パワーポイントでノートを活用する方法

  • | 公開 2024年02月15日
資料ノウハウ
パワーポイントでノートを活用する方法

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。プレゼンテーションに欠かせない、ノート機能を解説しています。

「プレゼンに失敗したくない…」
「自信を持って発表したい…」
「説明情報が多すぎて忘れそう…」

パワーポイントのスライドショーを使う時、不安が色々出てきませんか?

緊張するからこそ、視野が狭くなって、伝えたいことを忘れてしまうことも。

特にプレゼンテーションでは失敗できないため、パワーポイントのノート機能を使って、プレゼンの成功率を高めていきましょう。

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パワーポイントのノートとは

パワーポイントのノートとは、各スライドに対して、プレゼンテーションを行う側のメモ・補足・マニュアルなどを、情報として保存できる機能のこと。

ノート機能をあんちょこと呼ぶ方もいますが、文脈によっては誤解させてしまう場合があります。たとえば発表者と聴衆者の関係で「あんちょこ」を使う場合、プレゼンテーション中に画像やスライドが表示された時、伝えたいメッセージや意味が、発表者と聞く側の間で、言葉にせずとも理解できる状態を指し、説明不要でみんなが内容を理解している状態を指す。そうではなく、発表者自身がスライドとノートに入れた情報の認識を合わせるために使うのであれば、あんちょこと表現しても意味が通じやすくなります。

ノートには何を書くべき?

ノートの使い方は決まっておらず、使い手次第になります。

  • 自分用のメモとして使う
  • 資料の共同作成相手に対して説明で使う
  • スライド内の下書きとして使う

スライドにすべて情報を詰め込み過ぎると見づらいのですが、外せない情報などがあれば、忘れないために入れておくのもいいと思います。

ノートはプレゼン相手に見えない?

ノートに入れた情報は、プレゼンテーションを行う側である、あなたにしか見えません。

そのため、プレゼン相手にはスライド内の情報のみが映り、説明する側には発表者ツールでスライドとノートの情報が表示された状態となります。

パワーポイントでノートを表示・非表示させる方法

パワーポイントでノートを使うには、ノート用の入力枠を表示させる必要があります。

簡単にできるので、流れを確認してみましょう。

  1. スライドを開く
  2. ステータスバー内の[ノート]をクリック
  3. [ノート]の入力枠が表示される

STEP1:スライドを開く

パワーポイントでノートを表示・非表示させる方法のSTEP1:スライドを開く

パワーポイントで新規または既存のPPTXファイルを開き、スライドが確認できる状態にします。

STEP2:ステータスバー内の[ノート]をクリック

パワーポイントでノートを表示・非表示させる方法のSTEP2:ステータスバー内の[ノート]をクリックパワーポイントでノートを表示・非表示させる方法のSTEP2:ステータスバー内の[ノート]をクリック②

スライドを開くと、画面の下部にステータスバーと呼ばれる、ファイルの状態を示す色々な情報が表示されています。中央あたりに[ノート]と書かれたボタンがあるのでクリック。

STEP3:[ノート]の入力枠が表示される

パワーポイントでノートを表示・非表示させる方法のSTEP3:[ノート]の入力枠が表示される

スライドとステータスバーの間で、新たに[ノート]の入力枠が表示されます。簡単に[ノート]が開けました。

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パワーポイントのノートに入力する方法

プレゼンテーションを失敗しないためには、説明中にメモや補足がすぐ確認できる状態が好ましいので、ノートに対して情報を入れておきましょう。

パワーポイントでノートを表示・非表示させる方法」で、ノートを開いている状態から解説していきます。

  1. [ノート]の枠をクリック
  2. テキストが入力できる

STEP1:[ノート]の枠をクリック

パワーポイントのノートに入力する方法のSTEP1:[ノート]の枠をクリック

何も情報が入っていない状態の[ノート]をクリックすると、デフォルトで入っていた文字列が消えて、入力カーソルが表示されます。

STEP2:テキストが入力できる

パワーポイントのノートに入力する方法のSTEP2:テキストが入力できる

入力カーソルになったら、文字列が入力できるようになります。

ノートの特徴

  • 改行OK
  • スライド内検索でノートに入力した情報も対象になる
  • 1,000文字以上入る
  • ノートが入ったスライドをそのまま複製するとノートも同じように複製されている

パワーポイントでノートの枠を広げる方法

[ノート]を開くと、1行分しか表示されません。

メモとして使うには行数が足りないので、[ノート]の枠を広げる方法を見ていきましょう。

  1. [ノート]の枠にマウスカーソルを合わせる
  2. 上下に矢印が付いたカーソルを上に引っ張る
  3. [ノート]の枠が広がる

STEP1:[ノート]の枠にマウスカーソルを合わせる

パワーポイントでノートの枠を広げる方法のSTEP1:[ノート]の枠にマウスカーソルを合わせる

ノートを開くと、上部に枠を示す線が表示されるので、この線にマウスカーソルを合わせます。

STEP2:上下に矢印が付いたカーソルを上に引っ張る

パワーポイントでノートの枠を広げる方法のSTEP2:上下に矢印が付いたカーソルを上に引っ張る

マウスカーソルを線に合わせると、上下に矢印が付いたカーソルに変化するので、マウスの左ボタンを押した状態で上に引っ張ります。

STEP3:[ノート]の枠が広がる

パワーポイントでノートの枠を広げる方法のSTEP3:[ノート]の枠が広がる

※ クリックするとノートの枠を拡大縮小できる動画が見れます

[ノート]の枠が簡単に広がりました。スライドを表示させる最小サイズがあるので、そこに達するまで[ノート]の枠が広げられます。

プレゼンテーション中にノートを表示させる

パワーポイントの[ノート]は、スライドショーへ切り替えた時に活躍するので、プレゼンテーション中で[ノート]を表示させる方法を確かめていきます。

ノート見ながらプレゼンすれば、自信をもって発表できますね。

  1. タブの[スライドショー]をクリック
  2. コマンドの[最初から]をクリック
  3. 発表者ツールの右側に[ノート]が表示される

STEP1:タブの[スライドショー]をクリック

プレゼンテーション中にノートを表示させるのSTEP1:タブの[スライドショー]をクリック

パワーポイントを立ち上げて、画面上部に配置された[スライドショー]タブをクリック。

STEP2:コマンドの[最初から]をクリック

プレゼンテーション中にノートを表示させるのSTEP2:コマンドの[最初から]をクリック

[スライドショー]のタブを開くと、左側に[最初から]ボタンが表示され、クリックすることでスライドショーが開始できます。

すぐにスライドショーへ切り替えたい場合

すぐにスライドショーへ切り替えたい場合

[スライドショー]タブを開き[最初から]ボタンを押さずとも、画面下部のステータスバーの中に、スライドショーへ切り替えられるボタンが配置されているので、こちらを使っても大丈夫です。

STEP3:発表者ツールの右側に[ノート]が表示される

すぐにスライドショーへ切り替えたい場合のSTEP3:発表者ツールの右側に[ノート]が表示される

スライドショー画面になったら、発表者ツールが別モニターで表示されます。[ノート]は、発表者ツールの右側に配置されており、位置はずらせないので、この状態で[ノート]に書かれた情報を確認していきます。

注意事項
スライドショーへ切り替えたタイミングで発表者ツールを表示させるには、[発表者ツールを使用する]にチェックが入っており、尚且つ複数のモニターで画面表示させている場合にかぎります。スライドショーを表示させるモニターが1つだけの場合、発表者ツールは最初から表示されないため気を付けましょう。

発表者ツールが表示されていない場合

スライドショーへ切り替えた際に、発表者ツールが表示されていない場合は、別途操作して発表者ツールへ切り替えます。

  1. スライドショーの画面でマウスの右クリック
  2. [発表者ツールを表示(R)]をクリック
  3. 発表者ツールへ切り替わる
STEP1:スライドショーの画面でマウスの右クリック
発表者ツールが表示されていない場合のSTEP1:スライドショーの画面でマウスの右クリック

スライドショーがモニターの全画面表示されている状態で、画面のどこでも大丈夫ですが、マウスの右ボタンを押します。

STEP2:[発表者ツールを表示(R)]をクリック
発表者ツールが表示されていない場合のSTEP2:[発表者ツールを表示(R)]をクリック

各種調整できるウインドウが立ち上がるので、その中から[発表者ツールを表示(R)]ボタンを選んでクリックします。

STEP3:発表者ツールへ切り替わる
発表者ツールが表示されていない場合のSTEP3:発表者ツールへ切り替わる

スライドショーの画面から、発表者ツールへ切り替わったため、お目当ての[ノート]も一緒に表示されました。

発表者ツール内のノートを広げる方法

パワーポイントの発表者ツールで表示された[ノート]は、画面の1/6ほどのサイズで表示されます。

しかし[ノート]内の情報が多かったり、文字サイズを大きくしたい場合は、このサイズでは見づらいので、[ノート]の枠を広げる方法を見ていきましょう。

  1. ノートの枠にマウスカーソルを合わせる
  2. 上下に矢印が付いたカーソルを上に引っ張る
  3. 発表者ツール内で[ノート]の枠が広げられた
STEP1:ノートの枠にマウスカーソルを合わせる
発表者ツール内のノートを広げる方法のSTEP1:ノートの枠にマウスカーソルを合わせる

発表者ツールの[ノート]を囲んでいる上または左の枠に、マウスのカーソルを合わせます。

STEP2:上下に矢印が付いたカーソルを上に引っ張る
発表者ツール内のノートを広げる方法のSTEP2:上下に矢印が付いたカーソルを上に引っ張る

マウスカーソルが上下に矢印が付いた形に変わったら、上に引っ張ります。左の枠にカーソルを合わせた場合は、左右に矢印が付いた形に変化。

STEP3:発表者ツール内で[ノート]の枠が広げられた
発表者ツール内のノートを広げる方法のSTEP3:発表者ツール内で[ノート]の枠が広げられた

表示中のスライド等は小さくなりますが、[ノート]の枠を広げたことで、情報が見やすくなりました。これでプレゼンテーションの失敗も少なくなります。

発表者ツール内のノート情報を変える方法

各スライドのノートに情報を入れたのであれば、発表者ツールでページをスライドさせると、自動的に今見ているスライドに対するノートが表示されます。

1枚目のスライドに対するノートが表示

発表者ツール内のノート情報を変える方法:1枚目のスライドに対するノートが表示

2枚目のスライドに対するノートが表示

発表者ツール内のノート情報を変える方法:2枚目のスライドに対するノートが表示

特になにか特別な設定をせずとも、各ノートに入れた情報は、スライドと一緒に切り替わってくれるので安心してください。

パワーポイントで印刷時にノートの情報を含める方法

パワーポイントで作った資料を、印刷した状態で説明するケースもあると思います。

その場合、ノートに入れた情報も一緒に印刷したいので、方法を確認していきましょう。

  1. [ファイル]ボタンをクリック
  2. [印刷]ボタンをクリック
  3. [フルページサイズのスライド]の▼をクリック
  4. 印刷レイアウトの[ノート]をクリック
  5. [印刷]ボタンをクリック
  6. ノートを含んだ状態で印刷される

STEP1:[ファイル]ボタンをクリック

パワーポイントで印刷時にノートの情報を含める方法のSTEP1:[ファイル]ボタンをクリック

印刷機能を使うために、画面上部の[ファイル]ボタンをクリックします。

STEP2:[印刷]ボタンをクリック

パワーポイントで印刷時にノートの情報を含める方法のSTEP2:[印刷]ボタンをクリック

左ナビゲーション内に配置された[印刷]ボタンをクリック。

STEP3:[フルページサイズのスライド]の▼をクリック

パワーポイントで印刷時にノートの情報を含める方法のSTEP3:[フルページサイズのスライド]の▼をクリック

印刷対象を、スライドのみからノートを含めた状態へ変えたいので、[フルページサイズのスライド]ボタンの▼をクリック。

STEP4:印刷レイアウトの[ノート]をクリック

パワーポイントで印刷時にノートの情報を含める方法のSTEP4:印刷レイアウトの[ノート]をクリック

印刷レイアウトの中央に配置された[ノート]をクリック。

印刷レイアウトの種類
フルページサイズのスライド:スライドを印刷する
ノート          :ノート含めたスライドを印刷する
アウトライン       :設定したアウトラインを印刷する

STEP5:[印刷]ボタンをクリック

パワーポイントで印刷時にノートの情報を含める方法のSTEP5:[印刷]ボタンをクリック

[ノート]が入った状態のプレビューへ切り替わったら、中央の[印刷]アイコンをクリック。

STEP6:ノートを含んだ状態で印刷される

パワーポイントで印刷時にノートの情報を含める方法のSTEP6:ノートを含んだ状態で印刷される

ノートを含んだ状態で、スライドが印刷されました。

印刷時の[ノート]の向きを変える方法

何も設定をしていない状態だと、縦のレイアウトで印刷されます。

もし、横のレイアウトで印刷したい場合は[ノート]のマスターを変更しなければいけません。

  1. 上部の[表示]タブをクリック
  2. [ノートマスター]をクリック
  3. [ノートのページの向き]をクリック
  4. [横]をクリック
  5. [マスター表示を閉じる]をクリック
  6. [ノート]ありの状態で印刷する

これで横向きに印刷できます。

ノートマスターを使うと、スライドイメージやノートの表示サイズが調整できるので、微調整をしてから印刷するのがお勧めです。

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著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
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2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は資料サービス「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツの制作から運用、100社以上のお客様支援を実施。そこで得たノウハウをコラムとして投稿中。
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