「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。typeはあなたに合う転職サイトなのか、私と一緒に見ていきましょう。
転職が当たり前になっている今、時代に合わせて転職サイトも増えており、中でもtypeさんは昔から転職支援サービスを展開しているサイトの一つです。
名前は知っているけど、どんな機能や特徴があるのかは知らない...
このような場合もあると思うので、私と一緒にtypeがどんな転職サイトなのか、詳しく見ていきましょう。
typeの使い方や、転職活動について悩むあなたにとって、少しでも役立つ情報となれば嬉しいです。
- 目次
- 転職サイト「type」とは?
- typeを使ってほしい人
- typeの機能を知っておこう
- typeからのメール配信
- typeの自己分析ツールは会員登録必須
- typeの「スカウト」「オファー」はちょっと違う!
- 求人ページの作り
- 最後に。
転職サイト「type」とは?
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
---|---|
対応職種 | IT・通信・Webエンジニア、プロジェクトマネージャー・ITコンサル、電子・電気技術・メカトロ技術者、営業系、販売員・サービススタッフ系、事務・管理部門系、企画・マーケティング系、クリエイティブ系、土木設計、建築・設備設計、化学・バイオ関連職、ビジネスコンサルタント・専門職 |
対応勤務地 | 全国・海外 |
登録・利用料金 | 無料 |
typeを昔から知っている場合は「あれ?」と思ったんじゃないでしょうか。
アラサーの私が学生時代の頃は「type」ではなく「@type(アットタイプ)」だったのですが、いつの間に「@」が消えていますね。
@(アットマーク)は一体どこに行ったのか気になったので調べてみると、時代の変化が大きな理由となっていました。
typeの「@」はどこへ消えた?
昔からある転職サイトの多くは、元々紙媒体でしたが、あらゆるものがデジタル化して、転職情報サービスも紙からWEBへ続々移行。
typeさんでは、紙媒体を「type」WEB媒体を「@type」としていましたが、紙媒体でのサービスを終えると名前を分ける必要もなくなったため、WEBで見ていた「@type」は「type」となったそうです。
時代に合わせて、転職サービスもどんどん変化しているんですね。※参考:サービス名称および『type』ブランドロゴの変更
typeを使ってほしい人
一つ前で見てもらったように、typeは時代の流れに合わせて進化しています。
このあとも見ていきますが、今増えつつある20代の転職やエンジニアさんの転職にも力を入れているため、これらに当てはまるなら一度は使ってみてほしいです。
メールマガジンの細かい設定が苦手…
このような場合も、typeはオススメ。
転職サイトには「通知メール」のほかに、転職に役立つ情報を配信してくれる「メールマガジン」があるところも多いですが、typeのメールマガジンは2021年1月時点で1種類のみです(各種通知メールは除きます)。
詳しくは「typeからのメール配信」で見ていければと思います。
typeの機能を知っておこう
せっかくtypeを使うなら、どのような魅力があるのか知っておきたいですよね。
typeにはどのような機能や特徴があるのか、私と一緒に確認していきましょう。
特化した情報メディア
typeには、転職活動をする人の中でも、現在増えつつある次のような人に向けた専用情報ページがあります。
エンジニアさん向け | 「エンジニアtype」 |
---|---|
20代向け | 「20’s type」 |
それぞれ、転職事例やインタビューなど様々なコラムを見ることが出来るので、
- 現在エンジニアで、違う会社でエンジニアを続けたい
- エンジニア業界に興味がある
- 20代
あなたがこれらに当てはまるなら、それぞれのメディアを見ておくと、転職活動に活かせる記事が見つかるかもしれません。
AI転職サーチ機能「キャリボ」
出典画像:https://type.jp/
typeには、AIのキャリボくんにカウンセリングしてもらうとあなたに合った求人を紹介してくれる機能があり、会員限定で利用することができます。
出典画像:https://type.jp/
表示された求人にはそれぞれ、大まかな求人情報のほかに3つのボタンが付いていて、詳細は次の通り。
ボタン | ボタンを押すと起きるアクション |
---|---|
提案理由 | その求人を提案してくれた理由が表示される。 |
検討中 | 「検討中リスト」に追加され「スカウト・いいね」機能をオンにしていると、企業とマッチングしているかが分かる。 |
興味なし | その求人はもう提案されなくなり、キャリボが「こういう求人は希望していないんだな」と学んで、次回の提案求人がよりあなたの希望に近くなる。 |
私も使ってみましたが、トップページにある普通の求人検索よりも条件を細かく絞れないため、ちょっと検討外れな求人を結構提案されてしまいました。
とくに経験職種が複数ある場合は、ちょっと使いづらいかも。
例えば、前職が事務職で今はITエンジニアだとして、次もITエンジニアに転職したい場合「経験職種で検討」と答えると、事務職の求人も提案されてしまったりします。
何度も「興味なし」など答えていればキャリボが学んでくれそうなので、最初のカウンセリングでは希望通りの求人が出てこなくても、急がず長期的に転職活動ができる状況なら活躍してくれそう。
また、キャリボのようなキャラクターとちょっとお話しできる機能は、ほかの転職サイトにはなかったので、新鮮味はあるかもしれませんね。
typeからのメール配信
転職サイトの多くはメールマガジン機能や通知機能があり、求人や選考に関する情報をメールで届けてくれます。
その中でもtypeのメールは種類が少しわかりづらい部分もあったので、混乱しないよう、私と一緒にチェックしてもらえると嬉しいです。
メールの種類
typeのマイページにある設定画面で、各メール配信を利用するか、停止するかを設定することができますが、どのようになっているか見ていきましょう。
サービス利用設定
スカウト・いいね | あなたに興味をもった企業から、スカウト・オファーが届く |
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オファーDM | あなたの経験と、企業が求めている経歴がマッチすると自動で届くメール |
関心お知らせメール | あなたのスキルなど、登録情報の一部と、企業の採用条件がマッチすると自動で届くメール |
type転職エージェント からのスカウト | typeの運営会社である「株式会社キャリアデザインセンター」が行う転職エージェントサービス「type転職エージェント」から、転職相談やあなたに合った求人の提案が届くメール |
typeの仕事探しコンシェル 新着提案メール | キャリボが提案する新着求人のお知らせ |
typeの仕事探しコンシェル 掲載終了メール | キャリボが提案する求人の中でも、もうすぐ掲載終了になる求人のお知らせ |
検討中リスト お知らせメール | あなたが「検討中」に追加した求人に関するお知らせが届くメール |
転職メールサービスの利用設定
メルマガ | メール配信状況 |
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求人総合転職情報ニュース | 一日約7通 |
営業職向け転職情報ニュース | 配信停止中 |
コンサルタント向け転職情報 | 配信停止中 |
※2021年1月14日時点の情報です。 |
まず「転職メールサービス」といった項目でメールの設定が全て出来るのかと思いきや、「サービス利用設定」にもメールの項目があるので、ちょっと注意が必要です。
また、私の場合は「営業職向け転職情報ニュース」「コンサルタント向け転職情報」は、オンにしていても一度も届かなかったため、問い合わせてみたところ、今は配信を停止しているとのことです。※2021年1月14日時点
スカウト・オファーについては「typeの「スカウト」「オファー」はちょっと違う!」でも、詳しく見ていきます。
typeの自己分析ツールは会員登録必須
転職サイトの中には「○○診断」といった、あなたの自己分析をお手伝いしてくれる便利なサービスを提供しているところも多く、typeもその一つです。
typeの自己分析ツールは次の2つがありますが、どちらも会員登録が必要になります。
分析ツール | 内容 | 所要時間 |
---|---|---|
転職力診断テスト | 自分の性格や強みのテストではなく、今のままで採用面接に上手く対応できるか、企業の事をきちんと分析できているかなど、転職活動に対するスキルのテストです。あなたの転職力を100点満点で表し、総合順位や予想内定社数、予想年収も、数字で細かく分析。転職で大事な6つの「○○力」をグラフで示し、それぞれコメントもくれるので、転職に対する力がどのくらい付いているのかが分かります。 | 約10分 |
市場価値診断テスト | あなたの市場価値を100点満点で表し、点数によってS~Dのレベルも表記。さらにテストを受けた人の平均点や、あなたの偏差値も細かく出され、数字でしっかり算出されるテストです。性格特性や推定年収も分析してくれるので、自分の現状をしっかり把握する一つの手段になります。 | 約10分 |
typeのマイページでは、職務経歴やスキルなど自分の情報を登録することができるのですが、上記の診断は両方とも登録情報を使うため、マイページで事前に入力しておくと簡単に診断ができます。
ちなみに、上記の表にある所要時間は、事前にマイページで情報を登録してある状態で、私が診断を受けて掛かった時間です。
「今の自分には転職活動を上手く進める力があるのか」これを知りたい場合は、転職力診断テストがオススメ。
自分の持っている性格などを分析したい場合は、市場価値診断がオススメですが、診断結果はビジネス寄りの内容になっています。
どちらのテストも結果が保存されないため、あとで見返したい場合は、印刷したりスクリーンショットで画像保存しておきましょう。
typeの「スカウト」「オファー」はちょっと違う!
昨今の転職サイトにはスカウトやオファーといったサービスがあり、あなたに興味を持った企業や転職エージェント側から、声を掛けてくれる機能です。
あなたから求人を探す時代から、企業側や転職をサポートするエージェント側から、あなたを探し出してくれる時代になっているんですね。
ただしスカウトやオファーは、転職サイトによって意味合いや機能にバラつきがあり、ややこしいのが欠点。
とくにtypeのスカウト・オファーは、ほかの転職サイトと大きく違う点もあるため、混乱しないよう、一緒に詳しく確認していければと思います。
typeのスカウト・オファーの意味
一般的に多くの転職サイトでは、スカウト・オファーという2つの言葉に大きな意味の違いはなく、どちらも企業や転職エージェントから声を掛けてもらえる機能です。
しかし、typeではスカウトとオファーは全く別の機能になっています。
スカウト | あなたの登録情報や職務経歴に興味を持った企業が「うちの会社に応募しませんか」と、声を掛けてくれる |
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オファー | あなたの登録情報や職務経歴と、企業の求める条件がマッチした場合、システムが自動で通知してくれる |
一般的な転職サイトと違うのは「オファー」が、自動でマッチングをお知らせしてくれる機能になっている点です。
オファーと聞くと、人が意思を持って声を掛けてくれるようなイメージがありますが、typeでのオファーは、企業の意思に関係なくシステム上で自動的に発生するわけですね。
typeのスカウトは「企業」「type採用事務局」から届く
スカウト機能がある転職サイトの多くは、
- 企業
- 転職エージェント
この二者からスカウトが届きますが、typeのスカウトでは次の二者から届きます。
- 企業
- type採用事務局
type採用事務局からのスカウトは、求人への応募や書類・面接対策などをサポートしてくれることを前提とした求人のスカウト。
例えば「株式会社enpreth」という企業の求人があるとすると、
「こんにちは!
株式会社enpreth type採用事務局です。」
このようなスカウトが届くことがあります。
どういう事かというと、この求人はtype採用事務局が保有していて、応募もtype採用事務局を経由。
type採用事務局は「type転職エージェント」で運営しており、この求人へ応募する際は、type転職エージェントのキャリアアドバイザーさんと面談する場合もあるんです。
「株式会社○○ type採用事務局」といった表記が、ちょっと紛らわしいですが、企業ではなくtype採用事務局が持ってきてくれた求人となります。
求人ページの作り
出典画像:https://type.jp/
typeの各求人ページは、ほかの転職サイトと少し違うところがあります。
多くの転職サイトでは、基本的な募集情報とは別に、写真やイラストで企業の魅力が分かるページを設けている場合があり、このページの有無は求人によって様々。
誰もが知る大手企業ほど、こういったアピールページがある確率は高いです。
もちろんtypeにも、これに該当する「企業メッセージ」ページがあるのですが、typeの場合はもう一種類「面接情報」ページがあります。
- 募集情報
- 面接情報
この2つについて、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
募集情報
基本的な求人情報が記載されているページですが、typeの場合はどのような作りになっているのか、見ていければと思います。
基本的なお仕事紹介 (写真あり) | 求人企業や募集職種の紹介など |
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特色をアイコンで表示(未経験歓迎や休日120日など) | |
募集要項 | 募集背景 |
仕事内容 | |
応募資格 | |
雇用形態 | |
想定給与 | |
勤務時間 | |
勤務地 | |
休日休暇 | |
待遇・福利厚生 | |
もっと知りたい!会社の素顔 (写真あり) | トピックス |
取材担当者より | |
会社概要 | 事業内容や従業員数など会社の情報 |
応募について | 選考プロセス |
ホームページ | |
連絡先 |
「もっと知りたい!会社の素顔」は、企業へのインタビューコーナー。
担当者による企業のリアルなお仕事内容や魅力が分かったり、取材担当者による第三者視点のコメントも見ることが出来ます。
すべての項目に言えることですが、下記画像のように求人によって情報量の幅がかなりあるため、採用にどのくらい力を入れているかを、求人情報の濃さで少し判断できる場合もあるかもしれません。
出典画像:https://type.jp/
情報量が多いほど良い企業とは限りませんが、あなたに合う企業かどうかを判断する材料がたくさんあるとも言えるので、気になる求人は、どれもじっくりと確認しておくのがオススメです。
面接情報
「面接情報」の有無は「企業メッセージ」と同じく、求人によってバラバラですが、ほかの転職サイトにはあまりない項目です。
どのような内容なのか、詳しく見ていければと思います。
基本的な募集情報 | 対象求人 |
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募集背景 | |
面接選考フロー・概要 | 書類選考の有無 |
性格適正・能力試験の有無 | |
デジタル応募書類の可否 | |
内定までの選考期間 | |
面接回数 | |
面接可能な日程・時間帯 | |
面接時の服装 | |
面接の所要時間 | |
面接内容・質問ポイント | 一次面接の面接官について(人数や、それぞれの面接官の性別・役職・年代) |
一次面接の質問内容・流れ | |
求める能力、重視するポイント | |
面接の中で見ているポイント・深堀したい箇所 |
このように、その求人の面接について細かく書いてくれているページですが、表の中で赤字になっている4つの項目については、応募した後でないと内容が表示されません。
また、当日変更の可能性はもちろんありますが、面接官の役職や年代まで事前にハッキリ分かる転職サイトは、あまりないんじゃないかなと思いました。
最後に。
ここまで、私と一緒に見ていただきありがとうございます。
typeはスカウトやオファーの機能が少し分かりづらいですが、各求人の面接情報に力を入れていたり、増えつつあるエンジニアさんや20代の転職に焦点を当てるなど、時代に合わせて進化中。
あなたの転職活動に関する不安や、typeの疑問などが、このページで少しでも解決に向かえば嬉しいです。
転職サイトを上手に使って、転職活動をスムーズに進めましょう!