社会人にオススメ!資格講座の大手6つを徹底比較

  • | 公開 2021年07月02日
社会人にオススメ!資格講座の大手6つを徹底比較

「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。社会人だからこそ、資格を取りたいですよね!

資格はテキストを使って勉強するものも多いため、学生の頃に取るイメージもあるかもしれませんが、社会人になってから取りたい資格があったり、場合によっては夢や目標のために取得する必要もありますよね。

今回、大手6つの資格講座に関する情報を始め、社会人のあなたが資格を取るための内容をまとめたので、あなたに役立つ情報になれば嬉しいです。

社会人で資格取得を目指す

「転職に向けて資格を取っておきたい!」
「ちょっとした自分磨きのために資格を取ってみたいな」

このように、社会人で資格を取りたい理由は人それぞれあると思いますが、資格取得を目指すみんなの共通点は「新しいことに挑戦する」という点。

毎日働く中で資格を取りたいと思っているあなたも、何か新しいことにチャレンジしたいと思ったり、次のステージに進みたいと考えているかもしれませんね。

社会人のための資格講座がたくさんある

あなたの目指す資格を取るには、試験に合格するための勉強が必要な場合が多いですが、資格取得のための講座を開設している企業や学校が、昨今ではたくさん存在しています。

資格自体の種類がどんどん増えているのもそうですが、転職が当たり前の時代になりつつある今、資格を持つことはあなたにとって大きな武器となるんです。

今回は、資格講座の大手と言える6つの企業・学校を詳しく見ていき、あなたの要望別にも比較していければと思います。

資格講座の大手6つ、どんな特徴がある?

資格を取得するための講座を開設している企業や学校はたくさんあります。

その中でも大手と言える6つを私が独自に厳選してみたので、それぞれの特徴を一緒に見ていきましょう。

ユーキャン(株式会社 ユーキャン)

ユーキャンは、テレビCMが頻繁に放映されていたり、様々な芸能人とコラボしていることもあって知名度はとても高く、2003年には「新語・流行語大賞」と提携。

そんなユーキャンですが、学ぶ楽しさを大切にしている会社なので「絶対合格!」というよりも、楽しみながら学んで資格を取得したい人に向いています。

嫌々勉強するよりも、楽しんで勉強できた方が知識も身について、認定試験にも自然と合格できるかもしれないですね。

ユーキャンは、手芸・華道・書道といった日本文化の学習講座から始まった会社で、資格だけでなく新しい趣味のための講座もあるので、あなたのペースを崩さず好きなことが学べます。

ヒューマンアカデミー(ヒューマンアカデミー株式会社)

ヒューマンアカデミーは、一般的な学校以外のスクールなどに定められた、学習内容の国際規格「ISO29990」を日本で初めて取得した機関。

数多くある資格取得機関の中でも、きちんとした規格での学習内容が最初に認められたと言えます。

また、通学スタイルがメインのヒューマンアカデミーとは別に、通信講座を中心に提供する「たのまな」という機関が別枠で用意されているため、通学・通信がひとまとめにされず、それぞれ独自の支援体制がしっかり整えられています。

そのため、学校のように通って勉強したいという人、自宅で自分のペースを保ちながら勉強したいという人、どちらにもオススメです。

キャリアカレッジ(株式会社キャリアカレッジジャパン)

キャリアカレッジは、独自のカリキュラムによって合格してもらえる自信があることから、一部の講座で不合格の場合は受講料を全額返金してもらえるという、通信講座初の保証があります。

ほかにも、二講座目は受講料が無料になるなど、資格取得に向けて頑張る方々を支援するために、新しい取り組みをどんどん取り入れている会社です。

アフターフォローにも力を入れており、開業支援サービスとして、キャリアカレッジで資格を取得できた場合、無料でホームページが作れるというサービスも展開しています。

ニチイ(株式会社 ニチイ学館)

ニチイの講座は医療・介護・保育という3種類の分野に絞られているので、これらのお仕事を目指しているという人には嬉しい支援機関です。

また、多くの医療機関と契約していたり、介護事業所や保育施設の運営なども行っているので、資格取得後のお仕事先が決まりやすい点も大きな強みです。

通学できる教室は全国約300箇所にも上り、お家から通いやすいので「通学で学習したいけど教室が遠いから仕方なく通信講座に…。」という可能性も少なくなります。

大原(学校法人 大原学園)

大原は、今回私が挙げた6つの機関の中で唯一、企業ではなく学校法人で、テレビCMでも有名な学校。

元々は簿記の学校から始まったため、簿記や税理士、会計士など数字を扱う資格に強いですが、時代のニーズに合わせて扱う講座の分野も広がって来ています。

専門学校の枠組みとは別に社会人向けに資格の講座が用意されており、学校として培ってきたカリキュラムによって、しっかり学習していくことができます。

高い実績があるため就職支援サービスも充実しており、目指す職業に向けて確実に進みたい人へオススメです。

TAC(TAC株式会社)

TACは大原と同じく簿記や会計士の講座から始まり、単純に知識を付けるだけでなく、確実に合格できるための学習内容に力を入れています。

2009年にはWセミナー(早稲田セミナー)と事業を統合して、公務員や法律系の講座も開設され、より広い分野の資格取得を支援。

企業向けの研修や大学でのセミナーなども行なっているので、個人だけでなく企業からも人気のある機関です。

資格・講座の分類

資格や講座は、様々な枠組みに分類することができます。

  • 資格の種類
  • 講座の領域
  • 講座の学び方

これらの分類について、一緒に確認していきましょう。

資格の種類

資格にはいろいろな種類がありますが、

  • 国家資格
  • 公的資格
  • 民間資格

このように大きく3つの分類ができるので、それぞれ詳しく見ていければと思います。

国家資格

国から認められている資格を国家資格といい、法律で決められている資格なので、種類によっては国家資格を持っていないままその仕事をしてしまうと、法律で裁かれることもある大切な資格。

また、国家資格の中には以下のような位置づけの資格もあります。

業務独占資格資格を持つ人だけが就業できる仕事があり、その資格を業務独占資格と言います。
例:歯科医師、司法書士
名称独占資格資格を持っている人だけしか名称を名乗ることができない職業があり、その資格を名称独占資格と言います。
例:税理士、一級建築士
設置義務資格会社や事業所、店舗などに、資格を持っている人を最低でも一人置かなければいけないところがあり、その資格を設置義務資格と言い、必置資格と呼ばれることもあります。
例:学芸員、エックス線作業主任者

公的資格

公益法人や民間の団体が実施する資格を公的資格といい、国家資格と民間資格の間になる資格です。

枠組は本来民間資格ですが、民間資格は民間団体が認定するのに対して、公的資格は文部科学省など各官庁が認定します。

民間資格

民間資格はその名前の通り、民間団体などが実施する資格のことで、認定も民間団体が行います。

趣味を活かしやすい資格が多く、中には仕事に直結させることができる民間資格も。

公的資格も民間資格と言えますが、官庁の認定や、国家資格に沿った実施内容なので、公的資格の方が企業からの信頼度は高くなりやすいです。

講座の領域

資格には、国家資格や民間資格など様々ありますが、すべて合わせればなんと1000以上になると言われています。

多くの資格取得機関では、国家資格をメインに人気の資格で絞って講座を開設していますが、大手6つの機関をざっくり分けると以下のようになります。

特化型資格の分野を絞ってピンポイントに力を入れており、何となく資格を取ってみたい人よりも「この職業に就くための資格が欲しい!」というように、転職したい職種がハッキリしている人に向いています。
ニチイ・大原・TAC
広域型幅広い分野の講座が用意されているので、趣味を深めるために資格を取ってみたいような人にオススメですが、機関によっては就業支援もしっかり行なってくれます。そのため、趣味だけでなく転職目的で受講しても全く問題ありません。
ヒューマンアカデミー・ユーキャン・キャリアカレッジ

学び方

資格取得のための講座は「通学講座」と「通信講座」の2種類が一般的。

通学・通信のどちらも開設している所が多く、次のように分けられます。

学び方詳細大手講座
通学各機関の教室に通うヒューマンアカデミー・ニチイ・大原・TAC
通信動画やテキストで学習して、インターネットや郵送でやり取りをするユーキャン・たのまな(ヒューマンアカデミー)・キャリアカレッジ・ニチイ・大原・TAC

また、通学講座の中には、学校のように教室でみんなで授業を受ける形だけでなく、席が一人ひとり独立している個別専用教室で、動画を使った学習スタイル(e-ラーニング)を導入する機関も多数。

講座によっては講師が在中しているので、自分のペースで学びながら、分からないところがあれば講師にすぐ質問することができます。

要望別オススメ講座

資格取得のための講座は、さまざまな分野や学習形態があります。

現在あなたが就いているお仕事の勤務時間によっても、学びたい形は変わってくるので、大手6つの資格取得機関を、要望別に分けてみました。

あなたの目指すお仕事や資格、現在のライフスタイルを考えながら、一緒に確認していければと思います。

隙間時間で勉強したい!
楽しみながら資格を取りたい!
医療、介護、保育系のお仕事を目指してる!
会計、法律系の資格を取りたい!
資格を取って開業したい!
学校みたいに授業を受けたい!
自分のペースで学習したいけど、質問はその場でしたい!

隙間時間で勉強したい!

オススメの講座・ユーキャン
・たのまな(ヒューマンアカデミー)
・キャリカレ
・ニチイ
・大原

普段のお仕事時間が多くてあまり時間が取れない場合は、通信講座がオススメです。

自宅で勉強できたり、好きな時間に個別専用教室などへ行って学習することができるため、お仕事やプライベートと両立しやすくなります。

楽しみながら資格を取りたい!

オススメの講座・ユーキャン
・たのまな(ヒューマンアカデミー)

そんなに急いでないけど取りたい資格がある、自分の趣味をもっと上達させたい、新しい趣味を見つけたいというあなたには、趣味目的の講座もあるユーキャンや、ヒューマンアカデミーの通信講座機関「たのまな」がオススメ。

資格の取得を目的としていない講座があるので、気持ちが追い込まれたりすることもなく、楽しみながら知識や技術を身につけていくことができます。

とくにユーキャンは、分かりやすい教材作りに力を入れており、分かりやすさは学ぶ楽しさに繋がりますよね。

医療、介護、保育系のお仕事を目指してる!

オススメの講座・ニチイ

取り扱う資格の分野をピンポイントに絞った特化型の機関の中でも、ニチイは医療、介護、保育の資格に特化。

資格講座だけでなく資格取得後の就業支援にも強みがあるので、医療、介護、保育関係のお仕事に就きたい!とハッキリ目標が決まっていれば、楽しんで学習できます。

会計、法律系の資格を取りたい!

オススメの講座・大原
・TAC

大原・TACはどちらも簿記などの数字を扱う資格から始まった機関なので、会計士や税理士などを目指す人にオススメ。

法律系の資格にも強く、どの分野の講座もしっかり「合格」できるように力を入れていて、就業へのサポートも整っています。

資格を取って開業したい!

オススメの講座・ヒューマンアカデミー
・キャリアカレッジ

あなたが将来、自分のお店やサービスを開業したいと思っていて、そのためのワンステップとして資格を取りたい場合は、上記の2つがオススメです。

キャリアカレッジでは講座で資格を取得すると、開業のために必要になるホームページを無料で作成することができたり、ヒューマンアカデミーではネイルサロンの開業支援、趣味を活かした何かの「先生」として開業するための講座などを開いています。

学校みたいに授業を受けたい!

オススメの講座・ヒューマンアカデミー
・ニチイ
・大原
・TAC

教室での授業形式で学びたい場合は、上記の4つがオススメです。

みんなと同じペースで講座が進むので、仲間と一緒に資格取得を目指すことができます。

ただし、時間割やスケジュールがしっかり組まれていることがほとんどなので、お仕事のあとや休日などにしっかり時間を確保できなければ難しいかもしれません。

自分のペースで学習したいけど、質問はその場でしたい!

オススメの講座
たのまな
(ヒューマンアカデミー)
講座によっては、PCやスマホから動画を視聴して勉強できるものがありますが、お家のPCではなく、各校舎の個別専用教室で受講することもできます。そのため、校舎に在中している講師へすぐに質問することができます。
大原大原には社会人向けの通信講座がありますが、通信講座の受講生であっても、教室で行われる講義に出席することができ、もちろん質問もすることができます。

「人と話すのはあまり得意じゃないけど、きちんと人から教わりたい」
「授業形式は付いていけるか心配、かと言って本の教材だけじゃ難しそう…。」

このように直接教わるのは苦手だとしても、質問したいことがあれば出来るだけすぐに解決したいですよね。

上記の機関では、一部の講座や条件が合えば、普段は動画やテキストでの学習、質問は講師へ直接できる、というような環境で勉強することができます。

講座で資格の勉強をするメリット

資格取得の講座を開設している機関の大手6つを一緒に見てきましたが、そもそも講座を受講するメリットは何なのか、ハッキリさせておきたいですよね。

資格は頑張り次第で独学でも取得することができるので「お金はあまり掛けずに自力で頑張りたい!」と思う人も多いかもしれませんが、講座での勉強が人気だからこそ資格取得機関がいくつもあるんです。

講座を受けて資格の勉強をするメリットを、私と一緒に確認していきましょう。

メリット1.質問ができる

独学に比べて最大の違いとも言えるのが、専門知識を持つ講師に質問できるという点。

独学は参考書や過去問など、テキストを自分で購入して勉強するのが主流ですが、分からないところが出てきた時に質問できる人がいないので、別の参考書が必要になったり、インターネットでいちいち検索する手間が発生しますよね。

講座を受講することで、分からないことが講師へ質問できる環境になります。

計算方法や規則といった単純なものではなく、ものの考え方など一問一答では解決が難しい疑問が出てくる場合もあるので、「よくある質問」ではなく「あなたの質問」に対して、一人の「人」から回答をもらえる事はとても大切なんです。

メリット2.計画的に勉強を進めることができる

資格の勉強を独学でする場合、進める速度も自分次第になるので、つい勉強をさぼってなかなか進まない場合もありますよね。

社会人向けの資格講座も、一人一人の働き方に合わせて学習を進められる形式が増えているので、進みが遅くならないか心配…。

しかし、多くの講座は受講期間が決まっているので、期限が誰からも設けられていない状態にはなりにくく、自然と背中を押してくれる環境になります。

メリット3.就業サポートが充実している

転職を目的として資格の取得を目指すとなると、独学で資格を取得したあとの転職活動も、あなた自身で一から行うことになります。

資格取得機関の多くは、資格を取得できたあとの就業支援にも力を入れているので、転職活動の手間を省きたいという場合にも、講座の受講はオススメです。

メリット4.仲間と一緒に資格取得を目指せる

通学講座では、授業形式であなたと同じ資格の取得を目指す仲間と一緒に学習できて、通信講座でもポータルサイトなどで、コミュニティの場が作られていることが多いです。

もちろん自分のペースを保つことも大事ですが、同じ志を持った仲間ができると、みんなで一緒にモチベーションを高め合うことができますよね。

勉強の仲間づくりは、その後の転職活動でも情報共有ができるので、独学ではなかなか得られないメリットです。

あなたの資格取得の熱意は何℃?

資格を取りたいと思う理由は人それぞれですが、途中で挫折してしまう人もいます。

難しい資格はもちろん、そうでない資格であっても心が折れてしまうことがありますが、今あなたの中で、資格取得への熱は何℃くらいですか?

なりたいあなたを叶えるために、資格の取得で挫折しないための考え方を、私の体験談も交えながら一緒に確認してもらえると嬉しいです。

資格取得を目指す「熱意」のレベル

資格を取りたいと思うすべての人に共通して言えるのは「自分が興味のあることに少しでも関係している」という事。

しかし、目的によって気持ちのアツさは次のようにバラバラです。

  • 前から気にはなってたけど、そろそろ本気で取得を目指してみたい!
  • 今の会社で取らないといけないからしょうがなく…。
  • 転職に向けて有利な状態にしておきたい。
  • この資格がないと、目指す職種に転職できない!!

それぞれの状態を、もう少し詳しく見ていきましょう。

【熱意:41°C】前から気になってた

41℃…少し熱めのお風呂の温度
常々考えていたけど、そろそろ取得のために動きたい…。

現在、資格の種類は1000を超えると言われており、「弁護士」や「美容師」などは誰もが知っている資格だと思いますが、こうしてみると資格=難しいというイメージが付きやすいです。

しかし、中には「整理収納アドバイザー」や「野菜スペシャリスト」といった、趣味をそのまま活かせそうな資格もあります。

せっかく好きなことを活かせる資格があるなら「持っておくと何だかカッコいいかも…」と思っているままで、なかなか行動に移せず過ごしてきたかもしれませんね。

なくても生活に支障がないからこそ挫折に注意

最近思い立った場合であっても、自分の好きなこと・興味が湧いたことに対して、もっと知識を深めたい、自分の知識の深さを形にしたいという理由で資格取得を目指す人はたくさんいます。

生きていく上で絶対に必要ではないけれど、取っておきたいな

このような必要度だと思いますが、持っていなくても生活に支障がない分、普段のお仕事などが忙しくなると勉強がおろそかになり、そのまま放置してしまう可能性もあります。

【熱意:45°C】現在の職業柄取らなければいけない

45℃…低温やけどする温度
今のお仕事を続けるためにも取らないと…。

私は居酒屋で何年もアルバイトをしていましたが、どの会社、どの店舗でも、店長が必ず持っていた資格があります。

「食品衛生責任者」「防火管理者」という資格で、飲食店の開業者や店舗の店長、責任者などは取得が必要ですが、どちらも座学での講習を受けるだけで取得ができ、さらに防火管理者は立派な国家資格。

ただ、お酒や料理などに興味がある人は、飲食店の店長でなくてもたくさんいると思いますが、その中で「防火にも興味がある!」と言う人は少ないはず。

しかし、飲食店店長は自分のお仕事が好きだからこそ、防火に興味がなくても防火管理者の資格を取得できるんです。

好きなことを続けるために資格を取る

防火管理者の資格がなければ、法律的に飲食店店長になれない事はもちろん、火災による被害を防ぐための資格なので、自分の好きな料理を振舞う場やお客様を失ってしまうことにも繋がります。

このように職業柄取得が必要な資格は、自分の興味に直接関係はなくても、好きな仕事を続けるため、好きな仕事ができる環境を守るために欠かせないもの。

そのため挫折する可能性は低いですが、もし心が折れそうになった時は、あなたのお仕事や生活をもう一度思い返して、その資格の必要性を理解することが大切になります。

【熱意:100°C】転職を有利に進めるため

100℃…水が沸騰する温度
就きたい仕事のために少しでも出来ることをしたい!

あなたが転職を考えている場合、転職をスムーズに進めるために資格を取っておきたい…と考えているかもしれません。

転職したい職種が、特定の資格を持っていないと就けないものではなく、とくに資格がなくても就業できるお仕事の場合、資格を取らずに転職活動する人もいます。

しかし、資格が必要ない職種だからこそ、あなたが企業に採用してもらうためには、周りと差を付けなければいけませんよね。

そこで、転職したい職種に関係する資格や、ちょっとでも生かせそうな資格などを持っておくと、お仕事への意欲を企業にアピールすることができます。

効果は分からなくても大きな自信になる

私も大学生の頃、アパレル企業の就職に向けて何か資格を取っておこうと思い、元々興味のあった色彩検定3級・2級を取得して就職活動に挑んだところ、無事に第一志望の企業から採用してもらうことが出来ました。

実際に採用で効果が発揮されるか分からなくとも、自分への大きな自信になるため、簡単なものでも良いので何かしら関連のある資格を取っておくことはオススメです。

【熱意:1,538°C】転職したい職業に資格が必須

1,538℃…鉄が溶ける温度
資格取得にホンキ!!

「この資格がないと就業できない」という資格の多くは国家資格で、弁護士の資格を持っていないのに弁護士活動をすれば違法になります。

また国家資格以外でも、転職希望先の企業によっては「この資格がないと応募できません」という条件が付いていることも。

例えばスペイン語通訳のお仕事に就きたい場合、通訳会社の採用条件を満たすレベルでスペイン語を話すことが出来れば、スペイン語技能検定の資格を持っていなくてもお仕事ができるかもしれません。

スペイン語技能検定は「公的資格」の部類になり、弁護士などの国家資格と違って持っていないままスペイン語を使うお仕事をしても、基本的には違法にならずに済みます。

しかし、通訳会社の募集要項に「スペイン語技能検定2級」が必須項目としてある場合、スペイン語技能検定2級を持っていないと、その会社に応募できなくなるんです。

熱意も高いがハードルも高め

スペイン語通訳の例で見て頂いたように、転職したい業種だけでなく入りたい企業まで決まっている場合、その企業の募集要項に資格があれば、その資格が必要になります。

もちろん、保育士や公認会計士など目指す職業が決まっている場合は、就業に必要な国家資格を取得しなければいけません。

「資格がなければ出来ないお仕事」なので、ほかの理由で資格取得を目指す人に比べて熱意は一番高くなりますが、同時に国家資格などは難しいものが多く挫折してしまう人もいるんです。

資格の勉強で挫折しないためには?

資格の中には、講習を受講するだけでいいようなものもありますが、あなたの取りたい資格が、試験に合格しなければ取得できないものであれば、合格するための勉強が必要になりますよね。

そのため、試験までは「頑張るぞ!」という意欲だけでなく、

自分にこの資格が取れるかな…。
この勉強で合格できるか心配…。

このような不安も抱えながら勉強を進めることになると思いますが、もしかすると肝心の試験までたどり着かず、勉強の段階で諦めてしまうことも。

資格の勉強を挫折しないためにはどうすればいいのか、私の経験も踏まえて一緒に見てもらえると嬉しいです。

挫折を防ぐ2つのポイント

難関資格はとくに内容が難しくて挫折してしまったり、それほど難しくない資格であっても、途中で断念してしまう場合だってあります。

そのため、試験に合格することだけでなく、それ以前に途中で勉強を諦めず試験までたどり着くことも、大切な目標の一つになるんです。

資格の勉強で挫折をしないためには、

  • 本当に目指したいものなのか確認する
  • 自分に合った方法で勉強する

この2つがポイントになるので、時間を無駄にせず、あなたが取りたい資格をしっかり取得できるよう、私と一緒に詳しく見ていきましょう。

ポイント1.本当に目指したいものなのか確認する

あなたが資格を取るにあたって、途中で勉強を諦めてしまわないために一番行なってほしいのは、勉強を始める前に、それが本当にあなたの目指したいものなのかを自分自身へ確認すること。

女性に人気がある医療事務の資格を例にして、考えてみたいと思います。

医療事務の資格を取ろうとしているAさんの場合

医療事務のお仕事は、安定感が抜群で就業しやすい人気の職業で、講習の受講や手続きなど更新が必要な資格が中にはありますが、医療事務の資格は面倒な更新がありません。

さらに医療機関は日本中にあるので、医療事務の資格を一度取っておけば生涯職に困らないという、とても安定したお仕事。

ここで一度考えてほしいのが、医療事務のお仕事をしたい理由の中に「安定」以外の理由があるかどうかです。

目的と挫折

生活の安定感だけで医療事務のお仕事を続ける人もたくさんいますが、本当は別の職業に就きたかったという人も多いはず。

Aさんが医療事務を目指す理由

人の悩みを聞いてあげるのが好きで、心理カウンセラーのお仕事に就きたかったけど、非常勤や開業など続けていけるか不安…。

医療事務なら、書類作成や受付という形であっても、簡単な問診など患者さんの悩みを聞いてあげるという点では似ているし、生涯安定できるし…。

このような理由で医療事務の資格取得を目指す場合、もしかするとAさんは挫折してしまうかもしれません。

その職業は本当に自分に合っている?

Aさんの場合、人の心を癒したり支えたり、不安を解消してあげたいという想いが一番にありますが、医療事務と心理カウンセラーとでは、一人一人の患者さんへの集中度が変わってきます。

心理カウンセラーは患者さんのお話をしっかり聞いてあげて、それに対してどうすれば解決できるのかを考え、導いてあげるお仕事です。

対して医療事務における患者さんとのやりとりは、簡単な問診や事務的な対応がほとんどで、患者さんの悩みを解決に導くのは医師の担当。

人の悩みを聞いてあげて解決に導くという部分であれば、コールセンターやコンサルタントなどの方が、一人一人にじっくり対応するお仕事とも言えて、このように医療事務よりもっとAさんに合う職業があるかもしれません。

あなた自身が納得できるかどうか

安定した収入を得ることは、生きていく上でとても大切なことですが、Aさんの理由で医療事務の資格を勉強し始めると、

「何だかやる気が起きない…。」
「勉強していてもあまり楽しくない。」
「自分は本当に医療事務がしたいのかな…?」

このような状態に陥って挫折してしまう可能性が高く、もし医療事務の資格が取れて就業できたとしても、長く続かない恐れもあります。

あなたが資格を取りたい理由を、自分自身でしっかり納得できるのであればぜひ挑戦してほしいですが、本当に自分が一番大事にしたいことを改めてよく考えてから、あなたの進路を決めるのがオススメです。

筆者が挫折を経験して学んだこと

私は新卒でアパレル企業に入社しましたが、身体を壊してしまい「今の会社は1年で一旦辞めよう」と決めました。

そうして次の仕事先を考えた時、小さい頃から絵を描くことが好きだったので、絵を描くお仕事やそれに近いお仕事がしたいと考え、WEBデザイナーを目指してみることに。

e-ラーニングとテキストを使った、好きな時間に学習できる形式の講座へ申込み、アパレルのお仕事がお休みの日に勉強をしていましたが、なんとカリキュラムの半分にも到達しないうちに挫折してしまいました…。

自分はお仕事で何がしたいのか

絵を描くこととWEBデザインは、似ているようで全くの別物なのですが、デザインのお仕事に興味があったのは事実です。

しかも、私が受講した講座の受講料は約30万円で、アパレル販売員1年目だった私には痛い金額でしたが、申し込みました。

それなのに、なぜ挫折してしまったのかを今考えてみると、本当にやりたい事・目指したい事が、自分の中で定まっていなかったからだなと思います。

焦らずに自分と相談する

実は、アパレルの会社を一旦辞めたいという気持ちが先に生まれたものの、次に就きたい職業は決まっておらず、無理やりひねり出したのがWEBデザインのお仕事でした。

「3月いっぱいで会社を辞める」という区切りを作っていたこともあり、あせって次の進路を決めた結果、失敗してしまったのだと思います。

そのため、あなたには自分自身に「何がしたい?」と確認する期間をしっかり取って、きちんと納得してから資格の取得を目指してほしいです。

ポイント2.自分に合った方法で勉強する

資格取得に向けてあなたの中で勉強法を考えていたり、すでに勉強し始めているかもしれませんが、下記のように資格を取るための勉強法は一つではありません。

  • 通学講座
  • 通信講座
  • 独学

そのため「なんとか独学で頑張ろうかな…。」「通学講座って何か楽しそう」というように、今何となく考えている勉強法があっても、本当にあなたに合っているのか改めて確認しておくのがオススメです。

通学講座

通学講座は、お仕事帰りや休日に、各講座が開かれる校舎へ通って勉強します。

ほとんどが教室での授業形式になるため、学生のような立場になり、場合によってはクラスが決められて、毎回顔を合わせる仲間ができるかもしれません。

大きなメリットは、DVDやe-ラーニングなどと違って生の講義を受けられるため、すぐに質問ができたり、ほかの受講生からの質問・回答もその場で共有し合えるところです。

通学講座の挫折に注意

もしあなたが下記に当てはまる場合は、通学講座との相性が良くないかもしれません。

  • 校舎へ通うのがめんどくさい
  • 校舎が遠くて通いにくい
  • 周りに人がいると集中しにくい

私はWEBデザインの講座を途中で挫折したことがありますが、挫折した理由の内2つは、校舎の遠さ・通学が面倒という点でした。

資格取得機関によって校舎の場所や数は違いますが、希望する講座の開かれる校舎があなたのお家や職場から通いにくい位置にあると、行くだけでも大変になってしまい、面倒になって途中で諦めてしまう可能性があります。

また、周りに人がいる環境よりも一人の方が集中できる場合は、通信講座や独学の選択肢を考えたり、機関によっては個別専用教室で学習ができる講座を設けるところもあるので、いろいろな企業・学校をチェックしておきましょう。

通信講座

通信講座は、校舎へ通わなくても自分の好きな時間に好きなだけ勉強を進めることができ、独学と違ってカリキュラムが組まれていたり、教材を使える期限やサポート期限が決まっている講座もあるので、計画的に学習しやすいです。

本の教材だけでなく、今はDVDやe-ラーニングといった映像教材がどんどん増えているので、一人で講義を受けているような感覚で勉強できる講座もあります。

通信講座の挫折に注意

通信講座の中には、資格取得までサポート期限などが設けられていないものもあり、自由な環境で勉強ができるので、それに甘えて勉強がなかなか進められない人もいます。

好きな時間に勉強できて無期限にサポートしてくれるとなると、独学よりも自分を甘やかせてしまう環境とも言えるかもしれませんね。

資格取得への意欲を自分自身でしっかり確認してからでなければ、勉強しやすい通信講座でも挫折してしまう可能性が出てきてしまうので、注意してほしいです。

独学

独学は、講座を受講するのに比べてお金が掛からないため、出費を抑えるために自力で頑張るという方々もたくさんいます。

しかし、自分で自分を律する力がないと、

誰かに強要されているわけじゃないし…。
サボっても人に迷惑かからないし…。

このように、自由な環境に甘えて挫折してしまう可能性はとても高いです。

自分自身で勉強の計画をしっかり立てられたり、それをきちんとこなす事ができれば、相性のいい勉強法だと言えますが、自由な環境に甘えてしまいそうだと思う場合は、講座の受講を考えてみましょう。

誰かから期限を与えられたり、規制や管理をしてもらうことで、気を引き締めて勉強に集中することができます。

資格講座で使える教育訓練給付制度とは

講座を受講して資格の勉強をする場合、独学とは違って受講料が発生します。

分かりやすい教材やサポートを受けられるので、相応のお金を支払う必要があるのはわかるけれど、受講料はできるだけ抑えたいですよね。

講座によってはコースごとで学べる範囲が変わり、学習範囲が広いほど受講料も上がりやすいので、本当に学びたいコースは断念して少額コースを選ぶ場合もあると思います。

しかし、各機関によっては「教育訓練給付制度」によって給付金をもらえる講座があるため、少しでも受講料を抑えて資格の勉強ができるよう、一緒に確認していきましょう。

教育訓練給付制度ってなに?

教育訓練給付制度とは、雇用保険に一定の期間以上入っている人が、国の指定する教育訓練機関で自分を成長させるための学習などを行うと、その際に掛かった金額の一部を受け取ることができる制度です。

資格の講座によってこの制度が適用されるものがあるため、各資格取得機関で講座を探す時は、教育訓練給付制度が適用されるかどうか確認するようにしましょう。

給付の対象者

教育訓練給付制度の適用は、この制度を利用したことがあるかどうかによって、次のように変わります。

教育訓練給付制度を
初めて利用する場合
対象講座の受講を始める日の時点で、雇用保険の加入から1年以上経過していれば、利用することができます。現在あなたがお仕事を辞めている状態で、雇用保険に加入していない場合でも、雇用保険の被保険者でなくなってから、1年以内であれば利用することができます。
教育訓練給付制度を
利用したことがある場合
教育訓練給付制度を利用した経験がある場合、過去に利用してから受講を始める日までの期間に、3年以上雇用保険へ加入していれば、利用することができます。

給付金の支給額

教育訓練給付制度は、対象の資格講座に掛かった受講料のうち20%が支給されます。

ただし、下記の場合は支給額に制限があるため注意しましょう。

受講料の20%の金額支給額
10万円以上10万円
4千円未満支給なし

給付金をもらえるタイミング

教育訓練給付制度の給付金は、講座を申し込んだ時ではなく、講座を修了して初めて受け取ることができます。

そのため、あなたの受講する資格講座が、せっかく教育訓練給付制度の対象になっていても、途中で挫折してしまった場合、給付金はもらえません。

資格の試験の合否には関係がないので、試験に落ちてしまっても、講座を最後までしっかり終えていれば、支給の対象となります。

講座の「修了」に注意!

講座の受講を修了しなければ、教育訓練給付制度の対象外となってしまいますが、ただ用意された動画教材をすべて観覧し終えればいい、という訳ではありません。

各講座によって修了要項が決められており、修了要項を満たさなければ、たとえ教材の本を最後まで読んだとしても給付金はもらえないんです。

各支援機関の例を下記に挙げたので、一緒に確認してみましょう。

講座修了要項
ユーキャン・ユーキャンにて本人確認を受けていること
・学習期限までに添削課題をすべて提出し、修了課題の得点・評価が基準点以上であること
(修了課題の例:ファイナンシャルプランナーの場合⇒提案書の作成)
大原 通信講座・決められた受講期間内に、添削の対象となる問題を80%以上提出
・修了試験で60%以上の得点
TAC 通信講座

また、修了要項以外にも、各講座に決められた標準学習期間の間に修了しなければ、教育訓練給付制度の対象外になってしまう講座もあるので、勉強をダラダラ進めると給付金がもらえなくなってしまうことも。

各機関や講座によって、教育訓練給付制度の申請条件や修了要項はバラバラなので、よく確認してから申請をしてほしいです。

不正受給は返還額が3倍!

教育訓練給付制度の給付金を不正行為によって受け取ると、その分の金額を返還しなければいけないだけでなく、別途で返還額の2倍の金額を納付する必要があります。

つまり、支給額の3倍のお金を支払わなければいけないことになり、さらに詐欺罪として扱われる場合もあるので、必ず正しい方法で申請手続きを行うようにしましょう。

教育訓練給付制度を申請するタイミング

講座を修了した時に給付金がもらえるなら、申請も講座を修了した時?

このように考えてしまうかもしれませんが、教育訓練給付制度の申請手続きは、講座を修了した時だけでなく「講座を申し込む時」も必要になります。

申込時に必要な手続きを、受講期間中や講座が修了してから行っても申請が通らないため、講座を申し込む際は気を付けてほしいです。

教育訓練給付制度を利用するための申請手続き

あなたが資格の講座で教育訓練給付制度を利用するためには、

  • 資格取得機関へ講座を申し込む時
  • 講座の受講が修了した時

この2つのタイミング、つまり受講を始める前と終わった後で手続きが必要になります。

2つの間の期間にも、本人確認や専用書類の提出などが必要な講座もありますが、手続きや書類提出だけでなく、各講座の修了要項に沿ってきちんと講座を受けなければ、給付金を受け取れなくなってしまうかもしれません。

そのため、受講期間も「教育訓練給付制度を申請している」という自覚をしっかり持ちながら、資格の勉強に励みましょう。

資格取得機関へ講座を申し込む時

各講座の機関へ「教育訓練給付制度を利用します」という意思を伝えましょう。

講座の申し込み方法は、一般的に以下の形であることが多いです。

  • インターネットの申し込みフォームで入力
  • 窓口や代理店で申込書を記入して提出
  • 申込書・ハガキを記入して郵送

どれも、教育訓練給付制度の希望について入力・記入する欄が用意されていることがほとんどですが、見つからない場合は質問・備考欄に、希望する旨を書いておきましょう。

講座の受講が修了した時
1.機関から必要書類をもらう

受講が修了すると、あなたが講座を受けた機関から以下の書類が送られてきます。

  • 教育訓練修了証明書
  • 教育訓練給付金支給申請書
  • 受講料領収書

これらは教育訓練給付制度の申請に必要な書類なので、必ず受け取りましょう。

機関によっては、これらの書類が自動的には送ってもらえず、書類を送ってもらうよう申請が必要になる場合もあるので、申し込む機関にて流れをしっかり確認しておくのがオススメです。

2.ハローワークへ申請する

教育訓練給付制度の申請に必要な書類を、ハローワークに提出して手続きを行います。

必要な書類
資格講座の機関から受け取った書類・教育訓練修了証明書
・教育訓練給付金支給申請書
・受講料領収書
あなた自身で用意するもの・本人・住居所確認書類(住民票の写し・運転免許証など)
・雇用保険被保険者証または雇用保険受給資格者証
・銀行口座情報がわかるもの(通帳・キャッシュカードなど)
・マイナンバー確認書類(マイナンバーカード・通知カードなど)

申請手続きは、受講が修了した日の翌日から1ヶ月以内に行なわなければ、認められなくなってしまいます。

受講を終えて一段落したいところですが、申請手続きは早めに行いましょう。

また、申請手続きは基本的に本人が行う必要があるので、ケガや入院などによって難しい場合は、ハローワークに必ず確認してほしいです。

教育訓練給付制度は3種類ある?

ここまで、教育訓練給付制度について一緒に見て頂きましたが、実は次のように種類が3つもあります。

  • 一般教育訓練給付制度
  • 専門実践教育訓練給付制度
  • 特定一般教育訓練給付制度

2014年9月までは一般教育訓練給付制度だけしか種類はなく、ここまで見て頂いた内容も、一般教育訓練給付制度に沿ったものです。

2015年10月になって登場したのが専門実践教育訓練給付制度で、一般教育訓練給付制度よりも専門性が高く、勉強内容がお仕事に直結するようなものが対象となります。

さらに、2019年10月から特定一般教育訓練給付制度というものが新たに加わり、教育訓練給付制度は3つの体制になりました。

一般教育訓練専門実践教育訓練特定一般教育訓練
給付金受講費用の20%
(上限年間10万円)
受講費用の50~70%
(上限年間40万円)
受講費用の40%
(上限年間20万円)
訓練前キャリアコンサルティングの受講必要なし必要あり必要あり
受講開始日までの雇用保険の被保険者期間初めて利用1年以上2年以上1年以上
以前利用した3年以上

専門実践教育訓練給付制度の給付金は、受講費用の50%が支給されますが、講座の修了後に資格を取得して、さらに修了後の1年以内に被保険者として雇用された場合は、追加で20%支給されるため、受講費用の最大70%も給付金をもらうことができます。

国が指定する機関・講座に注意

専門実践教育訓練給付制度・特定一般教育訓練給付制度は、主に国家資格が対象になっており、国で指定されています。

しかし、その資格講座であればすべての機関で対象になるわけではなく、これも国で認められた機関の講座でなければいけないので注意しましょう。参考:教育訓練給付の講座指定について

大手6つの機関で教育訓練給付制度の対象になっている講座

2019年10月2日現在で、教育訓練給付制度の対象になっている講座を、大手6つの機関で確認してみましょう。

主に、一般教育訓練給付制度の対象講座を載せていますが、現時点では学校法人の大原のみ、専門実践教育訓練給付金・特定一般教育訓練給付金も対象講座があるようです。

講座のカテゴリは、各機関の分類に従って分けており、キャリアカレッジのみ、教育訓練給付制度は設けていない状況となっています。

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公認内部監査人(CIA)

資格はあなたの人生を豊かにするものです

資格を取るということは、自分自身の人生を楽しいものにしたり、今よりもっとキャリアアップしたり…どんな形であってもあなたの人生において必ずプラスになります。

  • 趣味の知識が深まって、毎日がもっと楽しくなった!
  • 資格のおかげで転職がスムーズに進み、今の仕事がすごく楽しい!

…このように、資格を取ることであなたの人生が今までよりももっと楽しく、充実したものにできたらいいですよね。

「想いの強さ」が不安に打ち勝つポイント

もしあなたが、国家資格など難しい資格に挑戦しようと思っている場合は、上手くいくかどうか、不安でいっぱいだと思います。

難しい資格を取って転職するのは、間違った選択じゃないかな…。
何ヶ月も勉強して不合格だったらどうしよう…。
時間も労力も無駄になっちゃうかも…。

このような不安を乗り越えるためには、資格を取ろうと考えた理由や目的、あなたの想いを、心の底にいるあなた自身にもう一度確認してほしいです。

講座を受講する場合も、独学で勉強する場合も、勉強には相応のお金と時間が掛かるので、あなた自身とよく相談してから決めるのがオススメ。

もし資格の勉強を初めて、途中で勉強を諦めかけても、あなたが心から目指すものであれば、そこでリタイアせずに「頑張ろう!」と思えるはずですよ。

最後に。

ここまで、私と一緒に見て頂きありがとうございます。

様々な目的や想いで資格の取得を考えていると思いますが、資格を取ることも、資格の勉強をすることも、新しいことへの挑戦すべてがあなたの力になっていきます。

やりたいことをして、今よりもっと楽しい毎日にするためにも、あなた自身にじっくり向き合って資格の取得を目指してくださいね。

資格を取って新しいあなたへレベルアップしていきましょう!
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)

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著者:エンプレス編集部 fukuyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2018年よりマッチングプラットフォームを運用支援。事業譲渡後は「エンプレス」にて、お客様支援のために外部パートナーと協力する傍ら、自らもコラムを執筆して日々有益な情報発信に努め、すでに220万字を突破。
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