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パワーポイントのテキストに下線を引く方法

  • | 公開 2025年06月09日
資料ノウハウ
パワーポイントのテキストに下線を引く方法

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。パワーポイントのテキストに下線を引く4つの方法と併せて、下線デザインとそれぞれの引き方もまとめています。

パワーポイントで資料を作る際、文章の中で特に注目してほしいキーワードへ下線(アンダーライン)を引いたり、見出しのデザインとして下線を引きたい時がありますよね。

下線は様々な方法で引けるほか、それぞれ特徴もあるため、場面に合ったベストな方法を選べると、資料の作りやすさ・内容の伝わりやすさも変わります。

パワーポイントのテキストに下線を引く3つの方法と、下線のデザインについてもまとめたので、あなたにとって役立つ情報になれば嬉しいです。

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パワーポイントで下線を引く4つの方法が、それぞれできることを一覧にしたので、あなたの引きたい下線に合わせて引き方を選んでくださいね。

フォント設定図形画像3D
文の一部×
複数個所××
文字増減追従×
太さ調整×
位置調整×
グラデーション×
パターン×

パワーポイントのフォント設定で下線を引く方法

パワーポイントのフォント設定で下線を引く方法

パワーポイントでは、フォントの設定で簡単に下線が引けます。

メリット・部分的に複数個所に引ける
・16種類の線が選べる
・文字数の増減に追従する
デメリット・太さや位置は変えられない
・グラデーションやパターンなど柄を付けられない

このような特徴があるため、一つのテキストボックスに対して複数箇所へ部分的に下線を引きたい場合は、とくにお勧めです。

詳しい設定方法を見ていきましょう。

  1. 下線を引きたい文字をマウスドラッグで選択
  2. 「ホーム」をクリック
  3. 「フォント」の「下線」をクリック

1.下線を引きたい文字をマウスドラッグで選択

テキストを用意したら、下線を引きたい部分の文字をマウスドラッグで選択します。

下線を引きたい文字をマウスドラッグで選択

2.「ホーム」をクリック

「ホーム」をクリックします。

「ホーム」をクリック

3.「フォント」の「下線」をクリック

「フォント」グループの中にある「下線(Uアイコン)」をクリックすれば、選択した文字に下線が引けます。

「フォント」の「下線」をクリック選択した文字に下線が引ける

フォントで設定した下線のデザインを変える方法

フォントで設定した下線は色や形を変えられるので、こちらの手順も見ていきましょう。

  1. 下線のデザインを変えたい文字を選択
  2. 「フォント」の右下の矢印をクリック
  3. 「フォント」タブ「すべてのテキスト」でデザイン変更
1.下線のデザインを変えたい文字を選択

下線のデザインを変えたい文字を、マウスドラッグで選択します。

下線のデザインを変えたい文字を選択
2.「フォント」の右下の矢印をクリック

下線を引いた時と同じく「ホーム」の「フォント」グループを見ていただき、右下の小さな矢印をクリックします。

「フォント」の右下の矢印をクリック

フォントに関する設定ウィンドウが開きました。

フォントに関する設定ウィンドウ
3.「フォント」タブ「すべてのテキスト」でデザイン変更

「フォント」タブの中段にある「すべてのテキスト」では、フォントの色・下線のスタイル・下線の色を設定できます。

「すべてのテキスト」

下線のスタイルでは、点線・二重線・波線など16種類から選べるため、シンプルな下線より目立たせたい・デザイン性が欲しい場合にお勧めです。

下線のスタイル

デザイン変更※ 分かりやすいよう下線の色も変更しています

一つのテキストボックス内で複数の下線を引ける

フォントの設定で下線を引く際、引きたい文字を選択して設定するため、一つのテキストボックス内で複数の文字に下線を引くこともできます。

一つのテキストボックス内で複数の下線を引ける

デザインについても個別に設定でき、選択した下線だけを違うスタイル・色に変えられるので、デザインを使い分けたい場合は覚えておきましょう。

パワーポイントの図形で下線を引く方法

パワーポイントの図形で下線を引く方法

パワーポイントの図形を使って下線を引く方法は、次のような特徴があります。

メリット・太さ・長さ・位置を自由に調整できる
・部分的かつ複数個所に引ける
・グラデーションやパターンにも対応
デメリット・文字数の増減に自動で追従はしない

また、作り方は大きく2種類。

  • 線オブジェクト
  • 正方形/長方形オブジェクト

線オブジェクトを使えば、シンプルな直線だけでなく、点線や多重線を簡単に引けます。

正方形/長方形オブジェクトは、細い線だけでなく少し太めのラインマーカーとして使えるため、線よりもう少し目立たせたい場合にお勧め。

また、線オブジェクトと違って単色やグラデーションだけでなく、パターン(模様)を付けられるのもポイントです。

今回は、正方形/長方形オブジェクトを使って、太めのラインマーカー風に下線を引く方法を見ていきましょう。

  1. 「挿入」をクリック
  2. 「図形」から「正方形/長方形」をクリック
  3. 下線を引くように長方形を作る
  4. 長方形の配色を変える
  5. 「背面へ移動」をクリック

1.「挿入」をクリック

テキストを用意したら「挿入」をクリックします。

「挿入」をクリック

2.「図形」から「正方形/長方形」をクリック

「図形」をクリックして一覧を開き「正方形/長方形」をクリックします。

「図形」から「正方形/長方形」をクリック

3.下線を引くように長方形を作る

テキストの下線を引きたい部分で、マウスドラッグして細長い長方形を作ります。

下線を引くように長方形を作る

今回はラインマーカー風なので太めの線になるよう作りますが、一般的な下線にしたい場合は、ここで細めに作るか、もしくは「正方形/長方形」ではなく「線」で下線を作ればOKです。

4.長方形の配色を変える

長方形を作ると、上部の編集メニューが自動的に「図形の書式」タブへ切り替わるので、そのまま図形の塗りつぶし・図形の枠線で配色を変えましょう。

長方形の配色を変える

あくまで下線なので、枠線はなしにするのがお勧めです。

長方形の配色を変える

5.「背面へ移動」をクリック

色を変えたら、そのまま同じ「図形の書式」タブにある「背面へ移動」をクリック。

「背面へ移動」をクリック

選択中のオブジェクトの重なり順を変えられるので、長方形をテキストの後ろへ移動させましょう。

これで、テキストも下線もしっかり見えるようになりました。

長方形をテキストの後ろへ移動

奥のオブジェクトを選択する方法

テキストと重ねるように長方形で太めの下線を作る場合、長方形をテキストの背面に移動させると、長方形を選択したいのに手前のテキストが選択されてしまいやすいです。

そのため、長方形を背面へ移動させたあとに色の変更や位置調整などをしたくても、選択できない…このような状態に。

奥のオブジェクトを選択したい

そんな時は、次の手順でオブジェクトの一覧を開きましょう。

  1. オブジェクトをクリック
  2. 「図形の書式」をクリック
  3. 「オブジェクトの選択と表示」をクリック
  4. 選択したいオブジェクトを一覧から選択
1.オブジェクトをクリック

テキストなど、何でも大丈夫なので、オブジェクトをクリックします。

オブジェクトをクリック
2.「図形の書式」をクリック

「図形の書式」タブが表示されるので、クリックします。

「図形の書式」をクリック
3.「オブジェクトの選択と表示」をクリック

「オブジェクトの選択と表示」をクリックしましょう。

「オブジェクトの選択と表示」をクリック

画面右側に「選択」ウィンドウが開き、現在のスライドに配置されているオブジェクトの一覧が表示されます。

オブジェクトの一覧
4.選択したいオブジェクトを一覧から選択

選択したいオブジェクトを一覧から選択すると、スライド上でも選択された状態になるため、他のオブジェクトの背面にあっても簡単に選択・編集できます。

選択したいオブジェクトを一覧から選択

スライド上にオブジェクトがたくさんある場合は、選択したいオブジェクトを探すのが大変かもしれませんが、図形であれば図形の名前で表記されるので、探す時の目安にしましょう。

また、右側では表示・非表示の切り替えや、移動できないようにするロック機能もあるので、必要に応じて活用してくださいね。

テキストの前面に下線を引きたい場合

テキストの前面に下線を引きたい場合

テキストの前面に長方形を配置すれば、文字の上からマーカーを引いたようなデザインにできます。

長方形をテキストの前面に作ったら、次の方法で透明度を設定しましょう。

  1. 長方形を右クリックして「図形の書式設定」をクリック
  2. 「塗りつぶし」の「透明度」を調整
1.長方形を右クリックして「図形の書式設定」をクリック

長方形を右クリックしてメニューを開き「図形の書式設定」をクリックしましょう。

長方形を右クリックして「図形の書式設定」をクリック

画面右側に「図形の書式設定」ウィンドウが表示されます。

「図形の書式設定」ウィンドウ
2.「塗りつぶし」の「透明度」を調整

「図形のオプション」の一番左にあるバケツマーク(塗りつぶしと線)を選択し、「塗りつぶし」の項目にある「透明度」を調整すれば完成です。

「塗りつぶし」の「透明度」を調整

テキストがしっかり読めるくらいまで透明度を上げ、その分、元の色より薄くなることも考えて色を選びましょう。

元の色より薄くなる

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法

パワーポイントでは、テキストボックスの設定で下線を引くことができ、その一つがテキストボックスの画像機能を使う方法。

テキストボックスの中に長方形を配置し、位置を調整することで下線に見せられます。

メリット・太さ・長さ・位置を自由に調整できる
・部分的に引ける
・グラデーションを付けられる
・文字数の増減に自動で追従する(下線を一部に引く場合は手動で調整)
デメリット・複数個所に引けない
・パターンの柄は潰れてしまう

太くできる・グラデーションでオシャレにできる・文字数の増減に自動で追従するため、目立つデザインの見出しとして活用すれば、コピーして別スライドへ再利用することで、スライドの内容に合わせて文字数が変わっても手動の調整は不要です。

文字数の増減に自動で追従する

早速、実際の設定方法や活用方法を見ていきましょう。

  1. 「挿入」をクリック
  2. 「図形」から「正方形/長方形」をクリック
  3. スライドの空いているところに長方形を作る
  4. 「図形の書式」タブで配色を設定
  5. 長方形を選択したままCtrl+Z
  6. テキストを右クリックして「図形の書式設定」を選択
  7. 「テキストボックス」を開く
  8. 下線が綺麗に引けるよう各項目を設定
  9. 「塗りつぶし」を開く
  10. 「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」をクリック
  11. 「画像ソース」の「クリップボード」をクリック
  12. オフセットを調整

1.「挿入」をクリック

テキストを用意したら「挿入」をクリックします。

「挿入」をクリック

2.「図形」から「正方形/長方形」をクリック

「図形」から「正方形/長方形」をクリックします。

「図形」から「正方形/長方形」をクリック

3.スライドの空いているところに長方形を作る

どこでも大丈夫なので、スライドの空いているところにマウスドラッグで長方形を作りましょう。

スライドの空いているところに長方形を作る

4.「図形の書式」タブで配色を設定

長方形を作ると、上部の編集メニューが自動で「図形の書式」に切り替わるので、「図形の塗りつぶし」「図形の枠線」から色を設定します。

「図形の書式」タブで配色を設定

この長方形の配色は、下線にそのまま反映されるため、枠線はなしにしておきましょう。

5.長方形を選択したままCtrl+X

長方形を選択している状態で、Ctrl+Xを押して長方形を切り取ります。

長方形を選択したままCtrl+X

6.テキストを右クリックして「図形の書式設定」を選択

テキストを右クリックしてメニューを開き「図形の書式設定」を選択しましょう。

テキストを右クリックして「図形の書式設定」を選択

画面右側に「図形の書式設定」ウィンドウが開きます。

「図形の書式設定」ウィンドウ

7.「テキストボックス」を開く

「図形のオプション」の一番右にある「サイズとプロパティ」をクリックし、「テキストボックス」を選択して編集メニューを開きます。

「テキストボックス」を開く

「テキストボックス」は「文字のオプション」内にも同じ編集メニューがあるので、どちらで開いてもOKです。

8.下線が綺麗に引けるよう各項目を設定

「テキストボックス」のメニューで、次の項目を設定します。

下線が綺麗に引けるよう各項目を設定

下線の位置がズレないようにする設定
・「テキストに合わせて図形のサイズを調整する」を選択
・「図形内でテキストを折り返す」のチェックを外す

下線をテキストへ綺麗に沿わせる設定
・上下左右の余白をすべて0cmにする

これらを設定しておくと、下線を作った時の見た目が綺麗に整います。

9.「塗りつぶし」を開く

「図形のオプション」の一番左にあるバケツマーク(塗りつぶしと線)をクリックし、「塗りつぶし」を選択して編集メニューを開きます。

「塗りつぶし」を開く

10.「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」をクリック

上から4番目にある「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」をクリックします。

「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」をクリック

11.「画像ソース」の「クリップボード」をクリック

「画像ソース」の右側にある「クリップボード」をクリックします。

「画像ソース」の「クリップボード」をクリック

すると、最初に作成して切り取った長方形と同じ色が、選択しているテキストボックス全体に反映されました。

テキストボックス全体に反映

テキストの背面に反映されるため、文字がしっかり見えますね。

12.オフセットを調整

「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」の編集メニューに「オフセット」の項目が、上下左右4つあります。

オフセットは基準点からの距離を表す数値のことで、この値を調整することによって、今はテキストボックス全体に掛かっている長方形を、下線のように配置できるんです。

調整するのは主にオフセット(上)・オフセット(下)。

オフセットを調整

オフセット(上)の数値を上げていくと、テキストボックスの背面にある長方形の上部が下がっていくので、下線にしたい高さまで下げます。

数値を上げると下がる…このように考えると混乱してしまいますが、テキストボックスの上端と長方形の距離を空けている(距離を増やしている)と考えると分かりやすいかもしれません。

下線の位置によってはオフセット(上)の調整だけで大丈夫ですが、もう少し下線をテキストに寄せたい場合は、オフセット(下)も数値を上げましょう。

これで、テキストボックス設定による下線は完成です。

下の例はオフセット(上)を70%、オフセット(下)を10%にしています。

完成

テキストボックスの3D機能で下線を引く方法

テキストボックスの3D機能で下線を引く方法

テキストボックスの設定で下線を引くもう一つの方法は、3D機能を使います。

3Dと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、設定内容を覚えてしまえば簡単です。

メリット・太さ・位置(上下)を自由に変えられる
・文字数の増減に自動で追従する
・斜めに線を引ける
・グラデーションやパターンに対応
デメリット・文の一部分には引けない
・複数個所には引けない

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法と似ていますが、こちらの3D機能では部分的に引けずテキストボックス全体に下線が掛かるので注意。

画像機能にはない機能として、下記のような点があります。

  • 下線を斜めに引ける
  • パターンが綺麗に反映される

早速、テキストボックスの3D機能で下線を引く方法について、詳しい手順を見ていきましょう。

  1. 「テキストボックスの画像機能で下線を引く方法」の6~9まで進める
  2. 「塗りつぶし(単色)」をクリックして色を設定
  3. 「効果」の「3-D 書式」をクリック
  4. 「質感:つや消し」「光源:フラット」に設定
  5. 「3-D 回転」をクリックして「テキストを立体表示しない」にチェック
  6. 回転・底面からの距離を調整して下線を作る

1.「テキストボックスの画像機能で下線を引く方法」の6~9まで進める

テキストを用意したら「テキストボックスの画像機能で下線を引く方法」の6~9を進め、下線が綺麗に引けるように設定して「塗りつぶし」を開きます。

「テキストボックスの画像機能で下線を引く方法」の6~9まで進める

2.「塗りつぶし(単色)」をクリックして色を設定

上から2番目にある「塗りつぶし(単色)」をクリックして、色を設定します。

「塗りつぶし(単色)」をクリックして色を設定

3.「効果」の「3-D 書式」をクリック

今開いている「塗りつぶしと線(バケツマーク)」の右隣にある「効果(五角形マーク)」をクリックし、下から2番目にある「3-D 書式」を開きます。

「効果」の「3-D 書式」をクリック

4.「質感:つや消し」「光源:フラット」に設定

ここで設定するのは一番下の2つ、質感と光源です。

質感と光源

質感は一番左上の「つや消し」に、光源は一番左下の「フラット」を選択しましょう。

質感は一番左上の「つや消し」光源は一番左下の「フラット」

今回の方法は、テキストボックスを3Dで回転させることによって下線を作り出します。

質感や光源を上記のように設定しておかないと、回転させる際、3Dの効果によって本来の色が変わってしまうんです。

5.「3-D 回転」をクリックして「テキストを立体表示しない」にチェック

「3-D 回転」をクリックして編集メニューを開いたら、「テキストを立体表示しない」にチェックを入れます。

「3-D 回転」をクリックして「テキストを立体表示しない」にチェック

このチェックを入れないと、次の操作でテキストが歪んでしまうため、注意しましょう。

6.回転・底面からの距離を調整して下線を作る

「Y方向に回転」の角度を上げていくと、テキストボックス全体に塗りつぶされていた色の範囲が、中心に向かって上下幅を狭めるように細くなっていきます。

回転・底面からの距離を調整して下線を作る

この角度調整で下線の太さを調整でき、数値を入力すれば0.1度単位で調整可能。

「底面からの距離」は、数値を下げるほど下線の位置が上がり、数値を上げるほど下線の位置が下がるため、数値を上げていけばテキストの下に線を配置できます。

「底面からの距離」

下の例はY方向に回転を80度、底面からの距離を23ptにしたものです。

例

パワーポイントの下線デザインとお勧めの作り方

パワーポイントの下線は、作り方によって様々なデザインにできます。

ここまで見ていただいた作り方を踏まえて、それぞれのデザインに対してお勧めの作り方をまとめたので、私と一緒に見ていきましょう。

点線

点線

点線は「線」の設定ができる作り方を使うのが現実的なので、下記の方法がお勧めです。

  • フォント設定で下線を引く
  • 図形で下線を引く

フォント設定で下線を引く場合は「フォントで設定した下線のデザインを変える方法」にて、点線にする方法をお伝えしているので、見てもらえると嬉しいです。

図形の「線」で点線を引く

図形で下線を引く場合「パワーポイントの図形で下線を引く方法」では、「正方形/長方形」を使って作る例をご紹介していますが、図形を選ぶ際に「線」を選んで同じように進めればOK。

図形の「線」で下線を引けたら「図形の書式設定」にて「実線/点線」から点線を選びましょう。

図形の「線」で点線を引く

フォント設定の点線は太さが調整できませんが文字の増減に自動で追従し、図形の線で作る点線は文字の増減に追従しない代わりに、太さ・長さ・位置を自由に調整できます。

波線

波線

実は、パワーポイントには波線を引く機能がフォント設定の下線機能しかなく、図形オブジェクトでは引けません。

そのため「フォントで設定した下線のデザインを変える方法」を参考にしていただき、波線を引きましょう。

また、波線のパワーポイントテンプレートを持っておくと、図形オブジェクトとして波線が引けるため、長さ・太さ・位置なども自由に調整できます。

波線テンプレート33種類

二重線

二重線

二重線の下線は、このページで見ていただいた4つの方法どれを使っても引けます。

細い線で作れば文章中にも使えて、太い線で作れば見出しを目立たせるデザインにも使える下線です。

フォント設定で二重線を引く

パワーポイントのフォント設定で下線を引く方法」で下線を引いたら、「フォントで設定した下線のデザインを変える方法」と同じように進めていただき、二重線に設定しましょう。

フォント設定で二重線を引く

文字数の増減に自動で追従したり、一つのテキストボックス内で複数個所の二重線を引けます。

図形で二重線を引く

パワーポイントの図形で下線を引く方法」を、「正方形/長方形」の代わりに「線」を使って進めていき、「図形の書式設定」で「実線/点線」から点線を選べばOK。

図形で二重線を引く

点線の種類だけでなく、線の太さによっても点線の間隔が変わってくるため、微調整して整えてあげましょう。

テキストボックスの画像機能で二重線を引く

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法」で、「正方形/長方形」の代わりに「次の値と等しい(=)」を作り、あとは同じように進めればOKです。

テキストボックスの画像機能で二重線を引く

また「次の値と等しい(=)」は、左右にハンドル(黄色い○)があり、左のハンドルは「=」の線幅を調整、右のハンドルは二本の線の間隔を調整できます。

「次の値と等しい(=)」

テキストボックスの3D機能で二重線を引く

テキストボックスの3D機能で二重線を引く場合は、次の工程で進めていきましょう。

  1. 「テキストボックスの3D機能で下線を引く方法」で下線を引く
  2. テキストボックスを選択した状態で「図形の書式」をクリック
  3. 「図形の編集」の「図形の変更」から「次の値と等しい(=)」を選択
1.「テキストボックスの3D機能で下線を引く方法」で下線を引く

テキストボックスの3D機能で下線を引く方法」を、最後(6.回転・底面からの距離を調整して下線を作る)まで進めます。

「テキストボックスの3D機能で下線を引く方法」で下線を引く
2.テキストボックスを選択した状態で「図形の書式」をクリック

テキストボックスを選択した状態で「図形の書式」をクリックします。

テキストボックスを選択した状態で「図形の書式」をクリック
3.「図形の編集」の「図形の変更」から「次の値と等しい(=)」を選択

「図形の編集」の「図形の変更」から図形一覧を開き、「次の値と等しい(=)」を選択します。

「図形の編集」の「図形の変更」から「次の値と等しい(=)」を選択

これで、シンプルな一本線が二重線に変わりました。

二重線

テキストボックスの画像機能で二重線を引くと同じで、左右に黄色いハンドルが作られるため、二重線の細さや間隔を調整できます。

左右に黄色いハンドルが作られる

グラデーションカラー・パターンデザイン

グラデーションカラー・パターンデザイン

グラデーションは色が別の色へ徐々に変わるデザインで、パワーポイントの「パターン」は、ドット柄(点線)やストライプなどの模様を指し、塗りつぶし機能の一つに含まれています。

どちらもの下線も、今回ご紹介した4つの引き方のうち、次の3つの方法で作れます。

  • 図形で下線を引く
  • テキストボックスの画像機能で下線を引く(グラデーションのみ)
  • テキストボックスの3D機能で下線を引く

フォントの設定で作る下線はグラデーションやパターンを設定できないので、上記の方法を見ていきましょう。

また、グラデーションやパターンの下線はほかのデザインに比べると、線に柄が付いてかなり目立つため、下線で注目してほしいとは言っても、文章中に使うと少し目立ちすぎてしまいます。

使う場合は、見出しなどをデザインするような活用方法がお勧めです。

図形でグラデーション・パターンの下線を引く

パワーポイントの図形で下線を引く方法」と同じように進めていき、配色をグラデーションまたはパターンに変えるだけ。

ただし、「図形の書式設定」メニューで設定すると微調整しやすいのでお勧めです。

作った長方形を右クリックして「図形の書式設定」を選択すれば、画面右側にメニューが開きます。

グラデーションの場合は「塗りつぶし(グラデーション)」を選択して、グラデーションの配色や角度を設定。

塗りつぶし(グラデーション)

パターンの場合は「塗りつぶし(パターン)」を選択して、柄・模様を選んだり配色を設定しましょう。

塗りつぶし(パターン)

テキストボックスの画像機能でグラデーションの下線を引く

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法」で、最初に作る図形の配色をグラデーションに設定し、ほかの工程は同じように進めればOK。

配色の設定方法は、一つ前で見ていただいた「図形でグラデーション・パターンの下線を引く」と同じです。

パターンは潰れてしまうので注意
パターンは潰れてしまうので注意

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法を使い、柄・模様などのパターンにすることもできますが、柄が潰れてしまうためお勧めではありません。

パターンの下線を引きたい場合は、一つ前の図形で引く方法、または次に見ていただくテキストボックスの3D機能を使って引く方法がお勧めです。

テキストボックスの3D機能でグラデーション・パターンの下線を引く

テキストボックスの3D機能で下線を引く方法」の「2.「塗りつぶし(単色)」をクリックして色を設定」で、「塗りつぶし(単色)」ではなく「塗りつぶし(グラデーション」または「塗りつぶし(パターン)」をクリックして配色を設定し、以降は同じように進めていけばOKです。

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法と違って、この方法ならパターンも潰れず綺麗に反映されます。

パターンも潰れず綺麗に反映

手書き風マーカー

手書き風マーカー

パワーポイントには線を手書き風にできる「スケッチスタイル」設定があり、活用することで手書き風のマーカーを作れるので、ラフな雰囲気のデザインにお勧め。

グラデーション・パターンの下線と同じように、次の方法で手書き風マーカーの下線が引けますが、手書き風の機能はランダム要素が強いため、それぞれの作り方や設定の微調整で仕上がりに少し差が出ます。

  • 図形で下線を引く
  • テキストボックスの画像機能で下線を引く
  • テキストボックスの3D機能で下線を引く

図形・テキストボックスの画像機能で手書き風マーカー下線を引く

まずは、下記2つの方法を使って手書き風マーカーの下線を引く場合、どのように進めるのか見ていきましょう。

  • 図形で下線を引く
  • テキストボックスの画像機能で下線を引く
1.図形の配色で枠線も設定する

パワーポイントの図形で下線を引く方法」「テキストボックスの画像機能で下線を引く方法」それぞれ基本的な進め方は同じですが、配色工程だけ変わります。

どちらも図形を作り配色を設定する工程がありますが、下線のため塗りつぶしだけ設定して、枠線はなしにしているかもしれません。

手書き風マーカーの場合は、塗りつぶしと同じ色で枠線も設定してあげましょう。

枠線も設定
2.「スケッチスタイル」で「フリーハンド」を選択

線の設定項目に「スケッチスタイル」があり、クリックしてメニューを開くと4種類のスタイルが選べます。

「スケッチスタイル」で「フリーハンド」を選択

下2つが手書き風になるため、好みで設定しましょう。

線の太さを変えたり、作った下線(長方形)の長さを変えると、手書きのブレが微妙に変わるので微調整。

あとは、それぞれ元の方法で進めていけばOKです。

完成

テキストボックスの3D機能で手書き風マーカー下線を引く

まずは「テキストボックスの3D機能で下線を引く方法」を最後まで進めます。

その後は「図形・テキストボックスの画像機能で手書き風マーカー下線を引く」と同じ要領で、枠線やスケッチスタイルを設定すればOK。

注意してほしいのは、スケッチスタイルを設定するタイミングです。

5.「3-D 回転」をクリックして「テキストを立体表示しない」にチェック」の工程に入る前に、枠線のスケッチスタイルを設定すると「テキストを立体表示しない」が設定できなくなってしまいます。

スケッチスタイルを「なし」に設定し直せば「テキストを立体表示しない」が設定できるようになりますが、手間になってしまうため「テキストボックスの3D機能で下線を引く方法」を最後まで進めてからスケッチスタイルを設定しましょう。

また、図形やテキストボックスの画像機能で作る場合に比べると、手書き風のブレが微妙に変わるので、実際に試してみるのがお勧め。

とくに、下線の先端部分は差がでます(それぞれ線の太さ調整等でも変わります)。

下線の先端部分
スケッチスタイルで塗りつぶしと線の隙間を埋める方法
スケッチスタイルで塗りつぶしと線の隙間を埋める方法

スケッチスタイルで手書き風を設定すると、塗りつぶしと線の間に隙間が生まれてしまいます。

ペンの掠れた感じを残すのも一つのデザインですが、綺麗に埋めたい場合は次の3つの方法を試してみてほしいです。

  • 隙間が埋まるまで線を太くする
  • 線の透明度を100%にする
  • 「図形の結合」機能を使う

上2つは「図形の書式設定」メニューで設定できます。

隙間が埋まるまで線の「幅」を太くしていくと、簡単に隙間を埋められますが、手書きの「波」がぼこぼこと目立ちやすいです。

隙間が埋まるまで線の「幅」を太くしていく

線の透明度を100%にする方法も簡単に隙間を埋められ、透明になっても線幅は調整できるので、この調整でさらに手書きの波の微調整ができます。

透明度線の透明度を100%にする

「図形の結合」で隙間を埋める手順も、併せて見ていきましょう。

  1. 作った下線よりも大きい長方形を作る
  2. 「図形の書式」の「背面へ移動」をクリック
  3. 2つのオブジェクトが収まるようにマウスドラッグして選択
  4. 「図形の書式」をクリック
  5. 図形の結合」で「重なり抽出」をクリック
1.作った下線よりも大きい長方形を作る

手書き風マーカーの下線がすっぽり収まる大きさで、長方形を作ります。

ただし3つの作り方によって、タイミングや作り方に注意。

パワーポイントの図形で下線を引く方法」なら、下線を最後まで作った段階で、この手順を進めましょう(一旦テキストと離した方が進めやすいのでお勧め)。

パワーポイントの図形で下線を引く方法

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法」なら、最初に作った図形に対してこの手順を進め、そのあとにクリップボードでテキストボックスへ反映させます。

テキストボックスの画像機能で下線を引く方法

テキストボックスの3D機能で下線を引く方法」の場合は、下線を最後まで作った後に進めますが、下線だけでなくテキストボックス全体が収まるように長方形を作ってください。

テキストボックスの3D機能で下線を引く方法
2.「図形の書式」の「背面へ移動」をクリック

作った長方形を選択したままの状態で「図形の書式」の「背面へ移動」をクリックし、手書き風マーカーの裏側へ移動させます。

背面へ移動長方形を手書き風マーカーの裏側へ移動

「背面へ移動」をクリックしても手書き風マーカーが前面に出てこない場合は、出てくるまで何回もクリックするか、ボタンの矢印部分をクリックして「最背面へ移動」をクリックしましょう。

最背面へ移動
3.2つのオブジェクトが収まるようにマウスドラッグして選択

手書き風マーカーの下線と今回作った長方形、両方が収まるようにマウスドラッグで囲み、2つのオブジェクトを両方選択している状態にします。

両方が収まるようにマウスドラッグ2つのオブジェクトを両方選択している状態
4.「図形の書式」をクリック

「図形の書式」タブをクリックします。

「図形の書式」をクリック
5.図形の結合」で「重なり抽出」をクリック

「図形の結合」をクリックして「重なり抽出」を選択すれば、隙間が埋まりました。

図形の結合」で「重なり抽出」をクリック隙間が埋まった

最後に。

ここまで私と一緒に見ていただきありがとうございます。

様々な下線の引き方やデザインがあるので、用途に合わせてピッタリなものを選び、上手に使い分けてみてほしいです。

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著者:エンプレス編集部 fukuyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2018年よりマッチングプラットフォームを運用支援。事業譲渡後は「エンプレス」にて、お客様支援のために外部パートナーと協力する傍ら、自らもコラムを執筆して日々有益な情報発信に努め、すでに220万字を突破。
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