「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。お仕事から逃げたいと思っても、戸惑っちゃいますよね...。
もうやだ。逃げたい。
仕事から逃げ出したい時、ありますよね。
時々にとどまらず、毎日逃げたい気持ちでいっぱいな場合もあると思います。
私も逃げたい思いをたくさん経験しましたし、実際に逃げちゃったことも。
仕事から逃げたい時っていつなのか、今のあなたは逃げてもいいのかなど、様々な角度から一緒に見ていければと思うので、あなたの道をしっかり歩き出せるようになるための情報になれば嬉しいです。
仕事から逃げたくなる理由
仕事行きたくない。
仕事したくない。
逃げたい。
あなたは今、なぜお仕事から逃げたいと思うのでしょう?
ミスをしてしまったり、休みがなかったりと理由は様々で、次の章でも詳しく見ていきますが、どんな場合であっても逃げたいという感情の先にあるのは、恐怖。
恐怖は嫌悪感の一種ですが、誰だって嫌なことからは逃げ出したくなるものです。
では、何が怖いのかっていうと、ミスをする事とか、休みなく働く事とか、これもいろいろだと思いますが、同時に恐ろしいのは、ダメな自分に出会ってしまうことなんじゃないかなと、私は思っています。
ダメな自分に会いたくない
ミスをする自分。
休みを取れない自分。
怖いことに対峙して、もしその恐怖に負けてしまうと「ダメな自分」に会わなくてはいけないですよね。
自分の出来ないこと、欠点、失敗、劣っているところ…これらを改めて思い知らされるのって、すごく怖いです。
自分のダメな部分も受け入れないといけない…そう分かっているのに、素直に受け入れられないような自分も、見ずに過ごしていたい。
恐怖の対象からも、その恐怖を乗り越えられない自分に出会ってしまう事からも、逃げたいのかもしれないと、私は思います。
仕事から逃げたくなる時。対処法も確認しよう
仕事から逃げたくてたまらない今のあなたは、どんな状況ですか?
逃げたくなる時って、いろんな場面があると思うので、私と一緒に詳しく見てもらえると嬉しいです。
また、それぞれ逃げたい時に、逃げないようにする方法も確認していければと思います。
1.忙しくて休めない
残業続き、休日出勤、人手不足…。
お仕事が忙しくてちゃんとした休みが取れないと、働くことに縛られ続けて、もう嫌だ!と、逃走したくなりますよね。
しかし、真面目で人にやさしいあなたは、自分が休んだらみんなに迷惑が掛かると思って、逃げたいと嘆く自分に鞭を打ちながら、今日も働いているかもしれません。
お休みは逃げじゃない
お仕事が休めない場合、逃げないようにする方法を取るよりは、逃げるべきです。
休むのは逃げではなく、働く人に必ず与えられている義務。
上司に相談して、きちんとお休みをもらって大丈夫ですが、本来もらえるお休みがもらえなければ、ほかの会社へ移ることを検討した方がいいかも。※ 本来もらえるお休みについては「日本で仕事をお休みする決まり」を見てもらえればと思います。
これは逃げではなく、社会人みんなが当たり前にやることを、当たり前に出来る環境へ移るだけのことなので、気負わなくて大丈夫ですよ。
2.月曜日・休み明け
土曜、日曜お休みの場合、月曜日は毎週憂うつになります。
連休があっても、連休初日から週明けのことを考えて、気持ちが沈んだままお休みを過ごすことになったり…逃げたいですよね。
このままお布団に潜り続けていたい。
会社と逆方向の電車に乗って、どこかへ行ってしまいたい…。
とりあえず軌道に乗るまで踏ん張る
軌道に乗っちゃえばあとは大丈夫、なんてよく言いますが、ここでの軌道とは、通勤電車や車のことです。
辛いけど、会社へ行く電車に乗るところまでは、何とか頑張る。
車に乗って大通りへ出るまでは、踏ん張って行く。
自分の背中を、自分でグイグイ押してあげる感じですね。
ご褒美を用意する
会社の近くや帰り道に、あなた自身へのご褒美を置いておくのもオススメ。
好きなケーキ屋さんや、雑貨屋さんなど、あなたが落ち着いたり楽しい気持ちになれる場所を見つけておいて、頑張って出社できたら帰りに立ち寄る。
月曜日を克服できれば、一週間そのものの軌道に乗ることができるので、金曜日のご褒美もいいですが、月曜日のお仕事終わりにご褒美を設定するのも、なかなか良いですよ。
3.ミスをした
お仕事でミスをすると、もう本当にその場から消えたくなります。
なかったことにしたい。
リセットしたい…。
ミスをした自分自身のことも、嫌になっちゃいますよね。
受け入れて、許してあげる
間違ったことをしてしまった自分を認めたり、受け入れたりするのは、かなりの勇気やパワーが必要。
大人なら、自分のミスを受け止めることくらい、出来て当然だと思うかもしれませんが、案外みんな手こずってると思います。
自分のミスを目の前にした瞬間は、自分を責めないっていうのは難しいと思いますが、あなたのペースで大丈夫なので、ちょっとずつ認めていきましょう。
また、ミスした自分を受け入れてあげると同時に、許してあげてほしいです。
逃げたいと思うくらい、ミスに対して負い目を感じることができているなら、それで十分だと私は思います。
4.怒られた
ミスをした後に繋がると思いますが、先輩や上司から怒られると「あーあ、もうやだな」と、逃げ出したくなります。
何で自分はこんなにダメなんだろう。
もう逃げたい。辞めちゃいたい。
毎日のように怒られるのも、逃げたいと思いますし、普段は怒らない上司を怒らせてしまった時なんかも、逃げたくなりますよね。
成長のチャンスかも
怒られるっていうのは、自分が出来ていない部分を正してもらえる事でもあります。
そのため、怒られたあと反省したり、あなたなりに答えを出したりして、次に活かすことができれば、それは大きな成長です。
意味なく怒りっぱなしの上司じゃない限り、あなたに今よりも成長してほしいから、上司は怒ってくれているはず。
怒られた瞬間は逃げ出したくなる気持ち、すごく分かりますが、ぐぐっと踏ん張って乗り越えると、成長に繋がっていくと思いますよ。
5.ずっと上手くいかない
全然仕事ができるようにならず、上手くいかない。
そんな状態がずっと続いていると、もう逃げていいかな…なんて考え始めますよね。
このまま続けていて、意味があるのかな。
自分にはこの仕事、向いていないんじゃないか。
いつまでも結果が出ず、逃げ出したくなります。
「楽しい」がベースにあるかどうか
あなたが今のお仕事を、好きでやってる、楽しいと思っている中で、逃げたくなっている場合は、逃げない方がいいです。
ここで逃げずに、頑張って頑張って乗り越えると、お仕事がもっと楽しくなってくる可能性が高いと思います。
楽しくないなら逃げてよし
お仕事を楽しいと感じられなかったり、逃げた自分を想像してみて、後悔していなさそうなら、逃げた方がいいです。
何だか、後ろめたい感じがすると思いますが、あなたのお仕事がずっと上手くいかないのは、ただ、あなたに合っていないだけかもしれません。
ちょっとお仕事を変えてみたら、毎日が楽しくなったり、上手くいく可能性もあるので、あなたが今のお仕事に対して、どう思っているのか、ちょっと考えてみてほしいです。
6.ハラスメントに遭っている
ハラスメントとは「人が嫌がることをする」という意味で、セクハラ、パワハラ、モラハラなど、様々なハラスメントがあります。
あなたがもし、何かのハラスメントに遭っているなら、逃げたいと思うのは、とても自然なことですよね。
しかし、ハラスメントを考える時に難しいのが、
- 自分で判断しにくい
- 人に相談しにくい
この2つかなと思っています。
真っただ中にいる時ほど動けない
私は、新卒の時に上司からパワハラを受けていましたが、当時は自分が遭っている行為が、パワハラだという自覚を持っていませんでした。※ 私が新卒の時に経験したパワハラについては「私がうつになり欠けていた時の思考」も見てもらえればと思います。
ハラスメントの真っただ中にいる時ほど、自分のせいだと考えてしまうもの。
また、薄々ハラスメントだと気が付いてはいても、なかなか人に相談できないですよね。
誰かを頼る勇気を持つ
まずは、あなたがハラスメントの被害に遭っている事を自覚しましょう。
判断が難しければ、単純に「あなたが嫌がっているかどうか」で考えてみてください。
それでも、ハラスメントをしてくる人が悪いのに、自分自身のせいにしてしまう場合もあると思うので、これもちょっと難しいですが、誰かに話してみてほしいです。
社内に頼れる人や、話せそうな人がいれば話してみて、そのような人がいなければ、上司や人事に言ってみる(上司がパワハラしてくるならもちろん相談相手の対象外です)。
手を伸ばす先は誰だっていい
会社の人に話しづらければ、ご家族や友達へ「これってハラスメント?」と聞いてみるのもいいと思います。
どこにも相談できない場合は、まったく知らない人の方が、話しやすいかもしれないので、厚生労働省の相談窓口へ話して見るのもオススメです。
とにかく、あなた一人だけで考えてしまわないこと。
助けを求めて逃げているように感じるかもしれませんが、ハラスメントに立ち向かうのは、簡単に出来ることではないので「誰かを頼る勇気」を持ってほしいです。
7.上司が嫌い
上司の存在は、あなたのお仕事に深く関わってくると思いますが、そんな上司のことが好きになれないと、お仕事全体が嫌になり、逃げたくもなりますよね。
立場上、上司はあなたを注意したり叱ったりする必要があるため、上司に対して嫌な気持ちになることがあるのは、仕方がない部分もあります。
しかし、一切褒めてくれなかったり、理不尽な対応ばかりしてくるなら、上司の存在を丸ごと嫌いになってしまい、こんなところから逃げ出したいと思うのも当然です。
嫌な上司はかわいそうな人
例えば、上記で挙げたように、褒めることを知らず、毎日ガミガミネチネチと叱ってくる上司であれば、あなたの心は「嫌だ」といった気持ちで埋め尽くされるかもしれませんが、少し考え方を変えて「かわいそうだ」と思ってみてください。
人を褒めることができない。
叱ることしかできない。
何だか、かわいそうな人だと思いませんか?
毎日しかめっ面で、いつも怒ってる状態って、いい気持ちではないと思いますし、眉間のシワが取れなくなりそう。
同じ人間なんだと気付く
「上司はかわいそうな人だ」と考えていると、上からあなたを見下していた上司は、だんだんあなたと同じ高さに降りてきて、上司である前に自分と同じ「人間」なんだという視点で見ることが出来ます。
そうして、嫌悪感よりも同情心が大きくなっていくんです。
ただし、ずっとこの方法で我慢し続けるのも良くないので、部署異動や転職は考えてみた方がいいかも。
あなたがその上司と、人として合わなかっただけの話なので、逃げてるっていうよりは、行くべきところへ行く、こんな感じですね。※ 上司が嫌いで憂うつになっている場合は「仕事は好き、職場の人たちも好き、でも上司だけがどうしても嫌い。」も、参考にしてもらえればと思います。
8.嫌いな人と仕事しなきゃいけない
嫌いな人が上司の場合は、一つ前で見てもらった「上司が嫌い」を参考にしてもらえればと思いますが、一つのお仕事を、嫌いな人と一緒にやらないといけない場合は、また別の辛さがありますよね。
連携してお仕事するのに、相手が嫌いな人だと頼みたい事を頼みづらかったり、お客様の前でもギクシャクしたり…お仕事そのものに支障が出て、ますますストレス。
仕事とはいえ、嫌いな人と一緒にやらないといけないなんて…逃げたいと思うのも、無理ないです。
学びの機会と考える
「上司が嫌い」で見てもらった方法を使ってもらうのもいいと思いますが、もう一つは、あなたが嫌いなその人と、一緒にお仕事するのが一時的な場合。
もし、今回の案件を担当する間だけ…といった、期間が限られている場合は、良い学びの機会だと思うのがいいかもしれません。
全部あなたの糧(かて)にしちゃう
嫌いな人とお仕事をする中で、どんなふうに立ち回れば穏便に進められるのか経験しておき、今回を乗り越えてしまえば、もしまた苦手な人と組むことになった時、活かせる部分があるかも。
また、嫌いということは、考え方があなたと大きく違う場合があるため、そんな人と付き合うための勉強として捉えてみてもいいと思います。
部署異動などで、あなたの嫌いな人と同じ部署になり、しばらく一緒に仕事をしそうな場合は、上司や、ほかにその人をよく知っている人へ相談してみるのもオススメです。
9.プライベートが気になる
プライベートで気になる事があると、仕事に手が付かなくなる時もあるかもしれません。
また、プライベートがとても充実しているけれど、仕事ではストレスが溜まることばかりだと、気持ちの比重が大きく傾いて、お仕事から逃げ出したくなる場合もありますよね。
問題はきちんと解決する
プライベートで何か問題があると、お仕事に集中できず逃げたくなりますが、先に問題を解決した方がいいと思うので、ここは逃げてOKかもしれませんね。
また、プライベートの充実感と、お仕事のストレスや嫌悪感とで、気持ちに大きく差がついている場合、今のお仕事について改めて考えてみてください。
ストレスや嫌悪感の原因を考えたり、今のお仕事が好きかどうか、あなた自身に問いかけてみましょう。
もしかすると、お仕事や会社を変えた方がいい可能性もあるので、あなたの気持ちをじっくり見つめ直してみてほしいです。
10.ストレスで爆発しそう
もう耐えられない!
逃げ出したい!
お仕事のストレスが溜まりに溜まっていると、頭が爆発してしまいそう。
ストレスはお仕事が楽しい人でも溜まってしまいますが、自分に合った方法で発散して、上手く付き合っていくものですよね。
しかし、
- ストレスが大きすぎる
- 発散方法が分からない
- 発散する余裕もない
このような状態ではストレスが溜まっていく一方で、いつか身体が勝手に仕事から逃げ出していってしまうかも。
ストレスとのお付き合い
大きすぎるストレスは、お仕事や職場に問題がある可能性が高いので、上司に一度話してみましょう。
ストレス発散する余裕もないほど、疲れが溜まったり、休みがない場合も、同じように相談してほしいですが、解決しないようならその会社で働き続けるのは危ないかも。
また、あなた自身のストレス発散方法が分からなければ、とにかくあなたのやりたいように休日を過ごしてみてください。
もちろん、お休み中は、頭の中をお仕事から離してくださいね。
ストレスは目に見えないので、お付き合いも大変ですよね…。
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)
11.大きな仕事や発表の直前
何か大きな仕事や発表が控えていると、怖くて逃げたくなってしまいます。
失敗するかも。
お客様やみんなに迷惑かけたらどうしよう。
成し遂げられるかどうか不安。
不安ばかりが押し寄せてきて、もういっそバックレちゃおうか…なんて考えるかもしれませんね。
成功、失敗、どちらも良いこと
失敗するのはとても怖いことですよね。誰だって失敗したくないです。
ただ、失敗はそんなに悪いことではなく、人は失敗するとその分だけ成長できますし、成功しても成長はできますが、通る道が全然違いますよね。
順調に進んで成長するのもいいけれど、失敗や挫折を経験しているほど、私は人間としての深みが増す気がします。
失敗したら経験値が多くもらえる、くらいに考えていいかも。
12.会社に居場所がない
社内に信頼できる人が一人もいない。
誰も頼れない。
あなたの職場がこのような状態だと、毎日が孤独な闘いですよね。
でも、信頼できる人がいない場所で、責任を持って様々なお仕事を毎日こなすのは、それだけで心にストレスが掛かります。
会社は働くための場所であっても、心の拠り所は必要だと私は思うので、逃げたくなるのは、変なことじゃないです。
転職を考える
信頼できる人が一人もいないと、毎日が辛いと思うので、できれば転職を考えましょう。
働くための場所でも、気軽に話せる人がいるのといないのとでは、毎日の気持ちの持ち方が全然違ってくるはず。
誰とも仲良くできず、逃げているだけ…こんなふうに考えてしまうかもしれませんが、無理に今の会社にこだわらなくても良いと思います。
お仕事や会社を変えて、気持ちを切り替えるといった意味でも、少し転職について考えてみるといいかもしれないです。
あなた自身の声を聞いてあげる
私も新卒の会社では、上司のパワハラに遭ったり、信頼できる人が一人もいなかったので、入社3ヶ月目で退職を心に決めました。
結局は1年間続けることになりましたが、一目散に逃げることを選んで、後悔は一ミリもありません。
あなたの居心地のいい環境、働きやすい場所を、どんどん求めていいと思いますよ。
13.家庭を支える責任感がのしかかる
ご家族を支えるために、毎日お仕事を頑張っていると、それだけであなたの責任感は大きいですよね。
しかし、家庭のためとは分かっていても、逃げ出したくなることはあると思います。
家庭を支えるのは、簡単なことじゃないです。
お休みはちゃんと取る
家族のために働かないと!
その気持ちはとても大切ですが、ちゃんとお休みできていますか?
人間に必要な休息ができていないと、お仕事や生活のバランスが崩れていき、だんだん心のバランスも保てなくなってしまいます。
休むのも仕事のうちと思って、ご家族のためにもお休みはしっかり取りましょう。
14.今の仕事が嫌い
今のお仕事に対して「好き」や「楽しい」の気持ちがなく、嫌い、つまらないと感じていると、もう逃げたくなりますよね。
何でこの仕事続けてるんだろう。
お給料はいいけど、全然楽しくない。
お仕事が好きになれないと、毎日の生活がつまらなくなってしまいます。
少しでも楽しいと思える仕事
正直に言うと、今のお仕事を続けるよりは、あなたがちょっとでも楽しいと感じることが出来るお仕事に、変えるのがいいかなと思います。
もう少し我慢して続けていれば、楽しくなってくる可能性だってもちろんありますが、楽しい・興味があるといった気持ちが、今の時点でまったくなければ、思い切ってお仕事を変えた方がいいかも。
今のお仕事を辞めるのは、逃げでもなんでもありません。
楽しいと思えるお仕事を求めることが、逃げだなんて。
もしそれが逃げだというなら、逃げまくってやりましょう。笑
15.周りからのプレッシャーが大きすぎる
プレッシャーを掛けられすぎると、心が耐えられなくなり、もう無理!と、逃げ出したくなりますよね。
無責任に仕事をするつもりはないけれど、もう少し気持ちを軽く持ってやりたい。
それなのに、周りのみんなから強いプレッシャーを感じると、やりたい仕事にも手が付かなくなってしまいます。
適度なプレッシャー
あなたが受け持っているお仕事内容や量を、もう少し軽いものに変えてもらえないか、上司に相談してみましょう。
適度なプレッシャーは大切ですが、あなたに合わないレベルのプレッシャーを掛けられても、潰れてしまうだけです。
大きなお仕事を任せてもらえることは、良いことかもしれませんが、いきなりレベルを上げるのではなく、少しずつ上げていき、あなたの成長に繋げるのがいいと思います。
16.自分ならできると思っていたのに結果が出せない
これなら出来る。
上手くいきそう。
このように思っていたけれど、結果が出ず評価してもらえない。
こんなはずじゃなかったのに…自分にガッカリして、逃げたくなってしまいますね。
出来ない自分を認める
自分はこんなことも出来ないなんて…
できると思っていたことが出来なかった瞬間は、かなりショックだと思います。
しかし、ここは逃げずに、まずは出来ない自分を認めることから始めましょう。
これがすごく難しいんですが…「できない自分を見つけることが出来た」と考えた方が、受け入れやすいかもしれません。
成長への入り口
自分ができる事、得意なことを知っておくのって大切ですが、同時に、自分ができない事、苦手なことを知っておくのも、すごく大切。
できない事ができるようになった瞬間、あなたは成長します。
つまり、あなたのできない事を発見したのは「成長への入り口」を発見することができた…こういうことです。
17.同期が先に昇進したり友達が起業したりして焦っている
自分の同期が昇進した。久しぶりに友達に会ったら、会社を作ったらしい。
見る世界があなたと同じだった人たちが、どんどん上に上がっていってしまうと、自分がちっぽけに見えて、逃げてしまいたくなります。
取り残される恐怖や、自分の小ささから、遠ざかりたくなりますよね…。
逃げたいと思ってもいい
私もよく、周りと自分を比べて自己嫌悪に陥ることがあるので、あなたの気持ちはとっても分かります。
最初は、逃げたい!と思っていいです。
思うのは自由ですよね。
でも、冷静に考えてみれば、周りと比べる必要がないことを、あなたも知っているはず。
自分の道を見る
成長スピードも、どんなふうに成長したいのかも、人それぞれです。
役職に就かなくても、偉い立場にならなくても、あなたは必ず成長しています。
名称や形が変わらなくとも、人として着実に成長しているので、比較せず、あなたはあなたの道を見ていてください。
18.会社の方針に納得できない
どの会社にも、ある程度のルールや方針がありますが、方針に納得できないと、お仕事で引っかかるかもしれません。
この方がいいと思うんだけどな…。
こっちのやり方の方が絶対いいのに…。
少しなら我慢できても、長く続けていたり、どうしても納得できないルールに直面したりすると、会社から逃げ出したくなります。
他社さんを見てみる
ちょっと転職活動をしてほかの会社を覗いてみると、様々な発見があります。
あなたの考え方にガッチリ合う会社がいるかもしれませんし、逆に今の会社って結構良いところなのかも…と、気付かされたり。
人と同じように、会社にも良い点・悪い点がありますよね。
あなたの納得できる範囲を考えながら、会社を比べて見ると、今の勤め先から逃げるべきかどうかも見えてくると思います。
転職活動って、転職をする気がなくてもやってOKです。
あなた自身を見直すことができますよ。
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)
仕事から逃げる?逃げない?
仕事から逃げたくなるのはどんな時か、それぞれ対処法も一緒に見てもらいました。
ここからは、逃げる時はどうすればいいのか、逃げない時はどう立ち向かえばいいのか、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。
逃げる場合
今の仕事から逃げたいけれど、逃げてもいいのかな…。
ハッキリした基準がないと、あなた自身で判断するのは難しいですよね。
まずは、お仕事から逃げてもいいサインを、一緒に確認していければと思います。
仕事から逃げてもいいサイン
仕事から逃げてもいい場合は、むしろ逃げた方がいい、逃げてほしい時でもあります。
あなたが今のお仕事から逃げるべきサインを、見ていきましょう。
体調を崩している
あなたが今、身体の不調を感じているなら、それはお仕事の影響かもしれません。
- 最近、体調を崩す日が増えた気がする
- 今の仕事に就いてから、明らかに病院へ行く回数が多くなった
- 今までになかった症状が起きている
- 熱や頭痛が何ヶ月も続いている…
「なんか変だ」と思ったら、無理せず病院で診てもらいましょう。
また、身体に異常が現れるほど、今のお仕事があなたの負担になっているなら、早めに上司へ相談して、それでも変化がなさそうであれば、逃げる準備をしてほしいです。
すぐには動けなくても、今のお勤め先や仕事を変えることを、目標にするのがいいのかなと私は思います。
毎分、毎秒が憂鬱
お仕事中のあなたは、どんな気持ちですか?
憂うつでたまらない。
楽しいと思えることなんて一つもない。
そのくらい心が辛ければ、逃げてもあなたを責める人はいません。
時には踏ん張って成長するのも大事ですが、あなたに見合わない踏み台を押し付けられても、逆に踏み台に押しつぶされてしまいます。
まずは、あなたの心を守ってあげてください。
お仕事のことは、そのあとに考えれば大丈夫です。
仕事から逃げる方法
今のお仕事から逃げる方法は、いろいろあります。
あなたの心や身体の状態に合った方法で逃げるためにも、どんな方法があるのか、一緒に確認してもらえると嬉しいです。
お休み(有給休暇)
もし残っているなら、有給休暇を使って一日ガッツリお休みしたり、数日、または一週間くらい使って、長めのお休みをするのもいいですね。
一時的な逃げになるため、リフレッシュするような感じですが、もし転職や退職などを考えているなら、このようなお休みの間に、これからの働き方についてじっくり考えるのもオススメです。
プライベートを思いっきり楽しむ
お休みと同じく一時的なリフレッシュになりますが、あまりプライベートを満喫できていない場合は、改めてプライベートに割く時間を作ってみましょう。
休職
休職とは、会社との雇用契約はそのままの状態で、長期間のお休みができる制度のこと。
病院で診察してもらった結果、長いお休みが必要だと診断されれば、休職することができますが、休職中、お給料がもらえるかどうかや、休職できる期間も会社によってバラバラで、収入がゼロになる場合は生活費のことも考えないといけません。
ただ、長期間のお休みは、あなた自身の心と身体を整える環境がもらえるので、あなたが今後について、長い時間を掛けて考えたい場合は、休職してみるのもいいと思います。
転職
転職は、今よりもあなたに合った仕事へ逃げること。
こんなふうに考えると、逃げることが前向きなイメージになってきませんか?
まとまった休日を取ったり、プライベートを満喫させるのとは違って、転職は今働いている環境を、まるごと変えることになりますよね。
根本から改善したい場合は、転職して逃げるのがオススメで、休職や退職を挟んでから、転職へ進んでもいいと思います。
退職
転職したいけれど、今の職場で働きながら転職活動する余裕がない場合は、一度退職してゼロから始めるのもいいですね。
私は新卒の時、退職して一度無職になってから転職活動を始めましたが、退職すると、雇用関係だけでなく心も会社からしっかり切り離せるので、縛られる感覚がなく、気持ちをリセットして転職活動を進めることができました。
仕事から逃げた場合に起こること
お仕事から逃げてもいいサインや、逃げる方法について一緒に見てもらいましたが、逃げると何だかバチが当たりそうな…自分が弱いままな感じがするかもしれません。
あなたが今のお仕事から逃げた場合、一体何が起きるのかというと、
「何かしらの形で必ず自分に返ってくる」
このような事が起きます。
逃げに関わらず、自分が起こした行動は、時を超え形を変えて、返ってくるものだと私は思っていて、お仕事から逃げることも、何かしらの形であなたに跳ね返ってくるはず。
全然違う形で返ってきますし、その形はあなたの行動次第でいくらでも変わるんです。
未来の自分に投げるボール
壁にボールを投げつけるのに例えて、
逃げの行動…「投げたもの」
逃げた結果…「返ってきたもの」
逃げた経緯・逃げた後 | 投げたもの | 返ってきたもの |
---|---|---|
同僚より自分がダメに感じて、今の職場から逃げたら、次の会社でも状況は変わらず後悔した。 | つい周りと比較して自分を下に見るクセを克服できなかった | 次の会社でもあまり状況が変わらず後悔した |
うつになり仕事から逃げたけど、その後、納得できる会社に転職したら、毎日が充実している。 | 心を守るために勇気を持って逃げた | 充実した毎日 |
もっと複雑な場合もあります。
逃げた経緯・逃げた後 | 投げたもの | 返ってきたもの |
---|---|---|
仕事は楽しいけど、すぐに結果が出ないので転職した結果、すぐに結果が出ない事は変わらなかった。 今度はそのまま地道に続けてみたら、最近になってどんどん結果が出てきた。 | すぐに結果が出ないので、別の会社に転職した | 転職先でも変わらず、すぐに結果がでない |
この失敗を経験したことによって、今度はすぐに辞めず、地道に続けてみた | どんどん結果が出てきた |
上記の複雑な例について、長い目で見返してみると「仕事から逃げた」ことは、「どんどん調子が上がってきた」として返ってきていますよね。
どういう事かというと、どんな理由で今のお仕事から逃げたとしても、逃げた後のあなたの行動次第で、返ってくる形は、良い形にも悪い形にも変えられるってことです。
もう一度言い換えると、逃げた結果が、あなたにとって良いものになるか、後悔するものになるかは、あなた次第でいくらでも変えていけます。
いい逃げにするか、ダメな逃げにするか…。
ダメな逃げを、いい逃げに変えちゃうことだって出来ます。
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)
逃げずに立ち向かう場合
今の仕事から逃げたい。
けど、逃げたくない。
もどかしくて、自分でもどうすればいいか分からず葛藤が続きますよね。
逃げたい気持ちに立ち向かうには、どうすればいいのか確認していきましょう。
今の仕事をしている理由を思い出す
あなたは、なぜ今のお仕事を選んだのか、覚えていますか?
何かしら惹かれる部分があって、数ある職業の中から選んだと思いますが、理由を思い出してみてください。
- やってみたい、興味があったから
- プライベートが充実できそうだから
- 学生の頃から目指していたから
- お給料がいいから …etc
毎日お仕事に追われていると、見失ってしまいやすいですよね。
あなたが今のお仕事を何のために頑張っているのか、改めて見直すことによって、立ち向かう力がもらえると思います。
仕事をする理由がズレてきている場合
お仕事を始めた当初の理由と、今もそのお仕事を続けている理由が、だんだんとズレていく場合もあります。
今、あなたがお仕事をしている理由は何ですか?
仕事をする理由の変化 | 気持ち | 逃げるべきか |
---|---|---|
お給料が良いから選んだけど、今はお給料よりも、仕事内容そのものに魅力を感じている | 楽しい | 逃げないで立ち向かう |
興味があって就職してみたけれど、だんだん惰性で働くようになっていて、生活のためだけに続けている | 楽しくない | 逃げてもいい |
この2つはあくまでも一例ですが、2つには「楽しいか」「楽しくないか」といった大きな違いがあります。
楽しみに思って始めたお仕事でも、今、楽しいと思えないなら、むしろ逃げた方がいいかもしれません。
あなたは今、どちらの状態に近いか考えてみてほしいです。
「ダメな自分」とは
仕事から逃げたくなる理由は「ダメな自分に会いたくないから」と、このページの一番最初にお話しさせてもらいました。
「ダメな自分」っていうのは、もう少し詳しく言うと「周りの人よりもダメな自分」。
みんなが出来ていることが、自分は出来ない。
自分はダメなんだ。
もう逃げてしまいたい。
ダメなのかダメじゃないのかは、基準や比較対象があって初めて成り立つものだと思うので、無意識に自分と他人を比べてしまっているんですね。
前だけを見る
みんなは出来るのに…と考えてしまいますが「仕事から逃げたくなるのはどんな時?対処法も確認しよう」の中でも見てもらったように、周りと比較する必要って、そんなにありません。
出来ることも、成長速度も、やり方も、人それぞれなので、あなたの道に夢中になっていきましょう。
もちろん、エッセイやドキュメンタリーなど、他人の道を見てみるのは良いことですし、参考や目標として考えれば、あなたにプラスな情報ですが、自分を蔑むための材料にはしないであげてください。
仕事から逃げられず「うつ」になる場合
仕事から逃げたいけど、逃げられない。
こんな状態を毎日毎日繰り返していると、次第に心がうつになってしまいます。
あなたも、お仕事から逃げられず、うつな状態になってしまっているかもしれませんね。
毎日、辛いですよね。
なぜ働いているのか、何のために生きているのか分からなくなって、虚無感がいつも心の底に居座ります。
逃げていいのに逃げられない
仕事から逃げられず、うつな状態になってしまう場合、あなたがあなた自身を否定してしまうクセが、ついてしまっていませんか?
逃げたい気持ちはずっとあるけれど、
逃げちゃダメ。
逃げようとする自分を許せない。
逃げるなんて甘えるな。
もう一人の自分が、こんなふうにあなたを責めてくるかもしれません。
きっと、周りの人たちが「逃げてもいいんだよ」と言ってくれても、なかなか逃げることができない。
自分が一番逃げたいのに、一番「逃げるな」と言ってくるのも、自分。
苦しくてたまらないですよね。
でも、ここまで私と一緒に見てもらったように、逃げることは悪いことじゃないんです。
順々に、自分を整えていく
仕事から逃げたくても逃げられず、うつな状態になっているあなたが、心穏やかになれる方向へ向かうためには、ゆっくり、順番に、整理整頓していくのがいいと思います。
【1】お仕事をお休みする
まず、お休みしましょう。
一日でもいいですが、有給休暇が残っていれば、2~3日、または一週間くらいまとまったお休みが取れるといいです。
心と身体を休める時間、お仕事から離れる時間を作るところから始めます。
【2】病院で診察してもらう
ひとまず会社のお休みを取ったら、心療内科やメンタルクリニックに行きましょう。
うつなのかどうか、あなた自身ハッキリ分からなかったり、うつじゃないかも…と思っても、とりあえず診察してもらって、自分の心の状態を確認します。
また、心療内科やメンタルクリニックは、ほとんどが予約制なので、事前に予約が必要になると思っておいてほしいです。
【3】お医者さんに診断書を発行してもらう
もし「仕事を長期間お休みする必要がある」と、お医者さんに診断された場合、診断書を発行してもらうことで、休職手続きができます。
休職は、会社と雇用契約を結んだまま長期のお休みがもらえるため、今後のことをゆっくり考える時間にしてもいいですね。※ 休職については「休職する」も、参考にしてみてほしいです。
【4】休職・転職・退職を検討
お仕事の内容や配分を調整してもらったり、部署異動をしたりと、今の会社にいるまま働きやすい環境を作っていく方法はあります。
しかし、うつな状態になって会社を辞めた私としては「うつになった場所」に居続けるのは、あまりオススメではありません。
どこで、どうなっていきたいのか
そもそも、あなたは今の会社にいるまま、ゆっくりうつを克服しながら、元気にお仕事ができるようになっていきたいと思いますか?
きっと、逃げたいけど逃げられない仕事がある、今の会社まるごと、嫌悪感でいっぱいですよね。
あなたが元気にお仕事するためには、今とは違う環境へ移るのが、私は一番いいかなと思っています。※ 「会社を退職する時のこと、知っておこう。準備や流れ、伝え方までチェック」では、退職について詳しくお話しさせてもらっているので、こちらも見てもらえればと思います。
最後に。
お仕事から逃げることについて、私と一緒に見ていただき、ありがとうございます。
逃げずに踏ん張った方がいい時もありますが、辛かったら逃げてOKです。
本当に大事なのは、逃げた後のあなた。
私も、新卒の会社から一目散に逃げましたが、そのおかげで今、毎日充実したお仕事ができています。
もし逃げたいなら、あなたは「何のために逃げるのか」を考えてみてください。
目的を持って逃げることができるなら、それは逃げではなく、立派な前進です。
あなたの心と身体を一番に考えた「逃げ」にしましょう!
エンプレス編集部:fukuyama(@pl_enpreth)