「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。仕事でミスすると、血の気が引きますよね...どのように向き合っていけばいいのか、一緒に見ていきましょう。
お仕事でミスすると、ハッと息を飲んで「やってしまった...」と落ち込みますよね。
不本意だからこそ、自分は何をやっているんだと責めたり、ミスが大きければ大きいほど生きた心地がしません。
私もお仕事でミスした時は血の気が引きます...しかし、ミスとの向き合い方・考え方次第で、大きく成長できるんだと知りました。
実際に私がミスした時に役立った向き合い方をまとめたので、落ち込んでどん底にいるあなたに見てもらえると嬉しいです。
- 目次
- 生きた心地がしない...仕事のミスで落ち込んだ時
- 間違えても大丈夫!仕事でミスした時の考え方
- なぜあの人は仕事でミスしないの?
- もう辞めたい...仕事でミスが多い原因や対処法
- 仕事のミスに後で気付いた時
- 最後に。
生きた心地がしない…仕事のミスで落ち込んだ時
仕事でミスすると「ああ、なんて事をしてしまったんだ…」このようにショックを受けたり、ミスの内容によっては、焦りや絶望感でいっぱいになるかもしれません。
次のように、不安やマイナスなことが頭の中にどんどん広がっていきますよね。
- お客様に迷惑を掛けてしまう
- きっと周りからの印象が悪くなった
- 上司に叱られる・ガッカリさせてしまう
- みんなから嫌われてしまう
- 評価が下がってしまう
- なぜこんなこともできないんだろう
- 自分は仕事ができない人間だ
- 辞めたい
私もミスした時は、頭の中がグワーッと締め付けられるような感覚になり、まさに生きた心地がしないです。
仕事のミスで落ち込むのはなぜ?
仕事でミスをした時、すぐに切り替えられる人は羨ましいなあと思いませんか?
私も引きずりやすいので、シャキッと切り替えている人を見ると、カッコイイなと思います。
しかし、ものすごく落ち込んでしまう・いつまでもミスのことを考えてしまう人は、真面目で責任感がある証拠でもあるんです。
人に迷惑を掛けて嫌われたくない
仕事に責任を持つと聞くと「そんな綺麗な理由ではなく保身のためだよ」と思うかもしれません。
ミスをして迷惑を掛けると、周りから白い目で見られる、職場に居づらくなる、仕事がもらえなくなる…不安でいっぱいになります。
しかし、仕事でミスした人を嫌いになるような上司や同僚は、仕事としても人としてもあまり尊敬できない気がしませんか?
ミスに対して、原因や改善策を一緒に考えてくれる仲間と、ミスを防いだり挽回しようというあなたの気持ちがあれば、嫌われる心配なんてする必要はないはずです。
無責任な人は落ち込まない
責任感がなく「仕事なんてどうなってもいいや」と思う人が、ミスした時にガックリと落ち込む姿って、あまり想像できませんよね。
仕事をきちんと成し遂げよう
責任を持って取り組もう
このような意思があるからこそ、あなたはミスした時に落ち込めるんです。
もちろん、責任感を持って働いていても落ち込まずにいられる人はたくさんいますが、その場合はみんなに見えないところで落ち込んでいたり、気持ちの上手な切り替え方を知っているから。
また、責任感があるからこそ、落ち込んでいるわけにはいかない!と考えられるとも言えます。
ミスした時の考え方について、続けて見ていきましょう。
間違えても大丈夫!仕事でミスした時の考え方
仕事のミスは自分だけが困るものではなく、上司や同僚にも、場合によっては会社全体、お客様や取引先にも迷惑を掛けてしまう可能性があるため、サーッと血の気が引いていきますよね。
ミスした時は本当に生きた心地がしないですが、実は良いこともたくさん!
お仕事でミスした時にオススメの考え方を一緒に見ていければと思うので、ミスした時はもちろん「もしミスしたらどうしよう...」と不安な時も、思い出してもらえたら嬉しいです。
ミスを気にする=真面目・誠実
ミスを気にするのは、あなたが真面目な証拠ですよね。
任せてもらえた仕事に責任感があり、誠実に取り組む姿勢が根っこにあるから、ミスを気にすることができます。
また、あなたのようなしっかり者がいてくれるからこそ、一緒に働くみんなは助かっているはず。
改めて言葉で感謝される機会はもしかすると少ないかもしれませんが、あなたの真面目な姿勢は、社会人として誇れるものだと思います。
ほかのみんなもミスしている
ミスした瞬間は自分のミスで頭がいっぱいになりますが、世界中で働くみんなも、あなたと同じ状況を味わっているはずです。
あなたの上司も、隣の席の同僚さんも、仕事をバリバリこなす先輩も、みんなミスしています。
「こんな大変なミス、誰もしないよ...!」と思ってしまうくらい大きな失態を起こしてしまったら、世界レベルで考えてみましょう。日本全国レベルでもいいです。
あなたと同じくらい大きなミスをしている人が、必ずほかにもいるので、自分だけじゃないと考えるだけで、少し気持ちが楽になりませんか?
もう既に起きたこと
「やってしまった...!!」と気付いた時点で、ミスは過去のものになります。
11時に犯したミスを今から5分で対策して、5分前にタイムスリップしてどうにかできるものではありません。
もう起きてしまったことに対してすべきことは、
- 反省
- 原因の究明
- 改善
これらが挙げられます。
過去のことにとらわれ続けず、ミスを未来にいかすことを考えれば、前向きに動き始められるはずです。
「反省=自分を責める」ではない
心に留めておいてほしいのですが「反省=自分を責める」ではありません。
仕事でミスするとつい自分を責め立ててしまいがちですが、あまり良いことは起きないです。
自分を責めていた方が気持ちが楽、という場合もあると思いますが、思い詰めるのはその日だけにして、翌日からは失敗を次に活かす気持ちに切り替えられるといいですよね。
ミス=成長
失敗は成功の基とよく言いますが、これを念頭に置いておくと、お仕事でミスしてもポジティブに考えやすくなります。
口コミで評判のフライパンを買ったけれど、お家のIHコンロには対応していなかったので、次回からはIH対応かどうかきちんと確認してから購入しよう。
こんなふうに、人はどんな時でも失敗から学んで成長しますよね。
事業のような大きなことでも、失敗して学んで、それを活かしてもっといい事業を始める人がたくさんいます。
そのため、大きなミスほど大きな経験になり、仕事ができる人はみんな、失敗を恐れずどんどん挑戦するんです。
大抵何とかなる
お仕事でミスをしても、大抵の場合は何とかなります。
楽観的すぎると思うかもしれませんが、生きた心地がしないくらいミスを顧みることができるあなたなら、このくらいラフな考え方もセットで持っておくのがオススメ。
もちろん、しっかり反省・改善する必要がありますし、場合によっては始末書や降格、またその会社にいられなくなることもあるかもしれませんが、生きてさえいれば何とかなります。
時間が経って振り返ると、あの時のミスが今の自分の力になっているなあと思えたりするんです。
なぜあの人は仕事でミスしないの?
あなたの職場には、ミスと無縁のような人がいませんか?
いつもスマートにお仕事をこなして、周りのフォローもしてくれる...自分とは頭の作りが違うのかな、なんて考えてしまいますよね。
仕事でミスしない人はなぜ間違えないのか、一緒に見ていきましょう。
過去にたくさんミスをしてきたから
全然ミスせず仕事をこなすその人は、過去にたくさんのミスを経験しているから、今の姿があるのかもしれません。
挑戦して間違えて、次に活かすことを繰り返していくと、ミスも減ってどんどん出来ることが増え、お仕事の効率的な進め方も掴めてきます。
そのため、あなたが見ているのは、ミスを次につなげて成長してきた姿なんです。
同期・同い年なのにミスの量が違う
自分はよくミスしがちだけど、同期のあの子はいつもそつなくこなしている...このような場合はとくに、自分と比べて落ち込んでしまいますよね。
仕事内容が違うのであれば比較する必要はありませんが、仮に全く同じ仕事をしているとして、ミスの量が違う要因は次のようなものが挙げられます。
- 別の形でミスを経験してきた
- 次に活かす努力をしている
- 前向きに考えている
とくに一つ目の「別の形でミスを経験してきた」は、スタートラインが同じでも、それ以前に別の何かで得た経験を活かしている可能性がある、ということです。
例
例えば、同期のAさんとあなたはPCで文章データを扱うお仕事をしているとします。
Aさんは入社前も日頃からPCを使う機会が多く、入社前のある日、ツールを使って作っていた文章データをうっかりミスで削除してしまい、一からやり直しに...。
その失敗を機にAさんは「何かを作る時はこまめに保存しよう」と心に誓い、同じミスをしないようこまめな保存がクセになりました。
このような経験をしていたので、Aさんは今の会社で少なくとも「データをこまめに保存していれば防げたミス」は犯しませんよね。
ほかにも、人は日常生活の中で様々な経験をしているので、全く同じ形ではなくてもミスを活かせるんです。
ミスしにくい簡単な仕事だから
お家でパンをトーストして食べる時は、パンをトースターに入れて適度な焼き加減まで待てばいいですよね。
しかし、お家でショートケーキを作るとなると、材料の量・温度管理・混ぜる順番・焼き加減など、少し間違うだけで材料が分離したり、綺麗に膨らまなかったり...パンのトーストに比べると難しいです。
同じように、難しいお仕事ほどミスはしやすいもので、逆に簡単なお仕事は間違えにくくなります。
本人にとっての「簡単」
簡単な仕事はミスしにくいと言っても、仕事の難易度は人によって違いますよね。
そのため、正確に言うと「その人にとって簡単な仕事」はミスしにくいです。
あなたから見てものすごく難しい業務を、間違わずに進められる人は、本人にとっては難しくないんですね。
これは、一つ前で見て頂いた「過去にたくさんミスをしてきたから」に繋がりますが、あなたから見て難しい業務ができる人は、最初からできたわけではなく、これまでたくさん経験してきたから。
つまり、人と比べるものではないんですね。
ほかの人からすればあなたもミスしない人かも
例えば、あなたはメールのミスをよくしてしまうとします。
取引先へのメールはとくに冷や汗をかきますよね。
しかし、同僚Bさんはあなたを見ながら、
自分はまた発注ミスをしてしまったのに、あの人はいつもミスなくきちんと発注できてすごいなぁ...。
こんなことを思っているかもしれません。
みんなそれぞれ出来ることや得意不得意は違うので、人と比べて落ち込む必要はないんです。
あなたがミスする業務を間違わずにできる同僚さんへ、いつもどのように進めているか、アドバイスをもらうのもいいと思います。
もう辞めたい...仕事でミスが多い原因や対処法
ミスが多かったり、大きなミスをしてしまったり...お仕事でミスして落ち込むと「もう辞めたいな」と思ってしまうこともありますよね。
しかし、ただ辞めてもまた次の職場で同じことを繰り返してしまうかも。
まずは、ミスしてしまう原因や対処法を私と一緒に考えてみませんか?
基本的な対策から、実は気付けていないかもしれない原因まで、一つずつ確認していきましょう。
ミスを減らす基本的な対策
人間誰でもミスはしてしまいますが、基本的な対策を意識すれば、減らしていくことはできます。
記録する
もし何度もミスをしてしまうなら、ミスの内容・原因・改善策を、メモで大丈夫なので記録しましょう。
経緯や原因を書き出すと頭の中で整理でき、意識しやすくなります。
よくミスする業務を始める時は、記録したメモを改めて見ながら進めるようにして、正しい進め方に慣れていくことで、徐々にメモを見なくてもできるようにしていけば大丈夫です。
落ち着く・焦らない
お仕事ではスピードも求められるため、早く早く...と慌ててしまうかもしれません。
しかしミスが多い場合は、一旦立ち止まってメンテナンスするようなイメージで、ゆっくり落ち着いて進めてみてください。
ミスせずできるようになってきたら、段々スピードを上げていけば大丈夫です。
定期的に振り返り 一日、一週間、一ヶ月、一期
あなたのお仕事では、日報を送る習慣はありますか?
日報は一日の業務内容の報告だけでなく、自分が今日出来たこと・頑張ったこと・反省点などを振り返る効果もあります。
また、一週間・一ヶ月・一期といった単位で、上司や先輩と振り返り(1on1)を行うこともやってみてほしいです。
ミスしやすい業務が毎日行うものであれば、もちろん一日単位での振り返りがいいですが、併せて一週間単位での振り返りが個人的にオススメ。
もちろん業務内容によりますが、「来週はミスしないようにこうしてみよう」こんなふうに、一週間は振り返るスパンとして短すぎず長すぎず、丁度いい場合が多いので、あなたの業務に合わせて試してみてください。
仕事のミスが多い原因
そもそも、あなたが仕事でミスしてしまうのはなぜでしょうか?
自分は仕事ができない人間だから...
このように、自分を否定してしまいたくなるかも...私もつい自分を責めてしまうので気持ちはとても分かります。
しかし、お仕事環境を客観的に見て分析していくと、対処できる原因が浮き彫りになってくるはず。
お仕事でミスしてしまう原因を、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。
集中できていない
あなたはいつも、集中できる環境で働けていますか?
- 自分の席は空調が当たりすぎる
- 集中したいのにすぐ隣で営業さんが商談している
- 在宅ワークでは集中できない/オフィスでは集中できない
もし、このように働く環境で集中がそがれてしまう場合は、上司や総務に相談してみてほしいです。
また、集中できない要因は場所だけでなく、不安やストレスもあります。
会社があなたに合っていない
例えば、何かのハラスメント被害に遭っていると、お仕事に集中できないのは当然ですよね。
心に不安やストレスがある状態だと、誰だって仕事のパフォーマンスは下がりますし、本来ならしないミスもしてしまうかもしれません。
どうしても上司と考え方が合わない、会社の方針に納得できないなど、会社の環境が合わないと思ったら、部署異動や転職を考えてみましょう。
健康管理がきちんと出来ていない
仕事のミスと健康管理って、関係あるの?
このように思うかもしれませんが、健康でなければ頭も身体も上手く働かなくなってしまいます。
例えば、寝不足なら仕事中の注意力が散漫になり、不規則な生活をしていれば、シャキッとできず集中力が続きません。
食事や睡眠、適度な運動など、普段から健康的な生活ができているか、改めて振り返ってみてほしいです。
仕事が合ってない
あなたは今の仕事が自分に合っていると思いますか?
- あまりやりがいを感じていない
- 本当は他にやってみたい仕事がある
- 正直やりたいことは出来ていない
このように、今の仕事は合わないと感じていたり、ほかの仕事に興味が湧いている場合は、仕事を変えてみるといいかもしれません。
ミスしただけで転職というのは大げさな気もしますよね。
しかし、あまりにもミスが多い・改善しないなら、そもそも今の仕事が好きではないという心の表れかも。
好きな仕事・興味のある仕事なら、ミスが無くなるよう自然に向上心が湧いてきたり、前向きに頑張れるはずです。
仕事のミスに後で気付いた時
お仕事でのミスは、間違えてすぐに気付くこともあれば、時間や日にちが経ってから気付くこともありますよね。
後で気付いた時どのように対処すればいいのか、私と一緒に見ていきましょう。
ミスは時間が経つほど言い出しづらい...
何事もなく順調に仕事をこなしたと思っていた矢先に、
「あっ!先週送ったメール、間違えてるかも...」
「この前の打合せで提出した資料、思い返したら違うものだった...」
このように後からミスに気付くと、ショックが大きいですよね。
それまで平穏に過ごしていたからこそ、ミスによって平穏を壊したくなくて、問題をしまっておきたくなってしまいます。
しかし、気付いたミスをそのまま隠していると、あまり良いことはおきません。
言いづらいけれど、早め早めに報告・対処した方があなたのためになるので、続けて見ていきましょう。
早めの報告があなたを救う
一日、一週間、一ヶ月、半年...。
ミスしてから時間が経っているほど言い出しにくいですが、気付いたらすぐに上司へ報告したり、対処に動きましょう。
もしミスを報告せずにいるとどうなるのか、早めの報告はあなたにどのような効果があるのか、一緒に見てもらえると嬉しいです。
自分の中にしこりがずっと残り続ける
例えば、一ヶ月後経ってからミスに気付くと、
「一ヶ月間誰も気付かないなら、わざわざ言わなくてもいいか...。」
「このまま黙っていて、今の平穏が保たれるなら...。」
このように、ミスを報告しない方がいい気がしてきます。
ただし、罪を背負っているような感覚が、これから先あなたの中にずっと残り続けるはずです。
気持ちよく働き続けるためにも、ミスに気付いたら早めに報告してしまいましょう。
ミスをミスと自分で認める勇気
ミスに気が付いても報告しないのは、自分の間違いを認めていないとも考えられますよね。
もちろん、間違えたくて間違えたわけではないと思いますが、自分のミスに向き合うだけでも大きな成長に繋がるはず。
勇気を振り絞って潔く認め、失敗をバネにして次に活かしましょう。
今だけの自分と未来の自分
後からミスに気付いて今さら報告するのは、怖いし勇気が必要ですが、今だけ怒られる勇気を持てば、この先一人で罪を隠し続けることもなくなりますよね。
ミスを隠しておけば今の平穏は保たれるかもしれませんが、いつかバレるかも...と、怯えて過ごすことになったり、もっと時間が経ってからミスが発覚したら、それまで報告しなかった分余計に重い処分が下される可能性も。
むしろ正直に話せば、ミスは叱られてもきちんと報告したこと自体には好感を持って評価してくれる場合もあります。
未来の自分のためと思って、今の自分と向き合いましょう。
最後に。
ここまで、私と一緒に見ていただきありがとうございます。
仕事は責任を持って行うからこそ、ミスした時とても辛く苦しい思いをしますし、逃げ出したくもなりますよね。
しかし、それは日ごろから真面目に取り組んでいる証拠なので、上司や一緒に働くチームのみんな、お客様や取引先はもちろん、あなた自身のためにも、ミスに向き合って大きく成長しましょう!
ミスをしてしまったら、成長できるチャンスです!