「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。ありがとうの気持ちをクセづけて、気持ちよくお仕事しましょう!
会社勤めはもちろん、フリーランスや個人事業主でも、お仕事は必ず一人ではなく誰かと一緒にするもの。
そのため、人間関係を良好に保つことも必要不可欠になってきますが、なかなか上手くいかないことが多いですよね。
仕事の人間関係の保ち方について私なりに考えてみたので、あなたが気持ちよくお仕事できるためのきっかけになれば嬉しいです。
どんな時も「ありがとう」の気持ちを持つ
ありきたりと感じるかもしれませんが、お仕事の人間関係を良好に保つオススメの方法は、感謝することです。
これは、代わりに会議室をセットしてもらったり、抜け漏れをカバーしてもらったりといった事に限らず、どんな時でも「ありがとう」の気持ちを持つこと。
もっと言えば、あなたと一緒に働くすべての人に対して「自分と一緒に仕事してくれていること」に感謝していると、人間関係は無駄な荒波を立てず整っていきます。
仕事は目の前だけに囚われやすい
毎日毎日、お仕事は忙しいものですよね。
だからこそ、目の前のことだけにしか気が付けなかったりします。
- ○○さんのおかげでクレームを防げました
- さっきの商談、フォローして頂けて助かりました
このような、表面的なことだけでなく、当たり前になってしまっている事に、もう少し目を向けてみてほしいです。
仕事だからこそ当たり前のことに感謝しづらい
お仕事は多くの人が関わるため、決まりやルールで溢れています。
- 月末になったら○○の報告をする
- ○○の申請はAさんの担当
- 上司は部下の面倒を見る
ルールで決まっているから、部署の仕事だから、上司・部下・部長・社長だから…
「そういう決まりだから」と当たり前になっている物事にこそ、感謝してみましょう。
いつも経費精算してくれるBさんは、仕事だからやっているのかもしれないけれど、そこにありがとうの気持ちを持つ。
上司の義務として毎月1on1ミーティングの時間を取ってくれているのかもしれないけれど、義務だとしても感謝を忘れない。
このように考えていくと、お仕事や会社は感謝する事でいっぱいになってくるはずです。
無意識のありがとうにも心を込める
「ありがとうございます。」この言葉は、流れで使ったり定型文のような形で、自然と口に出すことも多いですよね。
たとえば取引先からメールで資料を送ってもらったら、多くの人が返信で「ありがとうございます」と言うはずですし、まさに決まり文句のような感覚で使っていると思います。
普段なんとなく使っているありがとうにも、自分は何に感謝しているのか、しっかり気持ちを確認してから言葉にしてみると、
いつも迅速に対応して頂き助かります。
お忙しい時期にありがとうございます。
このように、自然とほかの言葉も添えたくなったりするはずです。
感謝の気持ちを渡す
できれば感謝の気持ちを持つだけでなく、相手にしっかり伝えてあげてほしいです。
一つ前で見て頂いた例のように、感謝の気持ちをあなたの中でじっくり再確認すれば、自然と相手にありがとうと言いたくなったり、どんな事をどんなふうに感謝しているのか伝えたくなります。
仕事だから当たり前になっている事に対して、改めてお礼を言う機会は少ないと思うので、無理に伝える必要はありませんが、まずは感謝の気持ちをしっかり持つこと。
そうしていれば、普段の何気ない受け答えや対応に、感謝の気持ちが自然と表れたりするものです。
仕事の人間関係が悪くなる原因
そもそも、お仕事で人間関係を良好に保つことが難しいのは何故でしょうか?
恐らく、プライベートでお付き合いのある友達は、価値観や考え方が近かったり、気心の知れる人だから友達なんだと思います。
しかし、お仕事で一緒に働く人たちは、あくまで仕事という軸で同じ物事に関わっているため、人間性は様々です。
人だからこそ多くの考え方があり、多くの考え方があるからこそ、人間関係がなかなか上手くいかないのは当然と言えば当然ですよね。
相手の考えに納得いかないのは当たり前
どうして分かってくれないんだ…
あの人とは絶対分かり合えないと思う
このように感じる相手は、どんな職場にも必ずいると思います。
しかし、人は個性があるからこそ人ですし、様々な考え方の人が集まっていると企業・組織も成長しやすいです。
自分の気持ちをわかってもらえない、思い通りにならない…こういった状況はストレスになりやすいですが、相手からすればあなたも、自分の気持ちをわかってくれない人かもしれません。
お客様、取引先、一緒に働く社員さんたち…仕事で関わるすべての人と、友達のように分かり合えるのはとても難しいですし、恐らくそんな人はいないと思います。
無駄なことに気持ちを注がない
「あの人とは分かり合えない」という事実に目を向け続けても、ただお互いのストレスが溜まっていくだけ。
だから、どんな時もどんな人にも、感謝をするんです。
少し見方を変えると、相手の悪い面ばかり見るのではなく、良い面を見つけてありがとうの気持ちを持つ…これなら考えやすいかもしれませんね。
仕事だからこそ何かをもらっているはず
相手に対して、感謝できることがパッと思い浮かばないこともあると思います。
しかしお仕事で関わり合いがある限り、何かをしてあげたり、してもらったりしている事が必ずあるはず。
たとえば、いつもシフトを作ってもらっている、備品を発注してもらっているなど、考えればたくさん出てきませんか?
最初の章で見て頂いたように、シフトを作るのがその人の仕事だから、備品発注係だから当たり前と思うのではなく、感謝してみてほしいです。
クセになる不満や愚痴を感謝に変えよう
共感できない考え方や、分かり合えない事にばかり気持ちを注いでいると、不満や愚痴となって、あなたの心を負の感情で覆いつくしてしまいます。
誰だって嫌な気持ちになりたくないですし、気持ちよくお仕事したいはずなのに、不満や愚痴はクセになってしまいやすいです。
あまり共感できない考え方の人と一緒にお仕事すると、その人をマイナスな方向にばかり見てしまい、無意識に悪い面を見つけてはイライラしたり、愚痴をこぼしたり。
このようなクセをなくすためにも、不満や愚痴とは逆の「感謝」をクセにしてしまうのがオススメです。
人・仕事・会社への感謝ポイントを探す
ここまで見て頂いたように、仕事だから・ルールだからという理由であっても、相手があなたに何かをしてくれている事を見つけて、感謝してみてほしいです。
ミーティングの時間をもらえたことに感謝
自分と違う考え方を学ばせてもらったことに感謝
ミスを指摘してもらえたことに感謝
また、仕事であまり良くない人間関係がずっと続くと、その人のことだけでなく、仕事や会社に対する気持ちも連鎖的に下がってしまうもの。
そのため、人間関係が良い人・悪い人、仕事、会社…あらゆる物事に対して感謝ポイントを探すアンテナが常に張られていると、もっと気持ちよくお仕事できるようになります。
- 雇ってもらえたこと
- 仕事を任せてもらえること
- 自分のPCやデスクを用意してもらえること
- 事業・プロジェクトを一緒に頑張ってもらえること
- 相談してもらえること・相談させてくれること
- 名前を呼んでもらえること
- 挨拶してもらえること
- 意見をもらえること
そんなの当たり前じゃん、と思うことほど改めて着目して、ありがたいことだなあと感謝するクセを付けていくと、心の中に不満や愚痴が生まれにくくなります。
少しムッとすることがあっても「いや、これってありがたいことだよね」と、すぐ切り替えられるようになるはずです。
良い事も悪い事も、すべてあなたの成長に繋がる
仕事であまり分かり合えないような人にも、感謝の気持ちを持つことは、どんなに嫌な相手であってもあなたを成長させてくれる…こういった意味もあります。
この人の考え、全然共感できない…
えっ何でそうなるの?
いつもこういうこと言ってくるんだよね…
このように、あなたと違う考え方の人には、どうしてもマイナスな感情が先行しがちですが、すべてを感謝や学びに換えてしまえば、あなた自身の成長に繋げられますよね。
- 自分と違う視点を持つ人に出会えて、学びが増えそう
- この人のおかげで、人付き合いがもっと上手になりそう
- いろいろな考えの人の立場に立って考える良い機会かも
もちろん、無理をして必要以上に関わらなくても大丈夫ですが、考え方の合わない人は、あなたにとってただマイナスな存在ではなく、むしろ大きく成長させてくれる存在だと考えれば、気持ちがもっと楽になるのでオススメです。
最後に。
ここまで、私と一緒に見て頂きありがとうございます。
日頃から当たり前のことに感謝するクセを付けていれば、付き合いづらい人や苦手な人にも自然と感謝の気持ちが生まれ、人間関係を良好に保ちやすくなるはず。
あなたの中の不満や愚痴をかき消そうとしなくてもOKなので、相手に一つでも感謝ポイントを見つけるところから始めてみてほしいです。
お仕事の人間関係で悩むあなたにとって、このページが少しでもお役に立てれば嬉しいです。