パワーポイントビューワーの代わりになるツール

  • | 公開 2024年12月20日
資料ノウハウ
パワーポイントビューワーの代わりになるツール

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。パワーポイントファイル(プレゼンテーション)を表示させるツールには、どのようなものがあるのかまとめています。

パワーポイントファイルを閲覧できるツール「PowerPoint Viewer」は、提供が終了しているため現在使うことができません。

しかし、代わりになるツールがあるので、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。

パワーポイントビューワーは2018年に廃止

PowerPoint Viewerは、パソコンにパワーポイントを入れていなくても、パワーポイントファイルを閲覧できるツールです。

パソコンにソフトをインストールする一般的なパワーポイントは有料で提供されていますが、PowerPoint Viewerを使えば、編集はできずとも無料で閲覧できます。

しかし2018年に廃止されたため、パワーポイントファイルを無料で閲覧するには、代わりのツールが必要。

どのようなツールで代用でいきるのか、続けて見ていきましょう。

おすすめはWeb版のパワーポイント

PowerPoint Viewerの代わりとして、私の中で一番おすすめなのは「PowerPoint for Web」です。

特徴を詳しく見ていきましょう。

Web版パワーポイントのメリット

PowerPoint for Webは名前の通りWeb版のパワーポイントで、次のようなメリットがあります。

  • 無料
  • ブラウザで使える
  • ダウンロード・インストール不要

ダウンロードなどの作業が必要ないため、パソコンの容量を使わずに済むほか、ブラウザツールなのでインターネット環境があれば、どのパソコンからでもすぐに利用できます。

Web版パワーポイントのデメリット

PowerPoint for Webには、ブラウザ版だからこそのデメリットもあります。

  • インストール版に比べて機能制限がある
  • 動作が重い時がある
  • インターネット環境がなければ利用できない

スライドマスター機能やパスワード設定、機能を拡張するためのマクロ(プログラミング言語を使う機能)など、一部の機能は使えませんが、閲覧のみであれば十分な性能を持っています。

また、Web版なのでインターネットに接続されている必要があり、動作が少し重く感じる時もあります。

「PowerPoint Online」は「PowerPoint for Web」のこと

マイクロソフトさんが提供する、パワーポイントやワードなどのツールは「Office」と呼ばれますが、Web版のOfficeツールの名称は「Office Online」でした。

そのため、Web版のパワーポイントの名称は「PowerPoint Online」でしたが、「Office Online」が名称変更して「Office」になり、それに伴ってWeb版のパワーポイントは「PowerPoint for Web」へ、呼び方が変わっています。

Web版パワーポイントでパワーポイントファイルを閲覧する手順

1.Microsoftアカウントを作成・サインイン

PowerPoint for Webを始めるためには、Microsoftアカウントが必要です。

Microsoft accountから、アカウントがない場合は作成、ある場合はサインインしましょう。

Microsoftアカウントを作成・サインイン

2.Web版のパワーポイントへアクセス

アカウントの作成・サインインを行うと、Microsoftアカウントのページが開きます。

左上のメニューボタンをクリックして、パワーポイントを選択しましょう。

MicrosoftアカウントWeb版のパワーポイントへアクセス

3.閲覧したいパワーポイントファイルをアップロード

パワーポイントが新しいブラウザタブで開くので、あとはアップロードボタンからパワーポイントファイルをアップすればOK。

アップロードボタン

この時、ポップアップブロックで開けない場合は、ポップアップを常に許可へ変えて、もう一度アップすれば大丈夫です。

ポップアップブロック

元のパワーポイントファイルはフォントに注意

パワーポイントファイルに、デフォルトで入っていないフォントが使われている場合、Web版パワーポイントへアップロードして開くと、フォントが反映されず代わりのフォントに置き換えられ、場合によっては色の見え方も変わることがあります。

元のパワーポイントファイルはフォントに注意

見た目ではなく内容だけ確認したい場合は大丈夫ですが、フォントまで正確に反映させたい場合は、元のパワーポイントファイルでフォントを埋め込む必要があるんです。

パワーポイントでフォントを埋め込む

パワーポイントでフォントを埋め込む手順を見ていきましょう。

1.「ファイル」をクリック

Web版へアップロードしたいプレゼンテーションを開いた状態で「ファイル」をクリックします。

「ファイル」をクリック
2.「オプション」をクリック

左下の「オプション」をクリックします。

「オプション」をクリック
3.「保存」をクリック

「保存」をクリックします。

「保存」をクリック
4.「ファイルにフォントを埋め込む」にチェックを入れる

「次のプレゼンテーションを共有するときに再現性を保つ」の項目で、「ファイルにフォントを埋め込む」にチェックを入れます。

「ファイルにフォントを埋め込む」にチェックを入れる
5.「OK」をクリック

最後に「OK」をクリックして、ファイルを保存(上書き保存または名前を付けて保存)し、Web版にアップロードしてみると、フォントが反映された状態で表示されました。

「OK」をクリックフォントが反映

その他のパワーポイントビューワー代替ツール

PowerPoint Viewerの代わりになるツールは他にもありますが、Web版のパワーポイントに比べると、使える環境や条件がもっと限られてきます。

PowerPoint Mobile

PowerPoint Mobileは名前の通り、iOSやAndroid向けに作られた、モバイル版のパワーポイントです。

パソコンでも、Microsoft Storeからダウンロードして使えるWindows版が提供されていましたが、2025年10月にサポートが終了。

そのため、モバイル版でスマートフォンやタブレット端末から利用することになります。

パソコンの画面よりもサイズは小さくなりますが、無料でパソコンがなくても場所を選ばずパワーポイントファイルを閲覧できるのは便利ですね。

Microsoft 365

Microsoft 365は、パワーポイントをはじめマイクロソフトさんの様々なツールを利用できる、サブスクリプションサービスです。

有料になってしまいますが、オフラインで使えるインストール版が使えて、一番安い金額で月額1,490円から提供。

あなたのタイミングで辞められるので、安心して始めやすい内容になっています。

  • Web版のパワーポイントは使い心地が好きじゃない
  • オフラインでもパワーポイントファイルをパソコンで閲覧(編集)したい

このような場合は、最低金額から始めてみるのがオススメです。

最後に。

ここまで私と一緒に見ていただきありがとうございます。

パワーポイントビューワーが廃止され、パワーポイントを使わずにプレゼンテーションを閲覧する方法として、

  • Web版のパワーポイント(PowerPoint for Web)
  • スマートフォン・タブレット向けのパワーポイント(PowerPoint Mobile)

これらの利用を、マイクロソフトさんからも案内しています。※出典「PowerPoint を使用せずにプレゼンテーションを表示する

あなたがパワーポイントファイルを見たい環境に合わせて、ツールを選びましょう。

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著者:エンプレス編集部 fukuyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2018年よりマッチングプラットフォームを運用支援。事業譲渡後は「エンプレス」にて、お客様支援のために外部パートナーと協力する傍ら、自らもコラムを執筆して日々有益な情報発信に努め、すでに220万字を突破。
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