がかけられないなら、短時間の中で求められている情報をすぐ渡せたら話が早いですよね。

これがSEOを考える基本的な思考なのかなと思っています。

すでに情報が飽和している中でSEOの意味合いが変わってきた

総務省の統計:日本のインターネット上を流通するデータ量の推移出典:図表4-2-2-17 我が国のインターネット上を流通するトラヒックの推移

このデータは何かというと、総務省で公表している令和3年版の「我が国のインターネット上を流通するトラヒックの推移」。※ トラヒック(トラフィック)とは、量を表す言葉。

青の線が国内の総ダウンロードトラフィックですが、右肩で思いっきり量が増えている様子が確認でき、たくさんの方がインターネットで何かを見ている、つまりデータの量が増えていることを示しています。

たくさんの情報がある中で、単純なSEOの意識で情報検索システムに対する最適化施策では、無数に存在するライバルとの闘いが避けられない。

今と昔の比較例
昔:100人の中で上位3位くらいを目指せる情報を作ればよかった
今:100,000人の中で上位3位くらいを目指さないといけない

誰もがインターネットを使い、連動してインターネット上に情報をアップする人が倍々で加速度的に増えている中、難易度が昔より遥かに高まっています。

SEOの難易度が跳ね上がっている原因

インターネットは私たちの身近な、当たり前とも呼べる存在まで根付いています。

日常のあらゆることにインターネットが活用されているため、インターネットを使って何かをするのが普通で、情報を見るのはもちろん、自ら情報をアップするのも、息を吐き吸うくらいの感覚までになっている。

簡単に言えば、誰もが情報を創造して発信できる時代だからこそ、世界中の方がライバルと言える状況。

今と昔ではネット人口に差があるため簡単にSEOの効力が発揮できない

今まではネット人口に差があったので、ある程度の品質に仕上げれば、それなりの効果が得られて検索上位にもなれていました。

しかし、今は誰もが簡単にそのレベルまで到達できるため、ちょっと頑張っただけでは検索上位を取らせてもらえない。

とても単純な理屈ですが、SEOも現代に合わせて考え方をアップデートさせなくてはいけない状況になっています。

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SEOコンテンツ作りはなぜ失敗しやすいのか

SEOを考えたり、記事コンテンツを作りたいと思った時、前提が揃っていないとこんなことになりやすいです。

SEOに失敗しやすい典型的な例
A社長は、ホームページのアクセスが増えずに商談機会が少なく悩んでいました。ネットでSEO対策をすれば、どんどんアクセスが増えて儲かることを知り、さっそくB部長に指示を出す。

B部長はA社長からの指示を受けて、SEOを軸にした進め方へ切り替えるべく、チームを発足。Cさんに現場リーダーを任命して、計画を立てさせました。

CさんはB部長からの指示を受けて、SEOへ取り組み始めますが、どれだけやれば、いつ効果が出てくるのか分からない。しかし、任される以上、時間も使うため、評価してもらうためにB部長へ相談。

B部長もいつ成果が出てくるのか分からないため、評価しやすいように「数値」で報告しやすい情報を求めます。

Cさんとしても分かりやすい情報があれば報告しやすいので、記事のアップ数を掲げて取り組み始めます。

目標を記事数にしたので、Cさんは自分の評価を上げるために、記事をたくさんアップすることに集中しました。予算も限られているため、格安ライターへ外注したり自分たちで作ったりして、結果としては立てていた目標を超える数を掲載できた。

B部長も、最初に定めた目標を超えてくれたので、A社長へこれだけ記事を増やせましたと報告。

A社長は「よく頑張ってくれた、それでSEOとしての成果は出ているのか?」と聞いたところ、B部長としても時間がかかることは分かっていたので「時間がかかるため、もうしばらくお待ちください」と説明。

しかし、いくら時間が経ってもたくさん作った記事は、どれも検索10位にも入れない状態となり、A社長はB部長へ「どうなっているんだ!」とかなり怒り心頭。

B部長も、実行チームのリーダーであるCさんに「なぜなんだ!」と、どんどん怒りの矛先が現場へ向けられる。

Cさんとしても、目標に入れて頑張ってきたと伝えたものの、結果が出ずに怒られるはめに。

これはよくあるSEOの失敗パターンの1つで、社内的な評価がしやすい記事数へ意識が向けられたために起こったこと。

現在のSEOはとても厳しい状況にもなっているため、他の人が簡単に作れるような記事を作っても、何も成果が得られません。

失敗を生んでしまった原因をまとめると下記の3つ。

  1. SEO状況を分からず始めてしまった
  2. 社内的な分かりやすい目標へ意識をすり替えてしまった
  3. 数を増やすために格安ライターへ頼んでしまった

そして特に、3つ目が大きく影響してきます。

なぜ格安ライターが失敗原因なのか

単価を抑えて案件を受けてくれるライターさんは、とても重要な存在であり、記事を作る側にとっては頼もしく嬉しい存在です。

しかしながら、SEOを意識したコンテンツとなれば話が全く違ってくる。

誰もが創造し情報アップができる今は、その逆を言えば簡単に情報が入りやすい状態とも言えます。

そして、どんなテーマでも、ある程度の文章が書ける方は頼もしいですが、安いがために案件を多くこなすことで稼ぐスタイルの方が多い傾向。

そのため、経験や情報を持っていない状態で案件を多く対応する方が記事を作る場合は、こんな状況になりやすいと言えます。

時間がないので執筆テーマに関して検索上位1~5位くらいの情報を参考にして書く

ここが全て負の始まりになる。

他人の焼き増しでは一向に結果がでない

情報をそもそも持っていない状態で、そのテーマについて記事を作ろうと思ったら、かなりの確率でネット検索を頼りに作られます。

もし、そのような状況になったらどうでしょうか。

他人の焼き増し記事では評価されない経験がない、情報がない

検索上位の記事を参考にして真似て書く

検索上位の記事に似た記事ができる

すでに存在する情報なのでわざわざ検索上位にしてくれない

SEOとしての結果がでない

見えやすい件数思考になって負のループ

このように、すでに存在する情報なので、なかなか評価されません。

たとえ、現在検索ランキングの上位記事よりも、圧倒的にいい情報だとしても、ランキング上位になるためには時間が掛かってしまう。

SEOとして検索ランキングの上位を目指したのに、結果的に失敗と言える状況にもなってしまいます。

もちろん、執筆後に編集者がきちんと変えて掲載できればいいですが、そこまでの時間・予算がとれないこともあって、仕上げてもらった記事をそのまま投稿するケースが多い。

SEOの効果が出ないのは、こういった理由があります。

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SEOの品質は専門性・独自性でしか高められない

SEOは記事に書かれた情報だけではなく、ホームページ自体の作りであったり、サーバーのスペックなど複合的なもので評価されていきます。

そのため、どんなに良い情報が入っていても、検索ランキングの上位に掲載してくれるとは限らない。

しかし、ホームページの作りであったりサーバーの品質アップは、かなり均一化してきているため、少しお金を出せば一定レベルまでは引き上げやすいです。

すでに基本レベルは誰でも上げやすい状態になっているため、なかなか差が付けられない。

この状況の中、SEOを高めていくには、記事自体の品質をどこまで上げられるかにかかっています。

品質60%:誰でも到達しやすいレベル
品質99%:なかなか難しいレベル

誰でも到達しやすい品質で勝負をしても勝ち目がないため、そこからいかに高められるか。

今後のSEOは、専門性が高く、どこにも掲載されていない独自情報を、どれだけ入れ込めるのかが大事です。

著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツ制作から運用、100社以上のお客様支援を通して得たノウハウもコラムで投稿中。
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