サーチコンソールの使い方を状況別で解説

  • | 公開 2024年09月24日
マーケティング
サーチコンソールの使い方を状況別で解説

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。状況ごと何のデータを調べたいか分かれば、見るべきサーチコンソールの画面がすぐ分かるので、それぞれ使い方を見ていきましょう。

webサイトの全体的なパフォーマンスを確認したい

画面サマリー
表示データ検索パフォーマンス / インデックス作成 / エクスペリエンス / 拡張

webサイトのパフォーマンスを、ざっと確認したい時は、サマリー画面を使います。

クリック数や登録されたページのインデックス数などがパッと見れるため、全体的なデータを確認したい時に便利な画面です。

特定ページがインデックスに登録されているか確認したい

画面URL検査
表示データURLはGoogleに登録されています(URLがGoogleに登録されていません) / ページのインデックス登録 / HTTPS

ページのURLがGoogleに登録されているかどうか判断するには、検索エンジンを使い実際に検索してみる方法はありますが、手間なのと確実にインデックス登録されているか分からないので、確実性のある情報が見たい時はURL検査画面を使います。

webサイトの検索クエリの分析やトラフィックの変化を確認したい

画面検索パフォーマンス:検索結果
表示データクリック数 / 表示回数 / CTR / 掲載順位

どんなキーワードが検索された時に、インデックスされたページが表示されているのか、クエリの状況を確認するには検索結果のパフォーマンス画面を使います。

検索タイプをウェブ・画像・動画・ニュースで絞り込めて、指定した期間や比較もできるため、頻繁に使う画面。

各キーワードのクリック数・表示回数・掲載順位などから、改善ポイントを見出して、さらに品質を高めることもできます。

SEOが効いているか、施策の評価をするデータとしても重宝します。

サーチコンソールを活用してwebサイトを改善する方法
サーチコンソールを活用してwebサイトを改善する方法

Google Discover経由でのトラフィックがどれぐらいか確認したい

画面検索パフォーマンス:Discocver
表示データクリック数 / 表示回数 / CTR

Google Discoverを経由したページは存在するのか?どのページが注目を集めているのか?Discover経由のユーザー行動を理解したい時に活用できる画面です。

Googleニュース経由でのトラフィックがどれぐらいか確認したい

画面検索パフォーマンス:Googleニュース
表示データクリック数 / 表示回数 / CTR

Googleニュース経由のページ閲覧やクリックを確認したい時に活用できる画面です。

たとえば、時事コンテンツや速報を扱っているwebサイトであれば、Googleニュースに取り上げられることで、多くのトラフィックが獲得できます。

逆に、Googleニュースに載らないのであれば、やり方を変えたり改善が必要だと判断もできます。

ページが正しくインデックスされているか確認したい

画面インデックス作成:ページ
表示データ未登録 / 登録済み / ページがインデックスに登録されなかった理由(各種)

webサイトの各ページが正しくインデックス登録されているか、一覧で確認できるページです。

他にも、インデックスさせたくないページが登録されてしまっている場合も気づけるので、頻繁に確認したい画面の一つ。

その他、インデックスが意図せず除外されていたり、登録させたいページの抜け漏れにも気づけます。

動画を埋め込んだページがインデックスされているか確認したい

画面インデックス作成:動画ページ
表示データインデックス登録された動画はありません / インデックス登録済みの動画 / ページ内の動画がインデックス登録されない理由(各種)

webサイトのページ内に動画を埋め込んでいる場合は、動画ページとして適切にインデックスされているか確認できます。

動画コンテンツを積極的に配信している場合は、確実に見ておきたい画面です。

サイトマップを送信したい

画面インデックス作成:サイトマップ
表示データ新しいサイトマップの追加 / 送信されたサイトマップ

サイトマップを手動で送信したり、送信されたサイトマップの確認ができます。

サイトマップが送信されている場合に確認できる情報
・最終読み込み日時
・検出されたページの合計数
・検出された動画の総数
・読み込まれたサイトマップ

他にも、送信したサイトマップのページが正常にクロール&インデックスされているか、またはサイト構造を変えた時にも確認しておきたい画面です。

特定のページを検索結果から削除(または非表示)にしたい

画面インデックス作成:削除
表示データ一時的な削除 / 古いコンテンツ / セーフサーチフィルタリング

Googleの検索結果から特定のページを削除したい、または非表示にして見せたくない時は、削除画面からページのURLを一つずつ送信してGoogleへ申請します。

送信したURL単体か、送信したURLに関連するページすべてを含めるか、削除したいページの範囲も決められます。※ 削除対象はURLまたはスニペットが選べる

削除と言っても、検索結果から約6か月間ブロックする形なので、完全な削除をしたいならインデックス登録をブロックするか、webサイト上からページそのものを削除する必要があります。

ページの読み込み速度などユーザー体験に問題ないか確認したい

画面エクスペリエンス:ページ エクスペリエンス
表示データウェブに関する主な指標(モバイル・PC) / HTTPS /

ページのエクスペリエンスとは、Googleのコアランキングシステムに照らし合わせた時の評価を指しています。

サーチコンソール上で確認できるエクスペリエンスは2つ。

  • Core Web Vitals(例:読み込み速度などのパフォーマンスのこと)
  • HTTPS

2つともSEOに影響するほど重要な指標ですが、この他にも重要なポイントがいくつもあるため、webページの品質向上には終わりがありません。

webサイトのパフォーマンスがユーザー体験に与えている影響を知りたい

画面エクスペリエンス:ウェブに関する主な指標
表示データモバイル・PCの不良URL / 改善が必要なURL / 良好URL

webサイトのパフォーマンス指標であるCore Web Vitalsが、ユーザー体験にどのような影響を与えているのか確認するための画面です。

  • 不良
  • 改善が必要
  • 良好

3つの指標で評価されており、「不良」と「改善が必要」と判断されたwebページは、早めに改善していきましょう。

webサイトが正しくHTTPSで保護されているか確認したい

画面エクスペリエンス:HTTPS
表示データHTTPS以外のURL / HTTPS URL

webサイトが適切にHTTPSで保護されているか確認するための画面。

GoogleはHTTPよりも、ユーザーのプライバシーが保護されたHTTPSを優先的にインデックス登録する傾向があるため、全てのwebページがHTTPSで登録されているか確認しておきましょう。

よくある質問(FAQ)の構造化データが正しく実装されているか確認したい

画面拡張:よくある質問
表示データ無効 / 有効

よくある質問とは、FAQの構造化データが正しく実装されているか、またはリッチリザルトの対象になっているか確認したい時の画面。

Googleからペナルティを受けていないか確認したい

画面セキュリティと手動による対策:手動による対策
表示データ問題の検出

Googleから何らかのペナルティを受けてしまっている場合は、内容や影響が確認できる画面です。

webサイトがハッキングされたりマルウェアが検出されていないか確認したい

画面セキュリティと手動による対策:セキュリティの問題
表示データ問題の検出

webサイトがハッキングまたはマルウェアが検出された時に詳細を確認でき、対策が講じれる画面です。

外部リンク・内部リンクの状況を確認したい

画面リンク
表示データ外部リンク(上位のリンクされているページ・上位のリンク元サイト・上位のリンク元テキスト)/ 上位のリンクされているページ

webサイトの外部リンクと内部リンクの状況が数値で可視化された画面。

リンクの構造・数・テキストなど、SEOを意識したwebページになっているか確認ができます。

サーチコンソールの基本設定を行いたい

画面設定
表示データ全般設定(所有権の確認・ユーザーと権限・協力者・アドレス変更・一括データエクスポート)/ クロール(robots.txt・クロールの統計情報)/ 概要

サーチコンソールの基本的な管理情報の設定ができる画面です。

よく使うのは[ユーザーと権限]機能を使って、あなた以外のメンバー(または社外パートナー)に閲覧権限を付与して、データを共有すること。

他にも、ビッグデータを活用したい方はBigQueryとの連携(エクスポート)ができます。

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サーチコンソールで権限付与をする方法

Googleに対して問題点や改善点をフィードバックしたい

画面フィードバックを送信
表示データフィードバックの内容・スクリーンショット・送信ボタン

サーチコンソールを使っている中で、不具合や不便に思うことがあれば、Googleへ直接意見を送信できます。

テキストだけで伝えるのが難しい場合は、ページごとスクリーンショットが取れる仕組みになっているため、便利な機能も備わっています。

ただし注意したいのは、誰か特定の個人を明言して送信するものではなく、あくまでも利用ユーザーの一人として出す意見なので、個人情報を含めないようにしましょう。

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著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
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2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツ制作から運用、100社以上のお客様支援を通して得たノウハウもコラムで投稿中。
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