Googleスライドでアニメーションを付ける方法

  • | 公開 2025年01月08日
資料ノウハウ
Googleスライドでアニメーションを付ける方法

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。Googleスライドのアニメーション機能を使えば、魅力的な資料に仕上げられます!

お客様向けのプレゼンテーション、または大人数向けのセミナー(ウェビナー)を行う場合など、相手の心を動かす魅力的な資料の用意が必要ですよね。

Googleスライドは資料となるスライドを作成できますが、アニメーション機能も備わっており、動きを付けて関心を引き付けることが可能です。

どのようにアニメーションが付けられるのか、基本と流れをまとめたので参考になれば幸いです。

Googleスライドで付けられるアニメーションの基本

Googleスライドは、スライドまたはスライド上へ配置した要素に対して、条件を付けた通りに動かせる、アニメーション機能が備わっています。

何に対してどのような動きが付けられるのか、まずは基本を確認していきましょう。

アニメーション可能な対象

Googleスライドへ配置できる要素全てにアニメーションは設定できますが、付けられる対象は大きく分けて2つあります。

  • スライド
  • オブジェクト(テキスト、図形、動画など)

※ オブジェクトとはスライド上に配置できる要素のこと

スライド自体もアニメーション可能であり、配置した要素(オブジェクト)と組み合わせれば、複雑な表現にも対応できます。

アニメーション可能なオブジェクト

対象可否説明
画像写真・アイコンなどにアニメーションが付けられる
テキストテキストにアニメーションが付けられる
図形図形(基本図形・矢印・吹き出し・計算式)にアニメーションが付けられる
表にアニメーションが付けられる
グラフグラフにアニメーションが付けられる
線にアニメーションが付けられる
ワードアウト視覚的なインパクトがある装飾文字に対してアニメーションが付けられる
動画再生方法は「クリック時」または「自動再生」のみ
音声

アニメーションの基本

Googleスライドのアニメーションの基本:各種設定

スライドの移行設定

移行効果説明
なし次のスライドへ切り替わる
ディゾルブ前のスライドが徐々に透明になり次のスライドが現れる
フェードディゾルブよりもなめらかに次のスライドが現れる
右からスライド右側から新しいスライドが入ってきて古いスライドが消える
左からスライド左側から新しいスライドが入ってきて古いスライドが消える
反転スライドが反転しながら切り替わる
立方体スライドが立方体のように回転しながら切り替わる
ギャラリー複数の画像が並んだギャラリーのように切り替わっていく

オブジェクトのアニメーション設定

アニメーション効果説明
出現オブジェクトが突然現れる
消失オブジェクトが突然消える
フェードインオブジェクトが徐々に表れる
フェードアウトオブジェクトが徐々に消える
左からスライドインオブジェクトが左からスライドして現れる
右からスライドインオブジェクトが右からスライドして現れる
下からスライドインオブジェクトが下側からスライドして現れる
上からスライドインオブジェクトが上側からスライドして現れる
左へスライドアウトオブジェクトが左へスライドして消える
右へスライドアウトオブジェクトが右へスライドして消える
下へスライドアウトオブジェクトが下へスライドして消える
上へスライドアウトオブジェクトが上へスライドして消える
拡大オブジェクトが大きくなる
縮小オブジェクトが小さくなる
スピンオブジェクトが回転する

オブジェクトのアニメーションの発動条件を指定

発動条件説明
クリック時スライド内のどこかをクリックするとアニメーションが再生される
前のアニメーションの後前のアニメーションが完了した後は自動的に次のアニメーションが再生される
前のアニメーションと同時前のアニメーションと同じタイミングでアニメーションが再生される

Googleスライドのオブジェクトにアニメーションを付ける方法

Googleスライドのスライド上へ配置したオブジェクトに対して、アニメーションを付ける方法を解説していきます。

サンプルとして、テキストに対するアニメーションを付けてみます。※ テキストではなく画像・表・動画など別のオブジェクトでも同様にアニメーションが付けられます

STEP1:文字を入力する

Googleスライドのオブジェクトにアニメーションを付ける方法:STEP1 文字を入力する

Googleスライドを開いたら、アニメーションを付けたいオブジェクトは配置するため、テキストを入力していきます。

STEP2:オブジェクトを選択した状態で[挿入]をクリック

Googleスライドのオブジェクトにアニメーションを付ける方法:STEP2 オブジェクトを選択した状態で[挿入]をクリック

作成したオブジェクトを選択した状態で、ナビゲーション上部の[挿入]ボタンをクリック。

Googleスライドのオブジェクトにアニメーションを付ける方法:STEP2-1 [アニメーション]をクリック

[挿入]クリック後に出てきた枠の中から、[アニメーション]を選択してクリックします。

注意事項
オブジェクトを選択しない状態だと[アニメーション]がグレーのままでクリックできません。必ずオブジェクトを選択してから操作を行いましょう。

STEP3:オブジェクトのアニメーション枠が表示

Googleスライドのオブジェクトにアニメーションを付ける方法:STEP3 オブジェクトのアニメーション枠が表示される

スライドの右側にモーション枠が表示され、オブジェクトにアニメーションを付けるための[オブジェクトのアニメーション]が開きます。

設定① アニメーションの効果を選ぶ(デフォルト:出現)
設定② アニメーションの条件を選ぶ(デフォルト:クリック時)

この時点ですでに、特定の効果と条件が設定してあるため、今回はこのまま利用します。

効果と条件にはさまざま種類があるため、ぜひあなた好みの設定を見つけていくのも面白いと思います。

[段落ごと]にチェックを入れた場合

テキストオブジェクトの場合、[段落ごと]にチェックを入れると、段落ごとにアニメーションされます。

文章が2段3段とあり、それぞれの段落ごとアニメーションを付けたい場合は[段落ごと]にチェックを入れましょう。

注意点
[段落ごと]はテキストオブジェクトのみに使える仕様であるため、画像や図形などに付けても発動しません。

STEP4:[再生]をクリック

Googleスライドのオブジェクトにアニメーションを付ける方法:STEP4 [再生]をクリック

実際にどのようなアニメーションになるのか確認するため、オレンジ色の[再生]ボタンをクリックします。

STEP5:クリックする

Googleスライドのオブジェクトにアニメーションを付ける方法:STEP5 クリックするGoogleスライドのオブジェクトにアニメーションを付ける方法:STEP5 設定した効果が発動する

スライドの周りが黒色になり、再生画面へ切り替わったのを確認したら、この状態で以下いずれかの操作を行います。

条件:クリック時を選んでいる場合
方法① スライド上をマウスでクリックする
方法② キーボードのEnterを押す

条件:前のアニメーションの後
方法① 前のアニメーションを再現したのち指定した効果が発動

条件:前のアニメーションと同時
方法① 前のアニメーションを再現しながら同時で効果が発動

指定条件により、それぞれ操作は変わってきますが、再生機能で効果を再現できます。

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法

Googleスライドのスライド自体にアニメーションを付ける方法を解説していきます。

スライドのアニメーション確認のため、サンプルとして2つのスライドを使っていきます。

STEP1:[挿入]をクリック

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 STEP1:[挿入]をクリック

Googleスライドを開いたら、アニメーションを付けたいスライドを選択した状態で、ナビゲーション上部に配置された[挿入]ボタンをクリックします。

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 [+新しいスライド]をクリック

[挿入]枠内の[+新しいスライド]をクリックします。

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 新しいスライドが追加される

新しいスライドが追加されました。

STEP2:[スライド]をクリック

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 STEP2:[スライド]をクリック

上部ナビゲーションの[スライド]をクリックします。

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 [切り替え効果]をクリックク

[スライド]枠内の[切り替え効果]をクリックします。

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 スライドの移行枠が表示される

画面右側にスライドの移行枠が表示されました。

STEP3:移行方法を選択する

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 STEP3:移行方法を選択する

スライドをどのように移行するのか、移行方法を選択していきます。(デフォルト:なし)

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 移行方法を選択する(仮:ディゾルブ)

移行方法には複数種類があり、サンプルとしてディゾルブを選択します。

スライダーで切り替わりの早さを調整

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 スライダーで切り替わりの早さを調整

移行速度を調整したい時は、スライダーで切り替わりの早さを変えていきます。

スライドの移行をすべてのスライドに適用できる

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 スライドの移行をすべてのスライドに適用できる

現在設定しているスライドだけではなく、全てのスライドに設定したい時は[すべてのスライドに適用]をクリックすることで可能です。

STEP4:各スライドにオブジェクトを追加しておく

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 STEP4:各スライドにオブジェクトを追加しておく

移行が判別しやすいように、各スライドにオブジェクト(テキストや図形など)を追加しておきます。

STEP5:[表示]をクリック

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 STEP5:[表示]をクリック

実際に、どのようなスライド移行がされるのか確認するため、ナビゲーション上部の[表示]をクリックします。

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 [スライドショー]をクリック

[表示]枠内の[スライドショー]をクリックします。

全体を通して確認するため[スライドショー]を使いますが、スライド単体のアニメーションを確認する場合は、オレンジ色の[再生]ボタンをクリックすることで確認はできます。

STEP6:スライドショーでスライド移行時に設定した効果で表示されることを確認

Googleスライドのスライドにアニメーションを付ける方法 STEP6:スライドショーでスライド移行時に設定した効果で表示されることを確認

自動的にスライドショーで、設定した移行方法が再現できていることを確認します。

これでスライドに対するアニメーション設定が完了しました。

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著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
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2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツ制作から運用、100社以上のお客様支援を通して得たノウハウもコラムで投稿中。
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