いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。ECサイトを作るためには、ネットショップを手に入れる必要があります。店舗を持つには「BASE」と「STORES」の違いを比較してみました。
あなたがECサイトを始めようかなと思った時、大きく分けて2パターンあります。
1つ目はシステム・webサイト制作会社へECサイトを作ってもらうよう依頼するか、2つ目はECサイトが作れるサービスを利用して、インターネット上の店舗を作るかの2択。
どちらにもメリットはありますが、ECサイトのシステムを一から作るのは数百万円かかる大規模な依頼になることも多いため、簡単にネット店舗が作れる「BASE」や「STORES」などのサービスを使うのが、今のトレンドです。
あなたの予算や目的に合わせて、システムを作るのか、またはサービスを利用するか。
できれば簡単にネット店舗を作れるサービスを利用した方がお得なのですが、選ぶ基準が分からないと始められないと思うので、簡単に比較できる表を作ってみました。
この情報が、あなたのお役に立てられれば嬉しいです。
「BASE」と「STORES」の違い
「BASE」は香取慎吾さんがCMに出ているので、見たこともあるかもしれませんね。
ネットショップが作れるだけでなく、開設やその後のショップ運営で、どのような方法を使えば売れるのか、ノウハウ情報をたんまり提供してくれています。
他にも、ネットショップだけでなく、リアル店舗での販売が期間限定で出品できるサポートがあったり、開設初心者のためにビギナーセミナーなども開催してくれている、ネットショップを持ちたい方に、優しいサービス。
「STORES」は、たくさんのテンプレートを組み合わせて、自分好みのネットショップが簡単に作れるサービス。
インスタグラムやnoteなども連携させて、ショップの売り上げを高める機能をたくさん用意してくれており、その機能はどんどん増えている状況。
アクセス解析なども出来るため、売りっぱなしにならず、都度改善を行いながらショップ運営ができます。
それでは「BASE」と「STORES」の違いを、表でも見てみましょう。※ 2020年10月3日時点の情報で記載しています。
比較内容 | BASE(ベース) | STORES(ストアーズ) |
---|---|---|
登録店舗数 | 120万店舗以上 | 80万店舗以上 |
特徴 | ネットショップ開設実績 3年連続No.1※ | 毎月1万店舗が登録している |
登録料 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 無料 | フリープラン 無料 スタンダード 1ヶ月無料(初回のみ) その後、1,980円 |
決済手数料 | 3.6%+40円 | 5.0%(フリープラン) 3.6%(スタンダードプラン) |
サービス利用料 | 3% | 0% |
初期登録 | メールアドレス パスワード ショップURL | メールアドレス パスワード |
アプリ | iOS / android | - |
集客性 | BASE内のショッピングモールとして700万人が利用しているアプリあり マルイのスペースで期間限定で出品可能 | メルマガやクーポンなど様々な機能あり |
決済 | クレジットカード(visa/mastercard/american express/jcb) キャリア決済(docomo/au/softbank) 銀行振込(三井住友銀行) コンビニ決済・Pay-easy PayPal 後払い(各種コンビニなど) | クレジットカード(visa/mastercard/JCB/american express/Diners Club/Discover) コンビニ決済(ファミリーマート/ローソン/ミニストップ/デイリーヤマザキ/セイコーマート) キャリア決済(docomo/au/softbank) 銀行振込 コンビニ決済・Pay-easy PayPal 翌月後払い(Paidy) 楽天ペイ 代引き Amazon Pay |
店舗作成 | HTML・CSSの知識不要 | HTML・CSSの知識不要 |
デザインテーマ | 豊富 | 豊富 |
カスタマイズ性 | HTML編集可能 | - |
他店からの引っ越し | - | 無料サポートあり |
サポート | ノウハウ提供 ブランディング 専門家へのチャット | ノウハウ提供 |
サポートメディア | BASE U インデックス数:約3,260件※ | STORES Magazine インデックス数:約680件※ |
SNS連携 | Instagram・note | |
ブログ機能 | あり | ニュース機能ならあり |
運営会社 | BASE株式会社 | ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社 |
設立 | 2012年12月11日 | 2008年10月10日 |
※ BASEの「No.1」表記については、BASEがマクロミルに調査依頼を出し、直近1年以内にネットショップを開設する際に利用したネットショップ作成サービスを調べた情報(2020年2月) ※インデックス数とは、Googleに登録されているページ数のこと。 |
どちらにもメリット、デメリットがあります。
私が感じている2つの違いは、
BASE
販売数が多ければお金がかかる(決済手数料とサービス利用料がかかるため)
STORES
販売数が多ければ得する(決済手数料と月額のみのため)
このようなものです。
STORESは一ヶ月無料になっているので、まずは両方を無料で試してみるのもオススメ。
ネットショップ(ECサイト)を今後も、ビジネスの軸にするのであれば、決済手数料がネックになってくるため、ある程度販売やブランドが構築できてきたら、自社システムを開発した方がいい場合もあります。
もしBASEもSTORESも、運営会社が何かの事情で事業撤退や廃業をしてしまった場合、あなたのネットショップの売り上げも無くなってしまう可能性がある。
今であれば両社とも好調で、衰退する気配はありませんが、企業が10年で3割、20年になると5割もの企業が撤退している状況です。
中小企業白書(2011年版)全文
~起業した後、10年後には約3割の企業が、20年後には約5割の企業が退出しており、起業後の淘汰もまた厳しい~参照:第3-1-11図 企業の生存率
どんなに今がよくても、今後は分からないため、企業に運命を握られている状態をなるべく避けるのがオススメです。
本気で売るなら「BASE」と「STORES」のどちらを選ぶべきか?
ネットショップを使って本気であなたが稼ぎたいと考えているなら、どちらを使おうか悩みますよね。
結論から言えば、どちらの機能も、ほぼ一緒なので大きな違いはありません。
それでも、どちらがいいのかと言えば、将来性として「BASE」がいいと思っています。
理由としては、
- ショップ経営などに関するノウハウ情報が圧倒的に多い
- リアル店舗へも事業を拡大して利用者の気持ちに応えている
- 利用者のサポートへの熱い想いを感じる
BASEのネットショップ店長に対して、ちょっと先の未来、例えばリアル店舗の体験だったり、情報を使った圧倒的なサポートを実施しているのは、ひとえにネットショップ店長のことを真摯に考えているからこそ。
このような運営スタンスが、今後もサービスとして形にされ、それがネットでの稼ぎとなって表れてくると思っています。
ビジネスを大きくしたい、もしくは本気でネットショップを使って売り上げを立てたい場合は、BASEがオススメです。
少しの売り上げが立てばいいかな?と思った場合でも、もちろん大丈夫なので、まずは試してあなた自身に合う方を選べば、きっとそれがあなたにとってのベストなネットショップだと思います。
最後に。
ネットショップを作るにはどうしたらいいのか。
将来性を考えるなら「BASE」
少額の販売でいいなら「STORES」
もちろん、どちらにもメリット・デメリットはありますが、あなた自身が使いやすい、そして相性が合う方を選びましょう。
ネットショップで何かモノを売る体験が初めてあれば、色々怖いと思いますが、両サービスとも利用者のことを考え、さまざまな安心できるサービスや機能を追加してくれているため、楽しみながらネットショップ店長を体験頂くのがオススメです