「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。退職するのも一苦労な世の中ですが、あなたのお手伝いが少しでもできれば嬉しいです。
「今の仕事辞めたいな。」
「この会社、もう辞めよう。」
退職の理由はそれぞれあると思いますが、いざ辞めようと思っても、どのように動けばいいのか、戸惑ってしまうかもしれませんね。
私も新卒の時、退職についてあまり調べないまま辞めてしまったため、後々あわてた経験があります...。
今の会社をスムーズに退職して、あなたの次の道に進めるよう、私と一緒に詳しく見てもらえると嬉しいです。
- 目次
- 会社を退職する時、一番大切なこと。
- 退職に向けて準備しよう
- 会社を退職する時の条件
- 退職の手続き
- 退職に関する「時期・タイミング」
- 退職理由と伝え方
- 転職先が決まってからじゃないと退職しちゃダメ?
- 退職は前進
- 最後に。
会社を退職する時、一番大切なこと。
退職に必要な準備は?
理由は何て言えばいいの?
いろいろ気になりますよね。
その前に、私から一番最初に、あなたに伝えておきたいことがあるんです。
会社を退職する時に一番大切なのは「何のために退職するのか」これに尽きます。
退職の目的。辞めた後どうするのか。
会社を辞めようとしているあなたは今、パッと答えられますか?
- 今の会社が嫌だから
- 心や身体が持たない
これではちょっと足りないかもしれません。
辞めたい理由というよりも、辞めてどうしたいのか。
- ほかにやりたい仕事がある
- もっとホワイトな会社に行きたい
- 今よりお給料の良い会社がいい
- 仕事はしばらくお休みしたい
こんな感じがいいですね。
私はあなたに、ハッキリと目的を持ってほしいと思っています。
なぜ一番大切なのか…それは、これから待ち構えている、たくさんの関門をくぐり抜ける上で、退職する目的がハッキリしている程、どんどん前に進めるから。
辞める想いが中途半端だと、途中で減速したり、ズルズルと先延ばしになったり、退職できても何だかモヤモヤが残ったりします。
あなたは、何のために会社を退職しようとしているのか、改めて考えてみませんか?
みんなが会社を辞めるのはなぜ?退職理由ランキング
みんなが会社を辞めたい理由についても、確認しておきたいですよね。
エンジャパンさんによるアンケートでは、「やりがい・達成感を感じない」「給与が低かった」このような理由が上位を占めています。
順位 | 転職を考え始めたきっかけ | 回答者の割合 (複数回答可) |
---|---|---|
1位 | やりがい・達成感を感じない | 40% |
2位 | 給与が低い | 36% |
3位 | 人間関係が悪い | 26% |
4位 | 自分の成長が止まった・成長感がない | 24% |
5位 | 評価・人事制度に不満があり | 23% |
6位 | 社風や風土が合わない | 22% |
7位 | 業界の将来性に不安を感じる | 20% |
8位 | 企業の業績に不安を感じる | 19% |
8位同率 | 残業・休日出勤など拘束時間が長い | 19% |
9位 | 待遇(福利厚生)が悪い | 14% |
9位同率 | 自分の体調が悪くなった | 14% |
10位 | 他にやりたい仕事ができた | 12% |
11位 | 不本意な退職をした | 9% |
12位 | 不本意な異動・転勤をした | 7% |
12位同率 | 結婚・出産・介護など家庭の事情 | 7% |
‐ | その他 | 11% |
※参考:エン転職 1万人アンケート(2020年8月)「転職のきっかけ」実態調査 ※この表は、参考元のデータのうち、全体の年齢の数値をランキングにしたものです。 |
「会社を退職したい理由」をハッキリさせていくと、一つ前で見てもらった「何のために退職するのか」「退職してどうしたいのか」ここも考えやすくなると思います。
やりがいとか達成感とか、やっぱり「目的」って大事みたいです。
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)
退職に向けて準備しよう
もし、今の会社が新卒入社だったり、久しぶりに転職する場合は、退職に必要な準備にも戸惑ってしまうかもしれません。
私が新卒で入った会社を辞める時は、後先考えずに突っ走って痛い目を見たので、出来るだけ準備は整えておくのがオススメです…。
退職するために必要な準備を、一緒に確認していきましょう。
準備1.退職する理由
一番最初に見てもらった「何のために退職するのか」をしっかり考えておくのは大前提。
ここがフワッとしていると、上司に伝える時も簡単に跳ね除けられたり、あなた自身も転職活動中に大きな不安が残ったままで、まっすぐ前に進むのが難しくなってしまいます。
もし退職する理由が、会社に言いづらい内容であれば、建前でも大丈夫なので、穏便に辞められそうな理由を考えておきましょう。
本音を言ってトラブルになり、退職時期が伸びるくらいなら、建前の理由で穏便に済ませてしまった方が、お互いのためになるはず。
退職理由については「退職理由と伝え方」でもお話しさせて頂きますね。
準備2.転職先
あなたの心や身体に余裕があるなら、出来るだけ転職先は決めておくのがオススメ。
収入のない期間が発生せずに済むので、退職してどんどんお金が減っていくだけの状況よりも、生活の安心感が変わってくると思います。
もしかすると、すでに転職サイトを毎日チェックしているかもしれませんが、気になる会社はどんどん話を聞きに行きましょう。
ちなみに、私は新卒当時、心と身体に余裕がなかったので、転職先を決めないまま退職しました。
一度退職してから次の会社を探しても、ちゃんと目的がハッキリしていれば、採用にはそれほど影響しないと思っているので、生活面と相談しながら、あなたの心と身体を一番に考えた進め方をしてほしいです。
準備3.退職願
退職願(たいしょくねがい)とは、「退職させてください」といった意味を持つ書面。
そのため、退職の意思を上司へ伝える時に提出するものです。
対して退職届(たいしょくとどけ)は、「退職します」という意味なので、退職が会社にも認められ、決定した後に提出します。
つまり、まず準備段階で必要なのは退職願になることが多いですが、会社によっては退職願が必要ないところも。
就労規則に何も記載がなければ、ひとまず退職願を用意しておき、上司へ退職の話をする中で提出してもいいと思います。
退職願・退職届の書き方は「退職の手続き」で詳しく見ていきましょう。
準備4.ハラスメントの証拠を抑えておく
あなたがもし、今の会社でパワハラやセクハラなど、ハラスメントに遭っているなら、嫌な思いを強いられる毎日…すごく辛いですよね。
周りに相談できる人がいなかったり、相談しても解決に繋がらなかったりすれば、独りで耐え続けることになり、もう、心も身体も限界に近いかもしれません。
日常的にハラスメントが起きているなら、何でもいいので証拠を残しておきましょう。
ボイスレコーダーで録音してもいいですし、メールやチャットでハラスメントに遭うなら、スクリーンショットやデータを取っておき、できればあなたが用意したUSBや外付けHDDなどに保存するのがオススメ。
もし、退職の意思を伝える時に、ハラスメントによって退職させてもらえないようなトラブルが起きたら、人事など第三者の理解を得るための証拠となります。
ハラスメントかどうか判断できなくても
私が新卒の頃に勤めていた会社で、上司にパワハラを受けていた時、当時は自分の身に起きているのがパワハラたと気が付きませんでした。
何年かして、過去を振り返る気持ちの余裕がちょっとずつ出てきた時に、初めて「もしかして、あれが世に言うパワハラだったのか」と気付いたんです。
あなたも、今自分が遭っている事はハラスメントに当たるのか、判断が出来ないかもしれませんが、「自分が嫌な気持ちになっている」時点で、ハラスメントを疑ってください。
そもそもハラスメントとは「人に嫌な思いをさせる事」を指します。
退職でトラブルがあった時に、もしかしたらハラスメントとして認められる決定的な証拠になるかもしれないので、念のため、何でも手元に残しておきましょう。
念には念を!あなたを守る力になってくれますよ。
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)
会社を退職する時の条件
そもそも、会社を退職したいと思った時、どうすれば辞めることができるのか、改めて確認しておくことも大切です。
会社を退職する時の条件は、「法律」「会社の就労規則」この2つがあるので、一緒に詳しく見てみましょう。
法律上 | 退職する意思を会社へ伝えてから、2週間後に退職できる。 |
---|---|
就労規則 | 退職する意思を会社へ伝えてから、1~3ヶ月後に退職できる。 |
「退職します」と伝えてから、実際に辞められるまでの期間に、差がありますよね。
法律では2週間で辞める事ができるのに比べ、就労規則では、1ヶ月以上掛かりますが、これは余裕を持った引継ぎをするために、法律上よりも少し長めの期間にしている場合が多いです。
そのため、1ヶ月の会社もあれば、3ヶ月も掛かるところもあります。
法律優先じゃダメなの?
「法律を守っていれば大丈夫じゃないの?」と思って、就労規則を無視して2週間で退職する選択もあるかもしれませんが、単純に、今いる会社へ迷惑を掛けてしまう可能性が高くなってしまいます。
2週間でしっかり引継ぎ作業が終えられればいいですが、1ヵ月、2ヶ月掛かる引継ぎを、無理やり2週間に詰め込んでしまっては、残された同僚さんたちがちゃんと理解できないままで、困っちゃいますよね。
どうせ辞めるからいいじゃん…という気持ちでいても、辞める時の態度や対応が悪いと、他社へ評判が広まる可能性もあり、同じ業種や職種に転職するなら、とても危険な行為。
もちろん、ハラスメントに遭っていたり、心や身体の調子が悪いなど、一刻も早く退職したい場合は、相談できる上司や人事などに伝えて、出来る限り早めに引継ぎを終えられるようにして大丈夫です。
退職の手続き
退職する時は、いろいろな手続きが必要。
面倒ですが、円満にスムーズに会社を辞めるためにも、退職に必要な手続きを確認していきましょう。
退職願・退職届
退職願は、退職する意思を上司へ伝える時に提出します。
会社によっては必要ない場合もありますが、念のため用意しておきましょう。
退職届は、会社に退職の意思を認めてもらい、退職が決まった後に届け出るもの。
書面を自分で用意する必要がある会社もあれば、会社が用意した書面に署名・捺印するだけでOKのところもあります。
引継ぎ作業
あなたの担当している業務を、あなたの代わりに担当してくれる人へ、退職するまでに引き継ぐ必要があります。
引継ぎのスケジュールは余裕を持って組み、漏れがないように、引き継ぐ同僚さんのことを考えながら、引き継ぎ方を決めておきましょう。
もちろん、上司や引継ぎ相手に相談しながら、スケジュールを組んでも大丈夫です。
また、社内の引継ぎだけでなく、取引先やお客様と関わるお仕事の場合は、お客様への引継ぎもスムーズに出来るよう、考える必要があります。
引き継ぐ同僚さんのことを、お客様が全く知らない場合「この人は信頼できるのかな?」と、不安に思うはずなので、同僚さんについて詳しく紹介してあげるのが良いですよね。
業務的な引継ぎのお話だけでなく、今までお世話になったお客様へ、しっかり挨拶する事も忘れないでくださいね。
返す物・受け取る物
退職する時は、会社から借りていた物を返したり、逆に会社から受け取ったりします。
PCや備品はもちろん、名刺や書類など、会社に関わる物はすべて返しましょう。
返却物の例
- 健康保険証
- 名刺
- 社章
- 社員証
- 会社のPCなど電子機器
- 備品全般
- 会社や仕事に関わる書類・データ
受け取る物
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 年金手帳
- 離職票
会社から受け取る物を見ると…漢字まみれです。難しい書類ばかり。
それぞれ詳しく見ていければと思います。
雇用保険被保険者証 | 「あなたは雇用保険に入ってますよ」といった証明になるもの。転職先に提出しなければいけない書類でもあります。もし、退職してからしばらく職に就かない場合は、雇用保険(失業保険)によって給付金を受け取ることができますが、雇用保険の申請に必要な場合もあるため、必ず受け取りましょう。 |
---|---|
源泉徴収票 | 退職する年の、一年間のお給料や税金について記載されている書類。転職先の年末調整で必要になるため、忘れずに受け取ってください。 |
年金手帳 | ご自身で保管している場合もあれば、勤めている間会社が保管してくれている場合もあります。会社に所属していると「厚生年金」となり、お給料から自動で年金が支払われているはず。転職先でも同じ手続きをしてもらうために提出する必要があるので、会社で保管している場合は、退職時に必ず受け取りましょう。 |
離職票 (転職先が決まっていない場合のみ) | 離職票は、転職が決まっていない場合に受け取る書類です。離職票-1・離職票-2の二種類があり、どちらも雇用保険の申請に必ず用意しなければいけないので、一度無職になる場合は、離職票の受け取りを忘れないようにしましょう。 |
また、このうち退職時に受け取るのは年金手帳のみ(会社で保管している場合)。
雇用保険被保険者証・源泉徴収票・離職票は、退職から数日~数週間後に届くため、退職する前に、どのくらいでもらえるのかを担当者さんへ確認しておくのがオススメです。
返却物を無くしていた場合は?
返却物を無くしてしまうと、始末書を書かなければいけなくなる可能性があります。あなたの会社で返す必要のある物が、すべて揃っているか、早めに確認しておきましょう。
名前が似てるので注意!
上記で見てもらった、会社から受け取る書類の中に「離職票」がありますが、正式名称はもっと長い「雇用保険被保険者離職票」。
雇用保険被保険者証とすごく名前が似ているので、注意してほしいです。
- 雇用保険被保険者証
・・・上記の画像が、雇用保険被保険者証。キーボードよりも小さく少し厚めの紙。 - 雇用保険被保険者離職票
・・・A3・A4サイズで、文字がギッシリ。離職票-1と離職票-1がある。
退職の流れ
退職する場合は様々な手続きで頭の中も忙しいですね…。
全体的な流れを一度確認していければと思うので、転職先を決めてから退職する場合と、一度無職になる場合、2つのパターンを見ていきましょう。
転職先を決める場合
STEP1 | 転職活動 |
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大変ですが、今のお仕事を頑張りつつ、転職先を決めます。 | |
STEP2 | 退職理由を考える |
今の会社へ、退職理由をどう伝えるか考えます。建前で大丈夫。 | |
STEP3 | 退職願の準備 |
必要ない会社もありますが、念のため退職願を用意しておきます。 | |
STEP4 | 上司へ報告 |
事前に上司へアポを取っておき、会議室など2人切りになれる場所で伝えます。 | |
STEP5 | 退職日の設定 |
退職の意思を認めてもらえたら、退職日や引継ぎについて決めていきます。 | |
STEP6 | 引継ぎ作業 |
余裕のあるスケジュールで、相手の事を考えた引継ぎをしてあげてください。 | |
STEP7 | 受取・返却物 |
会社から受け取る物や、返却する物の受け渡しをします。 | |
STEP8 | 有給休暇の消化 |
残っている有給休暇を使い切ります。有休休暇日数も加味して退職日を設定しましょう。 | |
STEP9 | 退職 |
正式に退職となります。返却物のうち、健康保険証は退職日まで使うことができます。 |
有給休暇を使わせてもらえないなら
会社の謎ルールや、パワハラなどが原因で有給休暇を使わせてもらえない場合もあるかもしれません。
あなたの会社で「普通に退職する」のが難しいと思ったら、今浸透しつつある退職代行さんにお願いしてもいいと思います。
本来もらえるべきものが、会社の都合でもらえなかったり、何かと退職の邪魔をしてくるなら、足踏みしている時間がすごく無駄ですよね。
せっかく代行してくれるサービスがあるなら、あなたの人生の限りある時間を有効に使うためにも、選択肢に入れておくのがいいと思います。
一度無職になる場合
STEP1 | 退職後どうするのか決める |
---|---|
退職してどうするのか、何のために退職するのか、よく考えてハッキリさせておきます。 | |
STEP2 | 給付金制度の確認 |
正式に退職する前に、あなたが受けられる給付金を調べておくのがオススメです。 | |
STEP3 | 退職願の準備 |
上司へ報告する前に、退職願を用意しておきましょう。 | |
STEP4 | 上司へ報告 |
退職の意思を上司へハッキリと伝えます。「退職後どうするのか」を正直に言ってもいいですが、難しければ建前でもOKです。 | |
STEP5 | 退職日の設定 |
引継ぎや退職日について、相談しながら決めます。 | |
STEP6 | 引継ぎ作業 |
無理のない進め方で引継ぎをしましょう。 | |
STEP7 | 受取・返却物 |
漏れがないよう、もらう物と返す物を担当者さんへ事前に確認しておくと安心です。 | |
STEP8 | 有給休暇の消化 |
残った有給休暇を使い切ります。 | |
STEP9 | 退職 |
給付金制度を利用する場合は、退職後に届く書類が来たら、早めに申請へ行きましょう。 |
給付金制度については「転職先が決まってからじゃないと退職しちゃダメ?」で、詳しくお話しさせていただきますね。
健康保険証、いつどうやって会社へ返すの?
健康保険証も、会社へ返す物の一つですが、退職日ギリギリまで使うことができます。
これは、最終出勤日と退職日が、別日なのか、同日なのかによって変わってくるので、それぞれ見ていきましょう。
別日の場合 | 最終出勤日 → 有給休暇 → 退職日 |
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最後に出社する日と退職日が別日の場合、退職日を過ぎたら、健康保険証を郵送で会社へ送るか、もしくは会社へ直接届けに行きます。わざわざ会社へ行きたくない場合は、郵送でまったく問題ありません(私が退職する時も郵送で返却しました)。 | |
同日の場合 | 有給休暇 → 最終出勤日(退職日) |
最後に出社する日と退職日が別日の場合、出社日を一日だけ残しておき、有給休暇を消化してから、退職日に最後の出社をする会社もあります。この場合は、そのまま退職日に健康保険証を返せばいいので楽ちんです。 |
私が郵送で健康保険証を返却した時は、中身が見えない+プチプチ付き(緩衝材)の封筒を購入して、添え状を同封して会社へ送りました。
添え状は、送る日付や宛名(総務・人事・担当者様など)、氏名などを書くのはもちろん「退職するので保険証返却します」という内容が分かる文面を、簡単に書いておけば大丈夫です。
不安な場合は、会社の担当者へ聞いても大丈夫ですよ。
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)
退職に関する「時期・タイミング」
何も考えず、気持ちが乗ってる時に、勢いに任せて退職に突っ走るのもアリかもしれませんが、時期やタイミングを少し考えながら進めた方がいい場合もあります。
頭に入れておいて損はないと思うので、私と一緒に退職の時期やタイミングについて、詳しく見てもらえると嬉しいです。
退職すべき時期
退職すべき時期というと「辞めたい時に辞めさせてよ!」と突っ込まれそうですが「退職に適している時期」と言った方がいいかも。
頃合いを見計らうというやつです。
ただし、頃合いを見計らうよりも最優先に考えてほしいのは、あなたの心と身体であり、時期を待つ間に身体を壊したり悪化させてしまっては、元も子もありません。
これから見てもらう時期は、参考として見てほしいです。
ボーナス後 | ボーナス直前で退職するのは、ちょっともったいないですよね。しかし、現在は時代の急激な変化でボーナスがカットされる会社も珍しくないため、社内報などをよく確認しておきましょう。また、休職などをする場合はボーナスがもらえない可能性もあるため、事前に会社へ確認しておくのがオススメです。 |
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ボーナス前 | ボーナスを受け取ってからは、退職しづらい場合もありますよね。会社や部署によっては「退職はボーナス前」といった独特の風土が根付いているところもあるので、その場合はボーナス前に退職する方が、穏便に済ませることができます。また、退職が決まっていると、ボーナスを減額されるなど、会社によって方針が違うので、会社の賞与支給規定を事前に確認しておきましょう。 |
繁忙期を避ける | 会社が忙しくなる時期は、出来る限り避けるのがいいと思います。上司へ伝えづらかったり、多忙を理由に取り合ってすらもらえない可能性も。また、引継ぎ作業によって、引き継いでもらう同僚さんの、普段のお仕事を圧迫してしまう事にもなります。業種によって繁忙期が違うと思うので、入社から1年未満の場合は、先輩や上司へ会社の繁忙期を確認しておくのもオススメです。 |
業務の節目に 合わせる | 次の案件や新事業に携わる前に、最低でも退職の意思は伝えておきましょう。同僚さんと、そのお仕事に関わるお客様のため、そしてあなた自身のためにも、新しいお仕事が始まる前に伝えておけば、お互いが動きやすくなります。 |
時代の急激な変化による退職
時代の急激な変化によって、事業撤退や倒産する会社が増えており、一見関係のない業界にもじわじわと影響が出てきています。
働き口も不安定に思える今、自分から会社を退職するのは、やっぱり危ない事なのかな…こんな心配がありますよね。
あなたが今勤めている会社の状況は、どのような感じでしょうか?
影響はゼロではないけれど、会社がなくなったり、突然クビにされるような事はなさそうであれば、同じ業界での転職なら影響を受けにくいと考えられます。
もちろん、転職先をよく見極める必要もありますが、今の会社で体調を崩してしまうほど、退職したい状況であれば、無理に続ける方が危険。
この章の、一番最初に見てもらったと思いますが、あなたの心と身体を一番に優先してください。
あなたの知らないお仕事って、まだまだたくさんあるので、業種や職種にかなりのこだわりがない限り、気持ちよく働けるところは、このご時世でもいっぱい選べると思います。
上司に伝えるタイミング
会社を退職する時は、まず上司に伝えなければいけません。
すごく緊張する場面です…場合によっては採用面接より緊張するかもしれないですね…。
伝え方については、次の章で詳しく見ていければと思いますが、上司に伝える時は、タイミングも大切。
悪いタイミングで伝えると、聞き流されたり取り合ってくれない可能性が高くなってしまうので、少しでもスムーズな退職へ近づけるためにも、詳しく見ていきましょう。
忙しくない時を狙う
- 一年間で見たときの繁忙期以外
- 一ヶ月の中で比較的お仕事が落ち着くタイミング
- 一週間で忙しくなさそうな曜日
社員さんたちのスケジュールを社内で共有しているなら、上司について上記の内容をふまえながら、上司の予定が落ち着いているところを狙いましょう。
もちろん、その時々で予定は変わると思うので、その都度よく確認しながら、タイミングを見て伝えます。
上司のスケジュールについて何も考えないまま、あなたが思い立った時や、今日は何だか言う勇気があるというだけで、突然伝えるのはあまりオススメしません。
単純に、上司がちゃんとあなたのお話を聞いてくれる、考えてくれるのはどんな状況かを考えた時、忙しかったりイライラしているタイミングでは「もう一回考え直して」と言いくるめられたり、突っぱねられてしまう可能性も。
上司が話を聞きやすい体制に整えてあげる、と考えれば、お互いちゃんとしたお話ができるはずです。
退職理由と伝え方
あなたの中で転職や退職を決める事そのものが、様々な悩みや葛藤を乗り越えて出来る大変なものだと思いますが、決めてからがまた大変ですよね。
まずは上司へ、退職する事を伝える必要があり、伝えるタイミングについては一つ前のところで見てもらいましたが、ほかにも「どうすればいいの…」と、行き詰ってしまう部分がたくさんあると思います。
あなたの進みたい道へスムーズに進めるよう、退職する理由や伝え方について、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。
伝えるべきは本当の気持ち?それとも建前?
退職する理由をどのように伝えるか…ここはすごく悩むところですよね。
正直にお話しできる状況であればそれが一番ですが、ハラスメントを受けていたり、会社の方針に納得できなかったり…言いづらい理由の方が多いかもしれません。
嘘や建前の理由を言うのは、自分を偽っているみたいで気が引ける場合もあると思いますが、私は建前の理由でOKだと思っています。
例えばパワハラ上司に耐えきれず辞めたい場合、それを当の上司に言わないといけませんが、相当度胸がなければ、言えないですよね。
もし言えたとしても、
「パワハラなんてしていない」
「どこが嫌だったのか教えてくれれば直すから」
「ほかの会社行ってもこのくらい普通だよ」
こんなふうに、はぐらかされる可能性が高いです。
逆に言ってやりたい場合
「会社のやり方に納得できない!耐えられない!」
このようにちょっと怒りの感情が入っていると、全部ぶちまけてから退職したいと思うかもしれませんね。
正直に言って、そのまま突っ走ることができればいいですが、トラブルに発展すると、デメリットが発生します。
- トラブルによってなかなか退職できない
- 業界内で口コミが広がり、他社に採用されにくくなる可能性がある
もう退職するつもりなのに、言い方次第でズルズルと足止めを食らうなんて、あなたの時間がすごーく無駄だと思いませんか?
もちろん、あなたの中で「正直に言うこと」を大切にしているのであれば、無駄ではないと思います。
しかし、正直に言いたい気持ちがそこまでなければ、建前の理由を伝えて穏便に済ませた方が、これからの時間を有意義に使うことが出来ますよね。
伝え方
上司に退職する事を伝える時はどうすればいいのか「伝える準備」と「伝える時」に分けて、確認していければと思います。
伝える準備
会社の退職を上司へ伝える前に、準備があります。
上司へ伝えるには、お話する時間を上司からもらう必要があるので、上司が忙しくなさそうなタイミングを考えて「少しお話する時間を頂きたいのですが…」と切り出します。
直接聞いてもいいですし、メールやチャットでも大丈夫なので、いつ時間をもらえるか聞いて、会議室など2人切りで話せる場所を確保しておきましょう。
退職の何ヶ月前?
上司に伝える日は、退職する何ヶ月前にすべきか…この点も難しいところですよね。
退職の意思がハッキリしているなら、1年前とか半年前とかに「あとこのくらいしたら、辞めようと思ってます」と、事前に伝えておいても大丈夫。
上司としても、早めに知っておいた方が、今後のお仕事の回し方や、ほかの同僚さんへのお仕事の振り方など、余裕を持って調整しやすくなります。
ただ、言いづらい環境の場合はギリギリになってしまうと思うので、最低でも就労規則で決まっている期間は守りましょう。
「退職する1ヶ月前までに申し出る」など、会社ごとに決まりがあるはずなので、総務や人事などに確認してみてください。
パワハラに遭っているなら
あなたが上司からパワハラを受けているのであれば、上司に伝える時は、ボイスレコーダーでの録音をしておきましょう。
脅しや暴言を吐かれて引き止めにあっても、第三者へ伝える時の証拠となります。
また、もしどうしても上司と2人切りで話すのが無理そうなら、ほかに社内で信頼できる人に立ち会ってもらっても大丈夫です。
先輩、同僚など「あなたが信頼できる人」なら誰でもOK。
信頼できる人がいなければ、人事や総務に立ち会いをお願いしましょう。
伝える時
「退職を考えていまして…」
「転職しようと思ってるんですが…」
退職する事を伝える時、本当にこのように思っているならいいのですが、
「もう心も身体も限界!今すぐ辞めたい!」
「採用もらって転職先決まったし、退職するぞ!」
こんなふうに、ちゃんと退職する気持ちが決まっているなら、ハッキリ「退職します」と伝えましょう。
もう少し柔らかくするとしても「退職させて頂こうと思います。」こんな感じで、語尾を濁さず言い切るんです。
声に出すと、あなた自身の気持ちにも気合いが入り「辞めるんだ!」と、奮い立たせることができます。
引き止めを防ぐために
いろいろな事を考えに考え抜いて、やっと退職を決めたのに、いざ伝えてみたら引き止めにあった…
ここで躓いて、ズルズルと退職への道が遠ざかってしまう事も多いです。
「悩んで退職を決めたのに!」
「勇気出して言ったのに!」
止まってしまわないためにも、引き止めを防ぐ方法を一緒に見てみましょう。
退職後のことを決めておくべき理由
このページの一番最初の章で見てもらいましたが、会社を退職する時に一番大切なのは「何のために退職するのか」。
これをあなたの中でハッキリさせておくのか、フワフワしたままなのかによって、上司とのお話に挑む時のハードルが大きく変わってきます。
「ハラスメントのない会社で働くために、辞める!」これでもいいですし、
「パワハラで受けた傷を休める!」こういうのでもいいです。
あなたの気持ちや意思がしっかり入っている、信念や誓いのようなものになっていれば、何でも大丈夫。
前に進む「芯」が硬ければ硬いほど、退職する意思を伝える口調にさえ芯が出てきます。
もし引き止めにあっても、跳ね除けやすくなるので「何のために退職するのか」この芯を作っておく事が本当に大切なんです。
脅しのような引き止めや、進まない場合は人事や頼れる人に相談
上司と2人切りになって退職を切り出したら「損害賠償」なんて言葉を出してきたり「他社で採用されないようにしてやる」なんて脅迫されると、怖くなって何も言えなくなりますよね。
本当に損害賠償を請求されたり、採用に響くような嘘の悪評を流される可能性は、ほとんどないと思って大丈夫です。
ものすごいトラブルを起こして辞める場合は、業界内でも口コミが広がることはあるかもしれませんが、この場合は、上司によるただの脅し。
もし、あなたの上司がこのように脅してきてもおかしくない人であれば、ボイスレコーダーは必ず用意しておきましょう。
また、脅迫されたら、その内容を人事や総務などの第三者に報告します。
一人ではどうすればいいか分からなければ、誰かに頼っていいんです。
一人で抱え込まなくても大丈夫。
人に頼るのは全然悪いことじゃないですよ。
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)
転職先が決まってからじゃないと退職しちゃダメ?
会社を退職するという事は、新しい会社に就職するか、無職になるか…大体このどちらかへ進むことになりますよね。
中には自分で会社を立ち上げたり、フリーランスになる人もいます。
もし、退職してからのお仕事が決まっていないと、何だか辞めづらいかもしれません。
「無職」は世間から冷たい目で見られがちですし、単純に収入がなくなってしまうため、あなた自身も不安。
しかし、今の会社で働きながら次の会社を探すのが、難しい場合もありますよね。
転職先を決めずに退職したい場合、どうすればいいのか一緒に見ていきましょう。
限界なら、無理せず辞めよう
例えば、ハラスメントによって心が苦しく、身体にも様々な症状が表れているなら、「転職先が決まるまでは今の会社で耐え続ける」なんて事、しなくてもいいです。
あなたの心を守ることを、一番に優先してあげてください。
「無職になるのが怖い…」
「収入どうしよう…」
いろいろな不安があると思いますが、後に回して大丈夫です。
まずは、心と身体のお休みが何よりも先決。
優先順位、間違えないようにしてください。もっと自分を大事にしていいんです。
パワハラに遭って無職になった時
私は、新卒で入社した会社で上司からパワハラを受け、1年で退職しました。
うつになりかけていたので、働きながら転職活動なんてとてもじゃないですが、当時の私には無理な話。
震え、動悸、めまい、吐き気、息が出来ない感覚…とにかく心と身体を休めなければと思い、必死になって「退職」に走りました。
退職の意思を上司に伝える時は、直接言うのが怖かったので、私は手紙にして渡し、後日上司の上司に当たる人と面談をして、1年で退職に至ります。
退職理由はもちろん建前。
「この仕事は自分に合わないと思ったので…」確かこんな感じです。
パワハラに遭った事を偉い人に知ってほしいとか、証明したいとか、もうどうでもよくて笑、無職でもなんでもいいので、自分を守ることに全力になりました。
それからしばらく心と身体をゆっくり休めて、徐々に転職サイトを見るようになり、少しずつ新しいお仕事を始め、今では新卒の会社とまったく違う業種・職種で、上司と仲良くお仕事を楽しんでいます。
お仕事は、後からいくらでも立て直せるので、あなたもまずは、自分自身を守ってあげてくださいね。
一度無職になる場合に知っておいてほしい事
私が一度無職になった時、何も考えず、とにかくゆったりお休みしていましたが、退職してしばらくすると、いろいろな封筒が届くようになります。
離職票など、辞めた会社から受け取るべき書類もそうですが、退職から1、2ヶ月くらい経つと、何だか別の封筒も…。
どれもお金に関する書類で、国やお役所から届くものですから、すごく焦りました…笑
私のように慌てないためにも、無職になる場合の「お金」のお話を、一緒に見てもらえると嬉しいです。
支払わなければいけないお金
私たちは、会社に勤めていても、いなくても、支払わなければいけないお金があります。
会社に勤めている間は、それらのお金を、会社が代わりにあなたのお給料から支払ってくれているので、支払ったあとのお金が、あなたの銀行口座に振り込まれるわけです。
そのため、会社を辞めて無職になると、代わりに支払ってくれる人もいませんし、そもそもお給料がないので、あなたが自分で支払わなければいけません。
支払う必要があるのは、次の3つ。
支払う必要があるお金 | 退職前後の種類の変更 |
---|---|
住民税 | 種類の変更なし |
年金 | 会社に勤めている時:厚生年金 無職になってから:国民年金 |
保険料 | 会社に勤めている時:社会保険 無職になってから:国民健康保険 |
こんなふうに、会社にいた時と無職になった後で、年金や保険の種類が変わりますが、お金を支払わなければいけない事に変わりはありません。
また、保険については、社会保険から国民健康保険へ切り替えるといった手続きが必要ですが、基本的には、年金・住民税・保険料ともに、届く封筒に記載された通りの、手続きや支払いをすれば大丈夫です。
もし、あなたの健康状態を見て、お役所へ行く元気があれば、封筒を待たずに早めに手続きへ行ってしまった方が、いいかもしれませんね。
私の住む地域のお役所では、電話で聞くこともできたので、あなたもご自身の暮らす市区町村のサイトを見てみるのがオススメです。
様々な給付金制度
無職になっても、いろいろなお金を支払わなくちゃいけませんが、収入がなくなると、生活費すらままならなくなってきてしまいます。
そこで、給付金制度を利用すれば、次の会社が決まるまでお金を繋ぐことができるので、どんな制度があるのか、一緒に見ていきましょう。
住宅確保給付金
実家暮らしならあまりお金に困らないかもしれませんが、一人暮らしの場合は、家賃の支払いによって、ますますお金が出て行ってしまいます。
そのため、退職して家賃の支払いが難しくなったら、住宅確保給付金を申請しましょう。
ただし、働きたい意思がないと申請はできず、ハローワークにて就活をする必要があり、市区町村によっても様々な規定があるため、あなたの暮らす市区町村のサイトを確認してみてほしいです。
雇用保険(失業保険)の基本手当
働きたいのに、なかなか再就職できない…このような人を支援するための保険です。
つまり、無職だけど働きたい意思がある人が対象。
ただし、申請してから実際にお金をもらえるまで、3ヶ月+一週間も掛かってしまうため、雇用保険の申請を考えているなら、早めに動きましょう。
雇用保険(失業保険)の傷病手当
雇用保険による給付金は、基本手当のほかに傷病手当といったものがあり、お仕事に就いていない間、病気やケガで15日以上求職活動ができない場合に受けることが出来ます。
基本手当と傷病手当は二つ同時にもらえず、あなたの状態によってどちらかを選ぶことになるので、ハローワークへ行ってご自身に合った進め方を聞いてみましょう。
傷病手当金
雇用保険の「傷病手当」と一文字しか違いがないので、かなり紛らわしいですが、「傷病手当金」といった給付金もあります。
- 傷病手当・・・雇用保険
- 傷病手当金・・・社会保険
このように、傷病手当金は基本的に、会社に勤めている最中に受給するものですが、もし、受給期間中に退職する場合も、下記の条件を満たしていれば継続して傷病手当金がもらえるんです。
- 退職日(社会保険の被保険者でなくなる日の前日)までに、1年以上続けて社会保険の被保険者だった場合
- 社会保険の被保険者ではなくなった時、傷病手当金の給付を受けている、または受ける条件を満たしている場合
ただし、退職日に出勤すると、退職後は傷病手当金の給付を受けられなくなってしまうため、傷病手当金を継続したい場合は、退職日に出勤しないよう気を付けてくださいね。
国民健康保険からも傷病手当金が出る?
一つ前で見てもらったように、傷病手当金は基本的に社会保険の制度であり、国民健康保険で傷病手当金を給付した例はありませんでした。
退職は前進
「退職」この言葉だけを聞くと、何だか後ろ向きに聞こえるかもしれませんが、退職ってものすごい前進でもあります。
転職先が決まっていても、決まっていなくても、あなたは前に進もうとしているんです。
逃げてるとか、甘えだとか、言ってくる人もいるかもしれませんし、あなた自身がそう思ってしまうかもしれませんが、確実に前に進んでいるはず。
自信を持って退職するために、退職って何なのか、ちょっと見てもらえると嬉しいです。
狭い世界からちゃんと飛び出そうとしてる
新卒で入社した会社で、ずっと楽しく働く人はたくさんいますし、私の友達にもそういう人が何人かいます。
それはそれでいいんですが、入った会社が全然自分に合わない人だって、たくさんいるはずですし、むしろそういう人の方が多いかもしれません。
そこで、変に留まりすぎてしまうのは、よくないと思うんです。
10年、20年転職せずお仕事を楽しめる人は、楽しいからそうしているのであって、あなたが入った会社が楽しくないのなら、辞めればいいですよね。
今の会社でお仕事を楽しめる人は、選択肢をそこまで必要としていないだけ。
あなたに選択肢が必要なら、ほかの会社を選びたいなら、選んでいいんです。
今いる会社がすべてじゃないって、あなたはちゃんと気付いているはずだからこそ、狭いところから飛び出そうとしていますよね。
飛び出す先がアルバイトさんでも、派遣社員さんでも、無職になってもいい。
「飛び出すこと」がもう、すごいじゃないですか!
転職先への不安は誰にだってある
転職は、まったく知らない世界へ行くことになるので、誰でも不安です。
同じ業種、同じ職種だとしても、会社によって空気や温度、働き方、居心地もまるっきり違います。
人と同じように、会社にも個性があるんですね。
だから、次の会社も自分に合わなかったらどうしよう…こんな不安はずーっと付きまといますし、実際に転職先しても合わない場合だってあります。
何なら、転職前の会社より合わない可能性もあると思います。
でも、そんなことは、前に進まないと誰にも分からないですよね。
進んでみたら、転職してよかったと心から思える会社に出会える可能性だってある。
未来のことは怖いです。
でも、怖いからって、今の会社にいるままでいいんでしょうか。
きっと、今のままじゃ良くないと思っているから、あなたは前に進む不安と闘っているんだと思います。
大丈夫です。進んでみてダメだったら、また違う方へ進んでみればいいんですよ。
最後に。
ここまで一緒に見ていただき、ありがとうございます。
こうしてみると、会社を退職するのって本当に大変ですよね…ただ辞めるだけなのに。
でも、大変だからこそやっぱり、一番最初に見てもらった「何のために退職するのか」この力が利いてくるんですよね。
目的を、硬い芯を、あなたの中に持っていれば、前へ進むのもきっと怖くないです。
退職に関するあなたの不安が、少しでも軽くなれば嬉しいです。
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)