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テーマの色とは?パワーポイントで「テーマ」を使いこなそう

  • | 公開 2025年10月21日
資料ノウハウ
テーマの色とは?パワーポイントで「テーマ」を使いこなそう

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:fukuyamaです。資料作りでデザインが苦手な場合は、パワーポイントのテーマ機能が便利です!

パワーポイントには「テーマ」と呼ばれる要素があり、デザインの統一や管理が簡単にできます。

オブジェクトやテキスト一つ一つに色・デザインを設定するのは大変ですが、テーマ機能を使えば簡単に統一感のあるデザインで資料を作れるんです。

パワーポイントのテーマについて、機能や使い方をまとめたので、あなたの資料作りに少しでも役立てば嬉しいです。

※2025年10月現在の最新バージョンである、バージョン2509の情報を前提にお話ししています。

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パワーポイントのテーマとは?

パワーポイントのテーマとは、分かりやすく言うとデザインテンプレートのようなもので、テーマを選ぶだけで資料全体にデザインを一括設定できます。

43種類のテーマがパワーポイントに備わっており、下記4つの要素がテーマごとに設定されているため、デザインの手間が省けるんです。

  • 配色(オブジェクトの色)
  • フォント
  • 効果(光沢や質感)
  • 背景のスタイル

パワーポイントのテーマを設定する方法

パワーポイントのテーマは「デザイン」タブで設定できます。

「テーマ」グループから様々なテーマを選べて、右側にある矢印ボタンをクリックすると、43種類のテーマが一覧で表示。

さらに右側の「バリエーション」グループでは、各テーマに対して、大枠のデザインはそのままに「色違い」のようなバリエーションを選べます。

テーマはレイアウトごとにデザインが用意されている

各スライドは、表紙にするページや見出し+テキストで構成するページなど、レイアウトを設定できる機能があります。

パワーポイントのテーマは、レイアウトごとにデザインが用意されているため、デザインが苦手な場合は助かりますよね。

デフォルトの「Officeテーマ」は配色が整えられているだけで、背景などは真っ白なシンプルデザインのため、とくに変化はありませんが、凝ったデザインのテーマは各レイアウトに合わせてデザインされているのがわかります。

テーマはカスタマイズ・管理できる

「バリエーション」グループの右側にある矢印ボタンをクリックすると、テーマごとに設定されている4つの要素を、あなた好みにカスタマイズできるため、もっと独自性のあるデザインに変えられるんです。

たとえば配色を変えたい場合、「配色」にマウスカーソルを合わせると、配色のバリエーションが一覧で表示されます。

これらも、クリックせずにマウスカーソルを合わせている間は、プレビューのようにスライドへ反映されるため、どのような見た目になるのか簡単に確認できて便利です。

テーマの細かいカスタマイズ

配色・フォントには、バリエーション一覧の下にそれぞれ「色のカスタマイズ」「フォントのカスタマイズ」があり、背景のスタイルには「背景の書式設定」があります。

これらの設定項目は、マウスカーソルを合わせて表示されるバリエーション一覧よりも、もっと細かくデザインを設定できるんです。

たとえば背景のスタイルは、設定しているテーマのデザインに合った背景色が一覧に表示されますが、「背景の書式設定」を使えば、色の選択をはじめ、グラデーションや模様などの複数パターンで、背景をゼロからデザインできます。

カスタマイズによるデザインの崩れに注意

43種類のテーマはテンプレートのように使えるため、配色やフォントがテーマごとに整った状態を、簡単にスライドへ適用できます。

しかし、悪く言えば独自性がなくなってしまうとも言えて、とくに背景など広範囲に柄やテクスチャが設定されているテーマは、そのまま使うと「テーマ機能でデザインした」ことが分かりやすいです。

最悪の場合、ほかの人の資料とデザインが丸々被ってしまうかもしれません。

そのため、色やフォント、背景の書式設定を使って、ゼロから細かくカスタマイズすると、デザインが丸ごと同じになる事態は避けられます。

ただし、ゼロからデザインをカスタマイズするのは、それだけデザインする力も問われるため注意。

たとえば、テーマは背景デザインなどに合わせて、カラーパレットの色味(鮮やかさなど)も馴染む配色に設定されるので、自然と統一感や整った見た目にしやすいため、デザインが苦手な場合は嬉しい機能です。

しかし、カスタマイズの内容によってはデザイン全体の崩れに影響してしまうこともあるので、テーマの選び方やカスタマイズの加減に気を付けましょう。

▼極端な例ですが、かっこいい背景にポップなフォントが使われていてバランスが悪くなってしまっています。

パワーポイントの「テーマの色」とは?

パワーポイントのテーマについて一緒に見ていきましたが、ここからは「テーマの色」に焦点を当てていきます。

オブジェクトの色を変える時に使うカラーパレットを見ると「テーマの色」と書いてありますよね。

名前の通り、ここまで見ていただいた「テーマ」に設定されている配色が、カラーパレットに反映されているんです。

上にあるほど薄く明るい色、下にあるほど濃く暗い色が並んでいるのは、どのテーマにも共通。

デフォルトで設定されている「Officeテーマ」は、鮮やかすぎず、くすみすぎていない、落ち着いた色合いのパレットで資料が作れるようになっており、白・黒・グレーの無彩色と有彩色が設定されています。

テーマによって配色が変わる

設定しているテーマを変えてみると、カラーパレットにある「テーマの色」の配色も変わりますが、テーマによってはデフォルトに比べて色味が大きく違います。

▼寒色で統一されたテーマ

▼薄く落ち着いた色で構成されたテーマ

▼鮮やかでフレッシュな配色テーマ

このように、暖色・寒色・中間色の違いや、濃さ(暗さ)の違い、鮮やかさの違いなど、テーマごとに様々な配色でパレットが作られ、テーマごとに選べる「バリエーション」によっても配色は変わります。

パワーポイントの「テーマの色」を変更する方法

テーマの細かいカスタマイズ」で見ていただいた通り、テーマの配色・フォント・背景は、あなた自身の好みにカスタマイズできます。

とくに配色は反映される場所に注意が必要なので、詳しく見ていきましょう。

  1. 「デザイン」をクリック
  2. 「バリエーション」右横の矢印ボタンをクリック
  3. 「配色」で「色のカスタマイズ」をクリック
  4. 各配色の反映場所を確認
  5. 名前を入力
  6. 「保存」をクリック
  7. 保存された配色パターンを確認

1.「デザイン」をクリック

「デザイン」をクリックします。

2.「バリエーション」右横の矢印ボタンをクリック

「バリエーション」の右横に付いている矢印ボタンをクリックして、メニューを開きましょう。

3.「配色」で「色のカスタマイズ」をクリック

「配色」にマウスカーソルを合わせると、様々な配色パターンが表示されます。

一番下にある「色のカスタマイズ」をクリックしましょう。

「テーマの新しい配色パターンを作成」のダイアログボックスが開きます。

4.各配色の反映場所を確認

左にある「テーマの色」の中には、次のように配色項目があります。

  • テキスト/背景:濃色(淡色)…4種類
  • アクセント…6種類
  • ハイパーリンク…2種類

色を変えると、右にある「サンプル」に反映されるため、それぞれの色がどのように反映されるか分かります。

今回は例として変化を分かりやすくするために、デザイン性は無視して原色系の派手な配色にしました。

5.名前を入力

作った配色パターンは、名前を付けて保存できるようになっています。

デフォルトの名前は「ユーザー定義」で、配色パターンを作っていくごとに「ユーザー定義6」「ユーザー定義7」と番号が増える仕組みです。

管理しやすいように、あなたが分かりやすい名前を付けましょう。

今回は名前を「配色パターンテスト」にしています。

6.「保存」をクリック

最後に「保存」をクリックします。

テーマの色のカスタマイズ自体はこれで完了です。

「保存」をクリックするとダイアログボックスが閉じられ、今作成した配色パターンがそのままスライドに適用されます。

今回はデザイン性を無視して原色系の配色パターンを作ったため、このようにスライドが派手な配色になっていますね。

7.保存された配色パターンを確認

もう一度「バリエーション」右横の矢印をクリックして「配色」にマウスカーソルを合わせ、配色パターンのバリエーションを見てみましょう。

上部にある「ユーザー定義」グループの一番下に、先ほど作成した配色パターンが追加されているので、ここからいつでも選択できます。

パワーポイントで「テーマの色」はどのように反映される?

テーマの色を変更する手順について見ていきましたが、「4.各配色の反映場所を確認」の部分を、もう少し深掘りしていきましょう。

分かりやすいように、先ほどの例と同じ原色系の派手な配色パターンを使った例です。

スライドを見てみると、このように背景・プレースホルダー内のテキストへ、色が反映されています。

また、オブジェクトを選択し、カラーパレットを確認してみると、

  • テキスト/背景:濃色(淡色)
  • アクセント

この2つの配色は、カラーパレットの「テーマの色」にそのまま反映されているのが分かりますね。

テキスト/背景:濃色(淡色)の4色はパレットの左側に、アクセントの6色は右側に並んでいます。

図形の見え方

図形オブジェクトを作ってみると、テーマの色はこのように反映されます。※今回の配色パターンは本来背景色がオレンジ色になりますが、見やすいよう背景を白に変えています。

塗り…アクセント1の色
線…塗りの色を濃く・暗くした色
テキスト…「テキスト/背景:淡色1」の色

そのため、図形をよく使う資料の場合は、アクセント1にブランドカラーなどメインとなる色を設定しておく使い方も便利ですね。

表の見え方

表を作ると、テーマの色はこのように反映されます。※今回の配色パターンは本来背景色がオレンジ色になりますが、見やすいよう背景を白に変えています。

アクセントの色をベースに濃淡で配色され、最初はアクセント1で作られますが「表のスタイル」から、テキスト/背景の色やほかのアクセントの色による配色も設定可能。

「罫線の作成」にあるペンの色は、基本的に「テキスト/背景:濃色1」が設定されていますが、もちろん変更もできます。

グラフの見え方

棒グラフを例にしてみると、テーマの色はこのように反映されます。※今回の配色パターンは本来背景色がオレンジ色になりますが、見やすいよう背景を白に変えています。

系列1…アクセント1の色
系列2…アクセント2の色
系列3…アクセント3の色
テキスト…「テキスト/背景:濃色1」の色を薄くした色
目盛線…「テキスト/背景:濃色1」の色をかなり薄くした色

グラフスタイルによって、テキストなどの配色は変わりますが、系列の色は基本的に各アクセントの色が反映される仕組みです。

SmartArtの見え方

SmartArtは図形が組み合わさって出来ているため、一つ一つの図形は「図形の見え方」と同じです。※今回の配色パターンは本来背景色がオレンジ色になりますが、見やすいよう背景を白に変えています。

様々なレイアウトのうち今回は「基本の循環」を例にしますが、「SmartArtのデザイン」タブにある「色の変更」から多くの配色を選べます。

  • ベーシック
  • カラフル
  • アクセント(5種類)

ここで表記されている「アクセント」は、テーマの配色設定にある「アクセント」と同じで、アクセント1、アクセント2のように番号もリンクしています。

ベーシックやカラフルも、設定した配色パターンに沿った色使いになっており、たとえば「カラフル アクセント2から3」を選んでみましょう。

一番上にアクセント2の色が設定されており、今回は「基本の循環」なので、アクセント3の色へ循環するようにグラデーションが自動で配色されます。

ハイパーリンクの見え方

ハイパーリンクの色は未表示・表示済みの2種類を設定できるので、スライド内にリンクを設定する場合はこの辺りまでこだわってみましょう。※今回の配色パターンは本来背景色がオレンジ色になりますが、見やすいよう背景を白に変えています。

背景色の見え方

これは、テーマを設定する際に「バリエーション」から設定できる「背景のスタイル」にも関係してくるポイントです。

43種類のテーマには、それぞれ配色パターンが設定されていますが、背景色も配色パターンの一つに入ります。

デフォルトのテーマである「Officeテーマ」は背景色が白なので、背景色が設定されている感覚はないかもしれませんが「白色の背景色が設定されている」と考えましょう。

今回例にしている原色系の配色パターンで、「バリエーション」から「背景のスタイル」を見てみます。

4つのテキスト/背景:濃色(淡色)が「背景のスタイル」の選択肢に反映されているのがわかりますね。

配色パターンは、このような部分にも反映されるんです。

また「背景のスタイル」は選択肢が12種類ありますが、上段の4つは元の色(テキスト/背景:濃色(淡色))、ほかの8つは元の色を微調整した色です。

微調整の内容はテーマによって違い、元の色より少し明るい・くすんでいる・様々な角度のグラデーションなど、テーマのデザインに合った選択肢が表示され、中には元の色を微調整したものではなく「バリエーション」に表示される4種類の配色デザインが選択肢に入ることもあります。

最後に。

ここまで私と一緒に見ていただきありがとうございます。

パワーポイントのテーマ機能は、資料全体のデザインを簡単に設定でき、配色やフォントなどが統一されることで整った見た目になるため、デザインが苦手な場合はぜひ活用してみてくださいね。

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著者:エンプレス編集部 fukuyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2018年よりマッチングプラットフォームを運用支援。事業譲渡後は「エンプレス」にて、お客様支援のために外部パートナーと協力する傍ら、自らもコラムを執筆して日々有益な情報発信に努め、すでに220万字を突破。
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