初めてのクラウドワークス発注体験記!依頼方法や金額、注意点を確認

  • | 公開 2021年04月20日
初めてのクラウドワークス発注体験記!依頼方法や金額、注意点を確認

今回、社内で新規事業を立ち上げることになり、ぜひお力添え頂きたい企業さんたちの一覧表が必要となりました。

約10,000件近いリストを作成したいと考えていましたが、私1人で作業するのは難しく、かと言って社内で分担して作業するにはリソースがないため、今回初めてクラウドワークスさんを利用してみることにしたんです。

受注する立場であれば、私も過去に個人的に利用したことのあるクラウドワークス。

ここでは、私が初めて発注者として依頼した経験を、

  • 重視したポイント
  • 気を付けたこと
  • トラブル
  • 結果・反省点

これらに沿って一緒に見ていければと思うので、あなたがクラウドワークスさんを利用する時の参考になれば嬉しいです。

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STEP1:事前に重要なことをまとめておく

今回クラウドワークスに依頼することとなった背景は、冒頭でお話しした通り、企業リストの作成が必要になったからです。

企業リストとは、営業活動をするうえで必要な法人情報(社名・電話番号・メールアドレスなど)をリスト化してまとめたものです。

約10,000件のリストを作成するにあたり、

  • どんな方に作業して頂きたいか
  • どんな作業になるのか

クラウドワークスへ登録する前に、これらの依頼条件を次のようにまとめました。

お仕事内容指定サイトより、IT製品・サービスの資料をアップしている企業情報のリストアップ
採用予定人数5~7名
報酬リスト1件あたり5円
納期契約後10~15日程
その他条件1,000件~3,000件対応可能な方
パソコンをお持ちでGoogleスプレッドシートを触ったことがある方

採用人数は予定より少し多めに見積もる

採用後に辞退者が出る可能性があるため、採用人数は予定よりも少し多めに見積もっておくのがオススメ。

  • 実際に作業してみて合わなかった
  • 想像と違った
  • 体調不良

このような、予期せぬことが起こる可能性は大いにあります。

今回、約10,000件のリストを作成する上で、最低でも7,000件以上集まればOKとラインを決めていたので、辞退者が出た時のことを考え、採用人数は5~7名で見積りました。

①報酬の目安は全体の相場に合わせる

報酬の金額が高ければ応募は集まりやすいですが、集まり過ぎても困りもの。

特にタイトなスケージュールで募集をかける場合は、応募者のスキルや経歴をチェックするだけでも時間が掛かってしまうからです。

しかし簡単な作業だからと言って、報酬が安すぎても応募が集まらないので、まずは似ている案件をクラウドワークスの中から探し、全体の相場を把握することにしました。

検索した結果、企業情報のリストアップ作業は3~5円/1件の案件が多く、中には企業へのフォーム送信作業もセットで~10円/1件という案件も。

  • 依頼したい作業にフォーム送信は含まない
  • リストアップする情報が少し多い

今回は上記の理由で、1件あたり5円の報酬単価を設定することにしました。

②使用するフォーマットやツールを条件に明記する

リストアップした情報を入力するツールは、Googleスプレッドシートを使用しました。

Googleスプレッドシートを全く使ったことがない初めての方が使用する場合、操作方法の説明が必要になったり、質問が飛んでくる可能性があります。

そのため、作業を出来る限りスムーズに進めてもらえるよう、少しだけでもGoogleスプレッドシートを触ったことがある方を条件に入れました。

また、今回は1つのシートを複数人で入力するのではなく、ワーカーさんごとにシートを分けて作業して頂く形に。

多少使い方に癖があっても他のワーカーさんの作業に影響することはないため、Googleスプレッドシートのスキルの高さは特に重視はしていません。

STEP2:クラウドワークスに登録する

募集する条件や重要な点をまとめたら、早速クラウドワークスに登録しましょう。

クラウドワークスの登録において、いくつか注意点をご紹介します。

①本人確認書類の提出

本人確認済み

クラウドワークスへ登録する際に、本人確認書類を提出すると、自身のプロフィールページに「本人確認済み」と表示されます。

提出は必須ではないので、急ぎで募集を出したい場合は、スキップして進めても大丈夫ですが、提出した方が信用度は高くなるため、ないよりは応募が集まりやすいです。

提出方法も画面からすぐにアップロードできるようになっているため、特別な事情がなければ提出しておきましょう。

また、法人として登録したい場合、本人確認書類は「履歴事項全部証明書の写し(全頁)」が必要です。

履歴事項全部証明書とは

履歴事項全部証明書と、登記簿謄本(登記事項証明書)はよく混同されがちですが、微妙に異なります。

登記簿謄本は”現在有効な登記情報”のみが記された書類となりますが、履歴事項全部証明書は現在の登記情報に加え、”過去に変更された全ての登記情報の履歴”が記載されている書類です。

クラウドワークスへの提出は写し(コピー)で問題ありません。

原本も写しもなく、取得から必要な場合はお近くの法務局で手続きを行うか、専用サイトにてオンライン申請も可能です。

②支払い方法を選ぶ

クラウドワークスは、ワーカーさんへ報酬金額を支払う場合、基本的には「仮払い」を利用します。

仮払いとは、ワーカーと契約後、発注者がクラウドワークスへ報酬金額を支払い、検収完了と一緒にワーカーへ報酬を支払うシステム。

ワーカーからの納品物を確実に確認した後で支払うことができますし、ワーカーも発注者から報酬未払いになるリスクを回避できます。

また、仮払いの中には、

  • マイルストーン払い
  • 一括払い
  • 分割払い

このような支払い方法があり、案件に合わせて選択することが可能です。

上記の支払い方法の他に、発注者が法人の場合は「請求書払い」「後払い」も利用することができます。

請求書払い(Paid)と後払いの違い

請求書払いは、その名の通り請求書をもって報酬金額を支払うのですが、実はあくまでも「仮払い」を選択した際に、クラウドワークスへ支払う方法の1つ。

ワーカーと契約した月の月末締め、翌月末払いで請求書が発行されます。


4月に契約した場合…翌月5月末までにクラウドワークスへ支払いが必要

これに対して後払いは、検収が完了し報酬確定後の月末締め、翌月末払いで請求が発生するため、仮払いではなくその名の通り完全に後で支払うタイプの支払い方法です。

後払いは発注者側へのメリットが大きく、検収完了までは確実に支払いが発生しません。

例えば、ワーカーの体調不良などで契約途中で終了となった場合、仮払い(請求書払い)だと、返金手続きをクラウドワークスに申請する必要があります。

しかし後払いであれば、まだクラウドワークスに支払いをしていないので、返金手続きの手間がなく、万が一のリスクがあっても安心です。

ちなみに、請求書払いも後払いも一定の条件と審査があり、必ずしも発注者全員が利用できるものではないので注意しましょう。

後払いはワーカーへの支払いが通常より遅い

本来、仮払いであれば、すでにクラウドワークスへの支払いは済んでいるため、検収完了後クラウドワークスからワーカーへすぐに報酬が支払われます。

しかし後払いの場合、ワーカーへの報酬の支払いタイミングは下記のような流れ。


5月に検収完了末締め
→翌月6月末までに発注者がクラウドワークスへ支払い
→翌月7月にワーカーへ報酬が支払われる※実際の出金はワーカーの支払いサイクル設定に伴います。

仮払いよりも1ヶ月以上支払いが遅くなる可能性があるため、念のためワーカーには契約時に説明してあげましょう。

後払い申請が通ると後払い以外選択できない

これは、私がクラウドワークスに直接問い合わせて知ったのですが、後払いの申請が通ると、それ以降は後払い以外の選択ができません。

後払いしか利用できないことで、発注者側が困ることはほとんどありませんが、申請前にこの点について説明がないので、もし支払い方法を使い分けたいと考えていた場合はは注意してください。

また、後払い申請前に仮払いで募集を出した案件を、後から後払いに変更することはできません。

後払いは発注者側にとって便利な支払い方法ですが、もしデメリットがあるとすれば、ワーカーへの報酬の支払いタイミングが遅いため、募集を出してもすぐに報酬がほしいと考えているワーカーには、嫌煙されがちです。

STEP3:クラウドワークスに募集を出す

登録が完了したら早速募集を出しますが、私が募集を出す際に気を付けた点を一緒に見てもらえると嬉しいです。

①作業内容、条件をできるだけ詳しく書く

これは、私自身がワーカーとしてクラウドワークスを利用していた時に感じたことですが、作業内容や条件についての説明が簡素すぎると、信用できる発注者か判断できず不安になりました。

クラウドワークスは、案件終了ごとに発注者とワーカーが相互に評価する仕組みになっているので、信用できるかは過去の評価を参考にすることもできますが、評価が適正であるかまでは判断できません。

募集内容の説明が細かく書かれていると、

しっかり対応してもらえそう!

このような良い印象を持つことができたので、判断基準の一つとして見ていました。

また、作業内容に不明瞭な部分が多いと、質問対応で選定前のやりとりが増え時間が掛かる可能性もあります。

想像していた作業と実際の作業にギャップがあって、辞退しますと言われてしまっては困りますよね…。

こういった理由から、作業内容、条件などは出来る限り詳細に書くのがオススメです。

②予算は現実的な金額で入力する

募集要項には予算について入力する項目があり、ます。私は当初どのように入力するのが適切なのかイマイチ分からず「予算はワーカーと相談する」を選択。

募集内容の中に1件あたりの報酬単価も記載しており、問題ないと思っていましたが、初回応募時に契約金額を希望の金額で入力されている方が現れました。

それもそのはず「予算はワーカーと相談する」は、報酬についてワーカー側からの希望も伺いますという意思表示だから。

今回は1件あたりの報酬単価を5円と決めていましたので、本来入力するなら「5千円〜1万円」が一番近いラインだったと思います。

また、予算が確定しているのであれば、細かい金額指定も出来るので、確定金額を入力しましょう。

「予算はワーカーと相談する」は、発注の際に相場がわからない場合や、クオリティ・やスキルが高い方を募りたい時に使う方がおすすめです。

STEP4:ワーカー選定を行い正式に依頼

募集を出してある程度応募が集まったら、ワーカーを選定して正式に依頼を出します。

選定の基準と、契約の際に私が気を付けたことを一緒に見ていきましょう。

①選定基準も事前に決めておく

選定基準は、募集条件の「1000~3000件対応できる方」「Googleスプレッドシートを触ったことがある方」に加え「過去に同じような作業実績がある」という点も重視。

募集条件に予め加えておいても良かったのですが、あまり条件を多くすると応募が来ない可能性もあったので、もしある程度応募が来た時には重視しようと決めていました。

作業用のマニュアルは用意しているものの、具体的にイメージが湧いている方の方がスムーズに進めてくれると思ったからです。

また、今回は企業情報のリストアップなので、特別スキルは気にせず、過去の実績評価は4.0を下回らなければいいかなという程度。

実際に採用したのが下記5名のワーカーさんです。

性別普段のお仕事対応可能な件数
【1】男性平日週5でオフィス勤務3000件
【2】男性平日週5でオフィス勤務3000件
【3】男性運送業勤務3000件
【4】女性普段は営業事務でリスト作成に慣れている2000件
【5】女性専業主婦1000件

男性のワーカーさんは皆さんメインの仕事をお持ちで、隙間時間に作業される予定とのことでしたが、過去にも同じような作業実績があり問題なく終えられているようだったので、今回依頼することしました。

実績評価とは

実績評価とは、全ての作業が終了し契約が完了したあとに、受注者からワーカーへ、ワーカーから受注者へつけることができる評価です。

クオリティやスピードなど、作業や対応に問題がなかったかを評価します。

現在までの実績評価の平均値(最大5.0)が、プロフィールページに表示されるため、発注者、ワーカーのクオリティを判断する一つの基準になります。

特別トラブルなく終われば評価が4.0を下回ることはなかなかありませんので、4.0以上あれば最低限やりとりするうえで問題ないと見て良いでしょう。

②契約前に再度仕事内容を確認してもらう

いざ、契約へ進む前に作業内容を改めて説明、また募集時には載せていなかった補足情報もここで説明します。

認識違いでの辞退者が出るような事だけは避けたかったので、入念に確認を行いました。

ワーカーから問題なしと了承を得てから、契約に進み作業に取り掛かってもらいます。

STEP5:作業開始から納品・検収完了まで

契約も取り交わし、作業をお願いしてから納品、検収完了までに気を付けたことや起きたトラブルを見ていければと思います。

①マメに進捗を確認する

納品期日までワーカーを信じて待ってもいいのですが、納品期限前日に「間に合いません」と言われてしまうとこちらも調整が難しくなるので、定期的に進捗確認をした方が安心です。

ワーカーさんによっては嫌がられてしまうかもしれませんが、作業を進める上で問題があれば、早めに対応しクリアにしていく方が何倍もリスクが少なく済むので、ここは割り切って連絡しましょう。

もちろん、追い込むようなメッセージを送るのではなく、

「質問はありませんか?」
「進捗が悪いようであれば納期を調整するので、お気軽に仰ってくださいね」

このように、ワーカーさんを気遣う姿勢でお声がけします。

②それでも発生するトラブル

ここまで辞退者が出ないよう、進捗に遅れが出ないよう、マメにワーカーさんとやり取りしていたのですが、それでもトラブルが発生してしまいました。

起きたトラブルと、どう対処したかもご紹介します。

辞退者が1名出てしまう

納期までもう折り返しに近い頃、体調不良を理由に辞退者が1名出てしまいました。

スケジュールに余裕があれば、再度募集をかけても良かったのですが、残りの日程を考えると、再募集をかけても間に合わないと考え、辞退者の方に依頼していた担当分は、社内の人間で分担しなんとか納期までに終えました。

他のワーカーさんからは「納品が遅れる」との連絡が…

辞退者が出たことであたふたしている時に、他のワーカーさんからも体調不良で納品が遅れる可能性がある、と連絡を頂きました。

こちらの方は、納品期日よりも前もって連絡頂けたので、いつ頃なら納品可能か、現在何件リストアップできているか状況を伺い改めて期日を調整しました。

続く納品遅れの連絡

マメに連絡のやりとりをしていて、問題なく進んでいると聞いていたのにも関わらず、もう1名、納品期日当日の朝になって、間に合わないとの連絡が。

何故遅れたのか詳しい理由は教えて頂けませんでしたが、理由を聞いたところで遅れた作業が取り戻せるわけではないので、一旦期日を調整し引き続き作業をお願いしました。

しかし、その後の進捗も悪かったため、最終的にこの方には現状でできている分までで納品して頂くことに。

辞退者や納品数の変更がありながらも、最低7,000件以上あればとラインを設定していたので、ひとまずこれでOKとし検収に進みます。

③納品されたら検収完了予定日をワーカーに伝える

全ての契約完了後、ワーカー側からの評価に影響しないよう検収完了予定日を伝えて、こちらもしっかり期日を守りましょう。

また、今回のケースの場合、報酬の支払いが「後払い」となっているため、検収完了月がズレるとその分ワーカーさんへの支払いが1ヶ月以上ズレてしまいます。

もし、月末に近い時期に検収を行う場合は、改めてその旨もお伝えした方が親切ですね。

STEP6:ワーカーさんへの評価は忘れない!

管理画面に検収完了ボタンがあり、押すだけでワーカーさんに通知されるので、検収が完了したら、ワーカーさんへ検収完了を押してお知らせしましょう。

また、支払い金額が変わるようであれば、検収完了を押す前にワーカーさんの了承を得てから契約金額の変更を行います。

検収完了後に契約金額を変更することはできないので、注意が必要です。

最後に、ワーカーさんへの評価も忘れてはいけません。

今後改めてお仕事の依頼をする可能性もあるので、ります。評価は適当に行わず正直に評価しましょう。

最後に:実施した結果まとめ

初めて発注者側としてクラウドワークスを利用し、万全に準備したものの予想外のことが起きてしまい、若干の予定変更はありましたがなんとかリストは完成。

予定納品数約12,000件
実際の納品数約8,000件

ワーカーへの支払い金額合計:約45,000円

発注者側からクラウドワークスへ支払うのは、ワーカーへの報酬額のみで、クラウドワークス利用手数料は仕事を受けたワーカー側が支払う仕組みになっています。

今回の反省点として、もし次回利用するなら、納品期日がどれだけ変更になっても問題ないよう、スケージュールにもっと余裕を持たせて募集をかけた方がいいと思いました。

しっかり厳選して良いワーカーさんを採用しても、ワーカーさんも人間なので不測の事態が起こることは仕方ありません。

それでも私1人で約10,000件近いリストアップ作業を行うのは限界がありますし、今回クラウドワークスを利用して良かったなと思っています。

一人では到底終わらないような作業があれば、クラウドワークスで活躍するワーカーさんの助けを借りてみましょう!
著者:sato(@enpreth)

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