いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。文字化けしたテキストに遭遇しても、最初から「読めないもの」と諦めるのはまだ早いかもしれません。
コンピューター技術の発達により、文字化けが発生することは昔に比べてかなり減ってきました。
しかし、今でも文字化けしたテキストに出会うことはあると思います。
文字化けが起きてしまっても、変換させることによって正常な文字に戻せるので、変換する方法を私と一緒に見てもらえると嬉しいです。
そもそも文字化けは変換できる?
文字化けに遭遇すると、
テキストのデータか何かが壊れてしまってもうダメなのかな…。
このようにすぐ諦めてしまっていませんか?
文字化けの変換・復元ツールを使えば、正常なテキストに戻せる可能性があります。
一部の文字しか復元できない場合や、一文字も復元できないケースもありますが、文字化け変換ツールの多くはブラウザで簡単に利用できるので、最初から諦めてしまわず一度試してみてほしいです。
文字化け変換ツールにはどのようなものがあるのか、続けて見ていきましょう。
文字化け変換ツール3選
文字化けした文字を変換・復元できるツールを厳選したので、もしテキストが文字化けしてしまったら、これらを試してみて欲しいです。
ただし文字化けは、条件が揃わなければ全ての文字を100%の変換・復元することが難しいため、直せない部分もあるものと思っておきましょう。
ダウンロード不要で文字化け変換できるブラウザツールに絞って厳選したので、今すぐ試せます。
文字化けの復元ツール
出典:文字化けの復元ツール
運営元 | IKUNAGA WORKS |
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対応文字コード | Shift_JIS、UTF-8 |
ブラウザですぐに使える様々な便利ツールを提供している、イクナガ ツールズさんのツールの一つです。
文字化けしたテキストを入力欄に貼り付けてボタンを押すだけで、できる限り復元してくれます。
文字コードの中でも一番文字化けが起こりやすい「Shift_JIS」「UTF-8」間の変換に対応しており、文章の状態によって代替60~80%復元できる仕様です。
文字化けテスター
出典:文字化けテスター
運営元 | Miuran Business Systems |
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対応文字コード | UTF-8、Shift_JIS |
文字をわざと文字化けさせるツールと、文字化けした文字を復元させるツールが一つになっています。
復元させる可能性を高めるヒントも記載してくれているので、参考にしながら文字化け変換を試してみましょう。
また、文字化けテスターは一番文字化けが発生しやすいとされている「UTF-8」を「Shift_JIS」として扱った時の変換に対応していますが、さらに多くの文字コードに対応した「文字化けテスター:開発者向け」もあります。
開発者向けのため、文字コードをあなた自身で指定する必要がありますが、もし文字化けしたテキストに使われている文字コードが分かる場合は、試してみてほしいです。
対応文字コード
UTF-8、UTF-16、Shift_JIS、SJIS-win、eucJP-win
もじばけらった
出典:もじばけらった
運営元 | 株式会社キキバーブ |
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対応文字コード・エンコード等 | UTF-8、UTF-16、Shift_JIS(JIS-Repair)、SJIS、EUC-JP、ISO-2022-JP、ISO-8859-1、BASE64、Quoted-Printable、JSON-Encode、URL-Encode、数値参照 |
文字化けしたテキストを入力欄に貼り付けてボタンを押すと変換され、文字コードやエンコード方式を11種類、タブで表示してくれます。
メールの文字化けに悩む人たちの声を元に開発したそうなので、メールで文字化けした際はとくに効果的かもしれません。
文字化けの原因・仕組み
私たちがPCで見る文字は、コンピューター上で番号のようなものが一文字一文字に割り当てられています。
かなり分かりやすく例えると「あ」には1番、「い」には2番…このように文字を識別するためのコードがあるんです。
上記の例えで言う1番、2番のようなものは文字コードと呼ばれ、すべての文字に文字コードが割り振られており、コンピューターが文字コードを頼りに文字を表示させています。
しかし文字コードは種類がたくさんあり、統一されていないものなので、それによって文字化けが起きてしまうんです。
一人ひとりの環境で正しく表示させる必要がある
文字コードは環境によって違い、データを作った(テキストを書いた)人の環境と、データを受け取る(テキストを読む)人の環境が同じでなければ、文字は正しく表示されず文字化けしてしまいます。
身近な例で言えば、ファイル名に全角の漢字・ひらがな・カタカナ、環境依存文字(①や㈱など)を使うと、相手のPC環境でファイル名が文字化けするようなものです。
このような問題を避けるためにも、ファイル名は半角英数を使うことが推奨されており、誰にとっても正しい状態になるような「配慮」でもありますよね。
しかし、データを作る側が配慮しても、受け取る側の環境によってはどうしても文字化けが起きてしまうことがあります。
今は自動変換技術の進歩で文字化けが起こりにくくなりましたが、もし文字化けしてしまったら、変換ツールを試してみましょう。
最後に。
文字化けは、様々な文字コードやデータ形式などが関係して発生するため、仕組みを正確に理解するのは大変です。
しかし、仕組みが分からなくても文字化けを変換してくれるツールがあるため、諦めずに活用してみてくださいね。