GA4で直帰率を確認する方法

  • | 公開 2024年09月03日
Googleアナリティクス
GA4で直帰率を確認する方法

いつも見て頂きありがとうございます!「エンプレス」の編集部:sugiyamaです。webサイトに訪れたユーザーが、すぐページを離れている割合はどのくらいなのか。サイト運用においては必須で知っておきたい情報です。

たとえばユーザーがwebサイトに訪れた際、ページを見た途端にブラウザを閉じたり、または別のサイトへ移動したりする場合は、webサイトに何かしらの問題があり、ユーザーの期待に応えられていないかもしれません。

このようなすぐにページを離れる行動をマーケティング用語で「直帰」と言います。

ユーザーが最初のページを見た後にすぐ離脱する割合を「直帰率」と呼び、GA4(Googleアナリティクス4)を使えば、webサイト全体だけでなくページ単体も調べられます。

GA4を使った直帰率の見方をまとめていますので、参考になれれば幸いです。

GA4の直帰率とは

GA4(Googleアナリティクス4)における直帰率とは、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合を指します。

エンゲージメントとは、ユーザーがwebサイトやアプリに対して、単なる訪問だけではなく、長時間の滞在・複数ページの閲覧・フォーム送信など、積極的に起こした意味のあるアクションを評価する指標のこと。エンゲージメントが高いと、webサイトやアプリに対して興味を持ち、価値を感じている状態だと言えます。

具体的な指標例
・10秒以上の滞在
・コンバージョンイベントが1回以上発生
・ページビューまたはスクリーンビューが2回以上発生
…etc

参考:[GA4] エンゲージメント概要レポート

つまり直帰率とは、Googleが定めたGA4のエンゲージメントの定義から外れるセッションのこと。

計算式
直帰率=GA4のエンゲージメント定義に反するセッション数÷全セッション×100

直帰率が高ければ、コンテンツの魅力不足(タイトル・内容・画像など)、デザインや構造の欠陥(読み込みが遅いなど)、ユーザーニーズに応えられていないと判断でき、改善の糸口として直帰率が活用できるため、常に可視化と把握が大切です。

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順

GA4のレポート画面へ直帰率を表示させるには、設定が必要なので手順を確認していきましょう。

  1. GA4の画面を開く
  2. [レポート]をクリック
  3. [エンゲージメント]をクリック
  4. [ページとスクリーン]をクリック
  5. [レポートをカスタマイズ]をクリック
  6. レポートデータの[指標]をクリック
  7. [指標を追加]をクリック
  8. セッションの[直帰率]をクリック
  9. [適用]をクリック
  10. レポートの中に[直帰率]が加わる

STEP1:GA4の画面を開く

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:GA4の画面を開く

レポート画面に直帰率を追加するため、まずはGA4を開きます。

STEP2:[レポート]をクリック

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:[レポート]をクリック

左側ナビゲーション内の[レポート]をクリックします。

STEP3:[エンゲージメント]をクリック

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:[エンゲージメント]をクリック

ライフサイクル枠の[エンゲージメント]をクリックして、アコーディオンを開きます。

STEP4:[ページとスクリーン]をクリック

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:[ページとスクリーン]をクリック

アコーディオンの中に格納されていた[ページとスクリーン]をクリックします。

STEP5:[レポートをカスタマイズ]をクリック

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:[レポートをカスタマイズ]をクリック

画面右上の[レポートをカスタマイズ(鉛筆マーク)]をクリックします。

STEP6:レポートデータの[指標]をクリック

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:レポートデータの[指標]をクリック

レポートのカスタマイズ画面に遷移したら、レポートデータの[指標]をクリックします。

STEP7:[指標を追加]をクリック

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:[指標を追加]をクリック

指標の一覧・追加画面へ切り替わるので[指標を追加]をクリックします。

※ 追加できる指標は最大12個まで
※ この段階で不要な指標があれば[×]で消せます

STEP8:セッションの[直帰率]をクリック

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:セッションの[直帰率]をクリック

指標のセッションから[直帰率]を選んでクリックします。

STEP9:[適用]をクリック

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:[適用]をクリック

追加した[直帰率]の指標を確定させるため、青い[適用]ボタンをクリックします。

STEP10:レポートの中に[直帰率]が加わる

GA4のレポート画面で直帰率を確認する手順:レポートの中に[直帰率]が加わる

レポート画面の「ページとスクリーン」へ新たに[直帰率]が加わりました。

GA4のデータ探索で直帰率を確認する手順

GA4のレポート画面には、その他のデータも可視化されているため、見づらい場合もあります。

そのため、直帰率のデータだけを見るためにデータ探索機能を使い、情報を絞り込んで表示してみましょう。

  1. GA4の画面を開く
  2. [探索]をクリック
  3. [空白]をクリック
  4. 変数のディメンションに[ページタイトル]、指標に[直帰率]を入れる
  5. 設定の行に[ページタイトル]、値に[直帰率]を入れる
  6. [直帰率]が高いページから一覧になる

STEP1:GA4の画面を開く

GA4のデータ探索で直帰率を確認する手順:GA4の画面を開く

探索画面で直帰率を表示させるため、GA4を開きます。

STEP2:[探索]をクリック

GA4のデータ探索で直帰率を確認する手順:[探索]をクリック

左側ナビゲーション内の[探索]をクリックします。

STEP3:[空白]をクリック

GA4のデータ探索で直帰率を確認する手順:[空白]をクリック

データ探索画面へ遷移したら[空白]をクリックして、新しいデータ探索を作ります。

STEP4:変数のディメンションに[ページタイトル]、指標に[直帰率]を入れる

GA4のデータ探索で直帰率を確認する手順:変数のディメンションに[ページタイトル]、指標に[直帰率]を入れる

変数の「ディメンション」と「指標」に、それぞれ必要な項目を割り当てます。

ディメンション:ページ タイトル
指標     :直帰率

STEP5:設定の行に[ページタイトル]、値に[直帰率]を入れる

GA4のデータ探索で直帰率を確認する手順:設定の行に[ページタイトル]、値に[直帰率]を入れる

変数に入れたディメンション・指標を、設定の行と値へそれぞれ割り当てます。

行:ページ タイトル
値:直帰率
※ドラッグ&ドロップかダブルクリックで変数から設定に反映されます。

STEP6:[直帰率]が高いページから一覧になる

GA4のデータ探索で直帰率を確認する手順:[直帰率]が高いページから一覧になる

ページの右側に表示されていたデータ枠には、ページタイトルに対して、もっとも直帰率が高い順で一覧化されていきます。

GA4でバナー画像の表示回数を計測する方法(手順スクショ付き)
GA4で表示回数を計測する方法
GA4でバナー画像のクリック回数を計測する方法(手順スクショ付き)
GA4でクリック回数を計測する方法
  

成果に直結する資料が作れていない方へ

プレゼン用の資料や、マーケティング用のホワイトペーパーなど、リソース不足で十分に作れない場合は、私たち資料サービス「エンプレス」へぜひお任せください。

資料ダウンロード用ホワイトペーパー作成

どんな小さなことでも大丈夫!お気軽にご相談ください。

著者:エンプレス編集部 sugiyama(運営会社ファングリー
住所:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル5F
2012年よりwebデザイナーとしてデジタルマーケティングの支援を開始。その後はマッチングプラットフォームの立ち上げ、売上ゼロからグロースに携わり黒字化後に事業譲渡。現在は「エンプレス」にてプロジェクトマネージャーを務め、コンテンツ制作から運用、100社以上のお客様支援を通して得たノウハウもコラムで投稿中。
Twitter

貴社の製品・サービスをエンプレスへ掲載しませんか?

※ 掲載の手間はかからないのでご安心ください